「かなりの知識を要する作品か…」異端者の家 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
かなりの知識を要する作品か…
今年111本目(合計1,653本目/今月(2025年4月度)14本目)。
通院したり大病になると映画の本数は減りますね…。
さて、久しぶりに映画館に。
この映画の特徴として、キリスト教文化というところは共通していても、日本ではプロテスタントとカトリック教会とその(大まかな違い)、そして流派程度は一般的な知識ですが、詳しくは学習も知る機会もないですし、映画のストーリーの導入部分のように、布教のために各家を訪れるという文化もほとんどないので(それはキリスト教でも仏教でも同じ)、その理解がまずないとつらいかな、といったところです。
内容としては、その布教であるおうちに入ったら、何としてでも帰してもらえずに帰ろうと思うとさんざんな展開にあう2人の女性のストーリー。ホラー映画に分類されるかな(ごく一部アクションもの)。
もう一つ特徴として、この映画では何と「ボードゲーム」がテーマになっています。「モノポリー」というボードゲームはある程度有名ですが、このゲームは映画内で示されるようにその原型となったボードゲームが1904年に存在し、作内でも触れられるように女性のデザイナー(ボードゲームのデザインをする人を、俗にボードゲームデザイナー、といったりする)であったため、当時の男女同権思想とも絡んでいわゆるフェミニズム思想等も登場するなど、背景にある知識(アメリカ国内の文化知識)を深く知らないと大半詰まってしまう点にあるのでは…といったところです。
ただ、それでもホラー映画(一部アクションか)という観点ではわかりやすいし、一部マニアックなセリフはあるものの(ボードゲーム自体、日本では人生ゲームやトランプなど(超広義に取った場合)を除けば、ボードゲームカフェに行く、あるいは同好会などで公民館で遊ぶなど以外でふれることがない)、それらも深い知識を要求はするものの理解にはあまり関係がなく(あれば有利程度か)、迷ったらおススメといったところです。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしています。
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