「いろいろ考えるとけっこうつらい」ストップモーション kikisavaさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろ考えるとけっこうつらい
心理的にじわじわくる不条理系ローテンションホラーかと思っていたら、けっこう直接的に視覚に訴えてくる切り裂き系ホラーでした(刃物であれこれする映像が苦手なので、最後のほうは半分くらい視界を隠しながらみた)。
自分の子どもを操り人形と呼ぶ母親の異常さと、操り人形と呼ばれることを黙って受容してきた子どもが自我をもとめてのたうちまわるさまはみていて苦しく、それでも母親のそばを離れられない呪いのような共依存もしんどい。
煮詰まって飽和状態になったものがものすごいいきおいであふれだしたあと、そっと蓋がとじられる。
そこまでの背景をいろいろ考えるけど、なかなかうまくまとまらない。
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