キャドー湖の失踪のレビュー・感想・評価
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後半の話しは良いが、展開が遅い
前半はキャラや設定の説明の為に、のんびりとした抑揚のない話しがダラダラと続く、、、
伏線やらを丁寧に仕込みたいのは分かるけど、ここまで時間をかけられると正直飽きてきてしまう。仕込みのパートでも要所要所に盛り上がるシーンを入れてくれないとワクワク出来ない
中盤でSF要素が出て来てやっと面白くなってくる。
話しが繋がりだす展開で、物語構成の緻密さに驚かされはする。このあたりから話しが無駄に?複雑になり気をつけて観ていないと頭が混乱する。(自分の読解力が弱いのだろうか、、、)
前半の遅い展開と設定の複雑さのせいで、最終的には面白いと感じられはするものの「見ていて疲れる」映画になってしまっている。というのが私の正直な総評である。
2つのねじれ構造が見事に収斂
シャマラン制作という謳い文句につられて鑑賞。
プロローグとなるエピソードが、かなり強烈で、物語に惹きつけられてしまう。キャドー湖が産み出す独特の生態系に興味がそそられるし、ボートが主な交通手段なの? なんて思っていると、謎が謎を呼ぶ。
103分の映画なので、ドラマのように焦らされることもなく、後半は畳み掛けるように2つのねじれ構造が明かされる。叙述トリックのようなミスリードがあるので、謎がわかった時のビックリ具合は、なかなかのもの。
湖に転落した交通事故で、同乗していた母を助ける余裕はなく、自分だけが生き残った青年パリス。
子連れ最近同士で、義父にはなじめないが、血の繋がらない妹とは仲の良いエリー。エリーと母とのいざこざがあった後に妹が行方不明になってしまう。
こんな感じで物語は始まります。2のねじれ構造が見事に収斂する作品でございます。
Mナイト・シャマラン製作 スリラー映画
MAX Original (Warner) 2024公開
日本ではU-NEXT 独占配信 定額見放題 吹替版なし
少女エリーの義妹が行方不明になり探す話と、母の死の原因を探りたい青年パリスの話が後半に交錯していく。
映画の舞台は実際のアメリカにある Caddo Lake。木が多い湿地帯で水は濁り、全体に暗く陰湿な雰囲気が漂う。
前半はとにかく分かりにくい。主人公たちは複雑な人間関係に置かれているが、見ている側も鬱になりそう。
中盤に湖の途中で何かの変化が起こるが、その後の度重なる変化についていけない。
終盤にはなんか分かった気はするが、やっぱり分からない。
しっかりフローチャートを作らないと理解できない。ただ自分では作ることが出来ない。そこまでするのなら他の映画を見る。そんな映画。
暗く陰湿でもそんな雰囲気の映画もたまには良いかも。
コロンブスの卵
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