「難解だけど心地いい」キャドー湖の失踪 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
難解だけど心地いい
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今夜(2025/03/02)観ました。
なんと昨年公開されたばかりの新作で、プロデューサーに我らがシャマランの名が!これは観るしかありません🤩
ルイジアナっぽい沼地(swamp)が、どうやらキャドー湖らしいです。舞台はテキサス州らしいのでちょっぴり違和感(笑)
思春期真っ只中の小娘と、まだ幼い妹、上の娘と険悪なお母さんの家族が主人公で、鍵を握るお父さんの姿はありません。
キャドー湖の森には奇妙な場所があり、それが本作の難解さを醸し出しています。序盤から???←の連続になるかも知れません。観ていて登場人物の顔と名前が一致するまでに少し時間が掛かりましたが、もし観るならその間、頑張ってこらえてください。必ずその後報われます(笑)
ネトフリの『ストレンジャーシングス』や、以前紹介したシャマランの(酷評しましたが)『ヴィレッジ』などに通ずる展開に息を飲みます。ストーリーに理解が追いつくと、感動と切なさと悲しさとやるせなさと、色々な感情が押し寄せてきます。ラストシーンはとても悲しいですが、何か救われる気持ちになります🥹
お母さん役はHBOで2000年頃に放送していた『シックスフィートアンダー』という名作ドラマで、クレア・フィッシャーを演じたローレン・アンブローズ。当時小娘を演じていたのに、今回は小娘に手を焼くお母さんを演じていて、とても感慨深かったです。『イエロージャケッツ』にも出演してましたが、素敵に年を重ねられていて、ますます惚れ込みました😍
本作、難しいですが、名作と言ってもいいかも知れません。謎解きが好きなら必見のミステリー映画です✨
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