MR. JIMMY ミスター・ジミー レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男

劇場公開日:2025年1月10日

MR. JIMMY ミスター・ジミー レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男

解説・あらすじ

イギリスのロックバンド「レッド・ツェッペリン」のギタリスト、ジミー・ペイジになりきることをライフワークとする日本人・ジミー桜井を追ったドキュメンタリー。

新潟県十日町で育った桜井昭夫は高校時代にレッド・ツェッペリンのレコードに出会い、ジミー・ペイジのギタープレイの虜となる。やがて上京した彼は、昼は着物のセールスマンとして働き、夜はペイジのギターテクニックと人格を身につけた「ジミー桜井」として活動。35年間にわたり、東京の小さなクラブでレッド・ツェッペリンのビンテージコンサートを完璧に再現してきた。

ある夜、来日中のペイジ本人が桜井の演奏会場をお忍びで訪れたことで、彼の人生は大きく動きはじめる。本物のペイジの喝采に触発された桜井はサラリーマンの仕事を辞め、家族を置いてロサンゼルスに移住し、レッド・ツェッペリンのコピーバンド「Led Zepagain」に加入する。しかしそんな彼を、言葉の壁や過酷を極めるツアー、メンバーとの軋轢など、さまざまな困難が待ち受けていた。

2023年製作/114分/G/アメリカ・日本合作
原題または英題:Mr. Jimmy
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2025年1月10日

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映画レビュー

4.0 求道者ゆえの痛みと哀しみ、そして果てのない旅路

2025年2月28日
PCから投稿

ジミー桜井さんという人が、とにかく自分の道を突き進む。それも自分オリジナルの道ではなく、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジそのひとのように演奏したいという一念で、修行僧のように自らをジミー・ペイジに近づけていくという、ジャンルが違えば人間国宝にでもなりそうなドキュメンタリーである。

この人すげえな、ムチャクチャだな、笑っちゃうけど憧れるな、でも決してなりたいわけじゃないな、ジミー・ペイジにもジミー桜井さんにも……なんて勝手なことを思いながら楽しく観ていたのだが、ふと、ジミーさんが追求している道は、賽の河原の石積みのようなものではないかという気がしてくる。

だって、還暦を越えてまだまだ学ぶことばかりですと言っているジミーさんが究極的に求めてるのは、自分の同じくらいの情熱と技量と知識を持った、もうひとりのロバート・プラントでありジョン・ボーナムでありジョン・ポール・ジョーンズと一緒にレッド・ツェッペリン以上にレッド・ツェッペリンなバンドを組むことで、いくらなんでもそんなフォーカードは揃わないよ、と思ってしまう。

しかし果てのない旅路だからこそ、ジミーさんの孤高の生き様が輝くとも言える。実際にお会いしたジミーさんはとても陽気でポジティブで楽しそうな人だったけれど、この映画には求道者の痛みや哀しみが捉えられていて、いい映画が生まれたものだとジミーさんだけでなく監督のことも讃えたい。

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村山章

2.5 マインドギャップと

2025年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

驚く

いう容れ物。外国人が撮った日本人主役の映画、完全再現を目指すOTAKU改め職人とソレを受け入れられない人々。あんなに衝突するとは意外だった、ただ桜井氏に笑顔が絶えないのが救い。
レッドツェッパゲインって日本人からすればツルッパゲに聴こえるよな。

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トミー

3.0 ジミーペイジ、ZEPファンは見るべきでしょうね

2025年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

突き抜けた人には尊敬しかありません。
継続は力なり。
コピーを拘りぬいた先に見えてくるのはオリジナリティ・・・
なのかもしれません。

だって、「唯一無二」の存在なんですもの。

ツェッペリンをリアルタイムで楽しめなかった世代や楽しんだ世代には
必須なミュージシャンではないでしょうか?だって、「そのころ」を
味わえるんですから。

ものまねミュージシャンと侮るなかれ。
彼は「そのもの」の近づいた稀有な人物です。
素晴らしいです。

ただ、映像作品としてはちょいと凡庸だったかなぁと。
彼の存在報告、活動報告という内容だったので。

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バリカタ

4.0 ジミーペイジ命の求道者

2025年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

驚く

配信(アマゾンレンタル)視聴。
凄いドキュメントを観た。レッドツェッペリンのジミー・ペイジに憧れただひたすらすべてにこだわりライブハウスで演奏する櫻井氏に脱帽。本当の推しは彼のようにこだわり、熱い思いを伝える事を教えてくれた。もちろん、厳しい現実もある。作品としては見事だった。

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ナベさん

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