「何を続けるつもりなのか」デーヴァラ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
何を続けるつもりなのか
最近のインド映画は、実は続編もあります!というラストが多い。インド映画に限らずいろんな映画で普通に使われている手法なんだけど、業界全体でもうこれやめてくれないかな。と思っていたら、原題にはパート1の文字が。本作に限っては日本だけの問題か。
さて、本作の内容だが、いろいろと戸惑うことが多い。インドのこの手のアクション映画って荒唐無稽なものが多いのは知っている。でもトビウオのように海から飛び出していく姿には、ちょっとゲンナリする。それでいて水中での戦いは若干動きがもっさりしている。アクアマンのような特殊能力があるわけではないから仕方ないのか。
話は武器の密輸に関わる島のゴタゴタって感じなんだけど、結構壮大な雰囲気をゴリゴリに押し出している割にスケールが小さい。後半の展開はそれなりに驚くものだったが、そうだよな、まだ昔話だったと気付かされた驚きも負けていない。さらにここから続編って!何を続けるつもりなのか。たしかにクリケットのワールドカップのために検挙しようとする話は残っているけど、それはもうどうでもよくなってるんだよな。
歌と踊りのパートの方が楽しめるという珍しい感想になってしまった。でも、続編も観てやろうという気持ちにはなっている。それなりに先だからそれまでにかなり忘れてしまいそうなことが心配ではある。
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