「とにかく無事に帰ってきて欲しい。」ノー・アザー・ランド 故郷は他にない Mさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく無事に帰ってきて欲しい。
「アンネの日記」を読んだり、アウシュヴィッツの映画を見たりしていたのでどうしても、イスラエル側の立場から考えることが多かった。今度のガザへの侵攻も、最初に見た動画は、フェスティバルでハマスに襲われる映像だった。そのため、「確かにやりすぎだな」と思うまで、しばらくは、なぜパレスチナ側の肩を持つ発言があるのか理由がわからなかった。
今回疑問に(と同時に凄い!と)思ったことは、ユダヤ人の監督がパレスチナ側からの映画を作ったこと。ずいぶん勇気が必要だったことだろう。
アカデミー賞での二人のスピーチも感動的なものだった。というか、そもそもアカデミー賞を受賞できたことにも驚いた。この作品に栄誉を与えたアカデミー賞の関係者にも拍手を送りたい。
この映画で一番印象的だったことは、ある場面の雲が、日本の夏によく見るような雲だったこと。当たり前だが、同じ地球上での出来事であることを改めて認識しショックを受けた。
追記
監督が襲撃を受けたとのこと。今はただ無事であることを祈ります。
追記2
1日拘束の後、無事に帰って来られたそうです。ひとまず安心しました。
追記3
アカデミー賞受賞後、入植者からの攻撃はさらにひどくなったという記事を読みました。映画の無力を感じてしまいました。彼らはどんな気持ちで攻撃しているのだろう。
「移民の歌」の異様な感じ、めちゃくちゃわかりますw。てか、私も今は移民中なんで、後でちゃんと歌詞を確認したいですね。曲を聴いても、歌詞も情緒も入ってきませんw
ハニードリッパーズを聴いた時、もうロバートはあの声がでないんだろうなと思いました。B'zの稲葉さんはすごいです!!!
私は先にアカデミー賞を見たので、そこはレントさんとだいぶ違うかもしれません。
昨年の「マリウポリの20日間」の時も、映画に出た人たちは今も無事なのかなあ、と思いました。
逆の順番だったら、確かにほっとしたことだと思います。
Mさんも何気にロックファンだったんですね!ツェッペリンファンには物足りなく思えるような、入門編みたいな感じなんですが、次々に大物が他界する中、いい歳の取り方をしているメンバーの様子が知れる、貴重な内容になってます。ハニードリッパーズも良かったんですが、やっぱり移民の歌ですよねーwww
カナダで、この作品が見られなかったので、こちらから失礼します。
Mさんも渋谷さんご存知なの、めちゃめちゃ嬉しいです。
桑田佳祐さんのラジオ番組をずっと聴いていて、ロッキンジャパンの件に触れた時に、ご病気なのを知りました。ツェッペリンより渋谷さんのラジオを聴いてたファンとして、桑田さんのように全快することを切に祈っております。
おはようございます。
仰る通りです。私も勉強不足で知らない事ばかり。パレスチナ側からの情報は積極的に知ろうとしないと得られない事ばかりでした。
自分の無力さに落ち込む日々ですが、正しく知る事(そして伝えていくこと)の大切さを痛感しました。私にはそれ位しかできないから。
ドキュメンタリー賞受賞!とても驚きましたよね!嬉しかったです。アカデミー賞も捨てたもんじゃない!