「胸に突きつけられたよう」ノー・アザー・ランド 故郷は他にない 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
胸に突きつけられたよう
パレスチナの青年とイスラエルの青年との友情を通して捉えた、ありのままのドキュメンタリー作品。
パレスチナ問題はあまりにも根が深すぎて、もはやどちらが悪いのかなんて軽々しくは言えないです。
ですが、560万人ものパレスチナ難民を生み出しているイスラエルは、どうしたっておかしい。
家屋を壊す、学校を壊す、井戸を潰す。
そこからは軍ではなく、入植者を使って更なる追い込みをかける。
そうしてどこにも行き場のない難民として追い出す。
その一端をそのまま映し出されています。
「最も解決が難しい紛争」とも「どちらかの国家が崩壊した時に解決する 」とも言われているこの問題。
子供たちの未来のためにも、この争いがおさまる事を祈ります。
胸に突きつけられたような作品でした。
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