劇場公開日 2025年3月14日

Flowのレビュー・感想・評価

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4.0アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞。おめでとう!

2025年3月5日
Androidアプリから投稿

試写会にて。
監督のデビュー作にして前作の『AWAY』で監督の才能を感じました。期待して本作を観に行きましたが期待を裏切らない素晴らしい出来でした。

前作もそうでしたがセリフはありません。登場する動物も擬人化されたものではなく鳴き声だけです。でもそこがいい。とてもリアルでこの動物が水害にあって他の動物と知り合ったら本当にこんな感じだろうなと思わせてくれる。映像も素晴らしかったです。特に水の表現。凄く細やかで美しかったです。ハリウッド大作ならスタッフ1000人ぐらいでやるところ、お金が無かったので若手20人で制作したとか。でもそれが良かったと監督のインタビューで言われてました。自由に色々な事が出来たそうです。この監督これからも楽しみです。

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snowwhite

4.0猫の気持ちで冒険旅行

2025年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

猫の気持ちで自分も旅に出てしまった。
猫の純粋な目で見た世界が生き生きとこちらにも流れ込んでくる。未知なるものへの恐怖、失敗からの学び、共存とは何か、他者を思いやる気持ちと受け取った親切への感謝、出会いと別れ。
ユーモラスなメンバー達と共に少しずつ成長していく猫に試練を与え続ける美しい大自然も眼福!

推しキャラも人によって違うだろな。
寝方の癖が強いあの子もいい。
でもニフラー(ファンタビのね)みたいなアイツも良い。
どこまでも陽気で愛嬌があるアレも良い。
でもやっぱ脚長さんよ!!
めっちゃかっこよかった!!
いや、みんな推せるわー。
個人的には、ニフラーみたいなアイツの好きな物への執着は私も皿オタなのですごーくよくわかる。笑

セリフはないけど、なんなら人間語じゃない言葉なら動物達は交わしてた気もするけど、例え言葉が分からなくても、気持ちや考えてることは伝わるという、異国を旅した時に誰もが体験するであろうあの気持ちを思い出す。
仲間になりたい気持ちも、そんなヒドイ!!の気持ちも、ありがとうの気持ちも、なんか全部全部リアルに伝わった。

色々沁み入る良い映画だった。

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icco

4.0ノアの方舟

2025年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

2025年2月22日
映画 #Flow (2024年)鑑賞

出てくるのは動物のみのためセリフは全くありませんが、その分鳴き声、表情、仕草などでしっかりと伝わってきます

また、セリフがない分、美しい映像や自然の環境音などに集中できました

映画館で味わいたい

@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました

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とし

3.0映像を楽しむ。猫を楽しむ。珍しい旅の仲間。

2025年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

萌える

試写会で観る機会を得られました。
会場も立派な試写室で環境は申し分なくありがたかったです。

人類が滅びた後と思しき世界で動物だけが生活している。
視点人物は黒猫。
ある日突然押し寄せた洪水で世界がどんどん水没していく中、どんどん移動を続けていく。
移動中に仲間ができ、種族を超えた交流が…

という感じのお話で、ストーリーをどうこういうタイプの作品では無し。
美麗なCGによる自然描写と、主役の猫を中心とした愛らしい動物達の姿を楽しみましょう。
猫仕草をちゃんと表現しているのは猫好きにはポイントが高いでしょう。

なのですが、猫が歩くときにゲームでありがちがテンプレ足跡がずっとしていて「猫がそんなに足音立てて歩くかい!」と鑑賞中ずっと気になっていました。それもあり映画というよりはアンプレイアブルなゲーム映像を観ている気分でした。IMAXであったり高画質大画面な環境で楽しむのが良いと思います。

ちなみにCGの質感はリアリスティック一本槍ではなくて、ある程度階調を落としたトゥーンぽさのある処理がされていました。

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Ricka

4.5まさかカピバラに強く心を揺さぶられる日が来るとは思いもしませんでした

2025年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

ご縁があって試写会に招待いただきました。
人類がいなくなった後の世界を主人公の黒猫が冒険をする物語。旅の過程で様々な動物たちと出会って、別れて……。

動物たちしかいない世界のお話ですので、当然セリフはありません。『ロボット・ドリームズ』を思い起こす設定ですが、擬人化された動物ではなく、より生身の動物に近い設定で、多少のデフォルメこそありますが、動物たちは動物たちとして生きています。

各動物たちはCGのモデリングやテクスチャーはやや粗いものがあります。背景の描きこみや水や光の表現に比べると質感の差がはっきりとあり、一昔前のゲーム機のような印象も感じるものですが、それぞれのキャラクターの動きや感情表現などが高いクオリティで表現されているため、全く気になるものではありません。

好奇心旺盛な猫、馬鹿なのか利口なのかわからない犬、少し抜けてるキツネザル、自らの判断に絶対で孤高な鳥、そして何よりおっとりしてるようで慈悲深く存在感のあるカピバラ!!

彼らが人間のいない終わりゆく世界を旅する過程で、それぞれの役割をこなしていき、小さな共同体を作っていく過程で一人一人?が愛おしくなって感じられるのです。

前作『Away』は監督お一人で、本作もアニメ映画としては極めて低予算で作られていると聞いています。かつてアマチュアCGコンテストで新海誠さんの作品を見た時に感じた可能性-コンピュータの発展で作り手の情熱と才能があれば、素晴らしい映像作品を個人でも作れるということーの延長線上にこの作品があるのだと思い、とても感動しています。

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よして

3.5ニャー

2024年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

東京国際映画祭で鑑賞。
ネコが主人公の動物アニメ。
ヒトが出て来ないので、ヒトの言葉のセリフはない。
ネコがニャーニャー、犬がワンワン言ってます。

人類がいなくなって、水没した世界でしょうか。
水と光の映像がとてもきれいな作品。

誰もいなくなった家で一匹で暮らす黒ネコ。
飼い主が使っていたベッドで寝起きする。
周りの水位が急に上昇して、暮らしていた家が水没してしまうところからネコの冒険が始まります。
旅の途中で仲間ができ、様々なことが起こり、次第に絆が深まっていく。

結構いい作品でした。
特にネコ好きの人は観て損はないと思います。

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koji

5.0これぞアニメーション

2024年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

萌える

洪水に呑まれた世界を、流れて来たボートに乗りその場を離れた一匹の黒猫。やがてそのボートに、犬、カピバラといったほかの動物たちが乗り合わせ…
旧約聖書の「ノアの方舟」を彷彿させるシンプルなストーリー展開もさることながら、動物たちが一切喋らないのが特徴(まあ当たり前っちゃ当たり前なんだけど)。一匹一匹の動きがとにかくリアルで、全く違和感を感じさせない。
「いい事言ってやったぜ」的セリフが多い日本アニメに辟易していた中で、『ロボット・ドリームズ』同様、言葉に頼らずに観る者の感情を揺さぶる、これぞアニメーション。

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regency