I Like Movies アイ・ライク・ムービーズのレビュー・感想・評価
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井の中の蛙
妙に惹かれるカナダの街並み。
愛おしくて抱きしめたくなる映画
自分は特別と思う気持ちは大切。しかし他者との比較した上で特別と自覚しているだけでは成長には限度がある。
期待度◎鑑賞後の満足度◎ “I like movies. So, what do you like?”と訊ける様に成るまでの山あり谷ありを描いた後味爽やかな青春映画。
①私も『マグノリアの花たち』大好きです。知らなかったなんて、ローレンス君、映画オタクとしてはキビシいゾ。
②題名から『ニュー・シテマ・パラダイス』や近々公開される『映画を愛する君へ』の様な映画賛歌だと思って観に行ったら、オタクと言えるほど映画が好きなのはよいけれども、「我が我が」+「マウント取り」+「自分ほど偉いものはない」のとんでも高校生のお話。
車で送ってもらったのに「ありがとう」も言えないし、人・会社・学校に迷惑をかけたり人の信頼を裏切った(オマケにクビにさせた)のに『ごめんなさい』は言わずに言い訳ばかり(高校生だから世間知らずなのは置いといても)。そら、友達も失くすわな、と自業自得なトホホな主人公だけれども、自分の中にも確かにローレンスがいることは否めない。
笑わせる映画だけれども、そこのところはなかなか笑えない、でも誰もが通る道だよな、と共感も誘う、自分勝手・自己チューな映画オタクの話だと切り捨てられない、特に自他共に認める(というか“自”だけかもしれないけれど)映画ファンとしては自分の中にローレンス君を見いだしてしまう、憎らしい映画でもある。。
③最近の#Me, too運動で
生きにくいでしょうね。
主人公ローレンス役のアイザイア・レティネンはラッパーらしいが、見事なハマり役。
だってこの映画を観て主人公に共感した人って少ないと思うし、それは製作側の意図通りな訳で、まんまと思う壺にハマったって事なので。
また批判を恐れずに言うと、うっすらと知的障害を思わせる風貌で、監督ははっきりと口にはしていないが、確信犯的にそう印象付ける事も意図して器用したのではないかと思っている。
ローレンスは全ての基準が自分が大好きな映画1点のみで、それ以外の興味が全くないため世間や対人関係に疎すぎて親友(仮)のマットはじめ周囲を傷つけ孤立してしまう。
精神的にも大きな問題を抱えつつ子供のまま成長してしまったようなローレンスだが、レンタルビデオ店でアルバイトをした事で店長アラナに会い、はじめて他人の事を少しだが考えるようになる。
また同時に唯一常に隣にいてくれたマットからも距離を置かれ、ニューヨーク大学への夢も絶たれたことで現実を受け入れざるを得なくなり、人とうまく付き合って行こうとぎこちないながらも努力しようとする。
もしこのストーリーに続きがあるとしたら、ローレンスは人間をしっかりと見て、表現することができる新進気鋭のカナダの映画監督になっているのかなあなんて事を想像させる。
アラナ役のロミーナ・ドゥーゴは身振り手振りを交えながらテンション高めなコミュニケーションを取るが、その裏に秘めた過去のトラウマと闘いながら今を生きる女性を上手に演じており、強烈なインパクトを残した。
アラナもまたローレンスと真正面からぶつかった事で前を向いて進んで行こうとするところも良いと思った。
チラシには青春コメディとあったような気がするが、だとしたら笑えないコメディだが、カナダの田舎のオタクの成長物語という意味では(少し身近にも感じたしw)興味深く見る事ができた。
あちらの奨学金は片親で所得が低い家庭向けで返済不要のものも多いので、明らかに成績が悪かろうと思われるローレンスであっても受けられることもあるので、そこについては羨ましいと思った。
75点ぐらい。アイ・ライク・ローレンス
2回観ました。
初日に観たんだけど、終盤けっこう寝てしまいエンドロール直前に目を覚ます大失態をしてしまったため(笑)
でも、2回観れて良かった♪
A24っぽい映画で、少しアホっぽいけど、いい映画だと思う。
観る前は気分が落ちてたんだけど、観たあと元気になれた♪
愛すべきオタク青年ローレンス、憎めない彼のダメっぷりに救われます。
ありがとう!ローレンス♪
監督の自伝的内容らしいんだけど、この監督いいな。
次回作も楽しみです♪
ローレンスを演じたアイザイア・レティネンは、ラッパーでもあるらしい(笑)
彼も追っかけます(笑)
笑いながら観れる映画です。
イヤな事があった方、落ち込んでいる方、人生に疲れた方、元気になれるかも?
そうじゃない方にも、オススメです♪
僕は、まだ観たいし、元気ない時など、元気ある時も、何回も観たい映画かも…
今年良かった人も悪かった人も来年新たなる自分を切り開いて
映画を観る=息をする
観るタイミングを選ぶ作品
イタさ全開のオタクボーイ
この坊やが自分の子供だったら、親権を放棄したくなる。見た目はちょっとだけ愛くるしいんだけど、自分には無理。
17才でスタンリー・キューブリックが最高の監督だって、言ってる時点で笑ってしまう。
ローレンスの行動にはイライラさせられるんだけど、なぜか見ていて苦にならない。物語として面白く見せるという意味では、この監督は才能があるんだろうね。
自伝的作品で、性別を変更して作品を作ったということだけど、女子でこのイタサだったら、相当ヤバい。このイタサを共有できる親友がもう1人いたなんて、奇跡的。
オタク女子だと気を衒いすぎて、すべりっぱなしになる可能性が高い。オタク男子にして正解かも。
レンタルビデオ店で、何を借りようか悩んだ時代が懐かしい。ちょっとだけノスタルジーに浸りながら、オタクボーイのそれなりの成長を見届ける。そんな作品でございます。
オレ様が認めた作品だけが傑作
主人公が終わってる
トッド・ソロンズ
カナダの高校生が主人公の成長物語
題名が「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」とド直球ネーミングなだけあって、映画オタク、童◯彼女ナシ、デ◯、協調性ゼロ、唯一の友達にでさえ「お前は仮の友達だ!」と断言するなど、全く感情移入できないキャラとなっております
(゚∀゚)クソヤロー!
舞台が2003年設定なので、この主人公がレンタルビデオ屋でアルバイトするのだが、客のカップルに、あろう事かトッド・ソロンズの「ハピネス」をオススメするのですよ!
トッド・ソロンズは一筋縄でいかない、かなりクセの強い監督で、ア○な映画好きしか観ない(絶対に一般受けしない)タブーばかり扱う作風の人
「ハピネス」は日本だと2000年公開で、当時ギリ二十代だった自分、映画好きと自称する年上の人◯とコレ観に行き、見事にドン引きされた過去が…
その年上◯妻とは「マルコビッチの穴」鑑賞途中に突然トイレに行かれ「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では鑑賞後、渋谷で二人ずっと無言でランチを食べるという、はっきり言ってこの映画の主人公(高校生)よりイタいのは、二十代の頃の自分だったのではないか…なんて余計な記憶を蘇らせてくれた師走の午後…
その後、その◯◯とは見事に自然消…オワリ
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