I Like Movies アイ・ライク・ムービーズのレビュー・感想・評価
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トッド・ソロンズ
カナダの高校生が主人公の成長物語
題名が「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」とド直球ネーミングなだけあって、映画オタク、童◯彼女ナシ、デ◯、協調性ゼロ、唯一の友達にでさえ「お前は仮の友達だ!」と断言するなど、全く感情移入できないキャラとなっております
(゚∀゚)クソヤロー!
舞台が2003年設定なので、この主人公がレンタルビデオ屋でアルバイトするのだが、客のカップルに、あろう事かトッド・ソロンズの「ハピネス」をオススメするのですよ!
トッド・ソロンズは一筋縄でいかない、かなりクセの強い監督で、ア○な映画好きしか観ない(絶対に一般受けしない)タブーばかり扱う作風の人
「ハピネス」は日本だと2000年公開で、当時ギリ二十代だった自分、映画好きと自称する年上の人◯とコレ観に行き、見事にドン引きされた過去が…
その年上◯妻とは「マルコビッチの穴」鑑賞途中に突然トイレに行かれ「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では鑑賞後、渋谷で二人ずっと無言でランチを食べるという、はっきり言ってこの映画の主人公(高校生)よりイタいのは、二十代の頃の自分だったのではないか…なんて余計な記憶を蘇らせてくれた師走の午後…
その後、その◯◯とは見事に自然消…オワリ
2003年のカナダを舞台にした、NYUで映画を学びたい17歳の映画...
2003年のカナダを舞台にした、NYUで映画を学びたい17歳の映画ヲタ高校生のバイトと課題と友情をみせる話。
はみ出し者の夜仲間のローレンスとマットが、興味がないからと教師に課されたテーマを無視した作品を提出したことで、新たに思い出ビデオの製作を課されてしまい…。
一応自分で学費の一部でも稼ごうと、レンタルビデオ屋でバイトを始めたのは良いけれど、自分が正義で他は下というような考え方がみえたり、映画に関するところ以外でもそれを態度に示したり、根拠の無い自信満々の自己中メンヘラスノッブ君ですね。
我が道進んで人に迷惑掛けても自分のことだけ。
大人な対応をしてもらって一応変わった様にみえなくもないけれど、元が酷すぎて信用ならないし、その厚かましさは結局変わっていないよね多分。
ということで、映画ネタは面白かったけれど…という感じ。
マットが主役ならまた違ったかもね。
私、あなた嫌いじゃないわ。
自己中で、言わんでも良いこと言って、やるべき事やらないけどやらなくて良い事して大失敗して、周りを巻き込む厄介君。
でも大好きな映画愛だけは何一つブレがなくて、そこだけはなんか良いねって認めたくなる。
だってそんなに好きなものがあるってすんごい幸せじゃない?
彼の視野の狭さは、歯痒くもあるけど、そこまで没頭できるものがあるってすごく幸せだなと思う。
ただでさえ揺れ動く思春期だけども、通常はもっと自ら体験してそうな色んな心の機微を、あなた映画で全部学んでるんじゃない?と思うほど、映画に没頭している17歳。
そのせいかはわからないけど、なかなかリアルでは対人関係で悩ましい様は見ていて、あー、となる所が多かった。
そもそも基礎のありがとうとごめんねが言えない。
どの映画が好き?って、どんな本が好き?と同義だよね。
私も遊びに行った家の本棚はザーッとみる。
どんな本が好きな人かなって思うから。
相手の好みを探る常套句だと思うけど、この子の場合はなんか一応聞きはするけど、相手の話を聞いてなくて、そこから広がる自分の好きな映画の話を延々展開なんだよな。
とにかく人との距離の取り方が下手だし、自分でもわかってるのに、正直に言うねと言いながら普通の人が半分にするようなとこもフルスイングしちまう何とも不器用、いや、残念な彼。
とは言えどもなんか憎めないのは、辛い過去はもちろんだけど、やっぱなんかもう本当にはちきれんばかりの映画への欲望と愛だよねぇ。
それさえあれば幸せ、なのが全面に出ていて、そしてまたそれがこの思春期の時期だからこその盛り上がりもあり、なんだかんだ希望に満ちた17歳ってのが大きいな。青春だねぇと甘酸っぱい気持ちにもなった。
うん。
良い映画だ。
映画大好き少年の話かと思ってみてたけど、映画大好き少年の思春期の成長記録だった。
面白かった!
このまま自分の好きを貫いて!
嫌いじゃないよ!息子だったら悩むけど!!
あとウェンズデー のイケメンに個人的に心を持っていかれました。
この子知ってるわ、この顔、この身長覚えがある。(イケメンカメラ作動)
あーーー!!わかった!ウェンズデー だわっ!!になった。笑
色々面白かった。
ロミーナ・ドゥーゴ
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