劇場公開日 2024年12月27日

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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズのレビュー・感想・評価

全83件中、41~60件目を表示

3.5ローレンスよ、無理もないぞ

2025年1月8日
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鑑賞方法:映画館

劇場鑑賞候補に入れていなかったばかりか、正直なところ目に入っていなかった本作。毎週聴いているラジオ番組で課題作品に選ばれたのをきっかけで確認をし、公開2週目に遅ればせながらの参戦です。サービスデイのシネマカリテ、10時からの回は結構な客入り。
まずは前置きとして、題名からも判る通り主人公であるローレンスは筋金入りの「映画オタク」。そのため、全般を通して映画ネタが散りばめられていたり、また日本では馴染みが薄い『サタデー・ナイト・ライブ』に関する話がちょいちょい出てきたりしますが、理解できなくても鑑賞上は大きなネックになりません。無論知っていれば笑えたとしてもそれ自体は話の筋に影響は小さく、むしろその「世界線」にいるローレンスとの距離感を感じるための要素の意味合いが大きいかと思われます。
大学進学が目前に迫るシニアイヤー、ローレンスは理想と現実のギャップに翻弄され、更に悪循環で孤立していく状況にもがき苦しみます。子供じみて自己中心な言動が目立つローレンスですが、彼に理解を示して歩み寄ろうとする人がいても、反ってそれに甘えてしまい事態は悪化の一途。それでも、大人たちは自己を抑え「役割」に徹して付き合いますが、そんなこと理解できない彼はそれを「親身さ」とはき違えて…。思い通りにいかない事ばかりの後半はローレンスにとってまさに「試練」ですが、それがあってこその終盤の展開はじんわりと優しく、最後のシーンは「ローレンスの今後」に明るい未来を願ってやまずにいられません。
ローレンスを演じるアイザイア・レティネンや、ローレンスの母・テリを演じるクリスタ・ブリッジスなど、日本から見たら有名ではない俳優ばかりですが、皆さん味があって素敵です。とりわけ、アラナ役のロミーナ・ドゥーゴは必見。丁寧さを意識しつつも隠し切れないうんざりした感じや、時よりついて出る「バッド・ランゲージ使い」に本性が出たり、チャームさ全開で微笑ましい。(ローレンスよ、無理もないぞ)
ここで観逃したら配信されても気づけなかった可能性が高い本作、知れて良かったです。堪能しました。

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TWDera

5.0ある程度年齢層を上に絞るのが難しいか

2025年1月8日
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鑑賞方法:映画館

今年2本目(合計1,544本目/今月(2025年1月度)2本目)。

 続けて(25分差)こちらです。

 ここでは「レンタルDVD店」と「カセットテープ」が両方出てきますが(予告編参照)、映画内でもどちらかに絞れる(DVDかビデオテープ、どちらか明確に出てましたっけ?)ような描写はなし。まぁ、どちらにせよ、今現在(2024~2025)ではそうしたお店に行くこともまぁ激減したし、映画内でいう「(返却期間を過ぎたことによる)遅延料金がどうこう」というのもまぁ懐かしいお話です(今ではオンラインレンタルが普通なので、48時間なりすれば勝手に消えるので、返却するという概念自体が存在しない)。

 そのレンタルDVD(orレンタルビデオ店)がテーマに、一人の(日本でいうところの)高校生を描く作品で、作品としても色々共感できるとことはあるところ(他の方の感想など参照。よって、この映画は「レンタルでDVDなりを借りたことがある」ことが一つの共感ファクターになるので、リアルで見る方をある程度上側に絞ってきそう)、このようにレンタル店がテーマであるので日本ではおよそ存在しなくなったこれらのお店をほぼ舞台であるため(一部例外ありだが、主人公が通う学校と自宅、そして舞台となるバイト先以外は大半出てこない)、ある程度リアルでそうした経験がないと共感が得にくいのかな、といったところです。ただ、作内で触れられている作品(この作品を見たことがないのはもぐりだ、などといわれるシーン等)は今でも有名な作品なので、「映画内で参照される映画(現在基準からみれば、古典作品ともいいうる映画」については配慮があるし、ある程度映画が好きで映画館などに行っていれば細かいところは知らなくてもわかるのかなというところです。

 作品としても良かったし、一方でこの作品はその性質上、レンタルDVD(ビデオテープ)店といった古い文化を参照するのでこれらの知識が前提で、その前提ではノスタルジーを感じるところもあってよかったです。

 なお、舞台となるカナダと、ここ日本では、レンタルの制度が多少違うようですが、ある程度は類推してみることができるし、「レンタルの制度そのもの」がストーリー上関係してくるわけでもないので、採点上考慮していません。

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yukispica

3.5無敵の映画愛

2025年1月7日
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鑑賞方法:映画館

今年1本目。
発達障害なのかな?映画好きな子の話です。
死んだお父さんとの事や、バイト先の素敵店長とか、悪友とか、上手くいかないとちょっとパニック障害でたり。行きたい大学がなかなか難しかったり上手くいかない事ばかりなんですが、、強力な映画愛が彼を支えています。あっ、何気にお母さんも優秀です。

いいですよね、大好きな物があるって。
いいですよね、はっきりとした目標があるって。
強いよなぁ。
少し監督の自伝的な部分があるって事らしいんですが、、だとしたら彼は無事に映画監督になったって事だな、、、、めでたしめでたし。

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masayasama

3.5ほとんどがこっちがわのひとじゃない?

2025年1月7日
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何ができるかもわからんし、可能性がなくなっているのはわかるお年頃。

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かし

2.0煮豚

2025年1月6日
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「お前は、何と言うか高校時代までの友達だ、 (仮 )みたいな。わかるだろう?」

っていうすんごいセリフがありました。この伸びきっただるんだるんのデブを茹でこぼして、醤油で煮しめて、犬の餌にでもなればいいと思いました。万死に値する。

青春コメディって説明書きにあったから入ったのに。全然コメディちゃうやん•́⁠ ⁠ ⁠‿⁠ ⁠,⁠•̀どの辺にコメディー感じれば良かったん??

バイトをクビになる流れにテンパって、店長に愛しているんだ、などと宣うに対し、「違う、 あなたはナルシストなだけよ」と切り返したのは 超クールだった。自己愛の履き違えは迷惑よね。ここについては学びがあった。

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kazu

3.5僕もそのケがあるかも。

2025年1月5日
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鑑賞方法:映画館

父の自殺でパニック障害の病歴のあるエキセントリックな映画オタクの高校三年生が主人公。自己価値観のみを信じて、他人は(唯一の友人でさえ)まったく共感をしない。そんな彼が目指すのはニューヨーク大学の映画専攻。しかし、なかなか自分の思う通りに世の中はできていない。という、かつて青年だった者が全員持つトラウマを刺激するコメディ。こんな奴は友達になんかなりたくないのだが、でも放っておけない感じの主人公を、見事に演じるアイザイア・レティネンに拍手。

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t2law

3.5人は変われる

2025年1月4日
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鑑賞方法:映画館

難しい

映画好きには観たくなる題名
世間知らずでわがままなローレンス
どうしても行きたい大学があり
そこに行けば夢のような未来が待っているかの
ような振る舞いで周りの人間を傷つけていく
アルバイト先のアラナとの出会いが
少しずつローレンスに影響を与えていく
映画の話というよりも人とどう付き合うかとか
どう生きていくのかという話
人生そんなにうまくいかないよね
最後のシーンでちょっと明るい未来が観れました

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かちかち

1.5デブの思い上がり。

2025年1月4日
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鑑賞方法:映画館

年頃に誰もが経験する無敵感を日本だと簡単に「中二病」とまとめて終わりだろう。自分が無いから、カリスマを模して偉そうに振る舞うアレ。
劇中に出てきた監督の名を借りれば、キューブリック監督の時計仕掛け〜におけるルドヴィコ療法の様な、ある種の悶絶体験になる作品だと思う。

ただ、大それたタイトルの割に勘違い豚野郎の大学デビューで終わりって、
映画どうなった?
必要なかったって事?
映画的に終わって欲しかったなぁ、と寂しくなって劇場を後にした。

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や

3.0今一つ共感できなかった

2025年1月4日
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鑑賞方法:映画館

映画オタクの高校生の青春物語となるとやはり観ておかないとという気持ちになる。やはりというか、主人公が相当こじらせているタイプなのもいい。
主人公のローレンスが、ニューヨーク大学への進学費用のためにレンタルDVD屋でアルバイトを始め、様々な大人と出会っていくという話。毎週サタデーナイトライブを一緒に観ていたマットが唯一の友人。なのにあんな発言をするなんて。大学に行ったら今までの人間関係をリセットして新しい人間関係が始まる期待感があるのもわかる。でもあの発言はない。
後半、ローレンスが悩み苦しみながらいろんな決断をしていくのがこの映画の肝ってことなんだろう。たしかに最後は彼の成長を見届ける形で終わる。なんとなくいい話で終わった感じだ。でも個人的にはあまり心が動かなかった。
映画絡みのネタがかなりマニアックで乗り切れなかったのも今一つな印象になってしまった要因。もう少し身近な映画ネタがあるともっと楽しめたのになと思う。

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kenshuchu

3.5新年1本目にぴったりの映画

2025年1月3日
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2025年、映画初め。新宿シネマカリテで鑑賞しました。席はほぼ埋まっており、年齢層もさまざまな。やはり年末年始は映画を観たくなりますよね。

「アイライクムービーズ」という素敵すぎる題名に惹かれて鑑賞を決めました。実はこの映画の主題が題名に表れているので注目です。「映画が好き」ということより、他者とのコミュニケーションについての映画だと感じました。
白眉は主人公のバイト先の店長(ロミーナ・ドゥーゴ)の独白シーン。自身の深刻な過去について語りながらも、周りのビデオを無意識に弄る仕草が、リアリティを感じました。
総じて特に何かが起こるタイプの映画ではないのですが、映画を通して主人公がほんの少しでも成長するさまは、心が洗われるように感動しました。新年1本目の映画として、十分に楽しませてくれました。

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ふぃじー

3.0あなたの好きな映画は?

2025年1月3日
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鑑賞方法:映画館

青春映画、と言う宣伝やジャンル分けがされているようだが、もっとそれ以上の問を突きつけてくる映画のような気がしている。

あまりにもワガママで、近くにいたら絶対距離を取りたくなるような主人公ローレンス。劇中でも終盤に言われている、まるで自分が世界の中心だと思っているかのような彼の振る舞いはあまりにもあんまりで、それが事態を大きく転がしていく。
そんなローレンスを見ていて、凄くキツイと感じたのだが、ひょっとしたらローレンスの一面に自分自身を重ねられるから、そのような共感性羞恥に近い感情が湧き出てきたのではと思った。なんの根拠もない自信だけがある、夢見がちな子ども。上手くいかない事が重なり、雪崩のように全てが崩れていく。ローレンスは時代を超えて共通している、誰の記憶にもある恥ずかしい青春の映し鏡なのではないだろうか。

そんなローレンスが、ただ自分を語るためだけに使っていた「アイ・ライク・ムービーズ」という言葉が、人との会話の取り掛かりの言葉へと変換されたラスト。そこからこの映画は、観客に「あなたの好きな映画は?」という問を放つ映画になる。
誇張されたダメ少年を通して、この映画は観客とのコミュニケーションを図ろうとしている。その問を受けた観客は、ローレンスのように自分の好きなことだけ語り出すのか、それとも相手を見て耳を傾けようとするのか。これは対話の映画だったのかもしれない。

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スライム

4.5What do you like?

2025年1月3日
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まずそもそもタイトルが上手いと思った。
最初は主人公・ローレンスの属性を直接的に表しているものだと思っていたが、映画を最後まで観終わった後にこのタイトルを見ると、実は作り手の伝えたいメッセージに対応していたことがわかり、感心してしまった。

「世界は自分中心に回っている」と勘違いしている男子高校生の話。
そういう人の「みっともなさ」をリアルに容赦無く描いていて、その試みは大成功していると感じた。
でも、世の中のほとんどの人は社会に出る前の若い頃、彼のような一面を多かれ少なかれ持っていたのでは?とも思った。
「彼には共感できるところが全く無い」という人とは、仲良くできる自信が無い。
もちろんローレンスは人を下に見下しすぎているので、ここまで酷い人はなかなかいないと思うし、批判されるのは至極当然。
相手を論破するための道理に反した酷すぎる発言の数々は擁護し難い。
でも、彼のやらかしを観て「酷い」と思う一方で、身に覚えがあるような気がして、心が苦しくなる感じがあったのも事実。

この映画は「才能の残酷さ」も描かれていると思った。
大人になって思うことは、「仕事は好きなことや興味があることよりも、得意なことで選ぶべき」ということ。
好きなことは趣味にした方が人生豊かになると思う。
この映画を観ていると、「好きだけど才能が無い」ことがいかに辛いことなのか、嫌でも思い知らされる。
映画冒頭にローレンスの映像作品が出てきて、後半、将来有望な生徒の映像作品が上映される場面があることで、ローレンスの作品がどれほどしょぼかったかを映画を観てる観客が認識すると同時に、ローレンス自身が才能の有無を自覚せざるを得ない展開になっていて、この映画は容赦無いなと思った。
でも、自信があったのに圧倒的実力差を目の当たりにして夢を挫折した経験なんて、世の中のほとんどの人があるのでは?

「受験の過酷さ」も描いていると思った。
「受験」=「人生の重大な分岐点」で、「受験失敗」=「人生終了」と思い込んでいる学生は多いように感じる。
そのため、受験が近づくにつれ、自信の無い学生は不安な気持ちから情緒不安定になりがちな印象。
個人的には、受験システムは子供に負荷をかけすぎな気がする。

前半は日常が淡々と描かれていくので正直退屈に感じたが、中盤、レンタルビデオ店の女性店長・アラナが「映画を嫌いになった理由」を語る場面が名場面すぎて、そこから一気に映画に引き込まれた。
彼女が前置きで「話は長くなるけど…」と言っていたとおり、マジで話が長いなとは感じたが、話を聴き進めていくほど、自分の心拍数が上がっていくのを感じた。
彼女の話を聴いて、2023年公開映画『SHE SAID その名を暴け』を想起。
ローレンスの「なぜすぐ警察に行かなかったんだ」との問いに対する、アラナの返答が秀逸。
ヤフコメで同じような意見をよく目にするが、そういうことを書き込む人たちには理解できなそう。

レンタルビデオ店が舞台で懐かしい気がした。
友達が今までどんなビデオを借りてきたかを店員がPCで調べようとする場面で、「それは人の道に反しているのでは?」とドン引きしたが、そんなことするからバチが当たるんだよ。

縁を切りたい相手とは距離を置くのが正しい行動のように思えるが、距離を置かれた側がその事実を認識する場面はとても可哀想だった。

この映画の素晴らしいと思ったところは、ローレンスをダメ人間として描いて終了、としていないところ。
ちゃんと救いの手も差し伸べていて、利己的な人間の胸糞悪い振る舞いを永遠と観せられていたはずなのに、映画を観終わった後の気分はそんなに悪くなかった。
アラナがファミレスでするローレンスへの数々のアドバイスは、人生がうまくいっていないと感じる若者への素晴らしい金言だったと思う(非合法なものを除いて)。

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おきらく

4.0ローレンスではなくマットの方に自分を重ねた。 ローレンスにとってマ...

2025年1月3日
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鑑賞方法:映画館

ローレンスではなくマットの方に自分を重ねた。
ローレンスにとってマットは、ローレンスと一緒にいてくれて共感してくれて肯定してくれることに価値があって、マット自身には価値を見出してないというか興味がないというか。切なくて胸が裂けたよ。

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zzzzz

2.5I Like Movies(映画の記憶2025/1/2)

2025年1月2日
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単純

色々問題を抱えてる少年の成長ストーリーって感じかな。内容的には周りをかき乱す系ストーリーなんで、こういう人物が嫌いな人はいるかもね。
オタク少年の青春の1ページとしては内容として良いかと。
出てくる映画についてですが、少年が観てる映画が古いんじゃw
若者がキャスタアウェイとかスパルタカスなど普通観ないしwまぁ映画制作目指してたら昔の名作一覧で先生から教わったからかもしれんけど。
ハートマン軍曹観て笑ってたぞw
あとグッドフェローズをやたら推してるように見えたなw
というように人によってツッコミどころが満載だと思うので、そういった楽しみはできる映画です。
(個人的評価5.5点/10点中)

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motorad_kira

3.5ムカつくけど可愛げもあるオタク少年の成長

2025年1月2日
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映画を観まくったことで何者かになれた気になり、根拠のない自信をつけてしまい、知識や教養があると勘違い。そんなナルシストで周囲を見下す映画オタクの少年が、初めてのアルバイトや高校卒業を経て、少し成長する物語。

情緒不安定で可哀想な経験もしているので、なんとか大目に見てあげたい…のだけど、やっぱりこいつクソガキだな!と思ってしまう、かなり嫌な性格をしている主人公のローレンス君。(お母さんに一番同情してしまった)
唯一仲良くしてくれる友達に「仮の友達」と言ったり、バイト先でも一番下っ端なのに図々しい態度を取ったり、送り迎えしてくれる母親にも「送迎が好きな人」と言って感謝もしない。そんなわけないでしょうが。笑

そんな態度では周りの人が離れていくのは当然で、ある事をきっかけにやっと自分を省みることになるのです。

セリフにもありましたが、本当に彼は映画がなければ生きていられなかったんだろうな。それくらい彼にとって拠り所であり大事なものだったのだということが伝わりました。

店長の好きな映画を観たり、アドバイスをちゃんと聞いたり、ムカつくけど可愛げもあるローレンス君。彼の大学生活が上手くいきそうで良かったです。がんばれ!

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まだまだぼのぼの

3.5絶妙なキャラクター描写で描かれる温かみ

2025年1月2日
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あまりに未完成でやっかいな主人公の青春時代におけるちょっとした成長を描いた作品。監督が自叙伝的に撮った処女作ということもあってか、ストーリーはオーソドックスな青春もので、切り口にも展開にも特段の意外性はない。

ただ登場人物のキャラクターそれぞれが良く描かれていて、時代背景となる90〜00年代の空気が心地よく吸いこめて、セリフのひとつひとつがしっかり伝わってくる良作という印象を持った。ある程度先が読めるシーンが多かったが、それでもダレることなく最後まで映画を楽しめた。

主人公のローレンスは、もはや自信というより虚勢に近いプライドを肥大化させていて、他人への感謝や配慮をまだほとんどできないクソガキの類として描かれている。これは17歳という設定からしても、程度の大小こそあれ多くの人が共感せざるを得ないようなキャラクター造形だと思う。我々はまるで「自分にはそんな時代はありませんでした」という顔で生きているところがあるのだが、彼に共感する瞬間、そんな黒歴史を内面的に白状させられるような気恥ずかしさに迫られる。これがなんとも心地よかった。

ローレンスを演じた役者のなんともいえない可愛げのある風貌や、セリフ回しやタイミングの妙が効果的に発揮され、悲劇的なシーンでもどこかコメディタッチでクスっとできるような、温かみのある作品だった。

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wutang

5.0タイトルなし

2025年1月2日
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鑑賞方法:映画館

映画が好きな人なら必見の映画。青春映画であり、挫折し立ち止まっている大人が、ピュアな若者の生に出会って人生を生き直す話でもある。はみ出し者の夜は、キュートでクールであり、母親もクール。少年を演じた男の子はサイコー。店の控室で店長が彼とやり合うシーンはサイコー。クールな店長はカンカンになって彼をナルシシストと呼ぶ。そして彼女に出会って、他者に開かれていく少年は、彼女の好きな映画を見る。マグノリアの花のポスターは、彼が他者と出会ったシンボルでもある。

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Emiri

3.0鑑賞動機:映画マニア映画かな10割

2025年1月2日
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鑑賞方法:映画館

PTAの『パンチドランク・ラブ』! Red rum! 『スパルタカス』ってそんな…シーンあるのか?

イタイ青春。きっと監督も自分の黒歴史を悶絶しながら思い出して作ったのだろう。
自分のイタさは正視できないが、人様のイタさは半笑いか場合によっては微笑ましく見えてしまう。

役者はまったく知らない人ばかりだけど、主演の彼いいかも。

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なお

3.5とても解りやすい青春ムービー!

2025年1月1日
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鑑賞方法:映画館

困った拗らせオタクくん
拗らせるという漢字に幼いと入っているのがとても納得できる。

お洋服のセンスが良いのは、
たくさんの映画からインスパイアされてるからかな?

にしても、ローレンス…
君が全面的に良くないよね…
お母さんにも、マットにも、アラナにも、
その他、当たり散らした人に、ちゃんと謝ろう…。

まぁ、大学デビューの典型だけども、
とにかく、みんなのその後がハッピーならいいやー。

自分がローレンスなみにオタクで、
登場する映画作品の細部にまで詳しかったら、
もっと面白かったかも!!

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hkr21

4.0軽快ながらも厚みのあるストーリー

2025年1月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

決してカッコイイとは言えない、ぽっちゃりしたオタク気質な主人公が様々な試練や挫折を乗り越え、成長していくお話。
ああ言えばこう言うみたいな、騒がしくて生意気な性格ではあるけど、好きなことには一生懸命で、表情豊かな主人公が憎めない。
あまり見ない俳優さんだけど、表情の使い分けが巧みで、これから色々な作品に出てくるのが楽しみ。

本作は常に誰かが喋っていて、台詞が多く賑やかだった印象。
口論のシーンも結構多いです。
コメディタッチではあるけど、観る方がハッとさせられるようなキツイ台詞も結構多く、
ポップな雰囲気とは裏腹にストーリーは結構重厚な感じだった。

大学進学を目前に控えた高校生が主人公。
若者特有の、根拠のない自信に満ちあふれた言動が見ていて微笑ましい。
そしてその自信とともに猪突猛進していった先に直面する試練や挫折にぶち当たる場面も、観る方の大人は、かつて自分もこうだったなと共感させられる。

全ての登場人物がチャーミングで、
観ていて全く退屈せず、深い没入感を味わえる青春映画です。

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Omi
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