FPU 若き勇者たち

劇場公開日:

FPU 若き勇者たち

解説・あらすじ

国連平和維持活動のために組織された中国の警察部隊「FPU(Formed Police Unit)」の死闘を描き、中国で大ヒットを記録したアクション映画。

中国の組織警察隊FPUは国連から要請を受け、政府軍と反政府組織の武力紛争が激化するアフリカへ派遣される。チームワークを重視する分隊長ユーや正義感が強い狙撃手ヤンら精鋭メンバーたちは最も危険な地域に足を踏み入れ、逃げ場をなくした人々の安全確保に尽力する。大量虐殺やテロ攻撃、暗殺、暴動、人質事件などさまざまな困難に立ち向かい、何度も命の危険にさらされながらも、現地の人々の平和を取り戻すため、そして隊員全員が無事に帰国するために戦い続ける。そんな彼らの前に、思わぬ運命が待ち受けていた。

テレビドラマ「陳情令」でブレイクし、映画「無名」「熱烈」などで活躍する俳優ワン・イーボーが狙撃手ヤン、「オペレーション:レッド・シー」のホアン・ジンユーが分隊長ユーをそれぞれ熱演。「インファナル・アフェア」シリーズの監督アンドリュー・ラウが製作総指揮に名を連ね、武術監督出身のリー・タッチウが監督を務めた。

2024年製作/101分/PG12/中国
原題または英題:維和防暴隊 Formed Police Unit
配給:ハーク
劇場公開日:2025年1月10日

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映画レビュー

2.5アクションは本格的だが…

2025年4月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

香港出身で『マトリックス』でアクション指導をしたことでも知られる李達超が監督を務めた、中国による海外での平和維持活動を扱う初の商業映画だそうだ。そのため、確かにアクション場面は本格的ではあるものの、香港映画の自由さというより、ぶっちゃけ国威高揚的な匂いがどうしても感じられてしまうのは否めない。

でも、愚かな戦争/紛争をしているより平和が一番で、国や人種が違っても協力し合うのが大切だというメッセージが前面に出ているからいいかな(まぁ、それが一帯一路的な文脈になると話は別なんだが…)。

「平和維持活動(PKO)」と聞いた瞬間に、1992年に国際平和協力法が成立して日本から初めて自衛隊員らが派遣された国がつい頭に浮かんでしまうのだが、まさにその国でこんな内容の作品を鑑賞できたということも、ある意味、興味深い。

作品中では中国語とフランス語と英語が飛び交う。

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Tofu

5.0文句なしに面白いアクション大作!...でもさ?国連って、基本的に人殺しはしなかったんじゃなかったっけ?

2025年2月17日
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病人28号

4.0アクションは面白い

2025年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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らぶにゃん

2.0劇場で王一博のポストカードを頂戴しました。鐘楚曦のが欲しかったのに…(コラ!!)。

2025年1月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

 中国からアフリカの紛争解決に派遣された国連所属の警察部隊の活動を描くアクション・ムービー。

 架空の紛争国サンタリオン共和国の場面はオール国内ロケ(広西省チワン族自治区)。アフリカ系のキャスト、エキストラも国内で調達って『北京の55日』(1963)みたいだな。
平和維持活動(PKO)の一環で組織される国連の警察は通常UNPOLと表記されるので、FPUはひょっとして造語?人命救助や正当防衛以上の過激なこともやってるし…。

 隊長の余衛東と楊震との過去の因縁を描くタイミングがよくないので、伏線というより付け足しぐらいの印象にしかならないが、もっとひどいのがヒロイン丁慧の扱い方。
 紅一点にも関わらず、男性隊員との摩擦やお約束のロマンスもなければ、彼女のバックボーンも語られず、まったくの無個性。そもそも男性隊員の中になぜ女性一人だけ加わっているのか説明もないまま殉職されても感情移入しにくい。付け足し以前の、存在がほぼ使い捨て。それにしても一人ぐらい彼女の死を悼んでやれよ。

 正直言ってシナリオが全体的に粗雑。
 本作に限らずカネを使ったアクションシーンに頼り過ぎてストーリー性が脆弱な映画は欧米のヒット作や人気シリーズでも多く見受けられる最近の趨勢。とはいえ、ゲーム世代の若い人たちならともかく、自分のような旧いタイプの映画ファンには物足りない。先日劇場で観たばかりの『太陽の少年』(1994)や『紅いコーリャン』(1987)のように、映像美で語りかける中国(香港)映画伝統のDNAがこれからも継承されるか、ちょっぴり不安。この映画、『インファナル・アフェア』(2002)のアンドリュー・ラウが製作に関わってる筈なんだけど。

 同じく王一博出演の『無名』(2023)を観た時、往年のカンフー映画みたいに最後にメイキングシーンがあるのには面食らったが、本作のエンディングにも。挿入歌に歌詞の字幕が出るのも中国の映画やドラマの鉄板。

TVの『陳情令』で一気にブレイクした王一博は残念ながら、『無名』も本作も似たような性格設定。彼同様TVで活躍したあと、『西湖畔に生きる』(2023)でまったく違う役柄を演じて演技の幅を魅せつけた呉磊のように、今後あらたな王一博の魅力をみせてくれるか、彼の脱皮に期待したい。へび年だけに。

 作品のラスト、FPUの活躍で平穏を取り戻した紛争地に千羽鶴が掲げられる。
 千羽鶴は本来は日本発祥の文化。製作サイドが認識していたかは分からないが、結果的にアジアで共通する平和の象徴として扱われている。
 この作品を観て中国政府のPRとかプロパガンダと感じる人も当然いると思うが、人間同士、相違点だけでなく何かで繋がっていることを実感することも、こんな時代だからこそ大切だと自分は思う。

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TRINITY:The Righthanded Devil

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