劇場公開日 2025年3月20日

ネムルバカのレビュー・感想・評価

全92件中、41~60件目を表示

5.0阪元裕吾監督

2025年3月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

「ベイビーわるきゆーれ」の引き合いもあり、どうしても主人公2人に焦点が当てられがちですが、田口と伊藤のコンビをはじめ、登場人物の描き方が皆とても上手いと思いました。
この監督で、色々なタイプの作品を観てみたいと思います。

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Hawkvass

3.0私は歳を取りすぎた…かな

2025年3月27日
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※原作は読んでいません。

ラストは良い。
主人公2人も魅力的。
若い方々がこれを観て共感したり励まされたりしているなら、それは価値のあることだ。

学生という肩書きの終わりと共にやってくる、「何者かにならねば」という思いと「今のココから逃げ出さねば」という思い。これは重なっているようで別モノ。

鬱屈し、溜まったエネルギーを爆発させるクライマックス。「自分」という存在と、それを投影し共有する「他人」。そして日常。

「Z世代」と呼ばれる、ここに登場する彼らだけでなく、「団塊Jr.」と呼ばれた我々にだって、その当時には同様の焦りや葛藤や見栄や自堕落があった。

ただ、私にはそこまでのあえてグダグダと描かれた日常がとても冗長に感じた。

主人公たちを囲む男性達に向けられる「イタイ」「ダサい」「頭悪い」「下品」という視線を嘲笑をもって描く感じとか。

そういう、個人的には「ベイビーわるきゅーれ」シリーズに点在する、私の苦手な要素がかなり凝縮して詰まってた。
(もちろん「ベイビーわるきゅーれ」シリーズは大好きです。私。)

そういうグダグダや嘲笑が、あえてラストに回収するために添えられたものだとしても、それまでをすべて肯定的に受け止められないくらいに、私は歳を取りすぎたのかも知れない。

私がこの作品に描かれた若者たちを受け入れられないということでは決してなく、

「それでいいじゃん」

と思うのだ。
「だサイクル」の中で満足するしょーもない男達も、才能ある若者から搾取しようと画策する大人達も、女の子の気持ちが理解できない童貞男も。
みんな、それでいいんだよ。

それをよしとするか、それをダメだとするかも、決めるのは他人じゃない。結局自分なんだから。

この作品が好きだという方の気持ちは理解できる。いや、すごくよく分かるんだ。刺さるフレーズもある。
ただ、私が作品に共感できるかというと、ちょっと見解が違う…という感じ

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キレンジャー

4.0リアリティの積み重ね

2025年3月27日
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「ベイビーわるきゆーれ」でもあった 阪元裕吾監督による女性2人のダラダラとした日常と意味の無いダベリのリアリティ。そして、その積重ねの末にこそあるクライマックスに、堪えきれず落涙。
また、そんな会話の中に不意に挟まれるシビアな視線。「駄サイクル」なんてドキッとしたよ。
洋画ではボブ・ディランを描いたスケールの大きな音楽映画が公開されている。こちらはすごくミニマムな物語だけど、決して負けていない。
令和を代表する、愛すべき青春映画だ。

そして、CD紙ジャケ風のパンフに、CDライナーノート風の入場特典もGood!

#ネムルバカ
#阪元裕吾 監督
#ベイビーわるきゅーれ

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naichin

3.5緩急が

2025年3月26日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

つかないと。アクションの役割はやはり大きいんだろうなあ。
空気感はなんか良かった、初めてオールスタンディングのライブに行った時、酔ってあちこちぶつかりそうになって歩いた時、終電逃してタクシーから見えた景色・・等々思い出した。
久保史緒里さんはやっぱ面白いね、時々素で笑ってしまってる様なシーンもあった。
あっ!オニシスター、そうか見た事あると思ったらドンモモタロウ。

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トミー

5.0平祐奈さんと久保史緒里さんの

2025年3月26日
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2人の関係性がほっこりしていいな
と、思いました。

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きんとき

3.5一点突破!阪元裕吾、お見事!

2025年3月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

メインタイトルの出る、そのタイミング、そのシーンに全てを集約させる。
そこをどう魅せるかだけと言ってもいい作品で、あとはどう作り込んでいくか。
キャラクターを丁寧に作り込み、小ネタを効果的に散りばめ、日常と若さゆえのくすぶりを溜めに溜め、一点集中させ爆発させる痛快な映画に仕上げていて、阪元裕吾監督はホントお見事!
タイトル曲がもう少しエモーショナルだったらと思うが、そこは好みなので。

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ケージ

4.5阪元監督なのに~

2025年3月26日
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ベビわる、ある用務員、黄龍とアクションに定評のある阪元監督作品で、まして最強の国岡さんこと伊能さんまで出演とあらばと事前予習なしで鑑賞

個人的感想だが、笑顔の奥に潜む影を感じる久保さんに、金髪の平さんなので次のベビわるか?と少したげ期待したが、画面に広がるのは極上の会話劇と友情物語だった

セリフに関しては安定の阪元ワールドでニヤニヤが多く、間の笑いが非常に面白い

油断したところに微妙に涙を呼ぶのがたちが悪い

エンディングがモヤモヤしたが、それ以外は満足

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ダルメシアン07

5.0お見事!! さすが阪元裕吾

2025年3月26日
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ベイビーわるきゅーれの第1作を見たときに監督who? となり、プロフィールを見てみたら、わ、若いっ、いったい人生何周目? とツッコミをいれたくなったほど才能の持ち主、阪元裕吾監督が非アクション系の作品を世に問うということで鑑賞してまいりましたよ『ネムルバカ』。

柚実とセンパイの主人公ふたり組の日常生活のグダグダ感はベビわるのちさまひのそれの拡大版。柚実の友人の男子ふたり組も登場して、それに輪をかけます。でもって、オタク魂が随所に炸裂してグダグダ話にスパイスを添えます。この作品でベビわるにおけるアクションのような機能を果たすのは音楽です。センパイは売れる見込みほぼゼロのバンド活動をしているのですが、それが、なんとまあ……

クライマックスはなるほどそう来たかと恥ずかしながら目頭が熱くなりました。鑑賞後に感じたカタルシスは去年のべびわる第3弾のときより大きかったかな。

阪元監督の次回作は(ちさとが大阪で半年ほどかかる大きな仕事でベビわるお休みするみたいなので)、時代劇がいいかな。現代日本の世相を反映したような、なーんちゃって時代劇。勝手な希望、失礼をお許しください。

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Freddie3v

4.0ユリのようでユリでない

2025年3月26日
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笑える

楽しい

幸せ

全ての会話が面白い。
間と言いテンポと言い。

大学時代。
卒業する前とした後の生活はガラッと変わる。
長い学生生活の最後の時間。
特別な期間を過ごす女子二人。

冴羽寮(!)でのワチャワチャが好きだ。

ただ結末が、原作だとすんなり受け入れられるのに
映画だとモヤモヤするのは何故だろう。

ただし公開場所も時間も少なくて残念。

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くろすけ

4.0大学生の日常

2025年3月25日
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泣ける

幸せ

大きな事件やイベントはないものの、大学生の何気ない日常が面白く描かれていました。会話が現代的でリアルで、笑いながら登場人物のキャラクターや関係性を理解できました。メインの2人は幸せそうな表情が可愛く、最後は少し泣ける所もバランスがよかったです。

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タベ

4.0青春って切実だ。

2025年3月25日
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楽しい

阪元裕吾監督、心地良くゆる〜い感じに映画撮るの上手いなぁ。それでいてダレずに飽きさせない。不覚にも「ネムルバカ」を唄うシーンに涙がでた。
夢を追って、もがくのも青春。夢が見つからずに、もがくのも青春。そしてやっぱり友達って大切だ。

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光陽

3.5自分には合わなかった。。居酒屋のパートとかむちゃくちゃ良かったし、...

2025年3月25日
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自分には合わなかった。。居酒屋のパートとかむちゃくちゃ良かったし、作品テーマも好きなのだが(刺さる人にはむちゃくちゃ刺さるのもわかる)

好み(それとタイミング)ばっかりはどうしようも無いのよね・・

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こち

4.5会話劇名人の後継者。

2025年3月25日
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『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの阪元裕吾監督作品。登場人物の若者たちのオフビートな会話のリズム感は、坂元監督の独特な個性。役者の『台詞演出の名人』には大森立嗣監督がいるが、彼より26歳若い坂元監督が後を継ぐ。大学女子寮に同居する二人の、なんてことの無い、未来が混沌としているモラトリアムな日常が描かれる。しかし不覚にもクライマックスでほろりとさせられていまう。上手いなあ。

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t2law

3.5期待をしていなかったのに予想外の名作

2025年3月25日
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笑える

楽しい

全く期待をしていなかったのに、これが予想外に名作でした。
とても面白かったです。

大学生達の、大学生活とは全然関係ない日常生活を、なんちゃらない視点から描いている。
当然のことながら、そんな生活は永遠に続かない。
その楽しさと終わりの切なさが描かれている。

平祐奈さん、スゴく魅力的ですね。

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ねこたま

4.0久保史緒里が面白く平祐奈は歌も良かった

2025年3月24日
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笑える

楽しい

幸せ

女子大生の入巣柚実と先輩の鯨井ルカは大学の女子寮で同部屋だった。ルカはバンドでギター&ボーカルとして夢を追っていたが、柚実は特に夢や目標のないまま、家でゲームしたり古本屋でアルバイトする日々を過ごしていて、2人は毎日のように家飲みしたり時々居酒屋に行ったりしていた。そんなある日、ルカに大手音楽レコード会社から声が掛かり、メジャーデビューし、大学を辞めたため、2人の共同生活は終わりを迎え・・・さてどうなる、という話。

会話劇の様でもあり、え?は?って感じで面白かった。
特に柚実役の久保史緒里が真面目な顔しての言動がとにかく面白かった。そして、ルカ役の平祐奈は歌も上手くて綺麗だった。
失踪した先輩とまたどこかで逢えると良いね。
後輩の志田こはくもやっぱり可愛かった。
何度も観たくなるような、クスッとする作品で面白かった。

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りあの

4.5ベイビー:カタギ編

2025年3月24日
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楽しい

この空気感が好きかどうか❤️
二人の何の事はない会話や展開が心地良いと感じられれば楽しめる作品である。
今作はルカがミュージシャンとしての生き様のストーリーとでも言えば良いのでしょうか?私的には好みの作品でした。演奏シーンの強弱も効いていてとても楽しかった。
是非映画館で🎦

33

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タイガー力石

4.0笑えて泣ける

2025年3月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

まだ1回目の鑑賞だったけど、クスクス笑ってほろりと泣ける。大学生の日常…若い頃は理由もなく将来にモヤモヤしてたなってのが蘇る。自分を理解してくれる人の大切さ、どうでもいい話を笑って話せる友達。普通のことがいいなって思える映画。
色々と伏線もあるので、2回目、3回目と観たくなるな。

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こたあや

4.0先輩、映画の感想を投稿して「共感した!」をもらって喜んでるのも「ダサイクル」に入りますか?

2025年3月23日
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前半は、ルームシェアで一緒に暮らす二人の女子大生が、次から次へと出てくるダメ男たちをバッタバッタと切り伏せていくような話。
この映画に出てくる男たちは全員曲者揃いだが、どこかで見かけたことがあるようなウザさだらけなのが凄い。

個人的に特にインパクトが大きかった場面は、後輩・入巣柚実がバイトとして働くブックオフみたいな店でのやり取り。
「客のおじさん」も「南海キャンディーズ・山里みたいな同僚の男」も、若い女性店員である入巣に対して永遠と映画知識でマンスプレイニング。
「女性がかわいそう」と思うと同時に、「自分も女性から同じような感じに思われていたりして…」という考えが頭をよぎって怖くなった。
ウザいはずなのに、一応ちゃんと丁寧に対応する入巣は偉いと思った。
入巣が同僚の男に肩を軽く触れられた後、肩にこっそりとアルコールスプレーを吹きかける場面を観て、昔、似たようなことがあったのを思い出して戦慄した。

入巣が帰宅のために夜道を歩いていたら、突然見知らぬ男から「君に惚れちゃったから責任取って」と声を掛けられる場面。
男が夜道を歩いていてそんな目に遭うことは普通無いことを考えると、女性って本当に大変。

先輩の鯨井ルカが語る「ダサイクル」の話は、ネットに映画の感想を投稿している人間に対しても通じるような気がして、胸が張り裂けそうになった。

後半は、インディーズバンド活動をしていたルカが、大手音楽レコード会社に声を掛けられ、メジャーデビューを目指す話になっていくが、他の映画にもありそうなよくある展開で、「この映画ならでは」と呼べるような目新しさがあまりなく、個人的に物足りなさを感じた。

ラストは最近観た『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』の終盤にちょっと似ていると思った。
人気ミュージシャンの「周りがどう思おうが自分のやりたいことをやるんだ」なところが。

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おきらく

4.0中2なら感動したかもね

2025年3月23日
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ってエンドロールででかい声で話してたしたり顔のJDも
なになに?何が言いたかったか全然わかんなかったー
って彼氏とエスカレーター降りてる途中に言ってたJKも

まだ間に合うかもだから好きなこと探しなよ
劇中の小馬鹿にされてた意識高い系の先輩の言ってた
「今やiPadで何でもできる」は揶揄でも何でもなくエール。

気づくか気づかないかはあなた次第。
思い立ったら明日にでも
映画だって音楽だって小説だって創れる世界がやってきてる。

若者、まじ頑張れ!全世代頑張れ!

黒柳徹子さんがピアノはじめたのは50代。
何かを始めるのに遅すぎることなんてない。
いま始めたら1日アドバンテージ。
今が一番若いんだからさ。
やっときゃよかったで死にたくない。

ただの映画好きの青年がまま大人になったのが坂元裕悟監督。
得意のアクションを封印してもここまで魅せられるのは
好きこそ物の上手なれを極めたからこそできるカッコ良さ。
この円熟味でまだ20代だぜ?末恐ろしい。
いつか坂本裕二脚本でダブル坂元あるよねこれは。

主演の二人も最初はちさととまひろにしか見えなかったのに
あっという間に個性を伴った説得力のある演技をし始めるし
撮りはじめて数日でここまでの伸び代はヤバいでしょ。

ヒトって可能性しかないから前向けってエールが聞こえるよね。
(全然この映画が本当にいいたいこととは違うかも笑)

あと楽曲はおやすみホログラムのオガワコウイチに頼んでみると
今の下北のもっと良いグルーヴ感が出たかも(私見です)。

平祐奈も久保史緒里も可愛いって舐めてると泣かされるぜ。

ということで、
今クォーターで1番楽しみ且つ不安だった作品が
かなり良い作品でした、ありがとうネムルバカ。
サプライズキャストも堪能しました。
あ、ベビわるのアクション監督の撮った映画も行かなきゃな。

それではハバナイスムービーズ!

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きーろ

4.0クソレビューしてすまん

2025年3月23日
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原作未読
阪元監督なので期待しながら劇場GO!
ま、そりゃ面白かったんだけど、なかなかショック受けてる。
聞けば原作漫画って相当人気で、漫画好き名乗るなら部屋に置いとけ!ってくらい名作らしい。
ても俺知らなかった。。
昔はマニア名乗るくらいに漫画好きやってたつもりだったのに。。
本映画とても面白く現代の若者キッチリ描いてんなー。とか感じてたけど、コレが原作のチカラなのか、映画の面白さなのか俺じゃ判別出来ない。我ながら軽くショックしてる。。
カルチャー老人じゃ無いか。
しゃあないんで、ココは映画の魅力だろうと勝手に思うトコだけ抽出にてレビュー。

タイトルイン、超カッコよかった!客の心が、映画見に来たって事すら忘れるサイコーの瞬間に狙い撃ちドーン!!
あのタイミングで来る?普通??
コレは漫画には出来無いぞ。
そして音楽漫画最大の難関、生歌どうすんの?
今作、原作ファンが納得するレベルなのかは解らない、ても説得力感じる、インディ下北パンクだし、AのもあるあるJPOPって思えた。
して彼女ら、大学の先輩後輩って設定だったけど、何処なんだろう?
八王子とか言ってたし、音楽と、ちょい映画に興味有りそうな貧乏ライフだったから多摩美?
やっぱ阪元監督、こういう貧困現代女子の美しくも無いけど愛おしい生活描かせたら世界一だな。

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永田製麺