ネムルバカのレビュー・感想・評価
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「歌が突出していい」
答えづらいだろうから今聞いているんだよ
先輩と後輩の繰り返す日常
そんな日常に突如終わりが訪れる
別々の道を歩むことになる先輩と後輩
先輩たちと環境が似ている箇所が多くないのに、自然と自分に置き換えて共感してしまう
あっという間に時間が過ぎ、終わったあとはひとりで余韻に浸りたくなるそんな映画でした
映画終わった後に一人で余韻に浸りたくなるのは私としては珍しい感情
一人でその感情と向き合っているうちに気付いたこととしては
「漫画のような、ドラマのような青春がすべてじゃない」ってこと。
キラキラした学生生活を当時行えず目を背けたかったんですが、映画を見て日常こそが幸せなんだと気づくことが出来ました。
意味のないって思うそんな日も大切だったんだなと
今までの記憶を青春に更新しつつ、これからそう思えるようになりたいな
笑いあり、涙ありで感情を豊かにする映画に見えながらも、こうして考えさせられる映画でした
入巣とルカのやり取りがクセになる
夢と現実の間で揺れる若者たち
2人の演技とスカッとラストが─
荒比屋土倍(笑)は、あの人。
「努力すんの、コスパ悪いじゃないですか」と発言するある登場人物に対して、「御託ばっか並べて、何もしないヤツが一番ムカつくんだよ!」とドロップキックを放つルカ(平祐奈)。
社会や生活との折り合いに課題があったり、大切な人との関係構築でも、ぎこちなさが浮き彫りになったりしてしまう不器用な登場人物たちを「ベビわる」から一貫して描いている阪元監督にとって、そういうスマートさを気取る輩に対し思いっきり中指を立てつつも、(多分映画の中のルカも同様だと思うが)自分自身にも喝を入れるドロップキックだったように感じて、いい場面だった。
リタイアするような年になった自分からすると、今作の中で出てきた「何かしたいけど、何ができるかわからない人が8割」といったセリフは、一見正論っぽく響くが、それはモラトリアムだから許される言説でもあって、人は結構、ささやかでも、自分のできることすべきことを見つけてしぶとく生きていく生き物だとも思う。
大人社会の代表者みたいな、音楽プロデューサーの粳間や、タレント部門担当の荒比屋土倍(なんていうネーミング笑)だって、こっち側からの視点ではヤラシイ面しか見えなくても、きっと何らかの熱量を持った努力があったからこそ、その地位にいるはず。
でも、まだ現実とぶつかる経験がないモラトリアムの時期は、そこまで想像できない。結果、自分周りのことで精一杯で、ルカのいう「駄サイクル」にハマっていってしまいがちにもなる。
そんな青臭さが、観ていて気恥ずかしかったけれど、ちょっぴり懐かしくもあった。
劇中歌「ネムルバカ」や「脳内ノイズ」の歌詞は、原作者の石黒正数とのこと。自分がこれまで感じてきた阪元監督の世界観にも一致してる感じがして、この映画化はとても幸せなコラボだったのではないかと勝手に推測している。
久保史緒里と平祐奈のコンビが、ベビわる(特にエブリデイの時のうだうだした感じ)のちさまひをほうふつとさせて和んだし、荒比屋土倍役で伊能昌幸が出てきた時は、とてもアガった。ロンコーの兎のウザさも、いい感じ。けど、それ以上に、ピートモスのメンバーが、よかった。クライマックスでの彼らの姿は、今作の映画化の一番価値があった場面ではないかと思う。
ちなみに、来場者特典のステッカーは、伊藤と田口と柚実とルカの4人が並び立つ場面のものでした。
よくある話?
ジリジリしてるけど心地よい日々
石黒正数の『ネムルバカ』を映画化。原作のファンです。
イリスとルカのジリジリするけど怠惰で心地よい日々を『ベビワル』の坂元監督ならば再現してくれるのではないかと期待して観に行ったのですが、期待以上でした。
ビンボーでだらしなくて小汚い生活も坂元監督が描くと居心地の良い空間に見えてくるので不思議です。
入巣の憧れの“先輩“であるルカは、エキセントリックで粗暴だけど優しくて、包容力があるけど庇護欲もそそるという難役だと思うのですが、平祐奈が見事に演じていました。
ライブハウスでの立ち振る舞いも様になっていて、それがラストシーンともリンクしていて胸が熱くなりました。
いや、良い青春・音楽映画でしたね。
あと、兎のキモウザさは流石でしたね。
今なぜに
原作は未読ですが、2006年〜2008年連載の漫画だと調べて分かりました。当時にこれが映画化されていたらもう少し良い感想を持ったのかも…
良いように例えるなら、『葬送のフリーレン』で最恐ゾルトラークが解析され一般攻撃魔法として定着してしまった感じかもしれない。目新しさがなく、当時の一過性の若者流行(はやり)で日常描写して、青春群像っぽく見せようとされても、その前に『NANA』や『ソラニン』とかタイムリーに見てるから響いては来なかった。
平さんは声は良いと思ったけど、もうひとつ何を歌っているのかよくわからず、それは惜しいと思えた。
音楽映画なら『君が生きた証』が最近なら好きだし、単に音楽って最高!なら『はじまりのうた』が好き
お酒を飲みながら友達と観たい笑い感動ありの映画。
こんな大学生活を送ってみたかった…そんな生活に紛れた笑いや感動、社会への鬱憤を含んだ作品。
全世代向けではないが特定の層(若い人?)にはぶっ刺さる。笑いのセンスも良かったが人によっては二番三番煎じで受けないと思う点から評価☆☆☆☆
原作ちょい既読。
・演技とストーリー
演技についてはあまり興味ない(上手い下手くらいは感じる程度)けどすっごいナチュラルで流れるような自然会話…だった。
次いで原作キャラについては知らないけど、その個性あるキャラクターそのものになりきり過ぎててストーリー?(笑いや感動、イライラ)がすーーーっと入ってきた。
演者の顔や立ち姿には皆すごい惹かれるものがあった。
個人的には主人公ルカの話し方、目ぢからがすごい好きで一目惚れしました。(どっかの誰かさんかな?)
みんながみんな天然なバカばっかだったけど、それぞれの将来への道を考える姿から、自分の人生は自分で決めろよ!って伝えてくるようだった。
(伊藤の考えには少し共感)
・笑った点
ボケのセンスが神がかっていたり、アホっぽい行動も実は天然でしてることを知った時は二重でめちゃくちゃ笑った。
そして笑いを堪えきれず声が度々漏れてしまった点、周りの人には申し訳なく思っています…
その点で友達とお酒を飲みながら観て、笑ったりいろんな感情を共有して最後にはしんみりと語り合いたいような映画。
・感動した点
そしてまさかの感動END。演出で主要な登場人物にライトが向き背景を上手く使うことで伝えたかった思いがよく伝わってきたように思います。
・おまけ
この映画は石黒正数先生の原作漫画を実写映画化したものであり、一部の人に大いに影響を与える作品群のひとつである。かく言う私も学生時代に兄に布教されて(それ町)読んだものである。
天国大魔境はアニメは序盤まで鑑賞済み。(独占配信は罪!)
期待し過ぎて
おはガールが百合!?
ベイビー〜、用務員と面白かったし評判高いので行きました。漫画原作と知らずに、行ったので、全体的に深夜ドラマ版ベイビーみたいな雰囲気。百合好き夢女子と、ガチアイドルヲタ兄のみの客層でした。予想より百合すぎ女子が多くて驚いた。このダラ〜としながらヲタネタを散りばめ、若い女子が話すだけの映画を見にくる女子が多いのが多様性の時代なのね〜って感じ。アクションが無いけど、もうちょい音楽の激しいシーンあるかなと思いきやゆる〜とエンディング。万人受けはしないかなあー。ヲタ兄達の間に女子同士がちらほらいる客層でした〜。つまらなくは無いけど、深夜ドラマを超えないかなあ。おはスタ見てたな〜って懐かしく思う程度でした〜。
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