ネムルバカのレビュー・感想・評価
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おはガールが百合!?
ベイビー〜、用務員と面白かったし評判高いので行きました。漫画原作と知らずに、行ったので、全体的に深夜ドラマ版ベイビーみたいな雰囲気。百合好き夢女子と、ガチアイドルヲタ兄のみの客層でした。予想より百合すぎ女子が多くて驚いた。このダラ〜としながらヲタネタを散りばめ、若い女子が話すだけの映画を見にくる女子が多いのが多様性の時代なのね〜って感じ。アクションが無いけど、もうちょい音楽の激しいシーンあるかなと思いきやゆる〜とエンディング。万人受けはしないかなあー。ヲタ兄達の間に女子同士がちらほらいる客層でした〜。つまらなくは無いけど、深夜ドラマを超えないかなあ。おはスタ見てたな〜って懐かしく思う程度でした〜。
ゆるめな青春ムービー
監督はこのシーンを撮りたくて映画を作ったんだな
バンド活動に打ち込むものの中々目が出ない先輩、特に遣りたい事もなく毎日をウダウダ過ごす後輩。共同生活を送る二人の若い女子大生の物語です。どの様に日々を送っていようとも、何かを決断しなくてはならない時は遣って来ます。
「あ、監督はこのシーンを撮りたくて映画を作ったんだな」と観る者の胸に直接伝わる瞬間は、映画的に最高の愉悦の時です。そして、本作にはその瞬間が確かにありました。突っ込みたい所は色々あったけど、これを見せて貰ったら十分だ、ありがとう、と気持ちよく席を立つことが出来ました。
「やりたい事がある人と無い人の間には、何かやりたいけど何をしてよいか分からないカテゴリーがあり、8割の人はその中に入る」は、若さのモヤモヤを表す至言だな。
もがく若者。
「ネムルバカ」
観てきた。
マンガ原作とは聞いてたけど石黒正数だったか。
そりゃ良い話になろう。安心感。
パンフが売り切れで悲しい。
県内の上映館3箇所くらいしかないんだけど、他に行ける可能性があるのは蘇我くらいか。まだ在庫あるかな?
と言うことでパンフの在庫切れを悲しむくらいですから面白かったです。
べいびーわるきゅーれの坂本監督と言うことで、あの二人を彷彿とさせる部分のあるシスターフッド描写にとどまらず、周囲の人物の描写も魅力的でした。何物でもない若者の葛藤があり、モラトリアムの輝きもある。
キャラの魅力は原作由来なのかな?
うざったいバイト仲間も含めてキャラクターが立っていて素敵。
特に付き添い呼ばわりされてもぐっと飲み込むバンドの3人が好き。
TV版サイタマノラッパーのイック達みたい、とも思った。
ドラムの彼のルックスが駒木根くんにやや似てるってだけじゃなく。
ラストのシーン。先輩になった入巣は後輩から見て何者かになれていたのだろうか。
期待を裏切らないシスターフッドと圧巻のラスト
阪元裕吾監督作品と知り拝見しました。
『ベイビーわるきゅーれ』は、ゆるいシスターフッド的日常とエグいアクションシ-ンというコントラストの連続によるテンポのいい展開が醍醐味だったわけです。しかし、本作にはアクション要素がほとんどない……。
延々と2時間独特のシスターフッド描写を延々と見せられるわけで、序盤こそ「この先持つのか……」と思ってましたが、しっかり見続けられます。
延々と続く日常パートがユルくありながらもシビアさも帯びてきたあと、物語は一気にラストへ。
『ベイビーわるきゅーれ』とは違い、本作は溜めて溜めて溜めて溜めて溜めて……ラストに一気にカタルシスへと向かう構造。それがストーリー展開や演出、曲調、タイトル含めてビシッと決まります。
こんな体験は映画でしかできません。今すぐ劇場へ。
駄サイクルからの脱却
かなり良かったです。脱力系青春映画とマジな音楽系映画の融合という感じがなんかとってもハマりました!特に平祐奈凄くイイです。ギターをかき鳴らしながら叫ぶように歌う姿、とても素敵でした。
阪元裕吾監督は「ベイビーわるきゅーれ」で超有名になったがまだ29歳の若手。主演の2人(久保史緒里も良いよ)も勿論20代で、脇を固めた2人の男の子(田口くんと伊藤くん)も20代。この世代の若者の焦燥感(頑張っても先は見えない)はおそらく世界のあらゆる国でも同じなのかも知れない。だからこそ彼ら彼女は先輩の「鯨井ルカ」に希望を見い出し、一般リスナーは虚構のアイドル「A。または人間」に熱狂する。「駄サイクル」を抜け出す為に、。
ラストシーンは映画タイトル「ネムルバカ」がバーンと登場し、衝撃のラスト。これがもう感涙もので、一気に映画全体を高みに持ち上げてくれました。
その後の「鯨井ルカ」はどうなったのか?続編ないのかな?などと考えて帰宅する車に乗ったらApple Musicにちゃんと映画のサントラとPEAT MOTHの楽曲がアップされてた。大音量にして「ネムルバカ」を聴きながら車を走らせたら、とても気持ちよかったです、。
やっぱり阪元作品は好き
心の中で絶叫してしまう
原作は未読。
寮で同居する女子大学生2人を描いた本作。予告編での印象は、アクションのない「ベイビーわるきゅーれ」。たしかに2人がお金のない、ダラダラした生活をする雰囲気は、ベビわるっぽい。ベビわる好きな人にはあのゆるーい感じはたまらないはず。
でも、アクションがないと物足りないななんて的外れなことを感じていたら、2人のゆるい会話だけにとどまらずにどんどん青春映画として話が進んでいく。気づいたら音楽映画として何かをなしとげようともがく話になっていた。ある程度予想はしていたが、最後の演奏シーンで胸が熱くなってしまった。心の中で「せんぱーい!!」と絶叫せざるを得ない。あれはヤバい。
原作がどれくらいかは知らないが、かなりの熱量だ。前半のゆるさやけだるさがあるから余計に際立つ。スッキリする終わり方とは言えないのに、とても気持ちのいい映画だった。阪元裕吾監督は原作ありでもイケることがわかり、これからも追いかけていくことが確定した。
アイドルの久保史緒里より可愛い平祐奈が良かった(^-^)
終盤まで女子寮の同じ部屋に住む二人の女の子の日常が描かれる。
一人は普通の女の子役の久保史緒里。
もう一人はバンドをやってる金髪の平祐奈。
終盤に急展開。
バンドをやってる女の子が芸能界へ。
コメディ要素が散りばめられてた。
その違和感なのか、変わった演出、変な間を感じた。
そして見た事の無い役者さんばかり。。
知っているのは、主演の二人とプロデューサー役で出来た吉沢悠くらいだった。
しかしながら、平祐奈は可愛い!
アイドルの久保史緒里より可愛いと思う。
平祐奈が演じるギター&ボーカルの女の子。
実際に平祐奈が歌っていたみたいですね。
正直、そんなに上手くないなーとは感じていた。
歌は吹替にした方がタイトルの曲なんかも見ている人に響いたんじゃないかと思う。
『BECK』の桐谷健太は良かったなと思い出した。
こういう映画の中で歌を歌う映画って、難しいですよね。
久保史緒里は仙台出身だし、なんとなく追いかけてた。
『左様なら今晩は』ではウブな幽霊を演じてて好印象でしたし。。
平祐奈はもっとブレイクすると思ってたんですけどね。。
ググってみたら26歳でした、童顔です。
金髪にした彼女、この演技で評価は上がったんじゃないでしょうか。
片方が売れて、残された方との対比・関係を描いた内容を想像してたんですけど、ただただ二人の女の子の青春を描いた映画でした。
若い人が見るべき映画かな。
まじめで好感度高い
ルカのツインテールが見たかった!
採点4.2
石黒正数原作、阪元裕吾監督による実写作品。
二人とも好きな僕は気になってしょうがない。
そしてまぁこれが実に面白い。
キャストがまた良いんですよ。
似てるとかでなく、原作の雰囲気にみな似合っているんですよ。
仲崎(古本屋の先輩)なんて似ても似つかないのですが、悪くないんですよね。
それと伊能昌幸が出てきたのは笑いました、さすが阪元作品ですね。
何よりも主演の二人がピッタリ。
あのどうでも良い日常に、柚実とルカがちゃんといました。
これが作品として何よりも良かった。
そしてラストのテロライブ。
これも原作同様アツく、ちょっと涙出ちゃいましたよ。
また原作には無かったルカの最後の言葉。こうゆうの嬉しいですね。
主題歌「ネムルバカ」も原作の歌詞を石黒正数がリライト。作中のイラストにも参加してて良いです。
作品全体にとても原作をリスペクトした作りが感じられるんですね。
思えば監督も原作好きそう。この日常のゆるさがおんなじですものね。
想像以上に素晴らしい青春映画になってました。
あ、強いて言えばルカのツインテールが見たかったです!多分みんな思ってた!
阪元裕吾監督
私は歳を取りすぎた…かな
※原作は読んでいません。
ラストは良い。
主人公2人も魅力的。
若い方々がこれを観て共感したり励まされたりしているなら、それは価値のあることだ。
学生という肩書きの終わりと共にやってくる、「何者かにならねば」という思いと「今のココから逃げ出さねば」という思い。これは重なっているようで別モノ。
鬱屈し、溜まったエネルギーを爆発させるクライマックス。「自分」という存在と、それを投影し共有する「他人」。そして日常。
「Z世代」と呼ばれる、ここに登場する彼らだけでなく、「団塊Jr.」と呼ばれた我々にだって、その当時には同様の焦りや葛藤や見栄や自堕落があった。
ただ、私にはそこまでのあえてグダグダと描かれた日常がとても冗長に感じた。
主人公たちを囲む男性達に向けられる「イタイ」「ダサい」「頭悪い」「下品」という視線を嘲笑をもって描く感じとか。
そういう、個人的には「ベイビーわるきゅーれ」シリーズに点在する、私の苦手な要素がかなり凝縮して詰まってた。
(もちろん「ベイビーわるきゅーれ」シリーズは大好きです。私。)
そういうグダグダや嘲笑が、あえてラストに回収するために添えられたものだとしても、それまでをすべて肯定的に受け止められないくらいに、私は歳を取りすぎたのかも知れない。
私がこの作品に描かれた若者たちを受け入れられないということでは決してなく、
「それでいいじゃん」
と思うのだ。
「だサイクル」の中で満足するしょーもない男達も、才能ある若者から搾取しようと画策する大人達も、女の子の気持ちが理解できない童貞男も。
みんな、それでいいんだよ。
それをよしとするか、それをダメだとするかも、決めるのは他人じゃない。結局自分なんだから。
この作品が好きだという方の気持ちは理解できる。いや、すごくよく分かるんだ。刺さるフレーズもある。
ただ、私が作品に共感できるかというと、ちょっと見解が違う…という感じ
。
リアリティの積み重ね
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