「桐生一馬ってこんなんだっけ?」龍が如く Beyond the Game トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
桐生一馬ってこんなんだっけ?
ゲーム「龍が如く」原作のアマゾンプライムオリジナルドラマ
全6話だが、続編もありそうな終わり方もしているが
続編があったとしてもどんなストーリーになるのか想像もつかない
個人的には『龍が如く極』だけをプレイして
あとはネットで調べた情報だけしか知りませんが
この作品は登場人物の改変が多くて少しでもゲームをやっていると混乱する
「コイツってこんなキャラだっけ?」という感じることが何回もある。
本作は1995年と2005年の出来事を
交互に描写をして、桐生、錦山、由美たちに何があったのかを描写している
ゲームの第一作目をドラマとしてリメイクしたのかなと思ったが
かなり違うところがあるというよりも設定がかなり改変されている
伊達は策略でヤクザを壊滅させようとしている嫌な刑事になってるし
花屋はヤクザに情報を渡す小悪党に改変させられている。(原作ではヤクザ嫌いだったような)
一番の不満点はケンカシーンが少ないので桐生の強さがわかりにくい
桐生は「堂島の龍」になりたくて
わざわざゲーセン襲撃をして、堂島組のカネを盗んだのに
初陣が引き分けだったり「堂島の龍」になりたいわりにはあまり強く感じない
そもそも、この作品の「堂島の龍」というのは
地下格闘技の称号らしいが、作品を見てもあまりはっきりしない
嶋野とか名前だけは伝説の極道は
かなり出てくるが、単なるモブで終わっているキャラも多い
数少ない良いところは
堂島組長が原作よりも大物に思えるところと
錦山が堂島組長を殺害する動機がしっかりしているということくらいか?
本作は近江連合から100億円が盗まれ
それに原因で東城会との戦争が起こりそうなので
その100億を取り戻すためというらしい
原作は代議士の神宮が絡んでいるがこのドラマではそんな人はいない
100億を盗んだのは由美の姉であるアイコ、大石であるらしいが黒幕は「新宿の悪魔」
そして「新宿の悪魔」の正体は錦山だった
錦山は1995年に
妹のミホが臓器移植をするために臓器ブローカーに頼みこむ
堂島組長の提案によってカネのために桐生に試合を負けさせるように
試合の土壇場で頼み込むが
桐生は無意識に出したアッパーカットで逆転勝ちしてしまう
しかも、ミホは実は錦山の臓器を使えば助かっていたということを知って
激怒した錦山が堂島組長を撃ってしまう。
そのときに桐生は錦山の代わりに
刑務所に10年入って2005年に出所することになる。
そして、出所した桐生が
戦争を止めるためにタイムリミットまでに100億を取り戻すために
由美といっしょにアイコを探すことにするが思ったよりもアッサリ見つかる
由美の姉であるアイコは
オリジナルキャラだが基本的にウザイキャラで不快。
最後はミレニアムタワーで
桐生と錦山との一騎打ちになるが錦山は自分で自分を刺して終わる
由美が100億を返して戦争が収まる
最後は桐生が憧れた「堂島の龍」は
実は風間のおやっさんだったことがわかって終わるが
続編があるのか?あってもさらに変なことになりそう