今年397本目(合計1,488本目/今月(2024年11月度)3本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
いわゆる10代(通常は高校生)のいわゆる望まない妊娠を描いた映画です。
ここの紹介にも書かれている通り、コロナ事情でいわゆる情報がいきわたらなかったとき、あるいは娯楽が極端に制限されていた時期において、特にいわゆる「田舎」においてそのようなことが(全体的統計をみて)その時に微増したことは事実ですが、映画内ではこのコロナ事情という単語は出てきません(そもそも誰もマスク等していなかったりする)。
ここのあらすじを見ているのが前提なのかな…という気がします。
そのうえ、この手の映画でよくありがちな「産む産まない」の話にもならないし、一方で福祉行政等の論点にもならないので、60分という時間の短さも相まって何を述べたいのか…と思ったまま終わってしまう点が厳しいかなと思います。
そのうえ、私が観たときはトークショーつきでしたが、上記のような内容の「深堀り」は出てこず、この映画の成り立ち(この映画はいわゆる芸大生の当事者が(当時)作った映画で、公開時点で社会人1年目、というお話)に飛んでしまいます。この辺は確かにミニシアターでその手のインディーズ映画を流すシアターセブンさんであれば理解はしますが、全体からすると「???」の展開になってしまう(まぁひいきめに言えば、NHKのドラマ等にも出演された山崎翠佳さんのファンが見に行く映画?)というのが厳しいところです。
ただそのことは換言すれば、「ありふれたテーマに対してありふれた展開になる」というところではないので、まだその意味では見に行くいかないの論点はあるのかな…と思いきや、ミニシアターが中心なのでそういった自由もないという…。こまったところですね。
ちなみにタイトルの「カフネ」はどうも公式サイトが暗に述べているところでは、ポルトガル語の「愛するものどうしのしぐさ」を意味する語であるようですが、それは日本では東京でも大阪でもなく、当事者が多く在住する愛知(愛知でも放映はされる模様)でないとわからないのでは…といったところです。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.8/映画の趣旨を理解するのが容易ではない)
60分ほどの作品で「望まない妊娠に対してテンプレ的な内容にしなかった」点については理解はしますが、かといって60分ほどの内容で変化球を投げるなら誘導を丁寧にしないと大半の人は???になってしまうのでは…といったところです(この映画は三重県オールロケですが、三重県の宣伝枠と解するのも無理か)。
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