大きな玉ねぎの下でのレビュー・感想・評価
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微妙な出逢い‼️❓
昭和世代にもハマる
とても良かったです。もう一度噛み締めながら劇場で観たいと思います。
鑑賞を決める前にこのサイトであらすじを読んでも若い子の恋愛ものだと思い気が進まなかったのですが、江口洋介さんと飯島直子さんの名前を見つけて賭けてみました。大当たりでした。
昭和の時代がとても共感できる事と、現代のストーリーを親の立場で見た事と、夫婦の馴れ初めが自分と重なる部分も多くてキュン🫰でした。夫と結婚前に書いていた交換日記を思い出していました(40年近く前ですが笑笑)
勿論若い2人のじれったい恋愛と就活など節目の葛藤も見応えがありました。
そして山本美月ちゃんが落ち着いた大人の役で、凄い成長を感じてしまった。ちょっと前まで主役の少女役だったのに。
爆風スランプのこの曲も大好きでサンプラザ中野君さんまでチラッと出てきて、心の中で「キャー」でした。
一番の感動は原田泰造さんの演技でした。泣けました😭本当にいい役者さんです。
すごくお薦めの映画です。
風と木の詩
小さな玉ねぎの横で
予告で流れてるのが原案となった曲(のカバー)ということすら知らなかった。
粗筋の「素性を知らないまま、大きな玉ねぎの下(日本武道館)で初めて会う約束をする」って嘘やん…
相手も分からぬ仕事用の連絡ノートに最初からカジュアルな書き方をする、丈流も美優もヤバい。
丈流の斜に構えた考えもあり、第一印象が微妙。
そんな2人をよそにちゃっかり連絡先交換して彼女をつくった喜一により、かなり強引な流れでデートへ。
ここで美優が応じるのに、沙希の言葉だけでは弱い。
食費にも困る貧乏学生とか、飲めるなら飛びつく酒好きとか、何かほしかったです。
その後に急激にデレるあたりもよく分からない。
趣味の共有程度では無理があるし、お互いはじめから好きだったのでないと理解できません。
勘違いからの修羅場とかは定番ながら面白かったし、山本美月の「わたし悪くないよね」は好きだけど。
個人的には虎太郎と今日子の方が感情移入できた。
明日香が合流できた流れはよく分からなかったが、大人パートの雰囲気もとても素敵だったし。
正直こっちの話をちゃんと見たいくらい。
DJ江口がラジオで自分語しすぎなのは気になるが。笑
クライマックスは過去と現在をやり過ぎなくらい被せてくるが、まぁ映画だし。
母の死はサラッと、就活の成否は丸投げなのは残念。
2回目の面接ですら「もう時間がない」と自己都合を押し付け、ラストも待ってるだけと丈流の成長も薄い。
大学4年にしては行動が幼いが桜田ひよりは可愛かったし、伊東蒼の起用も嬉しかった。
内容としてはおっさんに刺さるものではなかったが、なかなか楽しめました。
⭐︎4.3 / 5.0
素敵な作品です
…交換ノート
からはじまる素敵なstory。
初対面は最悪のふたり…だった
が…
バイト先で
知らない相手と
業務交換ノートで
悩みを打ちあけ
互いに励まし合う仲になり
そして推しの話題で盛り上がった
が…ふたりとも相手に気づいていない
コンサートに行くことになった相手は…
ここでは主人公の両親の
出会いも差し込まれている
たまたま親友のペンフレンドの代筆を
頼まれ現在の妻との出会いがある
人生たくさんの選択をして行くなかで
いまの人生に繋がっている
父親の言葉に染みる
いま一番想っている人に
…会いに行く
はグッときました
両親のパートとリンクし
ラストのシーンは感動しきり
周りの人たちも
とても丁寧に描かれています
アイミタガイの監督さんでした
……納得です
…大きな玉ねぎとは
武道館のことだったんですね
楽曲ファン個々の解釈に対する回答例、およびその別回答と思った
40歳代後半から50歳代、つまり私と同年代の皆さんにとって爆風スランプの曲は、とある青春の1ページに流れるBGMであったことと思います。
特にこの「大きな玉ねぎの下で」は、おそらく青春の“失恋ソング”の中でもベスト3に入るのではないでしょうか。 そしてこの曲を聴いた一人一人が、
・コンサートのチケットを送った文通相手は何故来なかった(来られなかった)のか?
・主人公と文通相手は、そのまま破局してしまったのか?
という心残りともいえる解釈を抱きつつ、たまに誰かのカバー曲を聴きつつ、30-40年間を過ごして来たのではないでしょうか? 少なくとも私はそうでした。
今回の映画は過去部分(昭和・平成時代)と現代部分(令和)の二部構成です。
まずは私たちが中年世代が謳歌した青春時代です。、文通相手が来られなかった理由やその後の二人の人生が描かれているのは、すなわち「青春という過去」から数十年間の心残りに対する“一つの回答例”ともいえましょう。
次に今を生きる若者達の青春や恋愛模様です。一人一台スマホが当たり前の現代に「大きな玉ねぎの下で」をどう落とし込めるか、そしてその結末はどうなるのか。現代部分は「もし同じテーマを現代で再現したらどうなるのか?」という、ある種の実験とも言えますが、私はこの曲の“別回答”であると感じました。(過去部分は高校生、一方の現代部分が就活中といった歳の差はありますが…)
エンドロールが終わった後も「なるほどね…」と妙に納得してしまい、なかなか席を離れられませんでした。
この過去と現代が上手くリンクしあうところも、見どころの一つだと思います。
最後に、曲のカバーを否定する原作主義者たちのマイナスな意見が、公開前に多く見られました。しかしそこは映画の中でも爆風スランプの歌が当然使われていますのでご安心を! それとasmiさんのカバーもASMRのような聴き心地で現代部分に十分マッチしていると思いますし、今を生きる我々にとっても「昔は昔、今は今」として受け入れられるのではないでしょうか。
長々と書き連ねましたが、「大きな玉ねぎの下で」と聞いて少しでも何かを感じた人は、ぜひ観て損はない作品だと思います。 明日2回目を観に行ってきます!
アナログというちょっとした不便さで人は温かい気持ちになれる。
以前から考えていたのですが、令和の現在は例えば交通事故を誘発するあおり運転とか、些細なことで店員にキレちらかすモンスタークレーマーとか、昭和の時代には考えられなかった人たちが多く存在しますよね。自分はこれが人と人のつながりがデジタル化しすぎて、生身のコミュニケーションが出来なくなった社会の仕組みにも原因があると考えていました。
本作では夜と昼の通常は会う事のないスタッフが、あえて連絡ノートという超アナログな方法を使って仕事が円滑に進むように努力をしてみるという目の付け所がエモいんです。最初はトイレットペーパーを誤発注したり現代っ子らしいアナログ慣れしていないところを露呈していましたが、丈流の描く力こぶマークに美優が反応して二人の距離が少しずつ近づいていくところなんか、昭和生まれの自分が観たらワクワクします。
ラストは、実際に虎太郎と今日子が玉ねぎの無人販売所で逢った時みたいに、若い二人が本音の気持ちをさらけ出して上手く心を一つにできるのが、最高の落としどころですね。続編に期待してしまいます。
昭和パートと武道館が懐かしい
♪九段下の駅をおりて坂道を~
asmi の「大きな玉ネギの下で」も心地良く聞けた本作。
武道館は20代の頃は、数回行ったもんだった。
聖子ちゃんとかTMN とかね。
でも、玉ネギの存在を意識したことがなく、今更ながら初めて屋根の上のあれだと知った(+_+)
特別爆風ファンではないが、Runner は今でもよくかけて、世代ではない息子を洗脳。本作でも流れてちょっとニヤける。
父も息子も大きな玉ネギの下へ。
過去と現在が重なる、つながりが素敵なストーリー。
昭和~平成に差しかかる部分が懐かしい香り。
交換日記みたいな連絡ノート、普通は毎回 担当者名とか書くでしょう、と野暮な事は言ったらダメなんだよね。どんな人なのか想像したり、ドキドキしたり、返事を楽しみに待ったり。
紙に書く。それが良かった。それが昔は当たり前だった。
過去の2人の、会った事がなくても、手紙を書いてる人がこの人なんだと感じとる、そんな感性も大事だなと見ていて思った。
「生まれちゃったから生きなくちゃ」は素敵な言葉。
主役のお二人は勿論のこと、脇の山本美月ちゃんや和田正人が良かった。愛流君は顔ちっさいな~。
手書きの文字は優しい
Letter
楽曲にインスピレーションを得た映画は1月に「366日」、今作と同日には「世界征服やめた」と年始から飛ぶ鳥を落とす勢いで公開されていますが、「366日」はヒットしていますし、何か観客を惹きつけるものがあるんでしょうか。
すれ違いの文通、交換日記、携帯一つで思いをサクッと伝えれる時代になったからこそ、アナログの良さをじんわりと伝える作風は良かったです。
キャラクター面で難のある作品になっていたのが首を傾げる原因にはなっていました。
親世代の文通があった時代の話は爆風スランプのライブとの親和性、一度離れてしまったら連絡の取れない関係性という儚い感じが良い具合に作品に染み込んでいてグッとくるシーンが多かったです。
学生時代のシーンと現代で再会したところも時代の変化があってもふとしたきっかけでまた会えるという希望に満ちた感じなのも素敵でしたし、文通→ラジオとバトンパスを繋いで生まれた再会というのもとても良かったです。
子供世代は同じバイト先の昼と夜での交換日記がお互いのことを知っていくという感じです作用していくのですが、なんてことない会話で生まれるお互いへの感情というのがちーっと薄く感じてしまい、桜田ひよりさんの出演作である「交換ウソ日記」の方がそのやりとりという面では上手かったかなと思いました。
2人の距離が0か100かってくらいのアンバランスさもあまり共感はできなかったです。
今作の最大の欠点は主人公の丈流と友人の喜一の性格です。なんでこんな性格にしてしまったんだ…。
丈流は初っ端から友人に詰めてかかったり、美優への病院での絡み方とか最高に気持ち悪かったです。
大学4年生で就職に何も手をつけてない、「何か」を探り探りなのをイキッて誤魔化しているあたりはまだしも、誘ってもらった会社にテンプレを利用した履歴書持って特攻して馬鹿正直に自分をダラダラ垂れているところとかはいい加減にしなよとなりました。
そりゃ時間の無駄って言われるよってくらいにはクズの素質があると思いました。
喜一はもうシンプル不快キャラでした。
最初の飲食店での他のお客さんの絡み方が嫌でしたし、接客業を長いことやっているので煽るような感じで呼び出されるのとか超腹立つので誰かはっ倒して欲しかったです。
急性アルコール中毒でぶっ倒れたにも関わらず、病院で撮影しまくり看護師さん撮りまくりの非常識行動に呆れましたし、ビールの飲み方でダラダラこぼしたり、勝手な行動を取って沙希さんに迷惑をかけたりとなんでこんな奴と仲良くしてるんだろうと思ったら丈流だからそりゃ仲良くできるかと変な納得がありました。
最後のシーンも父親はちゃんと自分から会いに行ったのに、丈流は武道館でダラダラ待っているという行動しなささ、地味に会場の帰り道でただただ突っ立ってて他の人の迷惑になってるあたりも嫌でした。
変にベタベタせずスッと終わったのだけは良かったですが、この辺は親たちの方がよっぽど良かったですし、なんなら親たちのストーリーの方がメインで観たかったなぁとなってしまいました。
自分も以前の職場を離れるタイミングで恩人から手紙をもらったのですが、これが本当に本当に嬉しくてもらった時はマジ泣きしちゃいましたし、今でも落ち込んだ時とかに読むとじわじわっと元気が湧いてくるので手紙って本当に大切だなと思っています。
手作りのものほど素敵なものはない、それが再確認できただけでも良かったです。
鑑賞日 2/8
鑑賞時間 18:40〜20:45
座席 C-9
レビューも整理できてません 追記
世代としては爆風のオリジナルでもっと推しまくって欲しかったかな。桜田ひよりガチャピンでカワイイ、細い足にデカいブーツが似合う。あと課長の自転車はひよりに似合うからと太いタイヤのものが選ばれたと邪推。
親の方のスジは途中で読めちゃうけど冒頭の飯島直子と繋がるのは読めず。タイゾーはエグチと知り合いなこと息子に言ってないのも変だし息子もそれ聞いて反応薄かったような気もする。子の方のスジは二人とも顔がいいから持つ。で就職どうなったのかな?この辺も作る側があんまり整理できていない気がする。
あと少し気になったのは距離感。実家と病院は三浦?病院からDOUBLEに寄って武道館、どのくらいだったのか。下宿先とバイト先は都内?サンプラザを映像に収めたいのはわかるが距離感が謎。
追記:本作について現代であの歌のスジを再現させる工夫は理解したのですが、過去の二人は結局当日に会えていた、というのが歌のどうしようもない切なさを弱めてしまう感じがしました。いっそ過去の二人に絞って「かつて会えなかった二人が現代で会う」というような話にした方が良かったのではなどと思いました。
頑張れる人はそれだけで格好いい
定番と思える展開は多いが、それが丁寧に描かれており、心に刺さる言葉のチョイスが見事なので印象に残る。
スピード感があるわけでもないのに、全く飽きることなく、感情移入。
最後は勿論心で叫んでいた。
気づけば涙がとまらなくなった。
大きな玉ねぎの下では何年も前の歌だが、改めていや初めて歌詞の意味をしみじみ感じる。
神尾さんは国宝的イケメンなのに何故か不器用な青年がピッタリな役作り。
桜田さんは目で演技ができる稀有な女優さんだが、魅力をいかんなく発揮。
泰造さんは本職とは真逆の役だがお見事。
江口さんはチー兄ちゃん復活?と思ったが言葉が重い。相変わらずいい俳優です。
観客は少なかったが間違いなく他人に勧められる映画です。
温かくて優しくて切なくて
いいじゃん、いいじゃん☺️
伏線まで、想像通りの展開
同日に封切りの映画は他にもあり、個人的には、そちらが見たかったが、観客が多そうだなと思ったので、こちらを観ることにした。…が、まさかの貸切。誰もいないー。そりゃあ、みんな、あっちが観たいよねと思いつつ、びっくりした。
映画は、まあ、思った通りのストーリー。面白かったし、それなりに泣けました。ただ…始まってすぐの神尾楓珠くんのセリフ、イライラしました。この子、キライ。こんな子、応援したくないって思いました。本当に、最初の部分だけで、後は、普通の子だったので、イライラも落ち着きましたけどね。
桜田ひよりちゃんと神尾楓珠くんが、こうなって、ああなって、この伏線を拾ってこうなるんだろうな。全て、予想通りでした。これ、予想できない人いないよね。ま、それでも面白かったですけどね。
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