大きな玉ねぎの下でのレビュー・感想・評価
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そして僕は途方に暮れるという映画では、EDロールは大沢誉志幸歌唱だった。
新バージョンだという事でミソがついたが、本人歌唱だったので、特に突っ込む事は無い。
まぁ、久しぶりに役者やっていたが、香里奈は演技の仕方を忘れてしまったようだったり、あのキンキン声の五月蝿え女優はエラ削る前に声帯をKABAちゃんみたいに治せと思ったり、クズ野郎を演じさせたら敵なしの豊川悦司の親父に主人公が喰われてしまい、トヨエツ劇場だったりと、これくらい思いつくが、大沢誉志幸のEDロールは最高だった!
さて、この映画。昭和時代の文通する男女と、令和時代の男女が、文通で盛り上がってしまい、武道館のたまねぎの下で会う約束をするという話しが同時進行する。
令和時代には、文通なんてあり得ないので、男女の連絡手段は、昼と夜で営業内容が違うBARでの連絡帳なのだ。最初は、トイレットペーパーの補充などだったが、何か盛り上がって、asmiという歌手の事が二人とも好きという事で、一緒にコンサートを見に行く約束をする。
このasmiを不自然なくらいエピソードに入れているのがこの歌手を売り出す為の映画だったのか?サブスクでアルバムを聞いたけど、CHARAの偽物としか思えない。
普通に二人の連絡帳の話しにすればいいものを、病院で知り合う新人看護師と若い兄ちゃんの話しが間に挟まれてややこしい。
で、文通って、文化を知らないケータイ世代に教えるが、昔の雑誌には、今じゃ考えられないけど、雑誌に自分の自宅の住所を晒して、文通相手を探すという文化があったのです。
俺の場合は、ファンロードというアニメ漫画を取り上げる雑誌でした。実際に会った事があったが、特に進展する事はなかった。
で、過去パートは爆風スランプがお互いに好きだという事がわかる。
で、この二組が武道館で会うまでのすれ違いが、クライマックスなのだが、過去編は交通手段が、スクーターだから行けなくはないだろうがぁー!?
で、現代パートで女の子が店長役のチャリを借りて爆走するのだが、関東住みなら誰でも分かる事だが、あの距離は自転車で行くなんて有り得ないからな?
でだ?この二組が同時進行で会えるか、会えないかのドタバタが展開している時にバックで流れるのが、本家爆風スランプの、大きな玉ねぎの下で、だったのだが...、
な、何か、嫌な予感がする...!
と、そして映画が終わり、EDロール。バックに流れるのは、asmiの気の抜けた声で、あの玉ねぎの下で、が流れる...。
おい、おい、おい、監督さんよぉー? ここは、爆風スランプじゃないのかよー?この、ふんにゃか、ふんにゃかしたカラオケレベルの歌手に歌わせるんじゃねーよ?
ここで、爆風スランプを流さない意味ってあるか?テメェには偉大なるアーティストに対するリスペクトがないんじゃねぇのかよ?
アイミタガイの脚本に、何も指摘しないとことかで分かるが、作家性に欠けるんじゃあーりませんか?
※ 注 アイミタガイは監督が脚本を書いていたw
とゆーわけで、この映画!若手歌手asmiを売り出す為に作った映画です。散々、宣伝に利用された爆風スランプが可哀想になります。
見るな!絶対に見るな!?
あー、また、つまらん映画を斬ってしまったでござる。ニンニン!!
懐かしくペンフレンドを想う
予想外の秀作。「会いたい」に胸が熱くなる
俺は爆風スランプの“大きな玉ねぎの下で”がヒットしたときにリアルタイムで聞いた世代。この曲はカラオケでも歌いたくなる大好きな曲。子役時代から注目していた桜田ひより主演ということもあり、興味を持っていた。
ただ、先週公開されると悲惨な興行成績。事前の宣伝量などから察すると、元々は興行的にも中ヒットくらいは期待されていた感じだったのに、まさに大爆死状態。先週見逃したので今週末観ようと思っていたのに、もう軒並み1日1回上映で「時間が合わん!」
やめてしまおうかとおも思ったが、気を取り直して予定していなかった映画館に足を運んで観賞。
結果、観て良かった!
見逃さなくて良かった!!
【物語】
大学4年生の堤丈流(神尾楓珠)と看護学校生の村越美優(桜田ひより)は、あるときたまたま居酒屋の隣り合わせのテーブルでそれぞれの仲間と飲んでいた。丈流は友人と空虚に聞こえる議論を闘わせていたが、その話が耳に入った美憂は我慢できなくなって、口を出してしまい、丈流と言い合いになる。仲裁に入った友人が急性アル中で倒れ、医療を学んでいる美憂が介護を始めたことでその場は終わる。
美憂は丈流の母親が入院している病院で実習していたため、その後も2人は病院で顔を合わせる機会が有ったが、険悪なムードは残ったままだった。
丈流はバー「Double」で長期間バイトをしていたが、「Double」は昼はカフェとして営業していた。あるときからバーとカフェの店員間でノートによる業務連絡交換を始め、丈流はノートでカフェ店員と趣味や悩みなども共有するようになり、共に歌手Ariのファンであることも分かり、盛り上がる。いつしか心の繋がりを感じるようなるが、実は書いていたカフェ店員は美憂だった。
一方、2人が愛聴するAriのラジオ番組では、30年前に文通相手と日本武道館で待ち合わせた男女の思い出が語られる。
【感想】
予想していたよりずっと出来の良い作品だった。俺は終盤になると、久しぶりに何度も涙を流してしまった。 この手の若年者層向けラブストーリーはキャストの人気だけに頼った手抜きと思われるような、安易な作品が多いのだけど、本作はそういう作品とは一線を画した良く作り込まれた作品だった。
先週観た“ファーストキス”はステキな大人のラブストーリーだったが、こちらは若さゆえの込み上げる思いを描いた作品。若い人はもちろんだが、年配の人間が見ても若い頃の思いが蘇って胸熱くなると思う。
ストーリーは必ずしも歌詞どおりの流れではないのだが、「書く」ことが相手を思う素敵な時間になること、「会いたい」思いを共有できることがどれだけ素敵なことか感じ取ることができる。
一方、作中流れる“大きな玉ねぎの下で”を改めてじっくり聞くと、やっぱり詞の切なさが胸に突き刺さった。 多分“女の子”が遠い存在だった男子校育ちの俺にはなおさらなのだと思う。 主題歌はasmiによるカバー曲だが、挿入歌として爆風スランプのオリジナル曲が流れたのも嬉しかった。
興行成績的には壊滅的であるため、早くも今週限り上映打ち切りになる映画館もありそうなので、爆風スランプ世代も、今の若者にも急いで足を運ぶことをおススメしたい。
終わりの決まっている物語
昭和世代でも観れた!
音楽が懐かしい
そういえば武道館の上にある追手内洋一の髪みたいなやつはなに?
2025年映画館鑑賞15作品目
2月13日(木)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
監督は『にがくてあまい』『世界でいちばん長い写真』『九月の恋と出会うまで』『彼女が好きなものは』『アイミタガイ』の草野翔吾
脚本は『朝が来る』『記憶の技法』『東京リベンジャーズ』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦』の髙橋泉
ストーリー原案は中村航
粗筋1
同じ店舗で夜はバーで昼はカフェ
夜と昼で業務上のやりとりを始めた夜のバイトの大学生堤丈流と昼のバイトの看護学生村越美優
やがて交換日記のようなやり取りになっていく
2人の出会いはそれ以前にあり居酒屋で言い合いになっていた
連絡帳だけの関係も美優は夜のバイトの正体を知るが丈流は店長の篠田沙希だと勘違い
美優の友人の真子と丈流の友人の喜一が間に入り誤解は解けるが丈流と美優は破局してしまう
粗筋2
昭和から平成になる頃に三浦の高校生と秩父の高校生が文通していた
三浦の男子高生堤虎太郎は字が汚い友人の府川大樹の手紙を清書し投函していた
秩父の女子高生の池島今日子は病弱で入院中
ルックスに自信がなく友人の谷崎明日香の顔と名前を借りて文通をしていた
やがて虎太郎も今日子が相手が別人だと気づき始める
爆風スランプの名曲『大きな玉ねぎの下で』の歌詞にインスパイアされたストーリー
そういえば玉ねぎってあれのことだったね
タイトルだけだとピンとこないが歌詞を聞くと思い出す
堤丈流の世代と丈流の親の世代の話のツープラトン
頭が悪い人にも配慮したややこしい構成ではないのが嬉しい
さすが売れっ子脚本家髙橋泉
ヤンキーのスクーターが笑える
そういえば『下妻物語』の土屋アンナもあれに似た感じのスクーターだった
ガキの使いのフリートークのコーナーでレディースがスクーターで埠頭に行く内容の松本人志の話を思い出した
笑えるといえば桜田ひより
彼女の顔は面白い
特に「はっ!?」とキレる感じのときが変な顔
もちろん褒め言葉
居酒屋のシーンで他を圧倒する存在感
だからこそ実写版でチビ太に異例の抜擢をされる若手女優
ネタバレしてから観た方がより楽しめると思う
つまりこれも2度目が1度目より味わい深い
配役
「Double」の夜のバーでバイトをしている大学4年生の堤丈流に神尾楓珠
「Double」の昼のカフェでバイトをしながら鎌倉の病院で看護学生の村越美優に桜田ひより
病気で秩父の病院に入院中の高校生の池島今日子に伊東蒼
鎌倉の病院に入院している余命わずかな丈流の母の堤今日子に西田尚美
三浦に住む高校生で大樹の代筆をしている虎太郎に藤原大祐
出版社で教科書を作る仕事をしている丈流の父の堤虎太郎に原田泰造
虎太郎の親友で放送部の府川大樹に窪塚愛流
ラジオ番組のナビゲーターのTaijyuに江口洋介
今日子の親友でヤンキーだが看護師を目指す谷崎明日香に瀧七海
急性アルコール中毒の喜一を救急車で搬送する救急救命士に飯島直子
昼のカフェの店長の篠田沙希の山本美月
丈流と同じ大学に通う友人の喜一に中川大輔
丈流の友人の小柴に伊藤あさひ
美優の友人で喜一の彼女の真子に秋谷百音
「Double」の店長の重田に休日課長
丈流を経営する会社に軽い気持ちで誘うベンチャーの社長に望月に和田正人
武道館ライヴを行うアーティストのA-riにasmi
ラジオ局に訪れるサンプラザ中野くんにサンプラザ中野くん
爆風スランプについて話すラジオのパーソナリティに坂上みき
美優の友人に成田愛純
美優の友人に藤本ばんび
店長と話すバーの客に永野宗典
美優を指導する看護師に宇乃うめの
看護師長に智順(旧・ちすん)
看護部長に七海映子
病院の理事長に板垣雄亮
ラジオ局のスタッフに松尾百華
大樹の担任教師に廣末哲万
三浦の郵便局で並んでいる主婦に西田麻耶
三浦の郵便局で並んでいる男に佐藤五郎
入院患者に松田弘子
望月の部下に板井剛貴
「i☆Ris日本武道館」
すれ違いぶりがシンクロする二人
ペンフレンドとの文通が盛り上がり、いつの間にか膨らんだ理想像。でも現実はまさかの…という設定。こういうすれ違いドラマは昔から何百回も描かれてきたであろう。しかし爆風スランプの30年以上前の曲をモチーフに、親子二代の物語を交互に描く構成など工夫されており、柄にもなく泣いた。
就活の時期なのに皆と同じようには動けない、斜に構えた価値観の神尾楓珠君。偶然居合わせた居酒屋で、神尾君が語る「すべては偶然だよ」という人生論に、「聞き捨てならない」とばかり割り込んでくる桜田ひよりちゃん。この冒頭場面から引き込まれた。
二人のすれ違いぶりに説得力があるからこそ、クライマックスの和解が生きてくる。この映画は会話劇が面白く、二人の口論をずっと聞いていたいと思った。「僕はそんなこと言ってない。言った僕が言っているんだから間違いない」「あなたはそう言っているように聞こえた。聞いた私が言うんだから間違いない」など。相性が合う二人は、口げんかもシンクロしているのだ。
親世代の、昭和から平成に変わる時代の文通ドラマも効果的。大人だってお手本となるような人生は送っていないけれど、ほろ苦い昔話をさらっと若者に伝えて、背中を押す役割を果たしている。爆風スランプをカバーした主題歌のように、今の若者は全部をオリジナルで作る必要はなく、等身大の物語を作っていけばいいと教えているようだ。(そういう私は完全に親世代の年齢)
正直に言えば、リアルな口げんかに比べてノートでの文通にそれほど魅力は感じず、文章と生身の人格を最終的にどう融合したのかも描いて欲しかった。冒頭で挙げたような性格の好対照が魅力的だっただけに。(対面するとぶつかってしまうけれど、ノートで交流したような弱さや迷いも分かち合っている…そんな二人なのだと脳内補完しておきます)
偶然が重なり過ぎて奇跡になった
すれ違いの中にある偶然は。。。
ペンパルの皆さんへ
好きな人にイライラしてしまう気持ち
文通相手に恋をしてしまう、しかし、現実の相手はキライな人
キライなのに気になる、考えるとなんかイライラしてしまう気持ちが描かれている。
お互いに会いたいという気持ちがあれば、会える。
彼女の方が会いに行かないとと走るパターンは珍しい気がする。
現実の彼と文通相手が同じことに気付いて喜ぶシーン、チケットの宛先が間違っていたことに拗ねるシーンは桜田ひよりさんの演技が素晴らしいと感じました。
p. s.玉ねぎを武道館ではなく国技館だと思っていました。
現実的に鎌倉から武道館まで自転車で移動するのはキツイはず、、
ペンフレンドのふたりの恋は
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