「手書きの文字は優しい」大きな玉ねぎの下で 豆之介さんの映画レビュー(感想・評価)
手書きの文字は優しい
この二人、どうなったらくっつくの?状態なのに全く焦りを感じなかった。全編に流れる手書きの文字、手紙の優しさだと思う。
二つの時間軸があって。最初はどう絡むのかと思っていたが見事に着地した。
今は信じられないことだけど昔の少女漫画雑誌には最後の方に「文通しましょう」コーナーがあり、氏名や住所が載っていた。そういう時代だった。私も知っている友達と文通をしていた経験がある。恋に発展しない相手だったけど。
何となくまた文通をしたくなっている。文字だから誤解されてしまうこともあったが文字だから伝えられたこと。
そんな気持ちにさせてくれる優しい作品。
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