「...」劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク 眠兎さんの映画レビュー(感想・評価)
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1 繰り返しが多い構成で劇中で同じテーマや演出が繰り返される場面が多く、テンポが少し冗長に感じられる部分がありました。特にキャラクター同士の関係性や心情の変化を強調するためのシーンが何度も挿入されることで、ストーリーの進行が停滞している印象を受けました。ファンにとっては感情移入しやすい反面、初見の人やテンポの良さを求める観客にはやや退屈に感じられるかもしれません。
2 ファン向け要素の強さと説明不足で映画は明らかにプロセカのファンをターゲットにしているため、キャラクターやユニットの背景説明がほとんどありません。既存のファンには嬉しいサービスシーンや細かい設定の描写が多いものの、初めてプロセカに触れる観客にとってはキャラクターの関係性や世界観が分かりにくい点が目立ちました。もう少し初心者向けの導入や説明があれば、より幅広い層に楽しんでもらえたのではないかと思います。
3 音楽とビジュアルのクオリティ
繰り返しや説明不足といった欠点はあるものの、ライブシーンの迫力や楽曲のクオリティはさすがの一言。映像美と音楽が見事に融合し、特にクライマックスのパフォーマンスは感動的でした。ファンであればあるほど、この部分は見逃せないポイント。
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