「素晴らしい出来のファンムービー」劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク ヤマネコEXさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい出来のファンムービー
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プロジェクトセカイ(以下プロセカ)の物語やキャラクターが好きな人にとっては最高の出来。
正直全く期待していなかったので思わず眼がしらが熱くなるような素晴らしいものが出てくるとは思ってもいなかった。
とりあえず2回見たが、2回目の方が細かいところに気づきがあって楽しめたと思う。
ただし、プロセカを全く知らない人が楽しめるものではないので注意が必要。
いうなればドラえもんの事を全く知らずに大長編ドラえもんの映画を見に行くようなものなので、作品を知らないけど見ておこうか、という人は最低限各ユニットのキーストーリーは読んでおくべきだろう。
以下若干ネタバレ含む
プロセカの物語というのは基本的に夢を追いかける主人公たちをミク達バーチャルシンガーが応援する、という流れなので、歌えないミクを皆が助ける、という構造にしたのは素直に感心した。
物語的にはよくある話と言えばそうなのだが、プロセカの世界観におけるバーチャルシンガーの設定を考えるとこの逆転構造は劇場版でしか出来ないものだろう。
後モブの登場シーンが多いのも面白いと思った。
プロセカの世界観はセカイの存在以外は意外と現実的な話が多いので、主人公たち以外にも同じような境遇にいる人は多いはず。
じゃあその人たちのところにはミクは来ないのか?みたいな疑問が多少解消できた気がする。
全体の感想としては、作中でとあるモブが発した「ちょっと元気出た」というのが一番しっくりくる。
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