レベル・リッジ

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レベル・リッジ

解説・あらすじ

「ブルー・リベンジ」「グリーンルーム」のジェレミー・ソルニエが監督・脚本を手がけ、小さな田舎町にはびこる腐敗に立ち向かう元海兵隊員の戦いを描いたサスペンスアクション。

テリー・リッチモンドは従弟の保釈を申請するため田舎町シェルビー・スプリングスを訪れるが、路上で警官から因縁をつけられ、保釈金として用意していた現金を不当に押収されてしまう。従弟はギャングが起こした事件の証人となったために報復される可能性が高く、刑務所へ移送される前に保釈させる必要があった。テリーは裁判所職員サマーの協力を得て、警察署長バーン率いる悪徳警官たちに立ち向かうことを決意するが……。

「オールド」のアーロン・ピエールがテリー役で主演を務め、「ソウル・サーファー」のアナソフィア・ロブが裁判所職員サマー、「ジャンゴ 繋がれざる者」のドン・ジョンソンが警察署長バーンを演じた。Netflixで2024年9月6日から配信。

2024年製作/131分/アメリカ
原題または英題:Rebel Ridge
配信:Netflix
配信開始日:2024年9月6日

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Netflix映画「レベル・リッジ」9月6日(金)独占配信

映画レビュー

4.0終始一貫した「抑えの演技」に引の美学を感じましたよ

2025年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

簡単に言えば、腐った警察と闘う現代版ランボーみたいな映画かしら🙄

しかし大きく違うのは、主人公ランボーことアーロン・ピエール扮するテリーが黒人であり、恐ろしく節度ある燻銀のランボーであるということだ。終始アンガーマネージメントもバッチリなテリーの抑えた怒りは、それでも徐々にヒートアップ!いとこのマイクがメタ刺しで亡くなったと聞いたところで、最大限に声を荒げて「だから言っただろ💢」と怒鳴ったのをMAXに、その後も決して我を忘れることはなかった。

物語の序盤にテリーが、MCMAPの元教官であることが分かるのだが、MCMAPとはMarine Corps Martial Arts Program=海兵隊マーシャル・アーツ・プログラムの略であり、その元教官であるテリーは実は戦闘のスペシャリストであるということだ。だからこそ精神性にも優れている。本来なら聖職であるハズの警察が、お粗末な現実を突きつけるも簡単には、立ち向かうことをしない。世の中のあらゆるところにこの手の不条理が蔓延していることを熟知しているからだ。そして不用意に正義を振りかざすことが、とても浅はかで危険なことも熟知しているのだ。テリーはあらゆる訓練で自衛こそ最大限の防御だと知っている。
それでもテリーは立ち上がった。燻銀の怒りと正義を胸に。そう決めた時にはもう恐らく最大限の策と度胸は用意されていたハズだ。その静かでクレバーな復讐劇があるようでなかった新鮮さで私は好みです。

多くの人が評価をマイナスに転じたくなるラストについても、初めこそ「これで終わり?!」と思ったものの、2度3度見返すうちに「これが正解だ」と思えるようになりました。

終始抑えた怒りの演技に「引の美学」を感じましたよ♪
よく解釈すればですがね🙄

普通に見て損はない面白いアクションサスペンス映画でございました♪
ビッケさん勧めてくれて感謝です🫡

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ななやお

3.0現代版ランボー?

2025年3月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ランボーは元軍人に対する扱いの酷さに対する抗議のような映画だった。この映画は人種差別と汚職を扱った映画で、ともに戦闘のプロが主役である。
社会の差別や不条理をスーパーヒーローがぶちかます点は同じですね。

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A1_Godzilla

5.0セルピコに成りたかった警察

2025年1月28日
スマートフォンから投稿

興奮

知的

難しい

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mzmz

3.0全方位に配慮してしまった

2025年1月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

いわゆる「ナメてた相手が実は殺人マシーンでした」映画の系譜に連なる映画。

この手の映画は『ランボー』『イコライザー』『ジョン・ウィック』などシリーズ化した人気作も多い。

超絶の戦闘スキルを持ちながらもその正体を隠して社会の片隅でつつましく生きる主人公が悪に対して怒りを爆発させるというプロットに、アクション映画好きのボンクラ野郎たちは激しく魂を揺さぶられるのである。

かく言う自分もそういうボンクラ野郎の一人なので、今回はどんなブチ切れマシーンが登場するかとワクワクしながら観たが、思ったほどのカタルシスは得られなかった。

脚本も練られているし、主人公の接近戦スキルなどもそれなりに見応えがあるが、Netflixにありがちな「全方位に配慮しましたのでどなたでも安心してご覧いただけます」感が出てしまった。

映画に限らず創作物というのは、受け取る側の誰かを傷つけ、誰かを置き去りにし、誰かを怒らせるものである。
差別感情を煽り立てるような作品は論外として、結局は面白いものを創るためにどこかで腹を括るしかない。

全方位に配慮すると、全方位の観客がそこそこ楽しめるが、全方位の観客がそこそこつまらないと感じる映画ができてしまうという好例。

主人公も常識の範囲内でしか暴れないし、なんなら悪党たちも「常識の範囲内で悪事を犯しますので安心してください」という感じだ。

観終わってつくづく感じるのは、ジョン・ランボーやロバート・マッコールやジョン・ウィックが、いかに常識の通用しないムチャクチャなヤツらだったかということである。

そして自分のようなアクション映画好きのボンクラ野郎は、金を払う以上は常識の通用しないムチャクチャなヤツらを観たがっているのだと痛感。

この映画の主人公はランボーやマッコールみたいにムチャクチャなヤツではないので、「ナメてた相手が実は殺人マシーンでした」映画の入門編的な佳作と言っていいのかもしれない。

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盟吉津堂