ジュ・テーム、ジュ・テーム

劇場公開日:

ジュ・テーム、ジュ・テーム

解説

「去年マリエンバートで」「二十四時間の情事」などで知られるフランスの巨匠アラン・レネが、1968年に手がけたSFラブストーリー。タイムトラベル実験の失敗により時間の中に閉じ込められ、かつて愛し合った恋人との記憶をランダムに追体験することになった男を描く。

「時間」を研究するクレスペル研究所で、タイムトラベル実験への参加を依頼されたクロード。1年前へ旅だった彼の目の前には夏の真っ青な海が広がっており、そしてそこには、かつて破滅的なまでに愛し合った恋人カトリーヌがいた。しかしマシンの故障により過去に閉じ込められてしまったクロードは、ばらばらに散らばった思い出を追体験していくのだが……。

1968年のカンヌ国際映画祭に出品されたものの、五月革命の余波を受けて映画祭自体が中止となり、その後の興行も芳しいものではなかったことなどから、日本では長らく特集上映などで上映されるのみだった。時を経て再評価が高まり日本でも2024年2月に初の劇場公開が実現。

1968年製作/96分/フランス
原題または英題:Je t'aime, je t'aime
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2025年2月28日

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映画レビュー

4.5無限地獄

2025年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

失恋後の無限ループをタイムリープものとして描く。
いわゆるSF映画ではない。 (自分はSFものだと思って見始めた。)
主人公は自殺未遂からの退院する際に謎の科学者たちに連れられ
タイムリープマシンに入ることになる。
タイムリープマシンでは自分の経験したバラバラの時間を繰り返し
経験することになるが・・・。
繰り返し繰り返し終わりのない仕事。
恋人カトリーヌは本当にいたのか?
主人公の妄想だったのか?
あてどもない後悔と罪の意識。
時間を戻してやり直すことになっても、結局また同じことを繰り返すだけだった。
90点

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