花嫁はどこへ?のレビュー・感想・評価
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「自分に合うインド映画が」
今年244本目。
インド映画世界一だとよく思います。「RRR」今年8月に見た「スーパー30アーナンド先生の教室」(2022年9月公開)など自分に合うインド映画が。音楽ですね。
現時点で今年のベスト1
ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞。お客さんの入りは7分程度。ほかの方が書いているようにインド映画お約束のミュージカル的なシーンはなかったがかえってその方がよかった。主演の3人だけでなく脇役も全員魅力的。特にジャヤ役の女優さんは映画初出演とは思えないほど、複雑な役を上手に演じていた。これからの活躍に期待!
世界中の女性に送るエールに涙が止まらない
時代は2001年のインド、
田舎の村を繋ぐように走る列車に中には日本と同じ様に
お日柄の良い日にはあちこちに新婚カップルがいっぱい。
その他にも色んな乗客でほぼ満員。
日本の花嫁さんの綿帽子と同じように、インドの花嫁さんも
皆、頭から同じような色柄のベールを被って顔を隠したまま。
そんなだから、主人公の花婿さんが降りる予定の駅に着く頃、
ついウッカリうたた寝をしていて、ハッと気がついた時に
大慌てでベールの花嫁の手を掴んで列車を降りたのはいいのだけど
家に着いて、家族に挨拶する段になってやっとベールを外した花嫁を見て
〜〜〜君は、誰!!??
な、事あるかい!!(笑)
あり得ない素っ頓狂な出だしの映画ながら観ているうちに、
まだ幼さの残る花嫁さんが今まで全く知らなかった外の世界に出会い
新しい自分を発見してゆく姿と、
古い因習に押し潰されそうになっていた自分を、もう一度奮い立たせて
自分の生きたい道を突き進もうとするもう一人の花嫁さんの姿。
どちらも泣けるんだよ!!ぜひご覧ください。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る
中途半端な映画好きとしては
制作に名を連ねるアーミル・カーン!
彼が関わる映画「きっと、うまくいく」や「きっと、強くなる」は
どれも笑いの中に深刻な社会問題が散りばめられて
楽しく笑いながらも世の中の不平等や不条理に
抗う力が湧き上がる作品になってます。
映画を通して全女性にエールを送る暖かく、力強い映画です。
絶対劇場で観てほしいです。
キレイな涙で、勇気を与えてくれること間違い無し!!
大事なことをユーモア交えて
ただの笑いありハラハラドキドキありの面白映画ではなく、インドにおける男女不平等不公平問題を、上手いこと問題提起してるとこが素晴らしいと思いました。
特に肝っ玉女将さんとシャクレ警部補が良かったなぁ。
学び
寝不足で観に行ったので、睡魔と戦いながらも半分くらい寝てしまいました。
とても大切な言葉や、現実にある問題、価値観、たくさんのものが詰まってて、
寝てしまったのにどんでん返しのハッピーエンドに感動してしまいました。
これは花嫁達が自分の力で勝ち取ったハッピーエンドなんだろうな。もう一度観ます。
誕生日にこの作品を選んでよかったです!
もっと上映館増やして!
レビュー点数がめちゃ良かったので気になり、前日にチケットを取りましたが、既に残りわずかでした。宣伝してるわけでも話題になってるわけでもないし、上映館少ないのに何で? あまり期待し過ぎるとイマイチに思うパターンも多々ありますが、この作品に関しては本当に期待通りというか、それ以上の面白さでした。今年は例年以上にハズレのない鑑賞体験が多いのですが、まぎれもなくベスト5に入るくらいの良作でした。
お話の骨格は、いわば「吉本新喜劇」にあるパターンというか、「んな、アホな」とつっこみたくなる展開なのですが、出演者が皆適役で、誰一人知りませんけど、上手い・かわいい・美しい・おもろい。なにより、コメディ要素とミステリー要素をちりばめた脚本が素晴らしい。女性の権利や生き方について、主張している部分があるのですが、そこをメインに訴えるのではなく、ユーモアと暖かさでポジティブに表現しているうえ、どうなることやらと目が離せない展開が続き、最後は愛しい気持ちにあふれて涙が止まりませんでした。
インド映画は先日「ジガルタンダ ダブルX」を観て、意外な展開に驚き感動したばかりですが、ホントにひとくくりにはできない幅広さと奥行きがあると思いました。やたら集団ダンスシーンが出てくるとか、似非ハリウッドアクションとか、あまり良い印象を持ってない人はぜひこの映画を観てほしいです。2時間ちょっとでインド映画にしては短めですし。大阪では上映館が非常に少ないので、「RRR」みたいに口コミで増えてロングランしてほしいと願うばかり。でも、一方で自分だけのお気に入り作品にしておきたい気持ちにもなる、そんな「愛しい映画」です。
女性は強い
1.インド映画なのに踊らなかった
2.インド映画なのに2時間だった
3.インド映画はやっぱり良い
4.2人の花嫁は対照的だが、両方良い
5.インドの警察官になりたくなった
6.悪人も、なんか良い人だった
7.日本の時代劇っぽく、スッキリした
8.人情豊かな話だった
9.ジョーカー2(みてないけど)より良い?
10.これからインド映画チェックしよう
インド警察に捜査依頼すると有料なの?
嫁さんと電車に乗った旦那が、間違って別の女を連れて下車。確かに同じ服装で顔も見えなかったけど、2人いた事に気づいてなかったのかなぁ?何より怪しかったのが、知らない男に手を捕まれて立たされたジャヤが拒絶しなかった事。何も喋らないで、男の家族と知り合いになるなんてな。取り残されたプールも怪しいと思ってたら寝てたのね。納得。最初に出てきた新聞の花嫁詐欺の記事。詳細は良く分からなかったな。2001年の話なんだけど、古い建物や携帯電話や人間関係や似顔絵ポスターなど、もっと昔の時代じゃないかなって感じた。ま、インド映画を観るたびに同じ事を感じる自分だけどね。旦那達が居なくなった嫁さんを探し始めるんだけど、犯罪者はジャヤじゃなくて旦那の方だったのかな?でも嘘だらけのジャヤの方が怪しかったね。それにしても他人の妻を居させる2組の家族。それって親切なの?旦那の方に帰りたくないからって、厄介になる2人。罪悪感なかったの?だったら離婚すればいいじゃん!ずっとモヤモヤしていたら、警察がいろいろ解決してくれた。とても意外でした。最後はまさかのハッピーエンド。結構楽しかったです。
女性への優しさと厳しさがこもった応援と叱咤激励
キャラ造詣が全部秀逸で、特に贈収賄大好き悪徳警官の「最後の判断」が面白かった。
下敷きとなっているのが、インドにおける女性の人権のなさへの猛烈な批判。
また、そういった状況を受け入れて黙っていることの愚かさの指摘。
そんな、女性への応援と叱咤激励。
本作製作のアミール・カーンと、その元妻で本作監督のキラン・ラオ両名の、優しさと厳しさが感じられる佳作でした。
世界の「男女平等ランキング2024(ジェンダーギャップ指数)」では、インドは146カ国のうち127位とかなりの下位なわけで、まだまだ先進国と言えんよなぁ、と思いつつも。
実は、日本は118位(2023年は125位)と、世界から"こんなインドと変わらない"と判断されていることをとても恥ずかしく感じました。
きっとうまくいくより面白いって書いた奴誰だ。。
流石にきっとうまくいく超えではなかったので少しマイナスさせてもらいました。
ただ、インドの文化とかが良く分かるもので興味深かった。もう少しインド映画らしくハチャメチャあってもよかったかな。
いい話、軽めのブラックが引き立てて心地よかった。
20年以上前のインドでの女性の位置づけの細かいエピソードが新鮮。レンコン炒めや夫の名前呼ぶから持参金の闇。警察へ当然の賄賂や議員コネ、閉鎖社会での外聞なども盛り沢山。
花嫁の取り違いなんてムリとも思えるが、旦那はともかく花嫁が手を握られて別世界への扉が開ける僅かな可能性を瞬時に理解して実行したのは素晴らしい。
ラストのオチやプールを救った駅のオバサンや駅員は甘めと思うが、20年以上前の設定と人柄がハマって楽しめました。ついでに悪役旦那の母親が懲らしめられると良かったなぁ。
一瞬足りとも飽きなかった
株主優待券で渋谷で朝イチで視聴。有楽町で希望だったけれど有楽町がいっぱいだったのに渋谷はかなり余裕。
掴みから良い。最後まで一瞬足りとも飽きなかった。予定調和のハッピーエンドでもほろっとさせるところやナルホドと思うところがありよく見た感じが全くない。インドのバスや電車の乗り方、夫の名前を言ってはいけないない、持参金の話など今でもそういった風習があるのかどうなのか? 色々目新しい事ばかりで楽しかった。間違えられた奥さんが旦那さんの身分証を金庫から出してたが携帯のシムを買うため?
人生の切り拓き方
吉日で結婚式が立て込む片田舎、実家挨拶の電車長距離移動中、ウトウトして花嫁を取り違え
ずっとハードにソフトに抑圧されてた女性二人、周りの環境がポン、と変わって、さて
基本雑なボリウッドがときどき放り込んでくる、インドが抱える課題を軽妙に世に問う作品
アーミル・カーン制作、素晴らしかった
性差別がテーマでしたが、説教臭く無くて面白い
2人の花嫁が違った角度から、今も続く女性の地位や環境や価値観を明るく愉快に表現していた。
インド映画の定番のダンスシーン取り分け結婚式のシーンを期待してきたのに端折られていたのは残念でした。
ダンスシーンカットしても2.5時間なので仕方ないのかなぁ。
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