劇映画 孤独のグルメのレビュー・感想・評価
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「料理が美味しそう」
今年16本目。
「孤独のグルメ」と言うとやはり料理の美味。劇映画なので品数多くていい。韓国料理は小鉢で10数皿出てくるお店もある、キムチ一度食べてみたい。内田有紀さんが「Doctor X」と2作続けて大事な役。PHP2月号が松重豊さんのインタビューで読んだのですが、映画の内容の所だけ読まなかったのでこの後見ます。
ファンムービーとは思ったけど、予想を飛び越えてめっちゃ良かった! ...
わからない、なんでこの映画がこんなにうけるのか
わからない。なんでこんなに見入ってしまうのか。
わからない。なんでこんなに映画と同じものが食べたくなったのか。
おっさんがメシ食っている映画じゃないか。
現実的に考えて、ゴローさんがあんな行動取るわけないじゃないか。
わからない。なんでこんなに鑑賞後の満足感が高いのか。
映画館で二時間の暗闇、座席に座った状態であんな料理の数々を見せられたらたまらんです。
レイトショーで見てはいけません。映画の後に店があいていません。
僻地の映画館で見てはいけません。映画の後に食べたいジャンルの料理を出す店がありません。
満腹で見てはいけません。ちょっと小腹がすいたかな程度の状態で、かつ、終わったらすぐにいろいろな店にかけこめるシチュエーションで見ましょう。
続編、ものすごく期待しています。
おっさんがメシ食っているだけの映画。
そんな話になんでこんなに魅かれたのか、わからない。
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追記1:
おしむらくは。
ゴローさんがメシ食いながら、ただただモノローグを語り続けるだけのシーンが足りなかった。あのどうでもいい語りのシーンがもっとほしい。
追記2:
4DX、あのシーンで実際に魚焼くにおいとかゴマ油のにおいを館内にバラまいてほしいなぁ。
見たらお腹が減ります
込められた愛と温もり
大好きなドラマ「孤独のグルメ」がまさかの映画化!?しかも舞台は日本を飛び出してパリ!?しかもしかも、監督と脚本はまさかの松重さん!?!?制作発表された時はそれはそれは驚きましたよ。松重さんは普段少食らしく、食べるのがキツくてやめたいとインタビュー記事やらで何度も言っていたのに、まさかこんなことになるとは。。。
ただ、この作品は家のテレビで袋菓子なんか食べながらだらだらと見るのがいいのであって、2時間尺かつ映画館で見るってのは...どうなの?と正直思ってた。だが、蓋を開けてみると驚愕。制作発表された時よりもビックリした。何だこの映画は。素晴らしい、素晴らしすぎるぞ!!!!!!
いつものドラマと同じテンション感で来てくれるから、劇場版だからと身構える必要性は一切無し。始まり方が完璧すぎて、開始1分にして既に虜。映画館であることはこの時点ですっかり忘れちゃう。
お馴染みの雰囲気と新鮮な映像。日本を闊歩している井之頭五郎がまさかの海外へ。飛行機に搭乗しているだけで面白いのずるい笑笑 孤独のグルメらしかぬ大スケールに、孤独のグルメらしい笑い。いくら遠くへ行ったって、特有の温かさは変わらず。松重豊がこの作品にかける思いが始まってすぐ伝わってきた。主演として、そして今回は監督として。イヤイヤ言いながらも、やっぱり愛で溢れている。
新たな地へと足を踏み入れる度に腹が減るもんだから、食事のシーンが驚くほど多く、てっきりドラマパートメインだと思っていたから、想像を遥か上回る満足度でビックリ。しかし、あまりに多いし、松重さんもいちいち美味そうに食べるもんだから、ついでに空腹度も限界突破。昼ごはん食べずに鑑賞したもんだから、あまりの美味そうさにヨダレが止まらない。
でも、大正解。この映画を見る前、そして見ている最中はなにも口にしないことをオススメします。鑑賞後のご飯がまぁ美味しいこと。空腹は最高のスパイスとは言い得て妙。うわ、この後なに食べよう...と考えるのが最高に楽しいのです。
にしても、究極のスープ探しというストーリーがホント素晴らしい。この作品にピッタリなテーマだし、知らない土地で現地の人と食に出会っていく度にスープが喉を通る時のように、全身が温かく優しい気持ちでいっぱいになる。井之頭五郎に女性たちが韓国料理を振る舞うあのシーンがすごく好き。なんて幸せそうなんだ。食で笑顔になっていく人たちを見るのって、なんでこんなに嬉しくなるんだろう。
食べることは生きる目標になる。食の楽しさを伝えながら、食材のひとつひとつに感謝を忘れない優しさにすごく胸が打たれてしまう。色んな具材を合わせて出来るスープという料理だからこそ、その温かさは五臓六腑に染み渡る。
終盤は驚きの展開を迎えて大爆笑&大感動。最高にいいものを見せて貰った。スタンディングオベーションしたくなるほど、たまらなく良かった。。。この作品の集大成のような持っていき方だし、これは映画じゃなくちゃ意味が無い。ほんとにほんとに、ここまで作りあげてくれてありがとう。松重さん大好き🥰
要素が多く、ひとつひとつ純粋な気持ちで見てほしいから避けるためにかなり曖昧なレビューになってしまったけど、2025年ベストの有力候補とも言える最っ高の映画だった。今年の「おいしい給食」枠。グルメ映画は温かくていいなぁ。。。
よーしレビュー書き終わったぞ。
それにしても、腹が、減った。
ポン
ポン
ポンッ。
てっきりパリでのグルメの話と思ったら
意外と出来が良い、というかTVドラマの品の良さを大事にした筋目正しい映画
TVドラマはシーズン10まで続いているのか。すっかりテレビ東京の看板ドラマシリーズとなった。少なくとも再放送される回数はテレ東のドラマでは過去一番多いのでは。
そのテレビ東京が開局60年を迎えたということで看板ドラマを映画化した。
期待半分、不安半分という心持ちで観にいったがなかなか面白いしTVドラマの良いところはきちんと踏襲していて気持ちよかった。
このTVドラマは輸入雑貨商である井之頭五郎が本業の仕事のためにどこかの街を訪れるところから始まる。仕事絡みのやりとりが前半ほんの数分間ありその後は腹が減った五郎がどこかの店に入り何かを食する話につながる。基本、前半部分と食べるものは関係なくドラマとして膨らむとか続くということは全くない。ここが潔い。五郎は背筋をビンと伸ばし、実に美味そうにいろいろなものを食べる。食べ方がやや汚いという意見もあるようだがともかく美味そうである。そして満腹し幸福感に浸りながら店を後にする。
多分、美味いものを腹いっぱい食べるというのは人間の根源的な幸せであろう。だから我々は毎週、幸せな人の姿を30分かけてみているのである。よほどひねくれた人間でなければ幸福感のおすそ分けしてもらっているという感じを受けるのではないか。
この映画は、本質的には、ドラマと同じ構造である。いわゆる「ザ・ムービー」っていうやつでは映画化にあたっていらないサービスをつけようとする。主人公の前日譚や後日譚であったり、特別なエピソードを盛り込もうとしたり。
でも、この映画は、井之頭と、井之頭を巡る人々の最低限のやりとりと、食材と、食堂と、料理と、それしか出てこない。最初の方、ちょっとだけパリの杏の母親が昔、井之頭と訳ありだったようだとか、あとは夫婦だった内田有紀とオダギリジョーの関係についてもちょこっと触れられる。でもそれ以上は踏み込まない。そこが何とも品が良い感じを私は受ける。
松重豊さん自身が監督しているだけのことはある。さすが分かってらっしゃる。
良かった
期待はしていなかったが
なんだかんだ面白く見れたと思う。
4コママンガを無理やり30分アニメにしたような引き伸ばし感がかなり目立つ構成のため、中盤まで延々と続く食事シーンで寝かけた。
作中当然のように法に引っかかりそうな事を主人公が実行しているシーンもありツッコミどころは多々あるが。
しかし、シナリオとしてはしっかりと作り込まれており、場面場面で貼られた伏線を投げ出さずしっかりラストに回収しきった展開は普通に面白かったと思う。
コメディ色の強いドラマやアニメを好む層には結構ウケそうな印象である反面、無理やり引き伸ばしてる感が否めず眠気との闘いになる部分も感じるため、かなり賛否両論になりそうな映画だと感じる。
迫力とかは基本的に無いので劇場で見なくてもいいかも。
お腹、空いてきたでしょ?
フランスのパリとか、韓国とか。劇場版ともなれば海外ロケ。五郎さんは、個人で輸入雑貨商を営んでいるからそれも当然か。国内は五島列島に。だけど一番大きい福江島じゃなくて奈留島ってところが孤独のグルメっぽい。
で、五郎さんがあるものを探し回る筋書きは少々奇想天外で、そんな上手くいくかってところは散見されるが、これはミステリーではなくて"グルメ映画"なので、そこは大目にみたい。ラーメン屋のくだりで、店名が「サンセリテ」。イラストにタンポポが添えられていて、これは一目瞭然、映画『タンポポ』のオマージュだと気付き、どこかしら郷愁めいた感情が湧いてくる。"サンセリテ"の意味はおそらくタンポポなんだろうと、観終えて急ぎ調べてみるが、意味はフランス語で"真心"だそうでちょっとあてが外れた気分。いや待てよ?タンポポの花言葉はなんだ?とこっちも調べると、こっちも"真心"だった。サンセリテとタンポポが繋がったと感じたと同時に、五郎さんの、というか、監督も務めた松重豊の、料理に対するリスペクトを感じた。
そして帰宅後、『タンポポ』のDVDを引っ張り出して観た。伊丹十三は花言葉を分かってこのタイトルにしたんだな、宮本信子演じる主人公の名前をこれにしたんだな、って思えた。"ラーメンウエスタン"と銘打ったとおり、西部劇のあの颯爽と去り行く勇者たちのような、そんなカッコよさがあった。改装されたラーメン屋にデカデカと描かれたタンポポの絵が、うちは真心込めてラーメン作ってますって宣言してるようで、それは助けてくれた彼らの真心あってこそだと思えた。てか、『タンポポ』で山崎努が演じるタンクローリー運転手の名前って、ゴローじゃないか。それに『タンポポ』には父の渡辺謙、こちらには娘の杏が出演していて、勝手に過去パートと現代パートで親子共演の気持ちになっている。なんか、孤独のグルメって実はけっこうなメタ構造に仕上がっているじゃないか。
なお劇中最後に松重豊演じるところのゴローさんに、腹減ったでしょ?って言われて、我慢してた空腹感がマックスに。五郎さんの声で「腹が、減った」と脳内再生。たまらず、すぐ近くのラーメン屋に駆け込んだことは言うまでもない。
追記)
井之頭五郎の名前の由来はもしやと意気込んだが、それは『タンポポのゴロー』ではなく、久住昌之氏が住んでいた「井の頭五丁目」からだそうで。ちと残念。
食を巡る幸せな物語
テレビドラマでは特定のお店と、その周辺を舞台に
料理の味を深堀りして五郎さんが孤食を楽しむことがメインですが、
本作はその基本設定をある程度ベースにしつつも、
国や地域をまたいで、料理の作り手や、その美味しさ、すばらしさを伝える人たち
にもフォーカスして、広い世界観で展開されているところが異なっていて、
テレビドラマをあまり見ていない私でもすごく楽しめました。
とくにおしゃべりな村田雄浩さんのキャラクターや
言葉のあまり通じないユジェミョンさんとのやりとり、
どんな状況でもおいしいものに吸い寄せられてしまう松重さんの様子は
いつもの飄々とした感じも相まってほんとうに面白いですね。
またラストの塩見さんのセリフや、
伊丹監督の”たんぽぽ”を思わせるような構図とか、
映画をつくる(先)人たちへのリスペクトも感じられて
数々のおいしそうな料理にお腹が空くと同時に幸せな気持ちになりました。
見ていて「腹が…減った」
井之頭がかなり無謀な事を繰り返すグルメ映画。 本年度ベスト級。
濃厚コーンポタージュ味
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