劇映画 孤独のグルメのレビュー・感想・評価
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孤独のグルメは初見だったけど、普通に楽しめた。
めちゃくちゃ良かった。孤独のグルメは初見だったけど、普通に楽しめた。
今回松重さんが監督も務めているというのもすごい。
ストーリーは「スープを作るための材料探し」というトレジャーハントものでありながら、行く先々で出会う素敵な人とグルメを楽しんでいく物語。予定調和だけではない展開ながら、2時間できちっとまとまっているコンパクトさがとても良かった。いろんな土地を巡ることもあって、物語のテンポが良く、爽快感もある。主人公の五郎はただスープを作るために食を線と線で結んでいたつもりが、いつの間にかその食を通じて五郎に出会う人々は結ばれていく。何かゴールに向かって生きる人生の中でも、大事な出会いや思い出は意外とその道中の脇道に転がっているものかもしれないなと思った。
映像の作り方や演出も面白く、特に画角の使い方が勉強になった。2人以上の登場人物がいるときは、話し手にカメラを向けることで画の変化を作れるけど、1人だとそれができない。その分、画角に遊びがあって、見ていて飽きなかったのが印象的だった。
その中でも特に綺麗だったのは引きの画の構図。構図のことは全くわからないけど、広い画面なのに情報が洗練されていて、どこを見ればいいのかがすぐにわかる。不思議な感覚で、構図の勉強をしてみたくなった。
お店を探すシーンから入店し、食事をするまでの流れは編集の凄みを感じた。画角や構図、BGMの選曲とタイミングなど、細かく分解してじっくり見たくなるほどだった。お腹が空いたときのお決まりシーン(ポンポンポンという音と共に徐々に引きの画になっていくやつ)が印象的なモチーフになっていたのも良かったし、食事シーンでのBGMのタイミングも絶妙で、進行に緩急をつけていてとても心地よかった。
また、五郎と出会う人々との距離感も絶妙で、出会った人と深く関わるわけでもなく、何かひと段落すればまた1人に戻る。その流れが、「孤独のグルメ」はこれからも続いていくんだなと思わせてくれる。松重さんのコワモテな雰囲気と、たまに出るチャーミングなおとぼけやコミカルな走り方とのギャップも面白かったし、キャスティングも豪華で、次は誰が登場するのかというワクワク感もあった。
ネタバレになるので詳しくは言わないけど、主人公の井之頭さんに対して善福寺さんという人が出てくる。どっちも吉祥寺あたりの地名っぽいけど、詳しい人ならもっと深い意味に気づけるのかもしれない。もし深掘りできる人がいたらぜひ教えてほしい。
観終わったあとは、2時間の映画以上の物語を観たような感覚だった。ちょっとした頼まれごとのはずが、いつの間にかたくさんの人々の人生や運命をいい方向に変えてしまう展開がとてもハートフルだった。
お腹が空いた
ほっぺたと口元がゆるむこと間違いなし!
オッサンがメシ食ってるだけのドラマがどんな風に映画になるんだろう。。と気になっていざ映画館へ。この作品なら「上映中になんか食ってても許されるよね!」って気持ちからLサイズのポップコーンを抱えて鑑賞(最高)
率直な感想としては、グルメと人情とギャグがいい感じに混ざり合ってていい意味でまとまってる素敵な作品だった。悪者が1人も出てこないし、ほっこりゆるいのに2時間飽きずにどっぷり楽しめた。
フランス在住の日本人おじいちゃんの「昔、故郷の五島列島で食べたいっちゃん汁がもう一度飲みたい」というところからスープづくり&食材探しの旅がスタート。
旅の最中には色んなアクシデントがあって。。台風の中サップボートで島を渡ろうとして遭難したり、謎のキノコでサバイバルめしを堪能したかと思えば泡吹いてぶっ倒れたり、なんかもうめちゃくちゃなんだけど、次のシーンではケロッとしてスーツビシッな五郎さんがあいまってなんか笑えた。狙ってやってるのかなって感じのコント感?が面白かった。
食を通じて旅する中で素敵な出会いがあったり、最終的には繋がったりで感動したなぁ。
オダギリジョーと内田有紀の元夫婦も復縁する描写はないけど、ラーメンで繋がってるってのがよかった。安易に復縁とかしたらベタすぎて逆に冷めちゃうけど「食のつながり」って自分が思うよりも遥かにつよいものなのかもしれない。
あと韓国編で出会った入国審査官の俳優さんとのやり取り(ぼやき?)もよかったなぁ。言葉が通じなくても「うまい」って感覚は万国共通だなぁと。ファンテヘジャン飲んでみたい!
パロディ「孤高のグルメ」では遠ケンさん登場にニッコリ。松重さんとちょっと雰囲気似てるし本編ドラマにも出てほしいなぁ、なんて。
ご飯のシーンは本当に美味しそうに食べるから、見てるこっちまで幸せな気分になる。上映中はほっぺたと口元がずっとゆるみっぱなしになりました笑
食材への感謝、作ってくれた人への感謝、美味しいものを広めてくれる人への感謝、そういうのずっと忘れずにいたいな。そんな大切な気持ちを教えてくれた作品でした。
鑑賞後はリンガーハットでちゃんぽんを食べました。ご馳走様でした🙏
腹がへった・・・
人気シリーズの初劇場版。私はテレビ版はほぼ視聴済みである。
普段は尺がきまっていて展開が同じなので、劇場版がどのような展開になるのか期待して鑑賞した。
結果として、本作は劇場版化へ成功している。ストーリーは、美食の国フランスからはじまり、ここで話が展開していくのかと思いきや、舞台は長崎県となり、食材探しの旅が始まる。さらにそこから韓国、東京と場所が変わり、各地でお世話になった人物達を点として、最後はすべてが線で結ばれる。
「腹がへった」から食事までのシーンは今までと変わらず、ファンが期待する形を保っている。
五郎がたどたどしい英語や韓国語を使って一生懸命コミュニケーションを取る様がかわいい。
本作は主人公を演じる松重豊さんが監督となったが、俳優として輝く才能を監督としても見事に発揮している。
夕食前に鑑賞したが、観賞後には完全にこちらが「腹がへった」状態になってしまった。
吾郎さん色々頑張った。
普段のドラマシリーズと違い、ちょっと冒険要素や人間ドラマ要素を取り...
空腹と俺!
観る前にごはん食べておきましょう
おなか減るからね笑
テレビでお馴染みの番組ですので
過度な期待はせずに
ゆるりと鑑賞しましたが
松重さんのセンスが良いんでしょうねこれ
空気感と
ロケーションと
キャスティングと
心地良く映画が進んでいきます
良い映画だと思います
しかし松重さん
うまそうに食べる才能は天下一品ですね
韓国に行きたくなりました
おなかがすいたのを我慢して鑑賞。
おいしい食事は人を癒す「魔法」。
注文の絵画を届けに行ったパリで、相手から五島列島で子供の頃に食べた汁をもう一度飲みたいから探してくれと頼まれる五郎。とんでもない無茶ぶりから始まるドラマは、目の離せない展開を見せる。無理なら断ってもいいのに、「食」にこだわりがある五郎は流れに任せて引き受けてしまう。パリまで出かける必要があるのかという話だが、飛行機内での食事機会ロスとパリのグルメ堪能のエピソードで、五郎の食に対する並々ならぬ執着を見せつけられて、物語のオープンとしては上出来だ。
五郎の食事風景が好ましいのは、食べることを全身全霊(少しオーバーか)で楽しんでいるのが伝わるからだろう。そこには、食材や作った人への感謝や敬意が込められている。韓国の孤島で働く女性たちが、自ら生産した食材で五郎をもてなした時の彼女らの喜びようにそれが分かりやすく表現されていた。五郎が一つ一つの料理を楽しみ、満足したことが伝わり、それが彼女たちに対する最上の誉め言葉になっている。
「食」に関わる事では、五郎は人並外れた行動力を発揮する。パリの謎の汁問題を解決するとともに、志穂の夫のラーメンを復活させ、夫婦の仲を修復してしまう。ラーメン復活劇については、伊丹十三監督の「タンポポ」へのオマージュだそうだが、オダギリジョーが実にいい味を出している。
パリ~五島~韓国~東京と舞台が移っていく物語は、楽しくて味わい深いものであった。松重豊の苦労に拍手を送りたい。
こういうのを待ってた!
いいじゃないかいいじゃないか
テレビ版は観たことがないけど…
まさかの映画化!
人気TVシリーズ「孤独のグルメ」の映画化。TVシリーズも好きだった...
はらが減った・・・
頭を空っぽにして、笑いながら腹を空かせて観るべき作品
主人公の井之頭五郎が各地の食堂で美味しそうに食べる様を見せるテレビドラマ・シリーズ『孤独のグルメ』については、もはや説明は不要だろう。今回はその五郎が海外に飛び出して行った。
物語は依頼された絵画を届けるためにパリに向かう機内から始まる。しかし、届け先でその依頼主の老人から、子どもの頃に母親に作ってもらった「いっちゃん汁」なるものをもう一度飲みたいという依頼を受ける。五郎は、まず、老人の故郷の五島列島から食材探しの旅を始め、気づけば韓国。さらにスープの作り手を求めて旅は続くが……。
一言でいえば、「孤独のグルメ 新春2時間スペシャル 海外編」というところ。とはいえ、2時間食っているだけでは作品として持たないだろうという判断で「食材探しとスープ作りの旅」という柱のテーマが設定されたのだろうと推測する。実際に、テレビドラマを見たことのない人がこれだけを独立して鑑賞しても楽しめるような、完結したプロットして成功していると思う。ただ、個人的には、もっとあちこちの食堂で食べ歩く場面が多くてもよかったかな?とも感じた。
まぁ、ファン・サービスとスタッフへの感謝を込めて、メタ視点の善福寺六郎(エンドロールでその役名を知った🤣)なんかを登場させるとか、満足度向上に努めているのもとてもよく分かる。
そう言えば、自分の若かりし頃、正月映画の定番といえば「男はつらいよ」シリーズだった。ここでも冒険活劇的な場面があるとしたら、アヴァン・タイトルの夢の中くらいで、本編ではちょっとしたドタバタ程度のみ。それ以上を観客もそもそも期待していない。
一方、このテレビシリーズも、こんな時間に美味そうに食うのを見せられたら「飯テロだぁ〜!」とテレビの前で嘆くこと以上のことを誰も期待していないだろうし、そんなユルさが故に、ここまで人気を博し続けているのではないだろうか。
そう考えると、テレビの制作費を映画に回して、毎年、海外を食べ歩く恒例のお正月映画にしてしまってもいいのかも。まぁ、紹介された店がどこも「行列のできる店」になっているという国内の経済効果を考えたらやらないだろうけど…😅
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