「たまに"やらかす"リドリー・スコット監督としては.、及第点な作品」グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
たまに"やらかす"リドリー・スコット監督としては.、及第点な作品
グラディエーター前作は、僕の好きな映画ベスト10に入る作品なので、本作の公開を楽しみにして、劇場に行きました。
主人公の存在感は、前作で軍団長(将軍)であった父(ラッセルクロ―さん)と、100人隊長(尉官)レベルである 本作主人公(ポール・メスカルさん)の2人を比べると、すべての面で役職なりのレベル差がありました。
特に演技での"貯め(ため)"の使い方は歴然としており、それがそのまま風格差になってしまった。
兄弟皇帝のキャラクター性と演技は、実に素晴らしく、魅せられました。<助演賞>
スタジアムでの"サラミスの海戦"は、エンターテイメントとして、とても素晴らしいが、
史実では、スタジアム建設初期は、このような派手な催しを行っていたようだが
前作で見せてくれたように、アリーナ下に各種設備ができてからは、流石にアリーナに水を入れる事が技術的に困難なので、
中期以降は、水を入れたりはしていません。
更にサメは淡水では、浸透圧の関係で、活動できないどころか生存の危機となります。
その辺の考証的な不自然さはあるが、
それでも海の上ではない、"競技場での海戦"は、今までのどんな映画でも観たことが無い 新鮮さ があり、
このシーンを観るだけでも、劇場に足を運ぶ価値はあります。 <エンターテイメント賞>
しかし この海戦があるので、冒頭の戦闘シーンは不要です。
また、主人公夫人の件を入れて、将軍との確執を作っているが、夫人がいなくても 確執が無くても
主人公と、前作主人公マクシマムの関係を掘り下げた方が、深みのある 良い映画に成ったと思う。
本作の海戦は素晴らしいが、前作の冒頭戦闘シーンと競技場でのシーンと比べると、
本作の戦闘シーンは、どうしても見劣りしてしまいます。
映画「300(スリーハンドレッド:2006年)」に出てきそうな、CG化されたサイと猿には、違和感がありましたが、
日頃から動物園や各種動画等で、両動物を見慣れている僕たちと違い、当時のローマ人には、このように見えたのかもしれない。
この映画を観たら、忘れかけてきている「グラディエーター(2000年)」を観て、「ローマビクトリー!」と叫びたくなります。
トミーさん、カール@山口三さん、ありがとうございます。
最近のD社映画が、公開後に 遊園地アトラクションにする事を意識して、映画を創っているようですが、この作品も 後でそのようにしたいのかなァ?
共感ありがとうございます。
正に、パクス・ロマーナでした。
サメ🦈ではなくてワニ🐊とも聞いたことがあります。
動物園であり水族館であり格闘技場だったのかなぁ
共感ありがとうございます。
将軍の退場は早過ぎた印象で奥さん(お母さん)の悲しみもなんか印象に残らなかったですね。前作グラディエーターの謎の運ばれていく合成は今回無かったですね。