「オズの魔法使い第0話 Part1」ウィキッド ふたりの魔女 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
オズの魔法使い第0話 Part1
ドロシーが3人のお供(カカシ、ブリキのロボット、ライオン)とともに旅をするライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』(1900年出版)を映画化した『オズの魔法使』(1939年。ジュディ・ガーランド主演)。
その外伝的作品として描かれたグレゴリー・マグワイアの『ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語』(1995年)とそれをミュージカル化して大成功を収めた『Wicked』の映画化。
日本でも劇団四季のミュージカルで有名ですね。
マンチキンランド総督の不倫により産まれたエルファバは生まれつき緑色の肌と魔法の素質をもって生まれた。その見た目ゆえに父親からも疎まれる。
父は溺愛する妹の魔法学校入学への付き添いをエルファバに命じるが、成り行きで彼女も魔法学校へ入学することとなり、そこでプライドの高いグリンダと相部屋となってしまう。エルファバとそりの合わないグリンダとの共同生活が始まり――
オズの魔法使いの外伝、それも前日譚として作られたお話だけあってオズの魔法使いをあらすじだけでも知っておいた方が楽しめます。(オズの魔法使いに登場する要素が多数登場)
見た目で差別されるエルファバはやはりアメリカ社会の抱える人種差別問題などを想起させられる。
本作はミュージカル映画だけあって随所で歌曲が披露されます。
日本語吹替え版もエルファバを高畑充希さん、グリンダを清水美依紗さんというミュージカル経験者が吹き替えているので歌唱力に関しては文句なし。
魔法の国であるオズも美しく幻想的に描かれています。
『Wicked(邪悪な)』に込められた意味は後編にて語られるのでしょう。乞うご期待。
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