ロール・ザ・ドラム!

劇場公開日:

ロール・ザ・ドラム!

解説

スイスにあるワインの名産地バレー州で実際に起きた出来事をもとに、地元の新旧ブラスバンドの対立をユーモラスにつづったコメディドラマ。女性参政権を巡る問題や、多様性、友情、中年の危機といったテーマを盛り込みながら、バレー州の美しい景色ととも描き出す。

1970年、バレー州の小さな村モンシュ。ワイン醸造家のアロイスは地元のブラスバンドの指揮者を務めており、村で毎年開催されている音楽祭のオーディション通過を目指して練習に励む日々を過ごしていた。しかし彼の指導力を疑問視する楽団のメンバーが、村出身でプロの音楽家としてパリで活躍するピエールをこっそり呼び寄せてしまう。伝統を重んじるアロイスと違い、ピエールは才能ある女性や移民を次々と楽団のメンバーに迎え入れる。やがて、アロイスとピエールをそれぞれ指揮者に立てた2つの楽団が出来あがり、両者の対立は村全体を巻き込んだ大騒動へと発展していく。

監督・脚本は、スイスで数々の映画やテレビシリーズを手がけてきたフランソワ=クリストフ・マルザール。

2019年製作/90分/スイス
原題または英題:Tambour battant
配給:カルチュアルライフ
劇場公開日:2024年10月4日

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映画レビュー

4.0スイス・ヴァレー州の小さな村。 地元のブラスバンドが、新旧で対立す...

2024年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

スイス・ヴァレー州の小さな村。 地元のブラスバンドが、新旧で対立する様子の、ドタバタコメディ。 1970年代初頭、当時はまだ移民を歓迎せず、 参政権は男性のみで、女性にも権利を!との運動が顕著だったころ。 当時の社会的特徴が、よく描かれています。 それが対立にさらに火をつけることに。 ブラバン同士の争いは、決して品の良いものではなく、落書き、窃盗、密告など。 徐々に子供の喧嘩みたいにみえてきて、むしろ笑えてきました。 争い中の二人のリーダー(指揮者)が、実は旧知の仲で、同じ女性を奪い合おうとしたこともあったとか。 対立に板挟みになった青年が、一方の指揮者の娘と、駆け落ちまがいのことまでしだしたり。 時にはこういう、べたでキッチュなのもいいですね。

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woodstock

1.5異同事例は音楽隊

2024年11月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

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uz

3.0なんだかなあ

Mさん
2024年11月11日
Androidアプリから投稿

主人公のよさが全くわかりませんでした。さらに言えば、ライバルの人の方がかっこよく、しかも人間的にも信頼できる気がしました。

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M

先進的国家という思い込み

2024年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 1970年、ミソジニー(女性蔑視・嫌悪)的な意識が強いスイスの田舎で、村の男性ばかりで構成されていたブラスバンドに対して、女性や移民をメンバーにしたバンドが新たに立ちはだかるというお話です。  新旧バンドの遣り取りや恋のさや当てのコメディ的展開が本作の持ち味なのですが、物語の横糸として大切なのが、スイスでの女性参政権を巡る論争と投票です。ヨーロッパで、1970年になっても女性に参政権がなかった国があったなんて全く知りませんでした。スイスと言えば永世中立国の看板が直ぐに思いつき、先進的な民主国家と言った思い込みがあっただけに驚きです。映画を通じて知る事は多いなぁ。

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La Strada

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