「映像と音響の迫力がとにかく印象的で、シリーズの魅力がさらにパワーア...」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 ふるーつみっくすさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 映像と音響の迫力がとにかく印象的で、シリーズの魅力がさらにパワーア...

2025年11月24日
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鑑賞方法:映画館

映像と音響の迫力がとにかく印象的で、シリーズの魅力がさらにパワーアップしていました。戦闘シーンでは映像と音がしっかり噛み合っていて、劇場だからこその没入感が味わえます。

キャラクターの心情描写も丁寧で、原作ではそこまで意識していなかった感情が、映画の“間”や表情、声の芝居で一気に伝わってきました。特に猗窩座は、これまで自分が抱いていたイメージが大きく更新されるほど存在感が強く、声の表現も含めてかなり印象に残りました。

ただ、攻撃シーンで使われる水墨画タッチ(というか劇画寄りの描写)は個人的に少し苦手で、迫力はあるものの好みが分かれるかもしれません。

また、猗窩座にかなりフォーカスを当てている分、全体のテンポがやや緩く感じる部分もありました。3時間という長尺もあって、少し飽きが来るタイミングがないわけではありません。とはいえ、描こうとしているテーマやキャラクター性が強く伝わる構成ではあると思います。

細部の描き込みはさすがufotableで、「そこまでやる?」というくらい繊細で密度の高い絵が続き、こちらの集中をうまく引き戻してくれる瞬間も多かったです。

全体として、映像・音響・演出が高水準で、映画館で観る価値はしっかりある一本でした。シリーズを追ってきた人なら特に楽しめると思います。

ふるーつみっくす
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