BISHU 世界でいちばん優しい服

劇場公開日:

BISHU 世界でいちばん優しい服

解説

愛知県尾張西部から岐阜県西濃にまたがり、世界三大毛織物の産地として世界的に注目を集める尾州地域を舞台に、尾州ウールの織物工場を営む家族の物語を描いたドラマ。

愛知県で暮らす史織には発達障害があり、明るく誰に対してもフレンドリーな反面、生活習慣へのこだわりが強く苦手なことも多い。史織の姉でファッションデザイナーの布美は、東京で自分のブランドを展開していたものの行き詰まって地元に戻ってくる。父・康孝は経営する織物工場が経営難に追い込まれながらも亡き妻との約束を守るため、娘との生活を支えるべく奮闘している。ある日、史織が描いた服のデザインを見た親友・真理子の提案で、史織は一宮市のファッションショーへの出品を決意する。布美は史織の挑戦を応援したい気持ちと背中を押してあげられない気持ちの板挟みになって葛藤し、康孝は史織が傷つくことを恐れて猛反対する。

「ミッドナイトスワン」で演技初挑戦ながら注目を集めた愛知県出身の服部樹咲が長編映画初主演を果たし、同じく愛知県出身の岡崎紗絵が姉・布美役、吉田栄作が父・康孝役で共演。「向こうの家」の西川達郎が監督を務めた。

2024年製作/125分/G/日本
配給:イオンエンターテイメント
劇場公開日:2024年10月11日

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(C)2024映画「BISHU 世界でいちばん優しい服」製作委員会

映画レビュー

3.5いくらロッキー

2024年12月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

萌える

だからといって、世界行けるよは言い過ぎでしょう。 お父さん、お姉ちゃんの気持ちも解るだけに泣けますね。 親友はカーリングの神様の娘かー。ラストの歌もヒロインでびっくりしたなー。

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共感した! 3件)
トミー

うわぁ、大きくなったなぁ

2024年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 BISHUとは、毛織物産業で知られる(って、僕は全く知らなかったのですが)愛知から岐阜にわたる「尾州」地方のことです。発達障害を持つ少女・史織が友人や姉の力を借りてデザイナーとしての夢を叶えつつ、家業の毛織物工場の立て直しも後押しする物語です。近年、各地で制作されている御当地映画の一つと言えるでしょう。しかし、単なる地域の宣伝になることなく、かなりしっかりした物語が組み立てられていました。  障害のある者・ない者、親と子、有名な者・無名な者、才能のある者・恵まれない者、それらの相克が巧みに織り込まれています。史織の障害についても丁寧に撮られていました。そして、目を惹いたのは主役の服部樹咲さんでした。何とも言えぬ魅力を発するこの人はどこかで観たなぁと思っていたら、『ミッドナイトスワン』(2020) のバレリーナの女の子だったんですね。  「うわぁ、大きくなったなぁ」 と、親戚の子供の成長を見るジイサンの気分でした。  ただ、僕が神経質すぎるのかなと思うのですが、一つ気になる点。本作には史織の他にもう一人発達障害を持った少年が描かれます。彼は史織より社会への適応が少し難しい人物なのですが、彼の障害が物語の展開の為に利用されていると言う風に少し感じられました。やっぱり気にし過ぎかな。

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La Strada

4.5親が子を思う気持ち、家族、友人の優しさに感動

2024年11月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

地元愛知の一宮市は繊維の街として有名では有るが、布を作るまでの工程、分業の工場があったことを知るにはとても良い、地場産業の衰退もあるけれど自分達が住む地域の産業の歴史を知ることは大事、それと発達障害の事を知り偏見を減らし、理解してもらうにはきっかけとして良い映画だと思います。中学生や高校生に是非観てもらいたい映画。 私も娘がいるので父親の吉田栄作の気持ちがよくわかる。自分の子供が恥ずかしい思いをすることに耐えられない、だから行動に制限、約束事で雁字搦め過保護になってしまうのは凄く分かります。 しかし映画の終盤、恥ずかしいって何?本人が思ってなくて周りがそう思う事なのではと。 娘の幸せを思うあまりに過保護になって本人の幸せになる邪魔をしてるのではないか、また家族が犠牲になってると思うか思わないか、健常者の周りの者は障害がある者、弱者へ優しく接するのは当たり前のこととしても偏見はあってまして未成年は残酷な者である。 親友と家族に支えられ夢へ踏み出す主人公とサポートする家族、友人に感動させられました。 服部樹咲さんの発達障害を持つ高校生の演技も素晴らしい、トレンディ俳優から父親役が素晴らしい吉田栄作さん、その姉役の清水美砂さんも良かった。 家族模様を描きつつ発達障害の理解が進まない社会も描き、尚且つサクセスストーリーに仕立て上げており昔の文部省選定映画でも良いほどの出来なんです。 理解がないのは毎日顔を合わせる学校の担任、クラスメイトで表現してるようですね。 担任は教育者として未熟過ぎるとさえ思いました。 学校で障害を持つ友達がいることは、大人の指導次第でクラスの人数だけそれの理解者が出来ると思うんですよね、私も小学校で聴覚の障害がある子と友達でしたが、大人になっても障害に理解出来るのもその頃の経験があったと思ってます。 モンスターペアレントは自分の子のクラスに障害を持つ子がいると自分の子がいろんな点で遅れや時間を取られたりするからと否定する親もいるそうですが、優しい気持ちを持つ子供に育てるには障害を持つ子と一緒に学校生活を送ることは何事にも代えがたい経験が出来ると思うんですよね。 世界で一番優しい服という副題にピンと来ずに観たのですが、映画を観て理解が出来ました。 優しい気持ちになれる良い映画でした。

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梅じんの相棒

4.0なんとも言えない暖かさが…

2024年11月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

映画のロケ地の高校出身でしかも実家が毛織物業であったご縁もあり鑑賞させていただきました。 出身校や見たことのある神社や七夕祭り等に気がいきすぎて多少ストーリーに没入しづらい感は正直ありました。でも主人公の発達障害だからこその素直で熱い気持ちがストレートに伝わります。父親や姉や親友も発達障害だからといって特別なお付き合い方をするわけでもなく本当にストレートに答えて支援していく様もよりわかりやすい暖かさを感じる所以なのかなぁとも思いました。 懐かしい校舎や渡り廊下や体育館が観られて嬉しかったです。 本当に素晴らしい映画をありがとうございました。

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映画大好き