SUPER HAPPY FOREVER

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劇場公開日:2024年9月27日

解説・あらすじ

「息を殺して」「泳ぎすぎた夜」で国際的にも注目を集めている俊英・五十嵐耕平監督が、海辺の町を舞台に忘れることのできない大切な時間を描いた、ひと夏の物語。

2023年8月19日、伊豆にある海辺のリゾートホテルを訪れた幼なじみの佐野と宮田。そのホテルはまもなく閉館することになっており、アンをはじめとしたベトナム人の従業員たちは、ひと足早く退職日を迎えようとしている。佐野は、5年前にここで出会って恋に落ち、結婚した妻の凪を最近亡くしたばかり。妻との思い出に固執し、自暴自棄になる佐野の様子を見かねた宮田は、友人として助言をするものの、その言葉は佐野には届かない。2人は少ない言葉を交わしながら思い出の場所を巡り、5年前に凪が失くした赤い帽子を探すが……。

佐野役を「TOCKA タスカー」の佐野弘樹、宮田役を濱口竜介監督の「悪は存在しない」にも出演した宮田佳典、凪役を今泉力哉監督の「猫は逃げた」に主演して注目された山本奈衣瑠がそれぞれ演じた。「泳ぎすぎた夜」で共同監督を務めたダミアン・マニベルがプロデューサーとして参加し、日仏合作映画として製作された。第81回ベネチア国際映画祭ベニス・デイズ部門のオープニング作品に選出。

2024年製作/94分/G/日本・フランス合作
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2024年9月27日

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(C)2024 NOBO/MLD Films/Incline/High Endz

映画レビュー

1.0 映画は夢であって、夢を見る人そのものではない

2025年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画は正に夢を見る人のポートレートであって、夢を見せるものではなかった。
さらに加えると、夢の中の人が現世の人を困惑させるのは見ていて楽しいものではない。こういう人間のことは好きだが、面白いとは全く思わない。

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悠

3.5 さりげなく、そしてわかりづらくはない演出

2025年9月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

再上映で鑑賞。
妻を亡くした男とその友人が思い出のホテルで過ごす冒頭。妻を亡くした喪失感や悲しみはわからないでもないが、友人や周りの人たちへのあの態度はない。なんて嫌なやつだと思っていたが、妻と出会った5年前を描くパートでは普通にいい人で驚いた。それくらいに喪失感がすごいんだなと思わせる演出だ。
現在→5年前→現在と場面が転換するのもさりげなくて、でもわかりづらくない。そして、それぞれ前のパートの伏線が活きてくるのもうまい脚本だ。そういう意味では興味深く鑑賞することができた。一組の男女の出会いと喪失、その落差を描いているように見えたが、赤い帽子を通じて人と人のつながりみたいなものが描かれているようにも思える。
いろんなことを説明してもらえないのはこの手の映画ではよくあること。勝手に、凪の忘れっぽいところや、時間を忘れて物を探してしまうところに、若年性認知症の可能性を感じてしまう。だとすると、「幸せだったでしょうね」と言われた彼がそんなわけないでしょうと強く否定するあたりは別の意味が付与される。思い返せばかなり切ない気持ちになる。
涙を流すような感動があったわけではないし、そうだったのか!と衝撃の事実が判明するわけでもない。映画の感想ってのは不思議だ。それでも、なんかいい映画だったなと思う。

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kenshuchu

2.0 演技していませんの演技

2025年8月17日
iPhoneアプリから投稿

カットを割らず、演技はとても自然で、いわゆる芝居じみた感じがなく、ただそこに存在している。
という風なスタイルを装っているだけ。
耐えられない。
オダギリジョー、浅野忠信、永瀬正敏であれば、
ただそこにいることを観続けていられる。
そういう俳優は凄く稀で、彼らの持つ専売特許なのに、そうではない俳優にそれをさせてしまう監督のエゴに耐えられなかった。
俳優という人間がああいう在り方に憧れを抱くのは当然。でも監督として彼らの憧れを利用して、そこのみに映画を見出すことは職務放棄だと思う。
あたかも演技していません。のような演技(演出)が、嘘に嘘を重ねているようで、観ていて苦しい。

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24歳®︎

2.5 旅先でのナンパからの夫婦の思い出

2025年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

佐野弘樹扮する佐野は5年前に無くした赤いキャップを探していた。佐野は妻を亡くしていた。

なんか冒頭から不思議な虚無な雰囲気だね。どうもSUPER HAPPY FOREVERってのはセミナーの名前だってさ。何か変な映画だな。よくこんな佐野に付き合う友人がいたもんだ。主旨がさっぱり分からなかったね。まあいいかげんな旅先でのナンパからの夫婦の思い出かな。

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重