十一人の賊軍のレビュー・感想・評価
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リアルすぎるのもちょっとな( ̄▽ ̄;) ランボーの最終観たときと同じ感覚に
幕末も好きであまり描かれていていない奥羽越列藩同盟の部分なので、面白かったのだが、リアルというグロさがなんか邪魔した。そこまで必要なのかなぁ。なくても充分楽しめるのになぁ と
ランボーの最終章観たときもなんかこんな気分だったなあ。
仁義なき戦いなんかはリアル描写なのだがこんな感じにはならない、何かが違うんだろうな
小説版、書下ろしを読んでいてよかった
書下ろしを読んでいてよかったと思う。
侍殺しの罪で捕まった政(山田孝之)は
何故侍殺しに至ったのかは、何となくわかるのだけど
政の人物像は皆目検討がつかない。
ほかの罪人たちの背景が曖昧なままで
あの10人の罪人たちが「無罪放免」を勝ち取るために
必死の戦いに挑む過程も中途半端過ぎて
彼らへの感情移入が全くできない。
そこは書下ろしを読んでいたおかげで
難なく楽しめたけれど、皆が皆そうではないと思うので
もう少し人物像を描いて欲しかったりする。
ただ、さすが白石和彌監督作品なだけあって
目を背けたくなるような血しぶきと
斬って斬られて飛び散ってのシーンは
迫力もあって、個人的には見応えあったけど
見慣れない人には酷だったかも💦
溝口を演じる阿部サダヲちゃんが、
城や若様、民衆?のためとはいえ、
罪人たちはもちろんの事、家臣でもある兵士郎
(仲野太賀)にまでクズ過ぎるし、
返り血を浴びるあのシーンは
「死刑にいたる病」でみた「榛村大和」にしか見えず
不気味だったー。
もう一度書下ろし読み返したくなった。
十一人の賊軍
時代背景わかりやすく、ストーリーは単純。阿部さん演じる家老と、賊軍は其々の立場で懸命にお国のために尽くしている。時代が難しく悲しく、複雑な心境。でも、人情味あって、面白く感じます。
本格時代劇を期待するとだいぶ残念、私はそうでした
11月の3連休に時代劇を2本観ることに。
1本目が話題の「侍タイムスリッパー」、2本目がこの評の「十一人の賊軍」です。
先に総評すると侍タイムは”素晴らしく楽しい茶番劇”、十一人は”あまりに酷い茶番劇”との評になります。
ちょっと言葉を選ばず酷評すれば「観て損した」のレベル。
侍タイムスリッパーを観た次に本格時代劇を期待した私が悪いのかもしれないが・・・。
まじめな作品を作りたいのか、娯楽エンタメを作りたいのか、ゴチャゴチャの全くまとまりのない映画でした。
映像 ★★ 不要で雑な残虐描写が多い(編集と脚本の問題かも)
音 ★★★ 次第点
物語 ★★ うーん・・・
役者 ★★ トホホ、役者の問題ではないかもしれないが
編集 ★★ トホホのホ
粗さ ★ 酷過ぎだ
総合 1.5
雑過ぎて誰にも感情移入できない。
人物の初期設定もそうだし、一つ一つの行動もそうだし、ほんとうに残念。
百歩譲って、単に子供からお年寄りまで浅く広く楽しめる娯楽エンタメのつもりなら爆死や生首など無用に描きすぎる。かと言って画が凄いとかもない。
もう気になってダメ(ネタバレ↓)
・侍でもなかった罪人に新品の刀に加え鉄砲を与えるの?
・白米も酒も
・クソウズ(原油)が爆薬の原料とは
・あの時代で結婚前の密通(妊娠)なんてある?
・えッ爆薬でしか橋を落とせない設定なのに最後は刀で切るの?!
・最後、家老への個人的遺恨はあるにしても自藩の同士を滅多切りとかダメ!
そのチート能力は、その前の敵方に使ってほしいよね。
・女郎に小判10枚以上とか渡すのおかしい
あぁ、もう書ききれないし、書いてもしょうがないか・・・。
お笑い芸人を入れたらダメ!
シリアスな作品に、
お笑い芸人を入れたらダメですね。
アクション時代劇に芸人1人なら良いですが、それ以上になるとバラエティーかコメディかコント演芸に思えて緊張が緩んで締まらない。
ただでも展開力が弱く間延びしてキレがなく見飽きてしまった。
尺が長過ぎて暇を潰され過ぎた。
ところで、この映画の誰を、何を観たのかと振り返ると、
家老の溝口と仲野太賀の行政官と武道家の違いを見せ、娘の自刃は異質な感動をした。
他の人は人物背景が希薄で稚拙な戦術乱闘シーンばかりで…
砦の闘いは、爆音と破裂した残骸が凄いだけで、カメラワークが単調だった。
それにしても、気になるのが時代考証とあの時代の言葉遣いだ。
武士と農民、官軍と奥羽地方の言葉が実に並列的で重みがなく映画全体も軽々しいものになってしまっている。
それが、死に物狂いで生き残る凄まじい執着感が全く落ちて来なかった。
つまり、無駄な流血が多過ぎだなぁ
生きるより殺す、死の美学ではなく、殺す美学が強まったようだ。
(o^^o)
十一人の賊軍
劇場公開日:2024年11月1日 155分
江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、11人の罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。
「日本侠客伝」「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、
「孤狼の血」「碁盤斬り」の白石和彌が監督、山田孝之と仲野太賀が主演を務めて映画化した。
1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。
そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人が、新発田藩の命運を握る、ある砦を守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。
山田孝之が、妻を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害して罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で決死隊として戦場に駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)を演じ、
仲野太賀は、新発田の地を守るため罪人たちと共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎役を務める。
彼らとともに決死隊となる罪人たちを尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力が演じ、
そのほかにも野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲら豪華キャストが共演。
十一人の賊軍
劇場公開日:2024年11月1日 155分
仲野太賀のキャリアで生涯誇るべき作品
ストーリー自体は良くも悪くも最後まで安心して観れるよくある話といった感じ。
だがしかしこの作品を語る上でそんな事は全く関係ないくらい映像と演者が素晴らしかった。
CMでも使われてる爆破シーンは映画館で体感した方が絶対に良いし、冒頭の侍の時代が終わりを迎えることを説明するかの様な銃撃戦の大音量は背筋を伸ばされた。
見所として本当に殺陣のシーンが最高でじーさんの長槍を持った時のあの感じはカッコいい通り越してズルいとすら思えた。
そして表題でも書いた通りで仲野太賀の演技と殺陣のシーンだけでも観る価値があるそんな映画だと私は思った。
是非劇場で体感して欲しい。
東映集団抗争時代劇、復活の狼煙
ドルビーシネマで鑑賞。
ノベライズは未読。
かつて東映が仕掛けた路線の復活請負人となりつつある感の白石和彌監督が、「孤狼の血」に続き良い仕事をしている。
東映集団抗争時代劇の要素を継承しつつアップデート。血沸き肉踊るアクション時代劇を、令和の世に見事蘇らせた。
たとえ不条理に踏み潰されようとも、生きるために足掻く十一人の「賊軍」が迸らせる命のエネルギーに、心が震えた。
個性的な登場人物が入り乱れる本作だが、中でも仲野太賀と阿部サダヲの演技に目を奪われた。クライマックスの仲野太賀の理不尽への怒りはこちらにも伝染し、唇を噛み締めた。
阿部サダヲは「死刑にいたる病」の時とはまた違ったベクトルの「イカれた奴」を演じていて、だんだん空洞に見えて来る瞳と、全身から発散される正義と言う名の狂気が怖かった。
東映剣会の本山力の熟練の技が炸裂する殺陣もすごい。長州藩槍術師範を名乗るシーンから始まる2対1の死闘は、手に汗握ると共に殺陣の見事さに溜息が出、興奮の涙が溢れた。
敢えて苦言を呈するならば、何人かのキャラに英雄然とした最期が用意されていたところだろうか。東映集団抗争時代劇の醍醐味として、物語が一貫してドライで、たとえメインのキャラであっても、その死は全く劇的ではなく、なんともあっさり死ぬ。そこがリアリティーを生み出す要素だと思うが、本作では一部を除いて散り際がカッコ良く演出されていた。現代風のアップデートと言われればそれまでなのかもしれないが、もう少しドライに徹してくれていたら良かったのに、と思った。
※修正(2024/11/09)
脚本の巧みさと、出演者の好演と、タイトル回収の見事さに唸らされる
2時間35分の長尺だが、新政府軍の侵入を食い止めようとする砦での攻防戦と、旧幕府軍に退去してもらおうとする新発田城内での駆け引きがテンポよく描かれて、飽きることがない。
登場人物は多いのだが、敵も味方も、皆キャラが立っていて分かりやすいし、初日の夜間の遭遇戦、2日目の敵による砲撃と煙幕の中での接近戦、3日目の雨の中での橋の爆破、4日目の敵陣への奇襲とそれに続く乱戦と、それぞれに趣向を凝らした戦闘シーンも楽しめる。
幕府軍側との同盟を反故にして新政府軍側に寝返った新発田藩の史実に基づいて、策略と裏切りの物語を紡ぎ出し、石油の産地である新潟の地理的な特徴を、迫力のある爆破シーンに活かした脚本の巧みさも光る。
考えてみれば、新政府軍側には、事情を説明して、新発田藩に入るのを少し遅らせてもらえば良かっただろうし、若君には、「嘘も方便」だと説得して、旧幕府軍側に「出陣する」と言ってもらえば良かったのではないかとも思えるのだが、そんなことが気にならないくらいに、緊迫した展開に引き込まれた。
はじめは、10人の囚人と4人の藩士で砦を守っていて、2日目の戦闘で4人が討死にし、3日目に家老の娘がやって来て、それで「十一人」なのかと思ったのだが、クライマックスで、その真の意味が明らかになった時には、見事なタイトルの回収ぶりに唸らされた。
忠誠を誓っていた藩と家老に立ち向かっていく仲野太賀演じる鷲尾にしても、逃げ出す機会がありながら仲間の元に戻って藩士たちを道連れにする山田孝之演じる政にしても、権力に利用され、踏みにじられ、使い捨てにされた者の怒りと憤りが痛いほど伝わってきて、胸が熱くなる。
特に、初めて目にする仲野太賀の殺陣が素晴らしく、その身のこなしや太刀さばきには目を見張るものがあった。
さらに、特筆すべきは、家老を演じる阿部サダヲで、若君に裏切られて切腹させられそうになる哀れな中間管理職だったかと思えば、生き残った囚人たちの抹殺を命じる非情な部隊指揮官になり、果ては、刀で斬りかかろうとする鷲尾にピストルで応酬するような卑怯者に成り下がって、善人なのか、悪人なのか、応援すべきなのか、憎むべきなのかで、脳内がバグるような感覚になった。
彼が生き残ったことには、釈然としないものを感じないでもないが、結局、最愛の娘を失うという重い罰を受けるし、無用な戦争を回避して領民を守ったという点で、彼のしたことは決して間違いではなかったので、逆に気の毒にも思えてしまった。
こうした、多面的で掴みどころのない人物造形は、まさに、阿部サダヲの真骨頂と言っていいだろう。
最後に生き残ったのが、あの2人だったという結末には納得ができるし、政の死が無駄にはならなかったと思わせるラストには、後味の良さを感じることができた。
音とアクションを体感する令和の時代劇
仲野太賀がラスト近くで叫ぶ人数に掛けたセリフが熱い。集団劇ではよく使われるが、このひと声で長かった作品を締め、カタルシスを生む。ただ同じ東映印の集団時代劇では平成の迷作「将軍家光の乱心・激突」が何と言われようが好きである。オープニングの緒方拳、登場のシーンには痺れる。
「碁盤斬り」でのキレ無し。退屈はしないが惜しい、白石の中では下の方の映画 もっと押せ!
{十三人の刺客」の様な血湧き肉躍る活劇を期待して観に行ったが、外れた。
先ずオープニングの説明とタイトル・ナレーションが「ゲーム・アニメ」ぽくて引いた。
極めてマクロな舞台なのに無理やり壮大にした音楽も違和感だらけでノレなく不要。白石は『製作委員会』に日和ったな。
次は自分を突き通すように。
俺が言ってやろうか?”委員会に”
「余計な口出しすんじゃねぇ! アニメにしたきゃ他でやれ!客はGGとBBしかいねぇよ!」(昨日スタバで隣に座ってた女がママ友との喋りの中で旦那の男親のことを”GG”と言ってたので使っちまったぜ。”佐藤”か。)
なっ、代わりに俺が言ってやったぜ。
で、これからは本編。
もっとアップ使えなかったか?カメラが引きすぎてなんか東映時代劇っぽくないなぁと思ったなぁ。せっかく役者が頑張っているのに迫力不足になってしまった。
大賀は”お笑い”を封印して大健闘しているがまだ線が細い。筋トレ要。
役はや〜まだと大賀を逆にしたほうが良かったんじゃないのか?大賀が主役になってるじゃねぇか。
や〜まだの方が太ってるのと台詞まわしが落ち着いて「睨み」も上手いんで殺陣に迫力が出るはずだった。
花火屋の”馬鹿”はキャステングミス。”馬鹿”になりきれてない。
”カーボーイの帽子男”は誰かと思ったら、最近テレビに出てる歌舞伎屋か。誰かと思った。
なかなか良かったんじゃないか?
元長州のGG侍は誰だ?もう少し見せ場が欲しかったな。「サンクチュアリ男」、最近世間で高評価の”おろしや”もほとんど見せ場ナシ。もったいない。
”罪人”全員のかっこが綺麗すぎた。顔も含めてもっと汚すべきだ。(「飯炊き女」を出すなら出しても良いが格好が綺麗すぎた。「東宝」の時代劇じゃないんだから。舞台が舞台だけに俳優に「二度とこんな仕事やらねぇよ!」なんて言わせるくらいな現場にすればリアルな修羅場になったはずだよな。「東映」らしくねぇよ。
阿部は相変わらずの”阿部”だったが、最後に殺せなかったか?
方言ももっと地言葉で表現できないか?
まとめ
”二時間超え”は飽きなかった。が、アイデアと話、俳優の仕事は良いが上記で書いた箇所の造り込み不足で見終わった後、不完全燃焼に襲われてしまう”絶対に観なくてはいけない映画にはならない”観ても観なくてもいい”「月初めのファーストデイ」で”客数稼ぎ”のどうでもいい白石の下の方の映画になってしまった。「日本シリーズ」で言えば2章4敗でミス続きで負けの映画。
もったいない。非常に残念。せっかく「つんぼ」とか「馬鹿」とかの台詞を使うまで頑張ったんだから、次はもっと押して押して押しまくれ! 「押せ!押すんだ白石!」
ピョンと雨蛙。
妻を寝取られ新八田藩士を殺害し罪人となった政と囚われる罪人達の話。
砦を守り抜けば無罪放免と話を持ち掛けられた処刑待ちの十人の罪人と剣術道場主・鷲尾も含めた十一人の賊軍が新八田藩の命運、砦を守る任務に就き壮絶な戦いとなるが…。
歴史に疎く、この時代に起こった事も全く分からない私ですが作品としては楽しめた!
上映時間155分と長尺だけど時間は感じず、感じたのは座り疲れた体って感じで。
周りに馴染もうとしない逃亡の政と、その政をアニャーと呼ぶノロが意外と砦を守るキーパーソンで、使えるんだか使えないんだかなノロのキャラがアクセントにもなりで面白かった。
十一人目の賊軍と自ら名乗って多数相手に戦う鷲尾の姿が印象的だった。
なんの魅力もないキャラたちによるアクション活劇‼️
私はアクション映画で一番大事だと思ってるのは人間ドラマ‼️キャラ描写やキャラ同士のドラマがしっかりしてないとアクションもただ単なる見世物になってしまう‼️そういう意味で今作は悪い見本みたいな作品‼️まず十一人のキャラたちの背景描写が弱い‼️山田孝之のキャラは妻を侍に弄ばれ、侍を虐殺したキャラ‼️その後も仲間を簡単に裏切ったりして、感情移入できないところか、なんの魅力もないキャラ‼️仲野太賀のキャラも正義感が強くて真っ直ぐなだけ‼️それ以外にも剣豪らしき老人や、何人もの女性に暴行した僧侶、怪力ぶりが際立つ巨漢キャラなど、面白そうなキャラがたくさんいるんですが、どのキャラも深掘りされず、いきなりアクションなので私的には置いてけぼり感がかなり強い‼️山田孝之を慕う弟分的キャラの扱いや、野村周平と許婚のエピソードも取ってつけたような感じで話にならない‼️ただ足元が油だらけなのに、敵軍めがけて油に火をつけるシーンは間抜けなんですが、それ以外のアクションシーンはなかなか見応えあります‼️
効果音が ド迫力。ヤバい。
戊辰戦争 暑い夏の数日間。。斬って斬られて 血が出て 首が転がり 手足もバラバラ 顔も無惨に。。大砲 撃ち込まれて 肉片 飛び散り。。 よりリアリティを 追求してる内容でしたね。グローいシーン満載。。戦争ですね。それも国内の。。刀から銃に。。そんな時代の チャンバラもの。。こーなると ラストは ある程度は予想つきますね。山田孝之 逃げては 助けられの 繰り返し。最後は やってくれました。。映画時間 かなり長かったです。「るろうに剣心」もこの時代。。ヤバい時代でしたね。罪人。。海外でも「グラディエーター」みたいな題材も。胸に刺さる映画です。
弱い立場の強き者たち
時代劇アクションとして楽しませてもらいました。囚人の面々もバラエティに富んでいて面白かったです。
絶望的な状況の乗り越え方が良かったですが、所詮捨て駒ですからね。
生き残るのが、あのメンバーというのもメッセージなのでしょうね。
仲野太賀の代表作となる
首を次々と斬り落とす阿部は、死刑に至る病ほどは怖くない。己の役目を淡々と果たすだけ。阿部は政道を重んじ、仲野は武士道を重んじる武士を演じる。派手な銃撃や爆発の音、血飛沫や肉片が飛び散るシーンが多く、それが苦手な人には勧められない。砦を守ることになる10人の罪人たちの背景がほとんど描かれないために、なぜそこまで頑張るのかが疑問。次々と倒されていくのに、あまり悲しく感じない。山田のように、みんな逃げたら良いのにと思う。新発田藩の犠牲になったのは罪人だけでなく、若い武士たちも。娘婿さえ犠牲にするのは家老の務めか。数々疑問はあるが役者の演技は見応えがある。特に仲野太賀にとっては代表作となるだろう。最期のシーンは心に残った。
あの動乱の世で
アクション活劇としてはもちろん楽しめましたが、あの動乱の時代に、何を守るべきか、何を目指すのか、それによってどう動くのかが大きく変わる世の中。
もちろん平和な世の中をどちらも目指していたのだろうと思うけれど。(思いたい)
そんな時代に、このような出来事がきっと知らないだけでもっとたくさんあったのだろうと思います。
そしてきっと新発田のような男もたくさんいたのだろうと思います。
映画の中では、私は完全に賊軍目線だったので、新発田貴様ぁ!!!となりましたが、結局、どんなに悪く思われてでも自分の大事な人々や自分が治める土地の人々を守ろうとしたのも事実。
まぁそれにしてもあんなやり方ないじゃん!!!酷いじゃん!!!!!!とはなってましたけど。
そんな様々な人の命の上にこの日本が成り立っているんだなぁとしみじみ。
とても楽しめましたが、人体の欠損表現が派手で痛々しいところは苦手な人もいるかもな〜と。
仲野太賀さんが熱い男でカッコよかったです!!!!!
思いの外…迫力があった
…個性のある罪人の面々
女ひとり男たち全員で十人の死刑囚
どうせ殺されてしまうならと…
…戦って
勝った暁には
罪人のレッテルが外される
と言うことで戦う事を余儀なくされ
砦を守るために戦う
銃をもたされ刀を振って
使ったことが無いからもたもた感が
…否めない
そんな罪人たちの
多勢の敵にどう立ち向かうの~
と思いめぐらしながら
響きわたる爆音に驚きながら
罪人免除を心待ちしながら…
全滅しないなりとも戦える
知恵をもった
チームで上手く乗り越えながら
…もう少しで無罪放免となる
と思いきや…
味方の攻撃に
政と兵士郎も命を落とす
十一番目の賊軍として散った
・・・
家老(阿部サダヲ)も初めは
良さそうな感じだったのに…
容赦ない男でした
山田が演じる政は途中隙あらば
逃げる逃げる…逃げるオモシロキャラ
太賀の兵士郎は剣士に忠実な男
あにゃと政を慕う男ノロ
いかさま男尾上右近
刀を握る姿がカッコいい老サムライ
一つの見所(久しぶりの時代劇)
唯一の女なつ役の
里保ちゃんが時代劇に合う
顔立ちと立ち振舞いがあっていた
武器も刀だけてなく銃や鉄砲、砲弾
長岡藩だけに花火もアリ
爆発音はスゴイです!
見応えありましたと言うより
疲れた~
泥臭い演出はよかった
死去して神様になった笠原和夫原案を
脚本にしたのが狐狼の血の池上淳哉。神の書きし原案を脚本にするのは相当なプレッシャーだったと思うが、プレッシャーに負けて155分の作品になってしまった。
この脚本の長い所は、物語中盤の合戦シーンなんだけど、面白いんだけどちょっとしつこい。映画ファンは長い作品になればなるほど喜ぶというマゾ気質があるけど、デートでたまたま映画を見るような層にはキツイと思う。
韓国映画の傑作映画シルミドの如く、殺される筈だった死刑囚をより集めて、敵陣にぶっこむという胸熱のストーリー。
お互い、大砲で撃ち合うんだけど、役者が陣取っている所ギリギリに砲弾が着弾するんだけど、かなりギリな所が爆発していて、怪我人が出なかったのが不思議。CGを使っていたのなら、凄い技術だな?
ようやく、砲弾の攻撃も終わって、敵も虫の息になる。ここで、悪人共は逃げれば助かったのに、棍術使いのお爺ちゃんが、自分の名前と得意技を語って、敵に戦いを挑む。
駄目!お爺ちゃん!それは映画では死亡フラグよ?
死亡フラグを立てたお爺ちゃんはやっぱり死ぬ。
生き残りの賊軍達は、まだ大量に生き残っている敵軍を始末しようとするも、弾薬も残りわずかとなる。
どうする?賊軍?
この後の展開は見てのお楽しみ。
賊軍の代表は山田孝之。
役者の伸びしろを潰す死神、福田雄一監督の呪いが解けていないので、何をやっても勇者ヨシヒコにしか見えないのは可哀想。
孤狼の血シリーズの池上淳哉の脚本だから、見応えは充分にあります。中盤の中弛みシーンがなければ完璧だったのなぁ?残念。
とはいえ、全ての役者の本気が見れるので暑苦しい映画が好きな映画ファンにはお勧めです。
越後のスーサイド・スクワッドが護った城下と己の意地
本作は戊辰戦争の渦中にある新潟。
長岡城が落城し、いよいよ「旧幕府」か「新政府」かの二択を迫られた
小国・新発田藩。
進軍してくる新政府軍・出兵を迫る奥羽越列藩同盟
勢いに乗るニューリーダーか、調子に乗る地元の先輩たちか
家老を演じる阿部サダヲは窮地に立たされていた。
そこに白羽の矢を立てたのは道場主演じる仲野太賀
そして、新発田藩に恨みを持つ罪人演じる山田孝之含めた
死刑前の重罪人たち
彼ら11人の「士」はミッションを与えられる。
しかしそれは越後のアマンダ・ウォラーたる阿部サダヲの謀略とも知らず・・・
アクションとサウンドが特に印象的な本作。
終始かっこいい仲野大河と
コメディリリーフ全開の山田孝之の好演
大軍勢を出し抜く奇策の数々に、愛すべき個性豊かな「賊軍」たちの散り様
もはや彼らをただの「賊」だとは思わない。
ただでは死なない兵(つわもの)どもの
ジャイアントキリングに刮目せよ
頑張れニッポン!
こうするしかなかった!
というバカ殿を抱えた家老の孤立無縁の民を守るための苦肉の策に…。
2人の主人公と罪人の女性以外は時代的に御法度の罪人。この時代、領民を守るための苦肉の策と考えれば…。
仲野太賀の演技の伸びに脱帽です。
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