ビフォア・サンセットのレビュー・感想・評価
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これはもういいかな…でした
前作から9年後の2人が再会するストーリー
またもや2人の会話だけ
約束の半年後に会えたかどうか、現在の2人はどうなっているのか、そこは興味深く観れました
でも私はもういいかなって感じでした
そう言いながらも3作目を観る機会があれば観るとは思うけど
また今後の2人に余韻を残す内容だったけど、あの2人は何も進展しないまま終わってほしい
キラキラした思い出の2人のままでいてほしい
好きになったところで止まっている2人だから、別れる時間になってもあともう少しもう少しってなるのはわかるけど、もう半年後の2人じゃないから
前作はウィーンの街並み、今回はパリの街並み、ロケーションがとってもきれいでした
本を書く事で出会いを描ける才能
あなたのあの一夜は…ジェシー
前作よりも大人を感じさせる
採点4.3
先日「サンライズ」をスクリーンで観たため、家にあるボックスを引っ張り出してきました。
前作「サンライズ」の別れから9年後を描いた作品。
あの時最後に交わした約束がどうなったのかが分かります。
二人ともちゃんと歳を取っており、円熟さを増した佇まいが芝居にも現れていました。
今作も脚本が素晴らしく、監督と主演の三人で作り上げたんですよね。
そして、やはり会話劇を中心に物語が進みます。
引き込まれるような演出もそのままなんですよ。
今までの事に現在の事、それぞれの暮らし等9年間を語り合い、そしてお互いの心に残っている気持ちに気づく。
会話を重ねるたび想いは大きくなり、気がつくともう飛行機の出発時間。また別れの瞬間です。
そのバックに流れるのはニーナシモンの「ジャストインタイム(ギリギリ間に合う)」という、何とも気の利いた演出。
そしてそこから入るラストのカット。これは本当に見事でした。
また、この部屋での弾き語りの他、opとedで流れる歌もジュリーデルピーが作ったものだから驚きです。
前作よりも大人を感じさせる、しっとりとしたロマンスになってます。
今観ても変わらず素敵な作品でした。
永遠に引き伸ばされていく20分
3部作の2作目ということを知らずに見たけれど、むしろこの作品だけであまりに完璧だと思った。日が暮れる前、焦るような眩しさの85分を、昼と夜とあいだ、過去と未来のあいだに永遠に宙吊りにしておきたい。
単純な一本線が最初に用意され、なんとなく終着点を想像しながら見ていくと、思いがけないところで幕が降りる。こうやって終わるなんて!すごい!幸せな気持ちだけ残される。
好きなひとといるとき、いつまでも電車が来なければいいのに、いつまでも夜が、あるいは朝が来なければいいのに、いつまでもこの時間が続けばいいのに、と誰もが思う。
決して叶うことないはずのそんな願いが叶えられたのような映画だったから、夢のような幸福感をおぼえるのかなあ〜なんて思った。
DVDゲットシリーズ300円。張りこんだ(笑) ちょっと官能的作品...
【”一夜限りの恋のワルツ。あの日の事は、決して忘れない・・”9年振りに再会した男女の”抑制した”恋の物語。】
ー あの日から、9年。ジェシー(イーサン・ホーク)は、あの日の出来事を本にして、作家になっている。そして、パリの書店でサイン会をしている。
そこに現れた、セリーヌ(ジュリー・デルビー)。
驚きつつも、飛行機の出発まで、セリーヌと過ごすジェシー。
セリーヌもそれを断らない。
だが、9年の間に二人には、夫々の生活が出来ていた。ー
◆感想
・9年振りに会った、ジェシーとセリーヌの会話は、あの一日と変わらない。
だが、二人には家庭と、恋人が出来ている。
ー セリーヌは、半年後にウィーンで再会するという約束を果たせなかった事を詫びる。愛する祖母が亡くなったしまったから・・。
けれど、ジェシーは笑いながら、ウィーンに来ていた事を口にする。
間違いなく、当時は深い落胆に包まれた筈なのに・・。
9年という歳月が、その哀しみを表面上、消し去っている。ー
・飛行機の時間が迫るジェシーだが、セリーヌを誘い、カフェに行きお互いの9年間を語り合う。二人の関係性、会話は、9年という月日を感じさせない。
ー セリーヌが96-98年、NY大に在籍していた事。それを彼女は”貴方に会えるかもしれないと思った”と微笑みながら語る。
その事実に驚きながらも、ジェシーも又、家庭を持ち、4歳の息子が居る事を語る。
そして、妻を愛しつつも、上手く行っていない事も、サラリと喋る。
ジェシーも、写真家の恋人の話や、今まで付き合ってきた男の話をサラリと語る。
二人が、お互いに様々な人生経験を重ねてきた事を、語り合うシーン。
9年という歳月が、二人を成熟した人間にしたことを表している。ー
・けれど、去りがたき想いを持つジェシーは、セリーヌの家を訪れる。
セリーヌも又、ジェシーとの忘れ難き一日を、今でも大切にしている事を語る。
そして、ギターで奏でた次作の”一夜限りの恋のワルツ”
もう一曲聴かせて・・、と願うジェシーの願いをセリーヌは断り、ジェシーはCDラックから、”ニーナ・シモン”の”Just in Time"を選び掛ける・・。
ー セリーヌのジェシーに対する想いは、”一夜限りの恋のワルツ”の全てに込められており、それに対する答えが、”Just in Time"という事なのであろう。ー
<二人の男女の忘れ難き一日の、9年後を描いた作品。
リチャード・リンクレイターの、作品制作スタンスの優しさが素晴しい。
そして、イーサン・ホークとジュリー・デルビーが演じた、相手に未練がありつつも、相手の生活を尊重し、一線を越えない姿も素晴らしき風合を感じさせる作品である。>
等身大の会話劇の男と女
おととい、 ビフォアサンライズみて、 心にずっと残ってて。 この映...
おととい、
ビフォアサンライズみて、
心にずっと残ってて。
この映画を良いと思っている人が多い理由はなんだかすごくわかる。
自分のなかの消化できていない、持ち続けてる秘めた恋愛感情とかを的確に美しい言葉で表現しているのかしら。
なんでかわからないけど、
ものすごく惹かれる映画だ。
ただずーっとふたりが話してる映画なのに。
サンライズもサンセットも終わり方がまたとても良い。なにかを秘めた終わり方をする。
9年がのしかかる
前作は14時間、
今作は映画と同じ80分という限られた時間。
経験上、
昔好きだった子なんて会わない方が良いと思ってて
ジェシーとセリーヌは濃厚でかけがえのない
素晴らしい時間を一緒に過ごしただけあって、
再会なんてしない方が良いと思ってたら、
心配は無用だった。
お互いがお互いの9年間や、
約束をした半年後の事を探り合いながら、
それは2人の愛を確かめ合ってるようで
減滅したりやっぱり好きだと思ってるんだろうな、
と想像できるセリフやリアクションがあって、
2人を見守って来た友だちのような目線で見てた。
僕的にはジェシーは9年前の幼さと子供っぽさを
持ちながらも良い大人になったと感じたけど、
セリーヌは僕的には理屈っぽくて頑固で
残念な感じだった。性的な話もガンガンするし…
ラストはここで終わりか!と思ったけど、
限られた時間だと仕方ないか…
ジェシーの最後のセリフからこの後どうなったかは察するしかない。
セリーヌのワルツには、もはや減滅してた僕は度肝を
抜かれるほど素敵な曲で、こういう所にジェシーは惚れたんだな、と思った。
サンライズの方がずっと良いけれど
ビフォア・サンライズが名作すぎた
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