ターゲット 出品者は殺人鬼

劇場公開日:

ターゲット 出品者は殺人鬼

解説・あらすじ

ネットの中古品売買取引のやりとりをきっかけに、主人公が思いがけないトラブルに巻き起こまれるさまを描いた韓国製サスペンススリラー。

新居に引っ越したスヒョンはネットのフリマサービスで中古の洗濯機を購入する。しかし、後日壊れた洗濯機が届き、スヒョンは詐欺にあったことに気づく。警察から捜査に時間がかかると告げられたスヒョンは、売り主のアカウントに直接連絡をとり、返金を要求するが相手にされない。そのことで感情的になったスヒョンは、相手に怒りに満ちたメッセージを送りつけてしまうが、それ以来、彼女の身に恐ろしいことが次々と起こり始める。捜査に動き出した警察は出品者の家を訪れるが、そこには思いもよらない事態が待ち受けていた。

スヒョン役をドラマ「生まれ変わってもよろしく」などで人気のシン・ヘソン、スヒョンの事件を担当することになるサイバー犯罪捜査部のチュ刑事役を「悪いやつら」のキム・ソンギュンがそれぞれ演じる。監督は「風水師 王の運命を決めた男」のパク・ヒゴン。

2023年製作/101分/韓国
原題または英題:Don't Buy the Seller
配給:TCエンタテインメント
劇場公開日:2024年6月21日

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映画レビュー

4.0怖かった

2025年6月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ホラーでもないリアルな怖さ

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ゆうき

3.5【”中古品ネット売買詐欺に抗議しただけなのに・・。”今作は、ポチッとクリックするだけで相手の顔も観ずにモノを買う風潮に隠された闇を描いた作品である。】

2025年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

■フリマサービスで中古の洗濯機を買ったスヒョン(シン・ヘソン)のもとに壊れた洗濯機が届く。
 詐欺にあったことに気づいたスヒョンは自ら壊れた洗濯機を売りつけた犯人をSNS上で見つけ、返金を要求し、怒りに満ちたメッセージを送りつける。
 しかしそれ以来、スヒョンの身に頼んでいない宅配の食事が大量に届いたり、ついには殺人事件まで起こり始める。

◆感想

・今作を観ると、どうしても大ヒットした「スマホを落としただけなのに」シリーズを想起させるが、そこは流石韓国映画である。
 犯人が、強気な怒りのコメントをスマホで送り付けたスヒョンに対し、顔を見せずに苛つく多くのパソコンに囲まれた部屋の中で椅子に座りながら貧乏ゆすりをする様が、マア怖い。

・そして、犯人がスヒョンの家に頼んでいない宅配の食事が大量に届けたり、更には彼女の住所、実家、学歴迄調べ上げるシーンは可なり怖い。
 実際に、出きそうに見える所が秀逸である。

・当初は警察がナカナカ動かない所も、あるあるである。じれったいなあ。けれどもチョ刑事が示す同様の事件が多数有る事実。実際に、韓国では同様の事件が多かったのが背景であるが、今作の犯人は更にエスカレートして行くのである。

・前半は静的なトーンで、恐ろしさが描かれるが、後半は韓国映画お得意の、カーチェイスを交えて、警察と犯人との攻防が描かれるのである。

・チョイと、残念だったのは、犯人の姿が想像通りのポッチャリ体形で、肉弾戦になると弱っちい所かな。
 あとは、何故に犯人があのような、歪んだ思想と行動に走ったかが、示されるとより良かったかな。

<けれども、今作の設定は十二分にリアリティがあったし、他人ごとではないと思わせる所が怖かったよね。
 今は、インターネットでポチッとクリックしてモノを買うのがフツーだけれど、それは相手の顔が見えない中で行う訳で、いまだに続くインターネット販売でのトラブルなども、想起させる点が、オモシロ怖かったかな。じゃーね。>

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NOBU

4.5かなり見ごたえがある、面白い

2024年7月10日
PCから投稿

悪(犯人)と善(警察)のバランスが絶妙で良い。
カーアクション、アクションともに迫力がありカメラワーク、カットも良い。
もちろん主役女性がやつれていく感じも良い。
面白かった。

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チャーリー

4.0時代を反映

2024年7月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

今という時代の空気を上手く切り取った作品作りには頷きつつ、観る側へいい緊張感を与える優れたサスペンスに仕上がっていました。

フリマサイトの直取引は、韓国・日本問わず、個人的には以前から危険と感じていて。

「詐欺を防ぐためにお金の一時預かり・立て替えをするとか、保険を用意するとかが必要だよな」
とか、
「直接会わないよう、また個人情報を渡さないよう、互いの住所を知らないままでの取引ができるシステムが必要だよな」
とかフリマサイト・アプリの運営側に対して普段思っていて、そこから生じるトラブルへの不安を視覚化した内容に、リアリティがありすぎました。
(日本のメルカリ、ヤフオクなどはそのあたりを解消するシステムを導入したようですが)

ただ、韓国映画のお約束、
・なぜ被害者は必ず犯人に有利な行動をするのか?
・なぜ韓国の警察官は無能なのか?
・なぜ主流派じゃない、感覚派の熱血刑事が不利な単独捜査って展開しかないのか?

は、きっちり発動していました。
間が抜けちゃうのよねー

警察はちゃんと仕事して対応は完璧と思う中、犯人がその上をいき、しかし主人公の被害者の機転で逆襲する、みたいな展開の方が個人的には好みかな。

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コージィ日本犬