あの人が消えたのレビュー・感想・評価
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個人的には頂けない映画でした
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
結論から言うと、今作の映画『あの人が消えた』は個人的には頂けない作品でした。
理由は、ストーリー展開には面白さはあるのに、最終盤の嘘の事件真相が語られる場面で、TVコント的な演出がされた所にあったと思われました。
映画全体を通して、荒川を演じた田中圭さんの演技が軽くて浮いているな、と思われていたのですが、そう感じさせるくらい主人公・丸子(高橋文哉さん)を初めとして、映画全体のテイストはシリアスで、一般的なサスペンスの映画として進行していたと思われます。
ところが、映画の一番重要な(この場面は結果的に嘘の話でしたが)小宮(北香那さん)と島崎(染谷将太さん)が警察の潜入捜査をしていたという、(嘘の)事件の真相が語られる場面で、TVコント的な演出がされてしまい、それまで積み上げていた映画の世界観はぶち壊しになったと思われました。
するとその後に、いくら本当の事件の真相が意外性を持って語られたとしても、既に映画の世界観は破壊されているので、ダメな映画だったとの印象が大きく残る作品になったと思われました。
仮に、(嘘の)真相が語られる場面をTVコント的な演出でやりたかったのなら、映画全体のテイストを初めからTVコント的な演出で統一する必要があったと思われます。
そして、(映画の冒頭と)本当の真相が語られる映画の最後の場面だけシリアスに描けば、その落差で映画としても面白い作品になっていたと思われます。
今作の水野格 監督は日本テレビの所属の人のようですが、TVコント的な演出が面白いと思ってるTV業界ノリの感覚が、果たして人間を深く描く映画にとって必要だったのか、全く寒い演出になっていなかったか、よくよく考える必要はあるのではと、僭越ながら映画鑑賞後に思われました。
個人的には、淡々としてるだけで展開の乏しいこれまでの日本映画の面白く無さを称賛している邦画界にも首を傾げる場面は少なくないですが、一方で、薄っぺらい人物描写のままでも本人たちは気にならないTV業界のノリの方もどうなんだとは思われています。
さすがにこの素晴らしい俳優陣が並んでる中でこの演出はあり得ないなと、ストーリー自体は面白さも感じた(だからこそ映画化が出来たのでしょうが‥)からこそ、残念無念の作品になっていたと、僭越ながら思われました。
職業倫理なんて吹き飛ばせ
既視感あるネタ。良く考えると話が繋がっていないと思う。
大分前に見ていたのだけど、レビュ-忘れしてたのでカキコ。
この前「あの人が消えた」を観てました。
世間では ネタ(本)が良く出来てるとか、面白かったって評価あったようですが、このネタは シックス・センス、ユージュアル・サスペクツを引用してるのを正直な所感じます。
コップの裏名とか、腰を刺された自分とか。
お前は既に死んでいる・・・・ フフフフ ですかね。
終盤展開 部屋へ押し入った所で
奇想天外な公安の協力者的話持ち出して、
怪しい住人見張ってるねんって 言ってたけど。
結局? スト-カ殺人。
あの部屋の語りが コミカルで メッチャ笑えた所は好感!
そこのハチャメチャな内容展開はオリジナルで良かったと思います。
”ワンチャン”あり~!”のセリフにドッと笑いが。
しかし 全部偽りだとすると、
配達員が住人へ退避指示してたのが本当なら、
怪しい奴の部屋で 血だらけの女を目撃したとか、
隣の男が血だらけでタバコ吸ってたとかの目撃は本当。
退避した人の目撃証言だったはず。
そこは本当だから 奴は部屋で殺人をしていたという事なんですね。
(被害者は他に殺された人って事ね)
最後の 本のタイトル頭文字で言葉を創って話す。
本が落ちて行くのも ゴーストニュ-ヨ-クの幻?的。
丁寧にスクラップされたファンメッセ-ジ集が唯一もの心の救いですかね。
ちょっと既視感ある感じのネタでしたが、
十分楽しめましたね。
興味ある方は
劇場へ。
ミステリー❓サスペンス❓コメディ❓ジャンルはなんだ❓
ミステリー系だったのかな❓結果(笑)。
そこそこ楽しめました☺️。
とはる主人公の配達員から、担当のアパート❓マンション❓の話になるんだが、主人公が特定の建物に興味持ちすぎじゃない❓(笑)、ゴミ出しぐらいはたまたまがあるけどそこからが首突っ込みすぎでしょ笑えるぐらいに💧。
そこも面白かったから良いけど実際はありえないよね💧って思ってるの私だけだったらガチで怖いが…😱。
とあるシーンでも一配達員がやりすぎだろ〜っと思う所もあるため主人公の考えもわからなくはないがある意味でヒヤヒヤしました😰。
感じ的に怪しい住人ばかりだけど、後半のどんでん返しもあり驚きが最後勝ちました。
役者さんは何処をみても素晴らしい👍。
以前にも似たような事があったが高橋文也さんが神木隆之介さんに終始見えてた(笑)。
サイドを固める田中圭さん、住人の袴田さんと坂井さんなどの久しぶりに見るベテランさんも良き☺️。
中村倫也さんも斎藤工さんに見えなくも(笑)役の雰囲気がね(笑)。
主人公の言動にモヤっと感はありましたがそれなりに楽しめましたよ✌️。
ライトノベルスのコミカライズでは無く映画化ってかんじ
オリジナル脚本みたいですが、内容はライトノベルスみたいでサクッと楽しめます。ミステリー調からコメディ調に変換、さいごまで展開は読めないので飽きません。
役者はみんな上手です。
映画としての芸術面やテーマは少し微妙で弱いかな、で星4未満。
面白くない訳では無いので、ライトノベルス読むかんじで見る分には良いと思います。
ライトノベルスな展開はある意味見事です。一般的なライトノベルスの対象年齢には受けそうな映画かな。
役者が上手いのでそこそこ見応えもありました。
あとはなんかね、配送大変だな~とか。
仕事に悩む若い人や、世の中の底辺とまではいかないけど、ちょっと闇な部分が見え隠れしてたりとかがね、なんか印象的だったな。まさか訴えたい部分がそのあたりだとしたら、奥が深い映画だな。
題名なるほどね!サイコーでした。
一言面白いです。やっぱり映画のジャンル裏切られるのサイコーです。ミステリーからのサイコホラーと思いきやコメディもありーのどっかでみた洋画っぽくからの感動でなるほどの題名とにかく面白いです。
寿司屋かと思ったら、ピザ屋だった。
丸子くんが心配で引き込まれた
高橋文哉さんの丸子くんが最初から心配で仕方なかった。
コロナ禍での仕事難、転職先でも失敗が多いとの事。
一生懸命な感じなんだけど、要領悪く不器用なのかなとか、
この職場をクビにならないといいのになとか、なんだか心配で引き込まれた。
真面目だけど孤独な青年が頑張っているという印象がすんなり入ってきて、
高橋文哉さんを見るのは初めてだったけれど、セリフと佇まいが適役だと思った。
しかし染谷将太さんの不気味な姿勢の歩き方と表情にやられて、
だんだんそれどころではなくなった。
で、中〜終盤は笑っていいのかなんなのか戸惑ったけれども(結局笑った)、
菊地凛子さんのMはコメディタッチで面白かったし、
梅沢富美男さんもただの賑やか師では無かったのかと、
大ラスでちょっと驚き。
個人的には転生のオチをもうちょっとデリケートに進めてくれたら、
もう少しわちゃわちゃ感は無くなったかなと思うけれども、
なんの情報も入れずに見に行ったので、
ハラハラドキドキで終わって楽しかった。
それと元ネタと思われるアレについては、
映画館を出るあたりで思い出したけれど、
本作は本作でいいんじゃないかなと思った。
なんにせよ、高橋文哉さんの儚く危うい存在感が、
物語を最初から最後まで特徴づけていたと思う。
四年でこれ?、、、、
ネタバレになるのでほぼ言えないが某映画とオチが同じで、構成や人は違ったものの面白みは無かった。個人的には某映画の方がどんでん返し!という感じだったのでこちらのオチはハマらなかった。脚本に4年かけたと言っていたがただ仕事が忙しくて書いてる時間が無かったのではないかと思う。映画を見終わって直ぐ友人は監督の頭の中はどうなってるのかと騒いでいたので映画に興味が無い若い人向けですね……
なんだかんだで楽しかった
ラストがわんこそば状態
初めから見逃しが無いようにしっかり住人の素性を一人一人頭に入れ、伏線回収して気持ち良いーと思っていたのも束の間、これでもかこれでもかとまさにわんこそばのようにどんでん返しが流れ込んで来る!
「もうそのくらいにしてくれー」と心地よい悲鳴のような頭の疲れが何とも爽快で、ラストのタイトルに思わず「納得」したのでありました。
“あの人が消えた“その意味するものは・・・
予想以上に楽しませてもらいました。面白かった。
「あの人が消えた」なんて、意味深なタイトルから、心霊系のホラーかと思ったんですが、しっかりしたサスペンスでした。
それも話が二転三転、あっと驚くクライマックスからの衝撃のラスト!
いや~、ホンッと楽しませてもらいました。
このての作品は内容をあまり知らない方が楽しめますよね。
もうひとつ、高橋文哉さんと田中圭さんのコンビも良かったです。ほのぼのとした感じで、和ませてもらいました。
【ネタバレ】
後半の彼女の独白。
真相を話していて、次々と伏線が解決されていく。ちょっとコメディタッチの展開にホンワカとしていたら・・・
ちょっと待てよの、いきなりのサスペンス展開!そこからさらに、衝撃のラストへと向かうストーリーには、ホンッと驚きました。
そして、最後は・・・切ないの一言です。
親近感こそミステリー
もう、多くは語らないでおこう。
まだ見てない人は、そのままなんの情報も頭に入れず、早急に劇場に向かって欲しい。面白かった、面白くなかったすら言いたくない。
予告では『この結末は誰にも話さないでください』と言ってるけど、結末どころか概要そのものがネタバレになるような、世にも奇妙なとんでもミステリー。そのため、同時にレビュアー泣かせ映画でもある。ネタバレなしでは何にも書けない。断片的でふわっとした感想になるけど、とりあえず書く。1ミリも知りたくない人は、ここで読むのをやめてください...。
「ブラッシュアップライフ」で演出を担当した水野格監督による、オリジナルミステリー。ただ、あのドラマはバカリズムの脚本が秀逸なのであって、傑作なのは監督の力ではないのでは?と失礼ながら思っちゃっていた。だけど、この映画を見てあの作品はバカリズムだけでなく、水野監督のおかげで傑作になったんだと、今更だけど気付かされた。しかも脚本までも書けるのだからすごい。これまでに見たことないミステリーで、ものすごく新鮮な気持ちになれた。今後とも監督・脚本兼任で映画を作り続けて頂きたい。邦画を見てこんな感情になること中々ないからね☺️
随所に「ブラッシュアップライフ」の監督だなぁ、と感じるところが。テロップや人物の捉え方、特に俳優への向き合い方が監督らしい。高橋文哉にしか出来ない、田中圭にしか出せないといった、それぞれ独自の魅力を監督はよく知っており、その魅力を存分に生かした、見事な映画に仕上がっている。
高橋文哉や田中圭、その他出演者全員、彼らが居なければ成立しないと言っていいほどの脚本。もちろん、個性的な演技を見せてくれる俳優たちも凄いんだけど、その個性を把握して、完璧に作品に反映できる監督もまたすごい。この手の映画で、そしてこのスタイルで、役者だよりになっていないところが、個人的にはいちばん驚いた。
ストーリーは触れるな危険なので書かないが、演出的な観点から興味深い要素が多く、出演者の誰のファンでも楽しめる作品になっているのがすごいなぁと思った。だから、役者目当てで見て欲しいな。高橋文哉と田中圭、そして染谷将太好きの自分からしたらかなり大満足。お話がどうだったのかは...あなたのご想像におまかせします。
ただ、もうこの映画にしかできない。この映画で最後。そう意味合いでこのくらいの点数にしときます。
ネタは良かったけど。
鑑賞後、不思議な感覚に…
少し前情報を得てしまった状態であったため、途中の展開は「あぁ、なるほど~」と思いながら暢気に見ていたのですが…まさかの"あの人が消えた"という物語に複雑な感情になりました。
キャストが豪華ゆえに、誰が・何人が"あの人"でもおかしくないと思っていたのですが、最終的に物語を紡ぐ視点を特定の人物に考えると"あの人"という言葉の距離感が府に落ちました。
自分の弱い推察力では疑問が残るところもありますが、少しホッと救われた気分になれたのであの終わり方は良かったなぁと思いました。
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