あの人が消えたのレビュー・感想・評価
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グチャグチャプロット
冒頭からホラーの様な暗い画面、照明をケチった映画は予算が無いとすぐばれるので嫌な予感・・。
宅配便の配達員が謎の失踪事件を解決する疑似探偵ものかと思って観始めたが終盤になって真相が二転三転、全く必然性のない梅沢富美男さん登場、いつも通り暴言を吐いただけ。潜入捜査員とかテロリストとか亡霊とか何でもありのグチャグチャプロット、ミステリー、サスペンス、コメディ、ホラー、アニメと入り乱れて、何でもありはTVマンらしい、作家性が強すぎて酔えませんでした。
恐るべし作品
2024年の作品
「小説家になろう」という実際のサイトがあることや「小説版」があることで、この作品は底から来たのかと思っていたが、実際にはこの映画のために作られた脚本がオリジナルだった。
ここにも監督がトリックを仕掛けていたのは間違いない。
この作品はホラー的要素から始まり、コメディタッチな刑事ドラマ、それが大どんでん返しとなり、最後は伏線が回収されるように逆転劇がある。
同時にエンドロールに描かれた漫画は、物語と現実とを曖昧にして、奥深さと余韻と演出している。
まるでトリックのように最後まで「事実」がわからないのと、この作品自体の出どころの隠匿には、監督からのメッセージがあるように思える。
また、
物語の根幹を「ライトノベルズ」として表現することで、気楽に見てほしいという監督の思惑も感じる。
それでいて、設定はかなり手が込んでいて、矛盾だらけのようでいて全く矛盾がない。
設定上、プロットの些細なクエスチョンが「下らなさ」を感じさせるが、その下らなさが最後にしっかりと着地している。
見終えたあとに「してやられた」感が拭えなくなった。
バカにしていた相手が超大物だった感じだ。(寿司屋のネタの被り)
マンションの住人が次々に登場して、それぞれの秘密や人間関係が明らかになっていく様は、宮本輝氏の「人間の幸福」と似ている。
そこに小説のトリックが重なり、ホラーが刑事ドラマに変化する。
このコメディタッチの刑事ドラマはツッコミどころが多すぎて、見たことを後悔してしまうほどだった。
しかし、2024年の邦画でそんなことは絶対にないと思った。
そして「やっぱり」になるが、それでももう一つありそうな気配に、端然と応えてくれた。
やられた感は最後のエンドロール。
作中実際に起きた「怪奇現象」
幽霊という不可思議なものが、もし本当にあるのならば、主人公丸子夢九郎の唯一の夢だったコミヤチヒロの小説「スパイ転生」の中に転生することだったのかもしれない。
丸子はコミヤのネット小説の世界に惹かれ、そのトリックに感動した。
同時に配達先のマンションに住む小宮千尋こそ、コミヤチヒロに違いないと思った。
結果、その小説の内容とトリックが、本当の事実に気づいた。
コロナによって飲食店を解雇された大学生丸子は、コロナによって忙しくなり始めた配達員の仕事を始める。
しっかりした流れだ。
そしてこの流れが刑事ドラマによって突如乱れるが、そもそも配達員丸子の私情が悩ましさを生む。
この丸子の私情がこの物語を紡いでいるが、丸子にとって「スパイ転生」の世界に半分足を突っ込んでしまっているのだろう。
それは、彼自身の人生の終焉であると同時に、現世の彼のつまらない人生から異世界冒険ミステリーの実現に向けた一歩だったに違いない。
やはり「物語は終わらない」のだ。
丸子は次の世界で、「スパイ転生」の主人公となってその異世界で冒険とミステリーを経験するのだろう。
この我々が霊的世界と呼ぶ世界は、必ずしも三途の川を渡りお花畑が続く世界ではなく、丸子のように「自分が思い描く世界」に生きる事ができるのかも知れない。
それがエンドロールに示された「漫画」
実写版の映画の中で、霊界を「漫画」によって表現するというのは、この物語に奥行きを与えつつ、新しい世界はきっとあるはずだという希望にも似た「余白」として視聴者に提供している。
この点に私は「してやられた」
ライトノベルズ的演出には、大いなる真実という「逝かなければわからない謎」の答えが提示されていた。
この作品、恐るべしだった。
80点
映画評価:80点
割と感動しました。
まさか、こんな結末が待っていようとはっ!
正直、期待してなかったんです。
なんなら、前情報無しで見たので
ホラーなのか、コメディなのか、ジャンルすら知らず
まさか、ミステリーだったとは!
大きく分けて二部構成なのですが、
一部は退屈です。退屈は言い過ぎにしても、
この主人公が一体何をしたいのか共感できず、
スパイごっこをしている姿を見せられていただけなんですよね。
そして、二部に入るやいなや、あっという間に終わります。それくらい夢中になるくらい面白いです。
スパイ転生の作者だということ、
スパイ転生の読者だということ、
最初から最後まで伏線がちりばめられて、
それを怒涛の勢いで回収していく。
本当に面白かったです!
【2025.10.16観賞】
予想外の面白さ
期待を裏切る面白さ!
すごいすごいすごい!!!
わたしはネタ元映画を観ていません
タイトルなし(ネタバレ)
UNEXTで鑑賞🎥
お家で流し見してたんですけど、
途中から気になって釘付けでしたw
コメディであり、サスペンスでもあるのかな?
まさかそういうことかと...!!!
予想外の展開に、また最後は救いがあるような
コメディで楽しく見れました。
けどなんかおしい感じもするかな?
B級感
近隣での上映はあったのだろうか。
予告編を見た記憶もなく、前知識もなく観賞。
有名どころが揃っていて(あの話題の人までいて)
ストーリーも2転3転して意外性もあるのに、
この拭いきれないB級感や物足りなさはどこから来るのだろうか。
1つは演技のぎこちなさだろうか。
演技力というより演出上そうしてる???
元々ぼーの方もいるけれどそうじゃない方が多数と感じるけれど。
2つめはすべてにおいて既視感があること。
極めつけはシックスセンス。
いろいろと仕込んであるけれどどうにも心に響かない。
近頃よくあるまたこのパターン?って感じのネット漫画に似てる。
BDでちょうど良かったかな。
サスペンスあり、コメディあり、そしてオマージュまで
配達員の丸子は、担当しているマンションの住人がネット小説作者の小宮ではないかと喜ぶ。しかし不審な住民の島崎が、小宮へのストーカーではないかと勘ぐる。先輩配達員で売れないネット小説を書いてる荒川に相談。丸子は一人で行動を起こし、周辺の聞き込みをしてみると。
サスペンスあり、コメディあり、そしてオマージュまでありました。三転する物語を観終わって、あの映画を思い出しました。そうか、主人公をカタカナにして…。あの電話番号が本当だったら、そんなわけないか。
伏線は回収されていない?それとも伏線ですらなかった?
そうきましたか
なるほど!最後までストーリーよめなくて、ラストでそう来ましたかとなりました。なんの予備知識もなく借りてきて、まさかのホラー?と思いきや、コメディ?はたまたサスペンス、ミステリー、謎解き、、まさに寿司屋いったはずなのに、焼肉食べ放題食べたみたいな(笑)例えが下手すぎ(笑)最後まで目が離せなかったです。最後はまるこの願いがかなったのかなって思いました。
中盤以降、おもしろかったんですが…
サスペンス風の作品なのかと思って見ていたら、話が急展開。
コメディタッチになって、そこからの方がおもしろかった。
でも、終盤に、もうひとひねりふたひねりあって、そこからが問題。
強引すぎて、なんかはちゃめちゃになってしまったという印象。
なんか、残念。
配達員の青年が一番ストーカーじみていて、ハラハラしながら観ていた。...
途中の寸劇回想
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