まるのレビュー・感想・評価
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世にも不思議な物語?
途中まで「世にも不思議な物語」のようだと思った。堂本の役より、綾野の役に共感する。絵画でも漫画でも、自分の考えもなく、適当に作った作品で評価されることは絶対にない。相田みつをの書は、簡単に書いたように見えるかもしれないが、何百枚も書いて出来た作品のはず。
もっと堂本の苦しむ姿が見られると思ったが、剛君はいつも通りだった。
偉大な功績の影に名もなき職人あり‼️
自ら描いた◯(まる)がSNSで拡散し、平和の象徴として祭り上げられ、一躍時代の寵児となった沢田・・・‼️傲慢になったり、強欲になった主人公の転落パターンかと思いきや、のほほんとしたマイペースのキャラクターの沢田を淡々とした語り口で萩上監督らしく描いています‼️強欲に取り憑かれた隣人役の綾野剛や、搾取社会を糾弾する吉岡里帆の存在感がかなりメッセージ性を感じさせて印象的でした‼️
無心
な心で描いた⭕️が、売れて有名になった途端に、有心(?・下心)のある人間が寄って来たり、敵が増えたり‥。本当に人間の欲と言うものは虚しいですね。さわだは、最後にはそれに嫌気がさしたのでしょうね。
この映画をダシにして、あいだみつおをディスろうとしたのだが、
綾野剛演じる漫画家が、そんなの丸書くだけじゃん?俺にだって出来るよ!って、ディスっていたので、あいだみつおディスりは無し。
いや、でもさー。
あいだみつおと、てんつくマンの違いが俺には分からない。あいだみつおは癒し系やってて、てんつくマンはマルチ商法やっているのは知っている。
あいだみつおの書いている事って、ホストが太客に送るLINEの文書なみにありきたりで面白くない。
ハートマン軍曹の名言
俺は差別はしない!お前らは平等に価値がない!
ほど、心に響いた言葉があっただろうか?いや無い。
さて、さんざんディスってスッキリしたので、あらすじだよー!
堂本剛は美術家を目指すも、今は売れっ子芸術家の作品を代わり描いてのその日暮らし。コンビニバイトを兼業しないと食っていけない。
自転車で転けて、右手を骨折する。芸術家のバイトはクビになってしまう。
やる事がなくなり、ふと自宅にある紙をつたっていた蟻ん子を見つけて、その動きに沿って習字で丸を書く。友人の
俺は質屋じゃねー!
が、口癖のどう見ても質屋に丸の紙を預ける。
それから何やかんやあって、堂本剛の丸を一枚100万円で買い取るという男が現れて丸を売る。
それからしばらくして、自分の丸が高値で取り引きされ、海外でも話題になっている事を知る。
今までの生活が一変して、一躍、時の人になった堂本剛はこれからどうなる?
画廊の人の銭ゲバっぷりが清々しいくらい下衆で見ていて心地良い。新しい丸を堂本剛が提出したら、
これは違う!受け取れない!
と、言われて突っ返されてしまう。芸術家先生が作ったモノを頭ごなしに否定しちゃうけど、
おーい!画商さん!それはお前の匙加減だろうよ?芸術を転がして転売する金で食っているトコジラミごときが作家先生の作品を否定するのか?
今はSNSがあるから、知恵を使えばいくらでも発信できますかーらー?本当、画商と派遣会社は世の中から消えてほしいです。素粒子の状態まで分解したろうかぁ?あぁぁん?
俺のTOP画の絵は、鴨居玲の1982年 私 という絵です。若くしてガス自殺で亡くなるんだけど、画廊商の要求に耐えきれなくなって自殺したという話を東京駅で靴磨きをしながら、絵を描いている芸術家のパブロ健治さんから聞いた事があります。
何だかんだで、町を歩けば握手や記念写真を求められるようになるが、これを面白く思わない売れない漫画家の綾野剛が、堂本剛の絵をパクって、
今日から、俺が丸の絵の作家だ!
と、宣言して東京ガガガのように横浜の飲み屋街に貼り紙を貼りまくって、ジャックする。
さてと、若い皆様方はブログって流行っていたの知っていますか?他人の書いた記事にコメントをするだけではなく、自分の記事をリンクして貼り付ける事をトラックバックって言うんだけど、
ある日、俺が若松孝二監督の連合赤軍の映画が制作中という記事をあげたら、一字一句間違いなくコピペしてパクった記事を俺の記事にトラックバックした奴がいてさ?
気持ち悪くて、気持ち悪くて、しばらく更新ができませんでした。どういう神経なのか知りたいような、知りたくないような。
更新をやめたもう一つの理由が2ちゃんねるで、面白い映画ブログはないもんかのうというスレッドに自分のブログが晒されて、怖くなったのもYahooブログをやめた理由です。
結局、このなりすまし作戦はうまくいかない。
どんどん、有名になっていく堂本剛の明日はどっちだ!
ネタバレだから、書きますが、ぜってー、綾野剛に刺されて死ぬエンドだと思っていました。何回も伏線あったじゃん?
鳥人戦隊ジェットマンとか、振り返れば奴がいるでやってたじゃん?
← 野坂 昭如ネタなみにわかりにくいぞ?
最後に一言、
堂本剛が悩んでいる時に必ず現れるのが柄本明。ひょっとしたら、堂本剛にしか見えない妖精なのか?
堂本剛の泣きの演技
当て書きされたという沢田を見ていると、堂本剛さんにハマり役でもはや沢田って剛さん自身では?と思うくらいの自然な演技。感情を露にしない役柄は表現が難しいと思うのだけど、周りの個性豊かなキャラクターとの対比もあって物語の主軸としてブレずに存在している感じ。
唯一感情を吐露するシーンで泣く場面があるのだけど、上手いなと感じた。感情が込み上げ、顔を赤らめながら涙がこぼれ、目の縁まで赤くなって感情が溢れた後、表情がぼんやりする……あぁ実際泣く時ってこうなるよなというのを演技で持ってくる。かつて上戸彩さんが絶賛した泣き演技を見れたのが嬉しい。
綾野剛さん演じる横山は、登場から奇天烈で面倒くさく絶対絡みたくない人物。売れた沢田への嫉妬も隠さないし、今日から俺が沢田、丸なら俺も書けるよ、と絡んでくる。
ただ嫌な気持ちにならないのは、横山の気持ちって誰しも多かれ少なかれある認められたいという気持ちの表れだから。ネチネチした嫌味ではなくストレートに嫉妬をぶつけているのが印象深い。
アドリブのシーンもあるとの事で、綾野剛さんのキャラクターへの理解度が横山という人物を憎めないキャラにしている気がする。
本意ではない形で作品(ただ丸なら書いただけ)が評価され、勝手に意味をこじつけられ、大衆から求められる沢田。「売れるためには求められるものを書くべきだ」と丸を描くよう迫る世間に悩み葛藤する姿は、芸術分野で生きる人に対して刺さる内容なのかもしれない。
荻上監督の以前のインタビュー(波紋)で、かもめ食堂が売れてあの作風が得意な監督だと思われているがそれは違うというような事を話されていたと思う。
舞台挨拶で監督自身は、自分自身は横山なんだと話されていたが、沢田でもあるんだろうと感じた。
見る人によって捉え方が変わる映画で、好き苦手がハッキリ分かれる映画だと思う。
二割と八割
実はなぜ沢田(堂本剛)の『平家物語』から始まったのか分からない。最初は富ある者もいずれは落ちるとの沢田の願いかと思ったが、その後の姿からは感じられない。勿論いつか自分もとの野望はあるだろうが沢田自身の表情が少ないので燃え上がるエネルギーも見えない。
対する横山(綾野剛)、矢島(吉岡里帆)は自らの思いに正直だ。困る隣人の横山だが二割の蟻の話をした時、横山の悔しさに対する沢田の「二割の蟻にも何か意味が」との呟きが印象的。それが何か沢田にもよく説明できなかったが。
「まる」を描いたことで突然人生が変わった沢田。八割の方に入ってしまったと私は受け取った。矢島が手で丸を作り沢田を見る。それは自分達搾取される者達のことを訴える姿の後にもされる。あなたは私達からはこうして見る八割の人だとばかりに。
モー(森崎ウィン)の「福徳円満、円満具足」は冒頭の沢田の『平家物語』と対を成しているようだった。ミャンマー出身の店員という役柄だが雰囲気の良さ、前向きではないとやっていられないからとの意味の深さを感じられるのは同国出身のウィンさんならではだろう。
「まる」に囚われる沢田。数え切れない蟻が描く「まる」がCGではないとは驚き! 有名になってからもほとんど表情を変えなかった沢田が横山との会話で初めて涙を流す。二割でもいいから絵を描いていたいと。
正直なところこの映画が訴えたかったことが何か分かっていない。でも観終わった後心地良かった。途中でも重苦しいと感じなかった。
沢田は将来裕福ではなくても横山と何かに取り組んでいるのではないか、モーとミャンマーで働きながら絵を描いているのではないか。
そんな姿も想像させてくれた。それは八割方か、二割方か。そんなことはどちらでもよい。
蛇足だが中秋の名月の次にくる十三夜は後(のち)の月と呼ばれる日本独特のもので古くから愛されてきた。僅かに欠けた月に美を見た。
人は、完全な丸でなくてもいい。
まるで禅問答。メッセージ性が強い。面白かったけど、僕はもっと娯楽性があるコメディを期待してたので、思ってたのと違ってチョッピリ残念。
冒頭いきなり、そして途中何度も繰り返し「ヘーケ物語」の諸行無常が朗読される。仏教国ミャンマーから来たコンビニの先輩も「無常」とか言い出す。
今思うと結局この映画の主張、メッセージは無常だったのかもしれない。
確か「ホージョーキ」と「トゼンソウ」が言いたかった事もおんなしだったような気がするが、違ったかもしんない。
サワダが先生(榎本明さん)の茶室で禅問答みたいのを始めた時には、サッサと出家して修行し、勝手に悟りでも開けと思った。
沢田はこだわりが少なく、強く自己主張することも控え目だ。自分が思ってる事をうまく伝えられなかったり、口べただったりして、誤解を解けなかったりする。
それは沢田の性格で個性だからイイもワルイもない。
だけど、それを見ている僕はイライラするし、矢島(吉岡里帆さん)はプンプンする。
吉岡里帆さんは、ドラマや映画、CMで僕が見てきたのと違った雰囲気だったので、鑑賞後にポスターで名前を見るまで気付かなかった。なんかすごく損した気分だ、チキショー (^^)
ちなみに、グ~タラでおチャラケな横山が、いつもシリアスな役の綾野剛さんだったことにも気付かず、ポスター見て初めて知った。
この横山が蹴破った壁の穴、もしかしたら何かを象徴するメッセージで、終盤、サワダが破った青い円相図の穴と何か相関してるのかもしれない。
だけど、澤田が衝動的に破った青い円相図の穴が、さも芸術的な意味があって意図的に開けられた穴だと勝手に解釈されて展示されてるのを見ると、横山が蹴破った壁の穴に意味があると思うのも考え過ぎなのかもしれない。
もちろん作者が意図していなかった事を勝手に深堀りしたり、作者と全く正反対の解釈をするのは自由だとは思う。いわば落語のコンニャク問答ではある (^^)
あと、笑えたセリフは片桐はいりさんの「うちは質屋じゃない」
飽きそうで飽きのこない。結果、かなり好きな作品。
予告編をみて、面白そうに作られてる予告編だなぁ、さすが予告編だなぁと思いつつ、このままの通りの感じだったらすこしいやだなとも思いながら観に行きました。
◆
実際はとても良い雰囲気でした。雑なシーンとかはなく、ずっとセンセーショナルな事が起き続ける描かれ方ではないちょいちょい日常にも戻してくれる感じが、リアルで良かった。ファンタジーや妄想・空想要素が出てきても、ちゃんとストーリーの筋や主人公沢田の心の中が見て取れるものだったので、ただのアートムービーになったりもしなくて、そこもこの作品のいいところ。
◆
キャラクター達。主人公の沢田、生活に対して力が入ってない感じだけど絵に対してはやっぱり熱い想いを持っててかなりいい。そしてさらに、沢田以外のキャラクター、魅力的な個性的な人がたくさん出てきます。少し変な人が多いんだけど、どのキャラクターのセリフも行動も、心にぐさぐさ差さる差さる。しかも、人間らしさもかわいらしさも、哀愁も持ち合わせてて…。隣に住むデビュー出来ない漫画家、ミャンマー出身のコンビニバイトの先輩、公園で出会う茶道の偉い先生、元職場の格差社会を訴える女の人、草間彌生ぽい髪型のギャラリーオーナー、おしゃれな胡散臭いスーツが似合い過ぎる有名アートディーラー、明らかに変だけどなんかいそうな古道具屋店主、他にも、とにかく沢山出て来る。ひとりひとりの役者さん、見た目から何から、その役の人物になり過ぎていて凄い…。綾野剛の横山良かったなぁぁ、久々に私の好きな綾野剛リストに追加入りました◎
てか、現代美術家と漫画家が住むアパートとか私も住みたい。超良い。あの2人のやり取り毎度好きだった。最後のあのオンラインでコラボの会話のくだりなんてもうかわいすぎる。ぐっと来すぎる。小林聡美もめっっちゃ良かったなぁ。森崎ウィン演じるコンビニの先輩もいとおしかった。ひとりひとり挙げるとキリが無いねん…。荻上監督、すごいなあ。
◆
やたらと評価されることになった主人公の描くまるもそうだけど、芸術って見る人によって物凄く価値があったり、1ミリも価値を感じなかったりするのが奥が深くて面白いね。オーナーやディーラーが沢田の描いた絵を見て、ほう…と感動するシーンは、芸術の奥深さとその逆の滑稽さが滲み出てて、いいシーンだけどどこかおかしくて、好きだったなあ。美術館に沢田のまるを見に来る人たちも、本気で絵が好きな人もいれば絵を見にきてる自分が好きな人(私もまさにそう)など絶対入り混じってて、それもまた面白かった。私は芸術家ぽいひともミーハーぽい人もどっちも好きなので。何か好きなものがある人が単純に好きだから。
◆
あと、そのやたらとフューチャーされるまるを描く沢田のシーンが何度も出て来るんだけど、それがめちゃくちゃ気持ち良い。とくに一番最初に動くアリの周りに壁を作るように描き出す沢田のまる。白いキャンバスに大きめのふででざざっ…と描くあの感じとあの音が、冗談抜きでずっと見てられるわ!だった。気持ち良い〜。人が絵描いてるのとかなんか作ってるのってずっと見てられるね。ASMRじゃないけど音も感じてたいね。久々にアルキメデス観て黒板に字書く音も聴きたくなった。
◆
エンドロールも相当しびれた。粋だよありゃあ…。剛の歌声よ…。絶対映画館で観るべき、聴くべき!
◆
良い映画が観れて、心があつくなりました。良い夜だった。
わからないならジタバタする!
堂本剛さん出演のドラマフリークです。20年前、自分が学生だった頃好きでした。元カレ、夢のカリフォルニア、サマースノー、君といた未来のために。受け身な主人公を演じるのが非常に上手く、今でも好きな作品ばかりです。
今作では
人生はきっと何が起こるかわからないから。わからない状況に立たされたら、とにかくジタバタもがくしかないという教訓を学べました。最後EDに流れた街movie.verを聴けて良かったです。
以下、脚本中心に勉強のために記録残します。
どうしたら良くなるのか、を考えたいと思います。
脚本以前の問題で、娯楽としての作品評価は0点です。
具体的な問題点を1つ挙げます。途中の男性器を描写するシーンです。この映画の視聴者層をどこにみていますか?小学生や中学生相手なら、笑えるシーンになるかもれません。リアルな男性器を怪我をした右腕の包帯の上に描いて、病院で先生に見られるという描写は、成人した視聴者層は笑いません。ただただ下品です。
始まりから終わりまで、仏教の描写がありました。わたしは途中で席を立ちたかった。ただ苦行を耐え忍ぶ修行僧の気持ちで乗り切りました。堂本剛くんの街は映画館のサウンドめっちゃ良かったけれど、この気持ちを昇華できるわけがないです。
綾野くんのなんで絵を描くのかの問い掛けに対して、なんか主人公泣いて答えてた。答えが泣ける内容ではなく、このシーンも意味不明だったよ。もうプロットとか構成とか何でもいいんだね。脚本の勉強なんていらない。雰囲気で作るだけ。それでこういう映画出来るんだもんな。日本の映画って最近なんでこういう傾向なのかな。
それはそれとして、どうすれば良くなるか考えよう。
構成から
まず始まりは雰囲気で良い。主人公とりほちゃんの会話、受け答えまでは好き。
ここで主人公事故。
知らんおっさんと公園で話す。円周率の話
ここ1stターニングポイント
まる を書いてみる試み。
胡散臭い骨董品屋にまるを預ける。
世間で評価
ここだ。楽しみのシーンが描写不足なんだ。主人公が自分からSNS発信しないとダメだったんだ。受け身は良いけど、決断はしないとダメなんだ。それでバズって世界的に有名にならないといけなかった。すべて受け身だと視聴者が共感できないから、1stターニングポイントをここに持ってくれば良かったんだ。主人公と綾野くんはスマホ使えてる描写あるんだから、SNSで拡散されているだろう描写もあるんだから、主人公がスマホ使えていいんだよ。
まる 描いた後、SNSで発信したらバズってた。これで良い。骨董品屋いらん。時代にあっていない店は出す必要がない。
サブプロット入ったっけ?覚えてない
楽しみのシーン。
ここ弱かった。世間的に有名になったらもっと演出あったんじゃないか?まずもって主人公が1つまるを描いて100万円のシーンは必要ないとして。
主人公ならどうする?世間的に突然有名になったら。
いや、もう まる だけにまるっと構成変えた方が良いな。
メインプロット まる描いただけでSNSで世界的にバズった(ジャンルは難題に直面した平凡なやつ)
サブプロット 恋愛
せっかくだから吉岡りほちゃんを使おう。活動家だけではあんまりにも可哀想だ。堂本剛くんの結婚も相まって、連れ合いの年齢的にもしっくりくる。
綾野剛くんも含めた3人でのかけあい。りほちゃんがいてくれたおかけで2人の人生が進みはじめる。
りほちゃんが突然いなくなる理由(秘密)を作る
綾野くんの人となりを深掘りもいいのかも
テーマは それでも自分が描きたいものを描く
オープニング 始まりの仏教の文言シーンはいらない。只管、自分の描きたい絵を描くシーン。そこでテーマは提示されるものとする。
セットアップ 画廊での仕事シーン、りほちゃんとの掛け合いはそのまま。法隆寺は誰が作ったか、のシーンは後半の主人公の成長比較になるからとても良いシーン。ちなみに、ここでりほちゃんからテーマの提示にも関われる。
事故に遭う。
利き手を怪我して仕事をクビになる。吉田こうたろうさんは終始悪の存在としてあり。
りほちゃんとの掛け合いをここで強く持ってくる。SNSを交換する。主人公受け身でいい。
悩んでいる時 公園で謎の老人との掛け合い。ここで円周率、まるの存在。日常からまるの存在。
りほちゃんからどういうの作ってるのかSNSで連絡がある。
1stターニングポイント 主人公が自らの意思で行動
用紙に蟻を囲うようにまるを描いていくのをSNSへUP。
サブプロット 主人公の家に吉岡りほちゃんが来る 隣に住む綾野剛くんとの掛け合い
隣に住んでて、実は漫画家
わたしも絵を勉強していて 等
主人公の家へ
主人公のSNSの様子にりほちゃんが気づく。世界的にバズる。
お楽しみシーン
世界的に有名になる事で人生はどう変わるのか
ここは視聴者が想像して楽しめるシーンを入れたい
りほちゃんと主人公の恋愛模様
まる だけが評価される主人公の苦しみ
主人公が世間からチヤホヤされるシーンは昔アイドルだった堂本剛くんならではで良いと思う
それに対する綾野くんの嫉妬
ただ綾野くんも新たに漫画作品描いたりチャレンジを見せる
主人公とりほちゃんの恋愛模様がピークに
ミッドポイント
突然、りほちゃんが主人公の前から消える
りほちゃんの職場の悪(吉田こうたろうさん)を出すよね この方はここで活きてくる
すべてを失って
主人公の葛藤 死のイメージ
ここで公園で謎の老人との掛け合い
わからないならジタバタする
綾野くんとの掛け合い
自分が作りたいものを作る
主人公が まる から離れて、りほちゃんの存在に
改めて気づく
第2ターニングポイント
りほちゃんの居場所を知る
主人公 行動 ここで走るシーンとか入れればいいよ。音楽は恋のカマイタチって曲のサビ入れよう。
浜辺とかに向かうといいんじゃない。交通標識持たせて謎の老人出そう。底辺✖️高さ➗2だ。って言わそう。
「三角形と同じ。君が底辺で彼女が高さだ。君がどんなに有名になっても、彼女がどんなに悪い部分があったとしても、君と彼女を掛け合わせたものを、2人で背負っていけば大丈夫。」こんなセリフでいいだろ。
浜辺でりほちゃんと主人公の掛け合い。無音、波の音。
最初主人公の突然の登場に驚くけど、にこやかなりほちゃん。
主人公がプロポーズ。昔のオドオドした感じの演技でいいじゃん。僕の気持ちはまるだ。みたいな感じで指輪出せばいいんだよ。そこでいい感じのりほちゃんの顔を出して、一気にエンディングの街movie.ver。
エンディングでサブプロット回収 悪(吉田こうたろうさん)は報いを受ける
綾野くんが漫画を出版社に持ち込んで奮闘してる
最後に 部屋に最初描いた まる の絵
あとはペアリング
ドラマではいつも必ず堂本剛くん演じる主人公は、最後決断して行動していた。
【”様々な、円相”ひょんなことから、カリスマアーティストに祭り上げられた美大出の男が、別人格の独り歩きに困惑しつつも、飄々と生きる姿が印象的な作品。様々な解なき問いもナカナカな作品である。】
ー ”円相”・・宇宙全体、無、真理、悟りの象徴。禅において、書で描かれる墨絵で一筆で描かれる。-
■美大卒だが、現代美術家アキモト(吉田鋼太郎)のアシスタントをする沢田(堂本剛)は、ある日仕事帰りに右腕を骨折し、仕事を失う。
沢田は、部屋の中を歩く蟻に導かれるように、”諸行無常”と呟き乍ら、無心で書いた”まる”の絵を知り合いの古道具屋(片桐はいり)に持ち込み、小銭を稼ぐ。
その絵がいつの間にか、“円相”の絵として高い価値を持ち始め、”まる”の脇に書いた“さわだ”は、沢田とは別人格のように一人歩きをするのである。
◆感想
・私は、荻上直子監督の全作品を鑑賞しているほど、オリジナリティ溢れるその作品群が好きである。
故に、少し思った事をそのまま記載する。
・今作では”アシスタントが仕上げた絵は、それを指示だけして自ら筆を動かさないアーティストの作品と呼べるのか。”と言う冒頭、現代美術家アキモトにTVリポーターが問いかけるシーンが印象的であり、その後も解なき問いが次々に発せられる。
それを受け、同僚のアシスタントの女性(吉岡里帆)に”アキモト先生に搾取されているんですよ!”と詰め寄られるも、沢田は”法隆寺を作ったのは誰?”と聞き、”聖徳太子だけど、実際には昔の大工さん達が作ったんだよね。”と答えるシーンも印象的である。
・つまりはこの作品は、”芸術家の独創性って何?”という事から、”人間の価値って何?”というナカナカ答えが出しにくい問題をコミカルテイストで、サラリと描いているのである。
・又、沢田も最初は無心で書いた”まる”が評価されるも、その後画商(小林聡美)が求める“まる”を書いても、否定される。
そして、何を書いたら良いのか分からなくなっていくのである。
この辺りを堂本剛が飄々と演じている。
・面白かったのは、沢田が働き始めたコンビニのミャンマーから来た日本語のタドタドシイ同僚(森崎ウィン)の姿かな。
彼は、日本人から馬鹿にされても常に明るく振る舞っている。けれども、終盤、沢田に言うのである。”マエムキジャナカッタラ、ヤッテラレナイデショ。”と。そして、彼は仏教の言葉を呟くのである。
<今作は、沢田の隣人の漫画家志望の矢鱈と寿司を食べたがる男(綾野剛)、骨董屋の謎のおばちゃん(片桐はいり)なども含めサブキャラが良いのだが、沢田自身が飄々としており、表情が余りない為、エンターテインメント作品としてはインパクトが足りなかった作品と思ってしまったな。怒っちゃ嫌よ!
けれども、作中で問いかけて来る様々な解無き問い【”芸術家の独創性って何?””人間の価値って何?”】は、よーく考えるとナカナカに奥深いモノだと思った作品である。>
人生における「成功」とは?
何気なく描いた「まる」が絶賛されて成功を収めるという話から、「世にも奇妙な物語」のようなシュールなファンタジーを期待したのだが、そうした不条理な面白さが一向に転がり出さない。
「まる」を100万円で買い取ると申し出たブローカーは、それっきり姿を見せないし、主人公が、たまたま画廊を訪れなければ、そのまま注目を浴びることもなかっただろうし、町中ですれ違う人に騒がれても、マスコミから「社会現象になっている」とか「ノーベル平和賞候補になっている」とかインタビューされても、取って付けたような薄っぺらい描写ばかりで、とても主人公が成功したようには感じられない。
主人公も、主人公で、「騙されてるのか?」とか「夢なのか?」といった反応をするでもなく、すんなりと事実を受け入れているのだが、この辺りは、「成功」の前後のギャップを、もっと大袈裟に描いても良かったのではないだろうか?
主人公が描いた「まる」にしても、主人公だけがその価値を理解できず、主人公以外の人間は、誰もが評価しているのかと思っていると、アパートの隣人の売れない漫画家は、それを「誰でも描ける単なる丸」と見抜いており、「まる」に価値を見い出す人間とそれ以外の人間に、どのような違いがあるのかもよく分からない。
やがて、主人公が新たに描いた「まる」を、ブローカーが買い取れないと言い出したところで、主人公が、最初に、無欲の状態で描いた「まる」だけが価値を認められ、それ以外の「まる」は無価値なのかと思っていると、主人公の新作の個展が成功して、そういう話でもないことが分かる。
だったら、有名画家に搾取されることにも、世間の役に立たない「20%の蟻」であることにも無頓着だった主人公が、世間に認められ、社会的な成功を得ることで、欲にまみれ、搾取する側へと転じていく物語なのかと思っていると、主人公は、自ら成功を手放すので、そういう話にもならなかった。
吉岡里帆演じる画家の同僚も、柄本明演じる茶道の先生も、森崎ウィン演じるコンビニ店員も、綾野剛演じる隣人の漫画家も、皆、共感性が高く、含蓄のある言葉を口にするのだが、どれも、この映画の主題であるとは思えないし、むしろ、風呂敷を広げ過ぎた感じすらする。
結局、観終わった後に思ったのは、人生の「成功」とは、裕福になることでも、社会的地位を得ることでもなく、「好きなことをして食べていけること」なのではないかということだった。
\部屋から転がりはじめた○。
チャリでの仕事帰りよそ見運転で転倒し商売道具である右手を負傷した美術家のアシスタントとして働く沢田の話。
右手の負傷を機にアシスタント業をクビになり、自宅にある物と“キャンパスを歩く蟻を黒筆を使い○で囲った絵”を質屋ではなく古道具屋に売りに行ったことで…。
売った絵が美術関係者の目に止まり、独り歩きし始めた○の絵、SNSで拡散、美術家達から評価されてるなか状況を把握出来てない沢田と見せるけれど。
1枚の薄い壁から聞こえてくる隣人のウナリ声、綾野剛演じた横山がアクセント、そのウナリ声で沢田の睡眠と絵を描くための集中を邪魔し、沢田との2人のやり取りには笑えたし何でオチは寿司食わせろ!?とも思ったけれど歌手・堂本剛ではなく俳優・堂本剛が見れたことが嬉しい!
彼が10代から20代の頃のドラマ作品はほぼ観てるし、個人的に熱かったのはエンドロールで流れた堂本剛君の“街”、当時「夢のカリフォルニア」のエンディング曲でもあった“街”、本作の為に録られたMOVIEverも最高だし、カラオケはもう10年以上行ってないけれど、行くと必ず歌うって位好きな曲で、男性歌手としても一番好きな堂本剛の歌、俳優姿と、まとめて観れて聴けて良かった!余談だけど「ホームドラマ」の主題歌“ORIGINAL COLOR”も凄く好きだったな~
ちょっとファンキーな雰囲気の吉岡里帆さん可愛かったし、エンドロールの“街”には泣かされた。
無欲に見える「まる」の残虐性も、仕掛け次第では「アート」に様変わりしてしまう
2024.10.18 イオンシネマ久御山
2024年の日本映画(117分、G)
偶然描いた「まる」が独り歩きして困惑する売れないアーティストを描いた社会派コメディ映画
監督&脚本は荻上直子
物語の舞台は、都内某所
現代美術家・秋元(吉田鋼太郎)のアシスタントを始めて4年になる沢田(堂本剛)は、自身のアイデアをパクられながらも地道に生きてきた
同僚の矢島(吉岡里帆)はそれを許せず、新人の田中(戸塚純貴)は早くも脱落を示唆していた
ある日、景色に見惚れて自転車事故を起こした沢田は、あっさりとクビになってしまう
特にやることがない沢田は家でぼうっとする時間が増え、隣人の売れない漫画家・横山(綾野剛)と絡むようになった
物語は、家に入り込んだ蟻の周りを墨で囲っていた沢田が、ふと思いついてそれを小道具屋(片桐はいり)のところに持ち込むところから動き出す
小道具屋は「大きすぎる」と言い、沢田はその作品を切って分割する
それは額縁に収まる大きさの「まる」を描いただけの作品になっていて、わずかなお金だけを得ることになった
その後、街角を歩いていた沢田は、ある画廊の前に「まる」が飾られているのを目撃する
画廊が閉まっていたために詳細を聞くことができなかったが、次に通りかかった時には、その「まる」はショーケースから消えていた
映画は、現代アートとは何かというテーマと、そのバズり方や仕掛け方について揶揄するような内容で、意外なほど濃いメッセージがあったりする
最終的に「普通の絵」をディーラー(早乙女太一)と画廊の店主・若草(小林聡美)に見せるものの、「価値がない」と断罪される
やむを得ずにその上から「まる」を描いて見せるものの、これ以上「まる」い囚われたくない沢田は、その作品を殴って穴を開けてしまう
だが、その行為は作品として有名になり、海外の美術館にも飾られるようになってしまうのである
「まる」は「円相」と呼ばれるもので、古くから描かれる芸術の一つである
それが現代的にアップデートされたものになっていて、誰にでも描けるのに、誰もが売れるわけではないという皮肉がある
アートは「誰が描いた」というのが重要で、「さわだ」というサインが作品の本体のようにも思える
だが、コンビニバイトの先輩・モー(森崎ウィン)は、彼のサインを貰わない
これが本作の重要なテーマになっているのではないだろうか
いずれにせよ、かなり画面が暗い作品で、見ていて疲れる内容だった
「まる」の中に何かを見るかは人それぞれで、その「まる」は無欲であればあるほどに価値があるようにも思える
だが、その「まる」のルーツは「蟻をもて遊ぶ残酷なもの」であり、その因果が沢田を苦しめているようにも思える
そう言った意味において、結構哲学的な作品ではあるが、世間がアートと称するものは、そのような本質とはかけ離れたプロモーションによる仕掛けに過ぎないので、その辺りを皮肉っているのかなと思った
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