室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
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やり直しがきくということ、引き継がれるということ
過去の事件の犯人たちと
その関係者、家族が登場した。
室井慎次は、犯罪に巻き込まれた子供を
里子として引き取って
一緒に暮らしている。
犯罪が起こると、
被害者はもちろんのこと、その家族、
犯人の家族にも大きな傷を残す。
そのことは見過ごされがちで、
室井は、その傷に寄り添うことを
自分一人でやろうとした。
でもそうじゃなくて、
寄り添うことに
地域の人の手助けと
たくさんのアイディアが必要なことを
ゆっくり描いている。
子供たちもゆっくりだけれど
良い方向へ変わっていく。
最初は、頑なだった室井も
周りの助けを受け、
そして、その助けの恩返しをしながら
少しずつ状況が良い方向へ変わっていく。
そして彼を突き動かしていた
【青島との約束】も、
自分一人でやる必要はなかった。
その思いは引き継がれて
組織を変えていく。
そもそもその約束も
和久さんと吉田副総監との約束だったわけで(第1作映画)。
今、という時代に向けた、
タイパ、コスパの悪いことも
悪くないでしょうというメッセージに感じた。
これはまちがいなく
「踊る大捜査線」サーガの1節だ。
前編で秋田犬の出番多いなと思ったら、このオチw
先行だったから?結構客がいたので驚いた(40人くらい)
前編は公開2日目で同じ時間で10人前後だったんだけど??
前編みなくても後編だけでも内容わかると思う。
室井慎次のキャラクターを終わらせたいがために
後編は何だかんだで色々つっこみ多い脚本だったと思う。
何で犯人がわざわざ警察に電話すんの?とか
劇中で秋田犬離し飼いしてたのに最後何でどっかいっちゃうの?とか
そして最後の青島さんの登場だが
織田さん老けすぎでその年で過去の服装で次の作品の踊るの演技大丈夫???
ちょっと今後の踊るが心配になった。
室井慎次のキャラクターを無くしても(生きてる前として出てくるかもしれんけど)
毎年踊るシリーズが映画がドラマで新規にくるなら良いが
今回のお話内容レベルで
これから2年~5年空くとファンでももう見る気は失せると思う
映画の脚本以下、そのくらい今回の映画で踊るファンとしては失望はした
自分は次回の踊る新作映画が前後編だったら映画は行かないと思う。
室井慎次、ここに完結
生き続ける
前編が映画1本分としてのまとまりがなかったので、あまり期待せずに、でも、もしかしたら大どんでん返しとか、室井さんが意外な犯人を割り出すとか、そんなのを考えて観に行きました。
ところが、ストーリーの流れは前編から変わらず。犯人もあっさり捕まるので、アクションの要素もない。実は、中盤くらいに、真犯人が松下洸平とか矢本悠馬で、彼らが隠れた日向真奈美(小泉今日子)の信者だったとかと勘繰ったのですが、そんな意外性もなく。
がっかりしかけたのですけど、観ているうちに、「あ、これは作り手の、そしてこのシリーズを愛した人の、室井慎二へのレクイエムなんだ」と気づきました。
そう気づいてからは、全てが予定調和で進行してもあまり気にならなくなりました。どぎつい演出もなく、リクは帰って来て、父親が捕まるんだろうなと思ったら、そうなって、でも、予定通りで「ほっと」させられました。そして、吹雪の中、「風呂わかしておいてくれ」と言って、消えて行った室井さん観て、「もう、帰ってこないんだろうな」と。何一つ、驚かされることもない。
でも、ファイナルで死んだんじゃないかと言われていたすみれさんは、まだ生きている事も分かったし、室井さんの遺志は、警察幹部、近隣の大人、子供達に受け継がれていく。室井慎二は作品から退場するけどもその存在は皆の中に「生き続ける」。
で、最後の最後に、ファンの希望を繋ぐシーン。
多分、製作者達は、いかりや長介も本来はこんな送り出し方をしたかったのでしょう。室井慎二を送り出すのには、これだけの尺が必要だったのだと思います。
福本莉子、齋藤潤、前山くうが、前山こうがが新鮮な芝居をしていました。特に、前山くうが・前山こうがの双子を「あ、なるほど」と言う感じで使ってました。同一人物が同じ画面で出てくるのを、合成でなく双子を使うのはターミネーター2で使ってましたね。
作品外の政治が見える作品は駄作かな?
中盤までは室井慎次アフターという感じで楽しんでいたが、終盤の室井さんの死に方+最後の青島の登場等の俳優の役を降りたい気持ちや共演者同士の関係、フジテレビの都合などが作品内に現れていて残念でした。最後まで見た余韻が作品内容でなく全て上記で満たされます。
タイトルなし
タイトルに偽りあり
室井慎次、生き続けません。犬を探して雪山を彷徨った挙句、遭難から滑落かなにかして死にました。『犬が!そばを離れません!』じゃないよ捜索隊(笑)
今後の展開上無理矢理殺されたような感じで、正直なんじゃこりゃと思いました。最後の最後で青島が少しだけ出てきて、まだ続きそうな匂わせだけして終わりました。
今やすっかり左側芸能人と化した小泉今日子が(役どころ含め)甚だ不快でした。まぁ結局これと言ったことをしたわけでもないのですが。
あとあの電話でのやり取り、そんな事やっていいんかいなと思いながら苦笑い。
ドラマを考えるのが面倒になったのかな?
室井さん…
唐突な別れに気持ちの整理が出来ません…
青島ともう一度対面して欲しかった!
スターウォーズのオビワンのような…
そんな感じでも新作にも登場して欲しいです。
踊るマニアとしては5.0
作品としては3.0にはなっちゃいます…。
今週の作品の中では見やすいのだが、問題提起が足りないか…。
今年405本目(合計1,496本目/今月(2024年11月度)11本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
※ なぜか「先行公開」のようですが、ここで見る限り全都道府県そうなっており、IMAX前提とかということでもないようなので(事実、通常の上映扱い)、ネタバレ扱いしないものとします。
個人的には前編より「見どころ」は多かったかなという感じがします。
いろいろな取り方があるのかなと思いますが、映画内で現れる一つの大きな論点として「里親制度と児童相談所の現在の実態」という大きなテーマを扱っている割に、その点は明確に出てきても問題提起だけで終わっている(実態まで知っている方は少ないのでは)という、ちょっと「惜しいかな」というタイプのストーリーです。
ただこの点は法律系資格持ちとしてそういう論点があることを見た上で察知して「この論点について触れたかったのかな」という考えと、「そもそもそんな論点は入れていない」という考えもあるでしょうし、そこはまぁ個々あるのであまり引かない立場です(詳しくは詳細ほか)。この映画に関して言えば、シリーズものであるという性質上、その「シリーズものとして見る」という立場も理解できるからです。
ストーリーの展開的に前編を見ていることが前提になりますので、観ていない方は前編を見てからがおすすめです(今週なら大きな映画館なら、前編後編で見られるように配慮されているところも多そう。来週になると厳しいか)。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.1/放火罪と犯人隠匿罪)
犯人隠匿罪の対象は「罰金以上の刑にあたる罪」が対象で、当然放火罪はそれに該当し(該当しないものを探すほうが難しいほどに少ない)、一方でこのことを論点にすると映画は30分で終わってしまうので仕方がない部分だろうと思います。
(減点0.2/放火と被害届のお話)
放火は、程度にもよりましょうが、延焼が容易に起きる日本においては、被害届があろうがなかろうが強制的に警察が介入するものです(なお、日本では法定刑が軽い一部の親告罪がそうで、一般には金額が低くかつ初犯であるような万引き事案なども同じように運用されています)。
(減点0.4/いわゆる「引きはがし」について考察が欲しかった)
この点は、法律系資格持ちからの視点になるでしょうか。この点は後述します。
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(減点なし/参考/里親制度と「引きはがし」問題について)
映画内で展開されるストーリーは、実際の日本でも問題になっていることがらです。
里親や児童養護施設等、何らかの配慮を必要とする子を受け入れる制度は、例えば悪意の遺棄(←通常の日本語での意味)や虐待など何らかの理由があるものであり、特に里親制度は限りなくボランティアに近い制度です(一応、受け入れ人数に応じて食費等の勘案はされるが、それで儲けることは絶対にできない)。
一方で、児童相談所は現在(令和6年)にわたっても、児童相談所の施設や里親制度というのはあくまでも一時的対応ととらえており、実際の親が児童相談所等に圧力をかけて「引きはがし」を行う実態が一定程度あります。映画内で描かれているような「特殊な事情」(ネタバレ回避)のような悪質のケースもあれば、意図的に虐待を繰り返す等色々ありますが、これらの事情があっても児童相談所は警察ではないので、施設で実際に暴れた等明らかに適さないと認められる場合以外は、いかに危険であっても実際の親が引き取りを要求してきた場合、ステップを踏んで引き渡すことになりますが、それが虐待の循環を招いているのは実際の日本も映画においても同様です。実際に不純な目的を持っている親からすると、裁判(行政事件訴訟法)や行政不服審査法等も駆使してこられると児童相談所の手に負えませんので(児童相談所はそんなに法律に詳しくない)、実際には「現地で実際に暴れる」等特殊なケース以外は後手後手です。このことは、広く考えれば「実際の戸籍上の親の元に戻すべき」という家族に対する考え方が背景にあります)
この点、実は、里親制度を取る日本においては、里親のほうから「今のままでは不安だからもう少し待って欲しい」というような要望は出せないようになっています(映画内の描写と同様だが、「里親の当事者は取消しを求めることはできない」という判例あり(那覇地裁/原告適格、訴えの利益ほかのお話。行政事件訴訟法))。この点、そもそも里親側が「引き取りを取り消すような訴訟を提起する」こと自体が稀であり(上述の通り、多少の費用は地方自治体等が補助してもそれで食べていけるのではないので、そうした訴訟を提起するのは、そもそも論で言えばその子の将来を考えてのものであり、里親本人の利益のものではない。里親側から取消訴訟を起こすこと自体も限りなくボランティアに近い)、この「無理やり裁判を起こしてでも引き取って虐待を繰り返す」等の類型は、「引きはがし問題」と呼ばれているもので、特にコロナ事情のもとで生活保護や(子の数に応じた)給付金等が整備された2020年以降に特に急増して見られるものです(こうしたトラブル自体は里親制度の元からあったが、コロナ事情により激増した。上記の那覇地裁の判例も2021年のもの))。
この点については、ある程度の福祉行政の知識があればわかるお話ですが、この点は明確にもう少し何が論点なのかを整理して示す等などあれば…というのが一人の法律系資格持ちの感想ではあります。
室井慎次あっけない最後
内容自体は前回の続きって感じです。
もちろん色々と事件は起きますけど後半では日向真奈美の娘の杏とも打ち解け村の人達とも仲良くなります。最後は秋田犬のシンペイを吹雪の中、探しに行って死んでしまいます。
しかしここでよく考えてみてください秋田犬は寒さに強い犬とされており下手に人が探しに行くより帰ってくるのを待ったほうが良かったのでは?と思いました。
最後の最後に青島刑事がでてきますが(1分ほど?)フジテレビ系で織田裕二の新作ドラマを遣るという話でたぶん青島刑事を復活させて遣るのだと思いますが(だから映画の最後に出したのだと?)室井慎次は死んでしまったので青島刑事とは二度と会うことはありません。
2つの理由が考えられます、一つは室井慎次役の柳葉敏郎さんは最初この仕事を断っていたので二度と復活できないように最後は亡くなるという設定をしたのかもしれません。
もう一つは織田裕二さんとの不仲説で織田裕二は青島刑事として最後のエンディングの最後に出るだけで室井慎次役の柳葉敏郎と一緒に出ることはありません。
互いに嫌って一緒の出演を断ったのか或いは仲の悪いとされている柳葉敏郎といっしょに出なければでてもいいという条件をつけた可能性もあります。
何れにしても室井慎次が死んだのは残念でした。
ちなみに恩田すみれのその後も話していましたが新作にはでそうにもなさそうです。
想像できなかった自分が不甲斐ない
作品の意図は理解はできるが納得できない結末
保護者としての室井さんの振る舞い、前作含めてすごく好きでした。日向真奈美からの精神的支配を受け続けていた杏を室井さんが実銃を撃たせ、身を以て認識を改めさせたのかな。真奈美との関係を撃ったように僕は感じました。ずっと杏には犯罪者の娘という影がチラつい断ち切ってほしいと前作で思っていただけに、喜ばしい展開でした。
残念だったのがリクの父親が訪ね、襲いかかってくるシーン。シンペイを外で追い出すにしても、殴る蹴るなど身の危険を感じなければ犬がそんな遠くに行くとは思えない。
そして室井さんがあの吹雪のなか軽装で探しに行く。これも行くとは思えない。室井というキャラクターにピリオドを打つことがこの作品の目的だったのかもしれない。だがずっと踊るシリーズを観てきた者として、こんな結末であって欲しくなかった。なんなら不可抗力な心筋梗塞のほうが理解できた。
青島が訪ねてくるシーンはサプライズ演出として嬉しかったが、せめてかつて室井が晩酌していた椅子に手を合わせてほしかった。室井モデルが全国展開され、室井さんがかつてのワクさんのような指導員的な立場で戻って来るような、そんな話も観たかった。
作中で恩田すみれさん退職したと名言されましたし、室井さんも今後登場しない。今後の展開あるとしたら「踊る」シリーズとしてどう続いていくのか気になります。
室井慎次という男の生き様を考える
先行上映で鑑賞
前編は単なる前半だったので酷評したけど、なら後半をどう予想するのか?しっかりとは予想はしていなかったけど、予想を十分上回る作品に仕上がったと思った。
前編での事件の解決したい訳でも、日向真奈美とその娘について語りたい訳でもない。あくまで主人公は室井慎次ただ一人。そして里子たちはキーパーソン。日向真奈美はキーパーソンですらなかった。そしていわゆる『動』の部分は全く無かった。
親は子にどう接するのが良いのか?決して絶対の正解はないが、室井慎次は常に信念を曲げず、自身が信じた事に突き進む。だからマインドコントロールされていた杏も信じ、杏もそれに応えた。あまり快く思っていなかった人々も変わっていった。
前編はこんな映画ダメだと思っていた私も、心揺さぶられる素晴らしい作品になったと思った。
里子のリクを迎えに来た実親(加藤浩次)は生活保護の子の分は って、絶対ダメ人間変わっていないと思ったけど、リクは帰宅しても室井さんの事ばかり。これはキレる。この件のみ同情する。
そして…。
最後に「モッズコート」を着ていた男。たしかにコッチ向いたよね。見間違えでないよね。
いつの間にかヒューマンドラマに
先行上映にて。
前編というか、敗れざる者が、あ、踊るシリーズであって、踊るシリーズではないのだな、これは。と感じていた。
こちら生き続ける者もやはり踊るシリーズとは少し違った。
それ自体は全く気にならなかったのだけど、ちょっと室井さんのラストが、えー、となってしまった。
最後の最後まで、はっきり明言しないなら、ころすな、と出て来るんじゃないかと願ったけれど、やはりそうなのか。
普通に考えて保護する人がいない状況で、里子たちだけで暮らせないから、やっぱいるんじゃ?と思ったけど。
そこはもう少し預かった子らを育てる室井さんを見せてほしかったな。。
事件の顛末も、少々雑な気がしなくもないが、考えてみれば、踊るシリーズ、逮捕後の犯人の話はほぼなかったよな。逮捕で終わり。
のちの作品に出て来る人もいたけれど、深掘りはしてない。
あー、そうだったな。と。
地元の人達との和解?や、杏の変化も、あっさりと言うより、敗れざる者から少しずつ変化の種まきはしてきていて、それが芽吹き始めた、という印象。
現実はもちろんもっと複雑だけど、これは尺の長くない映画だから仕方なし。
ただ、大事なのは、言葉の少ない室井さんが行動でどう示したか、それを周りの人たちがどう受け止めてきたか、受け止められたか、なのかなと。
そして、室井さんの語る「被害者にも加害者にも家族がいる。家族は傷つき、苦しんでいる」ということ。
ドラマシリーズの冒頭、被害者家族の苦しみに目を向けられなかった室井さんと、そこに目を向けていた青島さんを思い出す。
リクが父親の元に返されることが決まり、タカと杏が車を追うシーン。まさに家族が苦しめられている事実だなと。自分で生きていけない子供が、家族だったせいで、その人生を翻弄されている。出会いと別れを大人に決められて、紡いできた絆がそこまでで停止してしまう。
親元に返すことが良いか悪いかとは別の話として、確実にそれがあるんだなと。
ラストのラスト、もう本当にいないのか、室井さん。。
そう思っていた時に、3人を乗せ走る車、室井さんの車だし、運転席には誰かがいるが、誰だ?(諦めが悪い)
そこから、室井さんの家へ。
そこにはあの人。
どう見てもその人に見える背中だけで終わり?と思いきや、顔見せるし、喋るし、名乗るし、あの走り方だし。
なんとなく、もしかして最後とかチラっと出て来るんじゃ?と思ってたけど、今までを考えたら、ないよなーと思ってたので、めちゃくちゃサプライズだったわ。
どう続けるのか分からないけど、どうしていこうとしてんのかな、これは。
室井さんのラストに後味は良くないものの、ラストのサプライズに期待もしてしまう。
何て言うか?
期待をもって
子供の頃に見ていた踊る大捜査線の世界を、令和のこの時代にまた見ることができるとは思っていませんでした。
現実世界と同じ様に、年齢を重ねた室井さん、渋くてカッコよかった。
自分も歳をとったせいか、涙腺崩壊しっぱなし…
眉間に皺を寄せ常に固い表情だった室井さん。リクとの初対面の際に見せたあの柔らかい表情を見た瞬間に涙腺崩壊😭
見た事のない室井さんに感動しました!
他の方のレビューにもある通り、踊る大捜査線の本筋からは逸れるかもしれませんが、室井慎次のスピンオフとしてはとても素晴らしい作品だと思いました!
そして最後の最後に、会いに来てくれたんだと思い再度涙腺崩壊😭
今後の作品展開、楽しみにしています!
全509件中、421~440件目を表示