ビューティフル・マインドのレビュー・感想・評価
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天才となんとかは紙一重
数奇な人生を送った天才数学者。
恐ろしい位に狂気の沙汰とそれを許容し愛を続ける家族、友人の行動や言葉が心に刺さる。個体妄想もこれだけの映像だとただただ恐怖感が募る。気になって調べてみたら実話とは微妙に違っていて映画は少しだけ美化されているようです。だけどそれで良いと思います。ボヘミアンラプソディだって事実とは違っていても十二分にエンターテイメントとして昇華していたから。比べてはいけないのかもしれないが音楽と数学に人生をかけた生き様に我々は感銘を受けるのだから。
また、キャストも最高でした。
ラッセル・クロウにしては珍しい役をやってます。妻役のジェニファー・コネリーも良い。後きになったのはエド・ハリス。空想上の諜報部員を演じていますがこれが胡散臭くてはまり役です。
感動。。。
そこまで期待していなかった分、思いの外感動してしまいました!
周りから変人扱いされ、誰にも信じてもらえなかった主人公が才能を認められる描写はもう感動以外の何物でもない!!
図書館の窓に数式を描く姿がなぜだか異様に素敵に見えました。
She never gets old
天才の苦悩を扱った作品の金字塔。ラッセルクロウの演技が冴えわたる。シックスセンスばりの虚実の倒錯からサスペンスな中盤、そして克服と共存、愛とリスペクト溢れる終盤への流れは、伏線も生かされた完璧な流れ。ラッセルのみならず役者陣がいずれも好演。
ナッシュ均衡の革命的なポイントやその後の影響を手際良く説明する手腕。星座をなぞるシーンや暗号が浮かび上がるCG表現は当時は斬新だった。
奥さんが強い
ノーベル賞を受賞した数学者ナッシュ博士と彼を支え続けた妻の話。
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精神がおかしくなってる旦那さんを最後まで見捨てずにさらに子育ても1人でして働いて、私だったらとりあえず夫は見捨てるな(笑).
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この映画は前半1時間ミスリードで親友もいて国の秘密任務もやってるように見せられる。
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私ジョン・ナッシュっていう人がいたことも知らなかったし、普通にこの映画フィクションだと思って見始めたから.
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精神病院入った後も実はこれはやっぱり政府機関の陰謀なんじゃ?って思い続けてて自分がアホすぎて死んだ方がいいなと思いました(笑).
疑似体験
精神障害とは気付かぬうちに侵されているものなのだろう。当事者ではない我々が普段目にする彼らには殆ど共感できないものだと思うのだが、この映画では気付かぬうちに彼らの精神状態を疑似体験している。まさにこういう感じなんでしょう。ジョンナッシュの伝記を通して、それを最も伝えたいのだとは思いませんが。
ジェニファー・コネリーが美しいです。今のクリステン・スチュワートに通ずるものがありますね。
久しぶりに最後のシーンで涙が出てしまいました
何の予備知識も持たずに見たため、ビューティフルマインドの意味するのは誰のことなのかと考えながら見てしまった。
ストーリーの丁度真ん中辺りで「えーーー!」と驚くのだけれども、後半は視点を切り替えての鑑賞必要ありです。
ラッセル・クロウの病に苦しむ演技も良かったけど、アカデミー賞を取ったのはジェニファー・コネリー。やはり彼女の献身的な愛がタイトルを意味するのかなぁと・・・余韻に浸りたくなった。
まさか、あれだけの症状を
示しながら、あの人生をやりきり。
周囲も支えてくれる人が残る。
本人の努力も半端ない。
救いがない事が多い障害者をテーマにした映画で甘い内容の作品は良く見受けるが、幻聴幻覚も物語に組み込んで見せられると観ている方も疲れる。
奥さん、そしてみんなの深い愛に号泣
これが実話だなんて。
すごい良かった!
あやかちゃん、教えてくれてありがとう(о´∀`о)ノ
大切に思っていた人が幻覚で、自分の取り柄で大好きな数学もうまくできなくなり…絶望的。
心をえぐられる思いで見た。
でも、ただえぐられるばかりの「ブラックスワン」みたいではなくて、そこに温かみもあり。
奥さんの深い愛があり。
最後の“敬意を表して”みんながペンを置いていくシーンで号泣。
ノーベル賞の授賞式で奥さんが初デートで胸ポケットに入れてくれたハンカチを握りしめて、さらに号泣。
本当に素敵な作品だった☆
ラッセルクロウがまたはまり役☆☆
タイトルから良かった
とても良かった。
内容を全く知らずに見たので物語の転換点でとても驚いた。
前半が振りになっていたとは!
ポールベタニーとラッセルクロウのこの二人良いな、
と思って見てたので、
過去の良い思い出が全部嘘だったらどう思うか?と言う問いにジョンナッシュと言う人物の苦悩を知るには十分過ぎるフリだったなと、ロンハワードの手の内で踊らされていた事に感服した。
ラッセルクロウもとても良かった。変わり者だけど、天才、そして後半の壮絶な病気との闘いも見事に演じ切っていたと思う。
大変な時に手を差し伸べてくれる学友たちにも感動した。
ただ、映画だけでは、ジョンナッシュの何処が評価されたのかイマイチ分からなかったので、ウィキペディアで調べたら、映画以上に壮絶で驚いた。
ビューティフルマインドと言う題名を付けた事が勝ちだと思うし、その心もまた美しいなと感動しました。
感動的
実話に基づいた話。
初めは少し変わった人付き合いの苦手な天才なんだなあと思ってゆるーくみていましたが、中盤からの急展開に驚かされました。
統合失調症ってこんなに恐ろしいのだと思い知らされました。
彼にとっては、親友、仕事までもが全て病気による幻覚だった。
私なら今まで自分の生きていた世界までもが幻覚なのではないか、、愛する人までもが幻覚で私は本当に存在しているのだろうかとまで考えてしまうでしょう。
天才をおそう運命とはすごく数奇だなあと思いました。
でもそんな夫を必死で支える妻には涙してしまいました。
彼女は本当に強く、彼女をお嫁さんに迎えたことはそんな数奇な人生の中での奇跡なのだと思います。
私は、ジョンが幻覚の少女を見て「彼女は成長していない」と言ったところに彼が本当に幻覚だと認めたんだとじーんとしました。
そこから彼が幻覚たちと距離を置くことで、少しづつ病気に立ち向かう姿はすごく良かったです。
あとは、学者達が敬意を表してジョンにペンを贈るシーンには涙が出ました。
簡単に見れる映画ではないですが、今ある人生のありがたみを感じ様々なことを考えることの出来る映画に仕上がってると思います。
これはまたすごい作品だ。知らなかった。大好きなジェニファーが出てる...
これはまたすごい作品だ。知らなかった。大好きなジェニファーが出てるというのに…不覚。
オスカーまで受賞しているが、本作のジェニファー自体は私の好みではない。超絶美人には笑顔でいてもらいたいよね。ラストのメイクも今ひとつ。
さて本筋、この数学者、実在するんですね、それがびっくり。
この映画のすごいところはどこまでが真実でどこからがそうでないのか、全くわからないところ。事前情報なしで見て良かった。何が本当か誰の言ってることが真実なのか分からずに見ていたのでホラー並みに怖かったです。
事前情報なしでの鑑賞を強くお勧めします。そうならぬように書いたつもりなんですが、大丈夫かな?
認められる瞬間に人は感動する。
ジョンとアリシアが夜空を見上げ星座を作るシーン。物事にパターンを見つける能力を持ったジョンの特性とロマンス溢れるシーンに仕上がっていて好き。
ペンの功績(業績)を讃えるシーン。若い頃見たその光景が後の自分にも起こることによって光る。これもいい伏線になっていて好きなシーン。
伝記物に有りがちな「時系列を並べた」だけの本とは違う。違いは、、、通った軸があるかどうかだろう。軸。変人ジョンが妻との生活を通して妄想を克服し、愛を感じる心を表現する話。そこには「愛」という大きな柱がある。
晩年、教壇に立ち次代を担う若者の育成にも力を入れる。そのきっかけとなる図書館での教え。そしてそれを見守るアリシア。いいシーンだ。ここからも若者への、そしてアリシアの「愛」を感じる。
一番良かったシーンはジョンとアリシアが病院で面会するシーン。病気は治った、ここから出してくれとアリシアに言うジョン。「僕は幻覚を見ていた」と言うジョンに、病気が治ったと喜ぶアリシア。が、次の瞬間、「小声で話そう。盗聴されているかもしれない」とジョン。
この後のアリシアの表情変化が最高だ。治ったと嬉しかったのもつかの間、まだ幻覚を見ているのだと知る。愛するジョンのその姿を目の当たりにしたアリシアの、その表情、悲しみ、哀れ、戸惑い、大きな愛に包まれた様々な感情が溢れ出す。このシーンは必見!
精神障害と天才。周囲は大変だ。
『ビューティフルマインド』(2001)
タイトルが良さそうだったので、録画した後ではなく、直接NHKBSプレミアムで視聴した。主役のラッセル・クロウの『グラディエーター』は観たはずが、同一人物とわからなかった。私はラッセルの顔を覚えられていないという事である。ノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュという学者のエピソードと言うことだが、調べたらタクシー乗車中に事故に遭い夫人と一緒に死亡したのが数年前。思えばなんとなくそういうニュースが新聞などで出ていた気もする。きっとその報に接したが、よく覚えていない。このアカデミー賞などを受賞した名作と言われるのだろう映画にしても、性的な課題に関しては、決してジョン・ナッシュという人物は褒められたものではなかったようだ。妻以外の女性を妊娠出産させてしまった人物でもあったらしい。頭脳や戦争に対する関係性では、考えさせる面を持つ体験者だったというのだろうが、その反面で、性的な倫理は疎かにみられる。だが後に離婚したがパートナーはそれからも主人公をフォローして、同じ元夫婦で再婚しなおしたとかしないとか。それが一緒に事故死ではアメリカはこの映画があったし、驚いた事だろう。人間関係が苦手だったり、大学では授業に出るのは時間の無駄だと自分の研究だけしてしたりと破天荒である。ネット時代以降でないと不可能だったが、主人公の奥さん役は実際には主人公のルームメート役と結婚してしまったというのも面白いが、どうしてアメリカは、日本も真似してしまったかも知れないが、離婚と再婚が多くなってしまったのか。奥さん役のジェニファー・コネリーにしてもそうだった。私と同年代に近い人たちだから、20年近く以前だと、美人としてけっこうテレビなんかにも出ていたような記憶があるような。かなりの変人でも合う女性であったのだろう。天才変人数学者は結婚出来た。そこらへんからアメリカとソ連の争いや精神症状などのエピソードが入ってくる。ここまで観たところ、どうしてこの映画作品がアカデミー賞などを受賞したのか、私にはよくわからない。妄想だったが、防衛のための秘密保持から狙われて、相当なプレッシャーを与えられてしまい精神が疲れていく。精密な頭脳を持ち、ソ連に狙われてしまったと妄想し、講演から抜け出たり、精神科医を殴ったり。それで鎮静剤を打たれておとなしくされたり。しかし、ルームメートまでずっと幻覚だったのか。さっぱりわからない。実際のジェニファーと結婚した人も幻覚なわけはないぞ。部屋中雑誌の切り抜きが貼ってあるわけのわからない部屋。奥さんも大変だっただろう。しかし妄想していた人が現実にいると思ってしまうとは、わけがわからない。実在とは何なのか。仮想通貨のことだろうか。映像の中の人の行為も記録だし。とにかくジョンにとって奥さんは実在だったから幸福だっただろうし、事故死にまで付き合ってしまったのだった。しかし映画の中では、精神安定剤の影響で夜の夫婦の営みが出来なくなり、夫人が物を壊すなど暴力的になってしまったり、女性もそういうものなのだろうか。そうした治療中でも妄想が現れてしまった。映画はフィクションだが、実際にああした症状があったのだとしたら、妄想の不思議については考えさせられる。一度離婚しているとあるが、こうしたケースではわかる。奥さんは辛かっただろう。しかし後年、同居させて面倒をまたみてくれるとは、すごい夫婦愛があったといえる。それなのに別の女性を妊娠出産させたりもしたのか。天才変人ではあったか。妄想が出て暴れてしまうが、実在の学生時代の友人は暖かだった。だが妄想での楽しかったルームメートもいたのである。妄想の二人と泣きながら別れたりする。それでも出てきたり、実在の大学の若者たちがジョンを馬鹿にしたりする。幻覚の人物は老齢になるまで見えていたという。そんな障害の中でもノーベル経済学賞を受賞することになり、そのスピーチでは愛にこそ解への道筋があり、妻こそ私の全てというようなことを語ったという。なんだか妄想の障害と、ノーベル賞受賞式が突然で繋がりが唐突な気もしたし、そんなにアカデミー賞になるような作品なのかという私にはわからない映画だったからそんなに評価しないが、退屈せずに観た。
後半が急ぎ足?
ジェニファー・コネリーの演技は・・・何度観てもすごいと思う。
オスカー獲るだけあるなぁ、、
惜しむらくは
ナッシュが大学院時代、どんなにすごいかをもっと増やして欲しかったこと。
こういうのはたくさんあればあるほど興奮するというか・・・
理系の人などはすばらしい数式を見れば見る程「神を見た!」と言うくらいだから
あと少し長すぎなように思えた。
そして、病気の後に大学に戻って、その後ノーベル賞を受賞するまで、、
もう少し丁寧に描写して欲しかったような、、
授賞式のスピーチは何度観てもじわっと来て、
いつになったら慣れるんだろうと思う・・・
ラッセル・クロウの演技が素晴らしい
タイトル通りです。
ラッセル・クロウの演技力!
"変わりもの"の主人公を見事演じきっていると思いました。
特に印象に残ったのは、恋人ができたと 打ち明けた際の照れたような笑い方(人付き合いが苦手な彼らしい)や、歳をとった主人公の歩き方、少しだけ丸くなった背中。これらは細すぎるかもしれないので、メモ程度ですが。
なにより私はまったく予備知識なしで観たものですから、「数学の天才が、ついに才能を発揮して戦争に加担することになり、精神を病んでいく実話」だと思っていました!
なので、統合失調症の真実が分かったときは、もうここで見るのを中断しようかと思うくらいの驚きでした。(あまり、得意なテーマではない)
鑑賞後、どこまでが真実か調べて
統合失調症の乗り越え方、幻覚の見え方はどこまでフィクションなのか。あくまでエンターテインメントとしての映画の為にどこまでの脚色があったのか。と疑問はありましたが、
一人の人生の達成を見たような、感動的な映画でした。ラストのペンを置くシーンは、鳥肌が立つような気持ちでした。
全117件中、61~80件目を表示