劇場公開日 2002年3月30日

「ノーベル賞受賞者の実話と知り、驚きと涙が…」ビューティフル・マインド KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ノーベル賞受賞者の実話と知り、驚きと涙が…

2023年2月25日
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始めは国が主人公を危険をさらした結果、
彼の神経に変調をきたしたのかと思ったが、
まさか大学のルームメイトや
国防総省エージェントまでが
幻覚だったとは驚かされた。

ただ、どこまでが幻覚なのかが
分からないまま観終わった点があり、
主人公がペンタゴンに呼ばれた時の場面は
どうなんだろう。

ところで、幻覚を見るだけでなく、
行動までも幻覚として認識するなんてことが
あるのだろうか。
カーチェイスの銃撃戦等までも
見せられていたので、
この物語はフィクションかと思い
ラスト近くまで観ていた。
しかし、
多少のディフォルメがあるのだとしても、
最後のノーベル賞受賞の段階で、
これが実話と知った後は
驚きと共に涙が止まらなかった。

数学者・物理学者は、私には
想像も出来ないような不思議な人種だ。
結婚前に彼女への
「僕ら長続きするかな」
「確固たるデータが欲しい」
の言葉が象徴的だ。

優秀過ぎる頭脳だからこそ、
その一部の人間が、
別の意味での幻覚を見ながら
兵器開発に邁進している可能性を想像すると
恐ろしくも感じたが。

KENZO一級建築士事務所
きりんさんのコメント
2024年11月18日

温かいコメントを再び頂戴し、本当に本当にありがたいことでした。
この映画を、僕も、KENZO一級建築事務所さんも、共に涙にくれて鑑賞した中からの、この度お掛け下さったお言葉でした。まっすぐに嬉しさしかありません。
小生、変わり者のレビューアーではありますが、これからもどうかお付き合いをよろしくお願い致します。

きりん