エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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エイリアンのバリエーションが
久々のエイリアンシリーズ。近未来の世界だが植民地の労働者達が廃ステーションの中でエイリアンと遭遇。エイリアンシリーズは怖いではなくて驚かされるパターンですね。あたらしい人形のエイリアンが気持ち悪かった。
エイリアン幼稚園
エイリアン
1979年に初作が公開されたSFホラーシリーズ
近未来世界を舞台に
商業用宇宙船ノストロモ号が遭遇した
地球外生命体「ゼノモーフ」と
それに襲われ無惨に
殺されていく人間たちを巡るサバイバルホラー
SF的にもホラー的にも
H・R・ギーガーによる
クリーチャーデザイン的にも
計り知れないほどの影響を各方面に与えた
初作はリドリー・スコット監督で
ゼノモーフとノストロモ号が遭遇した
真相までストーリー面も骨太に
出来上がっている
1986年の2はジェームズ・キャメロン監督に
スイッチし巧みな撮影技術を駆使し
ゼノモーフ達の生態により踏み込み
哲学的な仕上がりになり
リプリー姉さんは戦い続けた
そんな感じで監督を交代しながら
スピンオフや前日譚を含めると
9作も作られているシリーズ
(自分は2までしか観てない・・)
今作はドンブリの監督
フェデ・アルバレス
ホラー中心にHDR的に
暗調でガンガン撮っていく絵が
特徴的な監督だがどうだったか
プロットだけ見ると
洋館に迷い込んだチャラ勢が
次々襲われてみたいな感じか?
とB級タッチで面白くなるのかな
なんて思ってしまいましたが
なんのなんの
しっかりエイリアンしてるじゃ
ないですか
初作と2の間の時間軸との事ですが
このへんのチョイスは上手いと
思いました
まず本当にオリジナルの
当時のセット感がすばらしい
なんかアナログな感じとか
監督自身エイリアンが
好きな映画なのが伝わってきます
面白いのはゼノモーフの全景を
暗がりでなかなか見せません
あれならコスプレした
研ナオコ混ぜてもわかりません
まぁ客はもうフェイスハガーとかも
知ってるのもあるので
きたぁ~という感じになって
しまいますので
まぁいいでしょう
終盤の人間との合いの子のような
アイツは思ったより怖く
ならなかった気がします
黒人アンドロイド・アンディの存在も
光っていましたね
ドア認証以外で役に立つのか
立たんのかいまいち
わかりませんでしたが
個人的にはこのシリーズ
人間でもエイリアンでもない
アンドロイドの存在が挟まってるのが
面白いと思ってますが
うまく機能してると思いました
時間軸の関係上ド派手な設定は
持ち込んで後の世界観を壊してしまう
ことは出来ませんからそれを
目新しさがないと感じる声も
わかりますがこれを機に
1観てみようかな
2観てみようかなと思わせる
初見の人には効果的な作品に思いました
第1作と第2作のいいとこどりで第3作移行の中では佳作
エイリアンは第1作で地球外生命体に襲われるSFホラー映画の名作となりました。第2作ではエイリアンが一体ではなく複数で襲ってきたらという設定で2番煎じではなく、続編でありながらも傑作となりました。ところがそれ以降はエイリアンを登場させたいだけという作品。エイリアンがサメ映画レベルのB級作品となりました。リドリー・スコットが原点回帰として挑戦するも第1作ほどには遠く及ばず、さらにその後製作するという暴走となりました。その後で登場した本作品は鑑賞前から嫌な予感しかありませんでした。
物語はいきなり劣悪な環境の惑星にある鉱山で労働者として暮らす孤児の女性レインそしてアンドロイドのアンディ、友人のタイラー、タイラーの妹ケイ、タイラーの従弟ビヨン、ビヨンのナヴァロがこの惑星から脱出為に必要な冷凍休眠装置を奪うため、放棄されている研究宇宙施設ロムルスへの乗り込みというものでした。科学者も軍人もいません。新たな希望を求めた若者のみです。サメ映画のようにいけにえになる若者達という設定のようでした。ところが第1作で登場していた会社指令第一のアンドロイドが登場します。冷蔵室では第2作での複数のエイリアン襲来等を再現しています。その後の展開も第1、第2作から踏襲したシーンが再現しつつもこだわった出来映えでした。アンドロイドに導かれ一般人の若者がエイリアンと戦いつつ脱出を試みる展開はやや薄い話ではあります。ひねりがあるのは、ようやく脱出して冷凍休眠装置に入ろうとした時に、エイリアンではなく新たな脅威ミュータントが襲ってきます。レインがTシャツ、短パンで逃げ、宇宙服を装着する第1作のラストを再現していました。成功事例の過去作品のいいとこどりをして無難に作り上げていました。良い出来ではありますが、願わくばこれでエイリアンシリーズは終了して欲しいです。
エイリアンらしいエイリアン
ビジュアルは歴代最高!でも話薄くね!?
エイリアンシリーズの正当派生作品として、多くの人が待ち望んだ同作ですが、ビジュアルについては、歴代最高の怖さ、凄さ、ニクイ演出、ギミック等ふんだんにもりこまれていて、本当に満足できる作品になっていた。監督はシリーズガチファンと思われ、随所にオマージュが織り込まれていて、ファンムービーとしてはパーフェクト。★6あげたっていい。
ただ一方で映画のドラマ的な部分も含めてとして全体をみてしまうと──ちょっとペラいか。
まずなによりも登場人物が少ないのが気になった。
エイリアンシリーズは個性豊かなキャラのワチャワチャしつついろんな死に方をするのが楽しい作品だと思うんですが、そのためにはちょっと人数少ない。キャラ年齢層も若い子ばかりだし、世代の軋轢みたいなものもほしかった。
で、キャラが少ないと、必然的にドラマが少なくなって、物語が薄っぺらくなるんですよね。過去作は作品毎に監督の個性とテーマみたいなものがあって、それが登場人物やエイリアンとも絡み合って面白かったのですが、今作のテーマはどうも「エイリアン1大好きなので俺が全力で全作踏襲してカッチョいいのつくりました!」だった。それはビビるくらい実現されていたのだけれど、ドラマとか思想とか感じ入るものとかそういうのに全く深みがなく、とってつけたロムルスな展開とかSF的な因果関係もペラペラだった。
監督は、あれだけのビジュアル再現できるんだから、もっとストーリーに思想や個性だしてよかったのに、と思いましたが、ビジュアルに強いが思想やドラマがペラいのは、世代のせいかな。エリジウムとかもペラッペラだったしなぁ。
緊張と緊迫の連続で疲れました。
それにしてもエイリアンはそんなに怖くなく、凶暴さも観られなかった。
確かに生存力は最強の生物だと思うが、そんな危険生物がいる危険な宇宙空間に移住する人間達がいて、然も宇宙ホーボーを決め込むヤンチャな若い奴が出現していることが恐ろしい。
さらには、エイリアンを遺伝子操作して新種を開発して、どうするのだろうか?
そんな宇宙時代となりその頃には若者が中古の宇宙船をパクって、異星に不法転居する宇宙難民時代が来る発想がおもろい。
エリアンの出現は各所危機感を煽る展開ではあるが、宇宙ステーションの内部構造が全く不鮮明で、侵入者である若者達が既知であるかのように構造物内を駆け抜けて行くことに、鑑賞者は完全第三者に置いてきぼりされるところにこの作品の限界が随所に見られたのが残念だ。
こんかいは、新監督のお手なみを楽しみにしていたが、まだまだ先達には程遠く感じた。
(o^^o)
エイリアン ロムルス
劇場公開日:2024年9月6日 119分
リドリー・スコット監督による1979年の傑作「エイリアン」の“その後”を舞台に、エイリアンの恐怖に遭遇した若者たちの運命を描くSFサバイバルスリラー。
「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレスがメガホンをとり、リドリー・スコットは製作を手がけた。
人生の行き場を失った6人の若者たちは、廃墟と化した宇宙ステーション「ロムルス」を発見し、生きる希望を求めて探索を開始する。
しかしそこで彼らを待ち受けていたのは、人間に寄生して異常な速さで進化する恐怖の生命体・エイリアンだった。
その血液はすべての物質を溶かすほど強力な酸性であるため、攻撃することはできない。
逃げ場のない宇宙空間で、次々と襲い来るエイリアンに翻弄され極限状態に追い詰められていく6人だったが……。
出演は「プリシラ」のケイリー・スピーニー、
「ライ・レーン」のデビッド・ジョンソン、
「もうひとりのゾーイ」のアーチー・ルノー、
「マダム・ウェブ」のイザベラ・メルセドら。
エイリアン ロムルス
劇場公開日:2024年9月6日 119分
タイトルなし(ネタバレ)
出だしから置いてきぼり。ボッーとしてたのもあるけど。
良く分からないまま、若者の男女と合成人間アンディが宇宙空間で彷徨う宇宙船に行く。理由はわからないが、3年分のエネルギーしかない!みたいなやり取りしてたから、エネルギーの回収に行ってたのかな?それで宇宙船の奧に行けばもっとエネルギーがありそうな話になっていく。
若者の男女と言っても、主役の女の子以外は皆んな死ぬw
女1、最初の犠牲者。懐かしの口の中に卵を産められて、卵が孵化して死んじゃう。孵化してからエイリアンの成長は速く、あっという間にいつものエイリアンになってしまう。仲間が助けるのが少し遅かったのが残念。
男1、女1の近くにいたが逃げ延びた。その先に女1から出たエイリアンが繭?になってるところに遭遇。近場の武器?になるような道具で繭を攻撃するもエイリアンの体液が体にかかって死ぬ。体液は硫酸だからw
女2、扉越しに仲間に助けを求めるが、冷静なアンディの判断で扉を開けてもらえなかったことで、エイリアンに捕まってしまう。即死せず、エイリアンの巣に連れてかれる。その後仲間たちに救出される。女2は妊娠中であったのだが、すぐに出産。生まれた子はあっという間に成長する。女2は化け物になった子に殺される。この化け物はラスボスになる。
男2 女2が生きていることに気付き、巣に向かう。そこでエイリアンに捕まって、エイリアンと向かい合って、口の中の小エイリアンに顔をかじられて死ぬ。誰もが死に様を予想出来ただろうw
アンディ 最後まで主人公に付き添う。そういえばいつの間にか居なくなった。表情が良かった。
もう一人くらいいた気もするが思い出せない(-_-;)
主人公 最後まで生き残る。ラスボスを倒す。
面白かった。アンディの合成人間故の冷静さと、対比する感情で動く人間が描かれていて、良かったと思う。
あと、宇宙空間の描き方も良かった。
思っていたより酷い殺害の仕方は無かった。映画通ならいつエイリアンが出てくるかわかるのかもしれないが、ドキドキして見れた。、
「エイリアン1作目を思い出す」
リメイク版?新世代版?
始まりはオリジナルな感じで始まるが、船内に着いたあたりからデジャヴ。1と2を7:3で配合した仕上がり。
面白いは面白いが、オリジナルの1,2の方が面白いかな。ターミネーター3のようなに前作と比較すると見劣りがする。
新種はファンタスティック•プラネットですか?
新しいんだけど古めかしいのよ!(IMAXヤバかった)
大抵の人は面白いって言うでしょこれは🤗(1が好きならこんなん大好きやんけ絶対に🤤)
まずエイリアンがフル CGじゃなくて良かったですね!
1と2と比較されるとかハードルが異常に高いんですが
よく頑張ったとおもいますよ!
フェデ・アルバレス(監督)は低予算のドントブリーズが超大当たり🎯で予算が何百倍になったロムルスでも興行成績良くて合格ラインの💮作品作るとか大したもんよな🤓
音の話なんですがとアラーム🚨音などの使い方が上手いっす!逆に静寂シーンあるんだけどそこも流石だったなあ🤫(ドントブリーズ方式)
最新の作品なのに変に古めかしい感じがめちゃくちゃ良くてエイリアン1へのリスペクトがちゃんとあるのが良かったのよな🥇宇宙船の中のボタン🔘やらスイッチやらエイリアン1にかなり寄せていて(研究室みたいな場所は2っぽいし👍)ドンとブリーずの監督の得意な若者が密室で痛い目に合ういつものやつで(そこに関してはドントブリーズと全く一緒やん🤢ちなみに死霊のはらわたのリメイクも若者が山小屋にある意味閉じ込められて痛い目に遭うから全く一緒やん🤢🤢)
良い部分の話ですがエイリアンが極力CGじゃなくてアナログだったのは好印象🫶👍(今時アナログでほぼ作るホラー大作とかノーランみたいな事していて草🌱とはいえ最後のアレはカッコ悪いしフィギュア化されたとしても0.1ミクロンも欲しくならないくらいアレでしたね🥹🫢)
エイリアンを全部見てる人だと1のアンドロイドの同タイプのやつが出てきたり🤖✨ユタニ社の名前やエンブレム⚜️を見るだけでニヤニヤが止まらないし🤓パルスライフルが出て来た時は青春18✖️2より泣きましたよ😭とはいえ恐怖度はかなり低めでミッションクリア系ゲームみたいな展開で(閉じ込められた仲間を救出せよミッションやらレバーを四つ下げろミッションやら47分以内に脱出せよミッション💨やらエイリアン👽をちゃんと保存💽して持ち帰れミッションやら感情を一切乱さないで赤ちゃん👶👽エイリアンに見つからないように進めミッションとかあるしゲーム感が強過ぎてコントローラー🎮🕹️欲しいよなって思ってしまいましたね(ある意味バイオハザードの1くらいゲーム感あったとです)
あと毎回必ず1人居て🤖余計な事する(良いやつのパターンもある)白い血🤍🩸を流す悪いロボット🤖のアップデート中のフリーズ場面は顔やら停止してる時のポーズやらヘン過ぎて爆笑しちまったです🤣(終始困ったちゃん顔😞してるのも良し✊)
あと重力がある時と無重力になるのが切り替わるのが面白いのと無重力を上手く活用した〇〇とかめちゃくちゃ面白かったですね。
超絶バカ突っ込み面白シーンの話なんですがドア🚪の向こうに妊婦ちゃん🤰居てエイリアン居るしドア開けないとヤバいぞって時に🤖が開けたく無いもんだから🥺んーなんか様子がおかしいしヤバそうだな🥺どれくらいヤバイか計算🧮してみるか🤓あーやってこーやってこーするとしたらアレ!😌ん!😡これはヤバイ😰2秒でアレでコレだからやっぱりダメやん😭ドア🚪を開けるとこちら側が危険という理論に行き着いたのだよ⚠️だからドアは絶対開けてはダメだあああああ🫡と言う訳でドア🚪は開けられないピョン🤪つう結論に長い時間⌛️かけて達してるウチに妊婦ちゃんが〇〇する場面あって🥹考える前にパッとドア開けろよアンディバカバカゴミバカバカバカクソバカ🤬ってシーンはマジで爆笑しましたよ🤣😂🤣😂
あと場の設定の話ですが単なる色々と普通の若者六人(中身を悪い〇〇にアップデートされちまう🤖が一匹いるんよ)残り時間はあと47分しかねえしパッキング赤ちゃんエイリアン36匹+αとか大人エイリアンウジャウジャ(つうかエイリアン2より居るんじゃねえの🥺)って設定の圧倒的不利感は超良かったポイントですね💯あとビックリシーン(ジャンプスケアって言葉は知らないから使いません👹)IMAXのムダにバカデカい音響🔈のせいで余分に飛び上がれる仕様になってますので気をつけないとポップコーン🌽ブチ撒けますよ🤢(結局エイリアン大好きでホラー映画畑の元住人的にはずーっと楽しく見ていられたので甘い採点になりつつIMAXで細かく船内見れて音響凄くてまあまあビックリシーンで飛び上がれたので更に評価上乗せでして😉細かく言うと星🌟4.17だわこりゃ😌)
この作品は自分とかは宇宙船🚀の美術とエイリアンの形態が変わるのとかをアナログで見れるって部分が凄いからそれを見てるだけでお腹一杯👍🈵になりましたがその観点で見て居ない人で内容のみを純粋に観る鑑賞って考えると👀評価が低くなりがちになりますね👎1と2を見てる人と見てない人だとかなりロムルスの評価がかなり変わると思います🤓(ワイはコヴェナンなんとかかんとかとプロメテウなんたらかんたらは見てないっす🫡)あとIMAXで見てるか見てないかでも印象かなり違うと言い切れるくらいIMAXが凄かったんで是非近くにIMAXがある人はIMAXで観てから感想書いてな📕(通常スクリーンとIMAX両方見て感想書く強者早く現れないかなー🔮🧘♂️⤴️(結局ワイは👾IMAX側の仕込みの〇〇やんけ🤢🤮😵💫)
アンディ・ロムルス
映像も役者も良かったのに惜しい。
主人公視点で観ようにも脚本が神の視点になってしまっているので、没入できず。
かといってアンディ視点で観ると怖さがなくなってしまう。
せめてアンディとロムルスの人造人間との会話のシーンがあんなにモロでなければ…
主人公が後から知ってショック受けるシーンでも観てる側からしたら「それもう知ってる」だし、
知ってる状態でハラハラさせたいなら各キャラをもっと掘り下げないと成り立たないけれど、ちょっとした背景が語られるのみで感情移入するに至らなかった。
色々見せ場はあったけれど、主人公以外には「あー、前にも似たような事になった人いたんですけどこれ無理ですね、ご愁傷さまです」としかならない。
そしてそこからのどんでん返しもなく。
覚醒アンディはもっと視聴者の精神的支柱になれたはず。
ベタだけど葛藤や段階があってもよかったし、上手いことぼかして一気に突き落として先の見えない展開にする事もできた。
でも実際はアンディの冷めた視点で「ニンゲン生き残れるかなー」と終始眺めることに。
その視点で観てたからか、エイリアンがどれだけ出てきても何故か遠くに感じた。
映像のクオリティがすこぶる良いだけに残念。
宇宙では、貴方の悲鳴は誰にも聞こえない
1979年7月21日公開初日に新宿プラザで「エイリアン」と遭遇した。あれから45年、再び新宿へ出かけた。新宿プラザ劇場も今はもうない。(ゴジラビルになった)
「エイリアン2」は、今は無き有楽町の日劇1の通路に座って観た。あの頃は座席指定、入替制ではなく、立ち見が許されていた時代だった。満員だったが一刻も早く見たいので何処かに一席位は空席があるだろうと入ってはみたが、本当に満席で両脇の通路に立っている人もいた。立って観るのもシンドいので中央の階段状の通路に座って観たのだ。ロードショーの初日に通路に座って観たのは、後にも先にもこの時だけである。
9月6日(金)新宿ピカデリーで「エイリアン:ロムルス」を。
ケイリー・スピーニーが太陽を浴びている(後で判るが、これは彼女の夢である)。
第一作と同様に無音で行く宇宙船から始まる。"マザー"が始動する。今回、エイリアンと遭遇するのは男3人(うち1人は黒人アンドロイド)女3人(うち1人は妊婦。この妊婦が、後で意味を持つ)。パイロットの女性は中国人で、あ、ディズニー得意の忖度か。
前段の惑星部分はやや冗長で、惑星でのウェイランド・湯谷社に雇用されての採掘低賃金生活から抜け出すため、何年も宇宙を漂流していた宇宙船研究所ロムルスの冷凍冬眠装置を利用して9年先の太陽の光溢れる惑星ユヴァーガを目指そうと6人はロムルスに足を踏み入れる。
しかし、ロムルス内には「エイリアン」でリプリーが宇宙に放出したエイリアンの死体がウェイランド・湯谷社により回収されて(ノストロモ号の廃船も映る)フェイスハガーが36体も生体標本化されており、エキスも抽出されている。そして、ロムルスの乗員はエイリアンにより全滅していた。ロムルスに乗り込んだ6人にフェイスハガーの群れが、そしてエイリアンが襲いかかる。果たして生きてロムルスを脱出する事か出来るのか…。
基本的に第一作を踏襲しており(フェイスハガーに襲われ、チェストバスターにやられ、ゼノモーフに殺される)、過去作を観ていればあの引用かなと思われるシーンもある。これを焼き直しと見るか、リスペクトに基づくリブートと捉えるかで評価が変わる。
重力発生装置のオン・オフでの無重力状態が上手く使われていて、これは新鮮だった。ケイリー・スピーニーは(今後の役者人生でも)シガニー・ウィーバーを越えられるか。
ただ、フェイスハガーの群れがうるさく、ゼノモーフの怖さがあまり全面にでていなかった。
ラストのエキスで発生したエイリアン4モドキが、ハリー・ポッターみたいだったのは減点だ。
しかし、ウェイランド・湯谷社の何百年にも渡るエイリアンのエキスへのこだわりが理解出来ない。これも学習しない人類の皮肉か?本作は第一作の20年後、2は57年後、4は200年後?
ウェイランド・湯谷に漢字が使われているのはBR購入した時に知った。映画中にはアルファベット表記しか出てこないから。
ラストの失速が悔やまれる
すでに描き尽くされたかと思っていたエイリアンとの戦いだが、体温と音に反応する習性の裏をかいてフェイスハガーの群れの中を通り抜けたり、無重力の中を漂う強酸性の血液の中を潜り抜けたりと、「そうきたか!」と思わせるような新たな見せ場が用意されていて楽しめる。
「仲間を助けたい」と思う人間の気持ちを逆手に取るようなエイリアンの狡猾さも心憎いし、CGで蘇った若かりし頃のイアン・ホルムに再会できるのも嬉しい。
エイリアンのDNAを活用した人体強化のための合成物質というアイテムにも、新しいことを取り入れようとする工夫の跡が伺える。
中盤までは、そんなに重要なものが施設内に残されているのなら、どうして回収せずに放置されていたのだろうという疑問を感じていたのだが、終盤の畳み掛けるような展開になると、そんなことはどうでもよくなってしまった。特に、アンディの救出から、重力の復活とエレベーターシャフト内での格闘、そして、ロムルスからの脱出へと続く第一のクライマックスでは、手に汗握るようなアクションのつるべ打ちを堪能することができた。
その一方で、合成物質によって誕生した新たなモンスターとの対決を描く第二のクライマックスは、「エイリアン4」と「プロメテウス」の焼き直しのような印象が強く、まったくと言っていいほど新鮮味が感じられない。そのモンスターも、クリーチャーとしての魅力が皆無(例えば、フィギュア化されても欲しいとは思えない。)で、「どうしてこうなった?」と頭を抱えたくなってしまった。
せっかくいい感じで盛り上がったにもかかわらず、最終盤の失速によって、新たな「エイリアン」の誕生を心から祝福できなくなってしまったのは、残念としか言いようがない。
これが見たかった続編
プロメテウスやコヴェナントがどうにも口に合わなかった(嫌いではない)ので、長年見たかった新作エイリアンがようやく見られた気分です。前2作ではコヴェナントの終盤までひたすらエイリアン「っぽい」生物が現れ続ける、エイリアンシリーズ「っぽい」映画に見えて正直物足りなさを感じていました。その点今作は舞台になる宇宙ステーションに着いたからというもの出し惜しみなくしっかりエイリアンが出てきますので、それだけで感無量でした。過去作のオマージュも細部まで溢れており、シリーズファンはその度にニヤリとさせられること間違いなしでしょう。また、過去2作との大きな違いとしてアホな登場人物がいない事でイライラせず、話が違和感なくかつテンポよく進むことが挙げられます。演出面もジャンプスケアだけに頼らず恐怖描写が洗練されており、シリーズ初見の人でも良質なパニックホラーとしてそれなりに楽しめる出来だと思えます。逆にシリーズファンの目線ではどこかで見た展開やシーンの連続で目新しさが乏しいようにも映るかもしれません。ですが私が見たかったエイリアンは正にこれです。過去2作のようにエンジニアとエイリアン誕生の謎みたいなものに時間を割くのではなく、ひたすら謎の存在エイリアンにビビり散らかされ続ける映画が見たかったのです。不満点としては登場人物(犠牲者)があと2、3人も多くいればより満足できたかな〜ということぐらいです。今作はシリーズのセオリー・お約束を丁寧に守りつつ、それをフェイスハガー相手のスニーキングシーンや無重力酸血シーンなどの光るアイデアで彩っており、シリーズ最新作に恥じない出来だったと思います。また、今作監督は自身がシリーズファンということで、シリーズへの敬意が随所に見られ、「シリーズファンが見たいもの」をよく理解した上で具現化されていたことがよく感じられます。シリーズの「生みの親」たるリドリースコットが監督であれば、長短両面でこのような作品にはならなかったでしょう。以降新作が作られるのであれば、プロメテウス系統よりもこちらの路線から続けて欲しいと個人的に思います。
H・R・ギーガーの偉大な変態芸術性を再認識
主人公の弟が早々にアンドロイドであることが明かされる。しかもユタニ製。
ということは、このアンドロイドが物語の鍵になるのは確定。エイリアンシリーズですからね。
ユタニ社が支配する植民星の雰囲気は、ブレードランナーで描かれたような暗い未来。貧しい人は環境の悪化した地球から借金を背負って植民星で重労働をするしかない。
「ユタニ社は、働く人の健康が一番です」というブラックジョークが流れる中、危険な仕事に赴かなくてはいけない。休むと借金が膨らみ、年季明けが伸びてしまう。
ガジェットや宇宙船は、初期エイリアンの世界観を踏襲していて、画面の隅々まで見たくなる。
エイリアンが登場するまでの緊迫感は、なかなかのもので、完全にフラグが立ったあんちゃん達の儚き最期が、すぐにもやってきそう。
エイリアンの大群が見えたあたりから、なんか違和感を感じる。あまりにも多すぎて、恐怖感というよりも数に圧倒されるだけで、息を呑むような怖さが感じられない。
逃げた一匹が、どこからか襲ってくる。初期エイリアンのあった、タマタマが縮み上がるくらいの緊張感がなくなっちゃった。
新種のエイリアンの造形を見て、H・R・ギーガーの偉大な変態芸術性を再認識したのでございます。ギーガーがいないと、こんなボンクラが登場してしまう。
追記
2乗船目は、IMAX。画角が広がって、コントラストが上がったことにより、暗い場面が見やすくなってる。
小惑星にステーションが衝突するシーンは、凄い迫力で、SF好きとしては恍惚となる。
フリーザもどきのハイブリッドエイリアンは、どうも好きになれない。だけど、一度ストーリーをなぞっているのに、ヤツらが襲ってくるシーンは恐い。細かいフックが効いていて、ドキッとする。
無重力が終わる瞬間のアクションはピカイチ。
評価を上げちゃいます。
リプリーが発見されるまで、あと37年‼️
半年くらい前だったでしょうか⁉️創造主であるリドリー・スコット監督が大絶賛してた本作‼️楽しみにしてた本作をやっと観る事ができました‼️まず冒頭、一作目のラストで大爆発したノストロモ号の残骸の中から一つの繭のようなものが回収される‼️という事はリブリーにシャトルから吹き飛ばされたエイリアンが繭状になって宇宙を漂ってたの⁉️回収した宇宙船は案の定全滅‼️しばらくして、その宇宙船に冷凍睡眠カプセルを回収に来た若者たちがエイリアンの餌食になる・・・‼️主人公たちに次々に襲いかかってくるフェイスハガーが怖い‼️水中を泳ぎながら、そして群れをなして飛びかかってくるなど、息もつかせぬシーンに仕上がってます‼️そして無重力装置を使って、エイリアンの酸の血液を浮かせて、その合間をかいくぐるシーンなどは、アイデア的に面白いシーンでした‼️そして満を持してゼノモーフが登場するわけですが、これがほんとに汚い‼️一人の胸部を突き破るシーンも一作目や二作目の衝撃にまったく及ばない‼️そして脱皮を繰り返したエイリアンが繭から誕生‼️エッ⁉️そんな設定だったっけ⁉️脱皮を繰り返して成体になるんじゃなかったっけ⁉️それはいいとしてこの繭から成体が誕生するシーンがミョーに生々しくて汚ーいシーン‼️もともとエイリアンという存在は生理的嫌悪感を抱かせる生物だったんですけど、それとは違う排泄的な汚ーい印象を抱かせるシーンになってしまっている‼️ホント最悪‼️そして今作はゼノモーフによる殺戮シーンが少ない‼️まともに殺したのはタイラーくらい‼️そのせいで今作はゼノモーフよりもフェイスハガーやクライマックスの化け物の印象の方が強くなってしまっている‼️ケイがエイリアンから逃げ回るシーンも「13日の金曜日」のジェイソンや「エルム街の悪夢」のフレディから逃げ回るような演出で、監督がホラー畑出身だから仕方ないけど、ちょっと「エイリアン」とは違う気がする‼️そしてCGで描かれた巣の中でうごめくエイリアンたち‼️やはり安っぽいリアルな動きでエイリアンの恐怖が全く生み出せてない‼️そして極めつけはラストのエイリアンのDNAを人間に注入したために生まれた生物‼️ヘンな生物‼️変なデザイン‼️まるで出来損ないのゾンビのようなデザイン‼️「エイリアン4」のニューボーンに勝るとも劣らない、どうしようもないデザイン‼️よくこれでGOサインが出たなと思わされる‼️しかも今作での出来事は「エイリアン」と「エイリアン2」の間の出来事らしい‼️「エイリアン2」でも、ウェイランド社の人間が出てきてエイリアンという生物の存在を知らなかったはず‼️でも今作でこれほどの出来事があったのだから、いくらなんでもウェイランド社の人間は知ってるはずでしょう‼️とにかく物語の設定にも首をひねらざるを得ない‼️せっかくライバルである「プレデター」シリーズが、狩る者と狩られる者の対決をシンプルに描いた「プレイ」で華々しく復活したのだから、「エイリアン」シリーズの今作も余計な設定など取り入れずに、人間とエイリアンの対決をシンプルに描いて欲しかった‼️ホントに残念‼️ただヒロイン・レイン役のケイリー・スピーニーは、可愛さの中に芯の強さがあって印象的‼️そしてアンドロイドのアンディ役のデビッド・ジョンソン‼️弱々しさと、冷静さをうまく演じ分けていて素晴らしかったと思います‼️この二人のコンビなら今後も観てみたいかも‼️
新たなタイムライン
エイリアンと言えばリプリーから続く物だったが、流石にネタが切れたのか別のタイムラインで展開する気なのか今作はエイリアン一作目の後に続く設定になっている。アイソレーションというゲーム作品も含めればその後に位置する。
確かに仕切り直すにはもってこいだ。タイトルの出し方もALIENのスペルが一度に出てそこから引かれる形でROMULUSという文字に変化する。本作はエイリアンの本筋から分かれたロムルスラインとして今後の展開も期待出来そうだ。
本作の特徴としては、新たな試みを試している様に思う。
植民地化した惑星で奴隷の様に扱われる住民達。これまで狭い範囲で展開されていたシリーズが一気に広がった様に思える。
しかし、やはり様式美なのか狭い宇宙船へと展開してしまう。この様な期待とマンネリの繰り返しが今作には良くみられる。一作目に近づけたクラッシックなテクノロジーやエックスレイトーチ、オートエイム銃、重力を使ったアイデアなど仕掛けは良いのだがそれらを使った後がよくある展開になってしまい上手く扱えていなく勿体無い気もする。
ギーガー的なデザインの目新しい物は無く、よくある見慣れた様なものばかりだ。
ラストのハイブリッドベイビーもワクワクする要素なのだがデザインもやる事も地味なのが残念だ。
シリーズの再スタートとしては世界的にも好スタートの様なので今後のシリーズ化に期待したい。
エイリアンって
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