エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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うしろ!うしろ!
たくさんの続編が作られてきたため、登場人物よりも我々観客の方がエイリアンに関する情報は圧倒的です。
なので、無知な登場人物に対して、「うしろ!うしろ!」とか、「それダメ!死んじゃうよ!」とか、もう突っ込みっぱなしですね(笑)。
評判いいみたいですが、第一作目を至高とする人には、「待ってました!」って感じの展開だと思います。しかしながら、一作目と甚だ同じというか、一作目とこれを続けて見たら、「あれ?同じ映画始まった?」「また同じ展開?」と思うのじゃないかな。
しかも時系列としては、一作目の後ですから。
一作目のリブートとして出すには弱いし、一作目の後としては似過ぎ、と言うのが星一つ減の理由です。
私はエイリアンが出てくるまではとにかく退屈でした。
申し訳ないけどスマホ見てました。ごめんなさい。
ただ、出てきてからはそれなりには楽しめました。
一作目と同じく助かるのは1人です。
妊婦のケイは、倫理的に助かるのかなとちょっと思いましたが、そこは情け容赦無かったですね。さらに赤ちゃんとエイリアンが融合するというホラーな展開まであって、その造形は新しいと言えば新しいのかな。
無重力の中、酸の血を避けるシーンも映像としては凄かったと思う…。
オマージュと言えるシーンもそれなりにあって、ずっとシリーズを見てきた人ならそこも楽しめるとは思います。
ロムルスって研究用宇宙ステーションの名称です
タイトルで「ロムルスって研究用宇宙ステーションの名称です」としましたが、そのロムルスの由来は劇中でもちょっと説明がありましたが、「ローマの伝説上の建国者。 軍神マルスの子で双生児の兄。 狼に育てられ、弟レムスと協力してローマを建設したが、のちに争ってレムスを殺し、その後三九年間在位したという。」とのことです。
で、この作品は「エイリアン」と「エイリアン2」の間の話という設定ですが、劇中の登場人物たちはもちろん奴らの特性や攻撃力は知らないわけで、観ている私達はもちろんおなじみなので、先が読めてしまいます。
ただ、あまりにも大量に出過ぎ(笑)そういう意味では第一作目の「エイリアン」のような緊張感はありませんし、いかに「エイリアン」が優れた作品であったかということを再確認しました。
正直いえば、あの妊婦の生命力の強さはありえませんし、彼女にまつわるエピソード的な演出も必要ないと思いました。とても面白かったのは「エイリアン」で我々を「あっ!」と驚かせたイアン・ホルム(ビルボ・バギンズでおなじみ)演じたアッシュのそっくりさんが出てきたこと(笑)私はAIかな?なんて思いました。
久々のホラーエイリアン。全体の出来はいいが、冗長すぎる
1作目への原点回帰といった触れ込みだったが、どちらかといえばゲームのアイソレーションにかなり近い。2作目のテイストもかなり強く出ている。
全体としてホラーテイストで、緊張感が常に出ておりここ最近のエイリアンシリーズの中ではかなり良く出来てると思う。
が、色々な要素を詰め込みすぎており、かなり冗長。中だるみしており緊張感はあるが途中で退屈さが出てしまっているのが残念。ゼノモーフも中盤以降から急速に脅威度が下ってしまい1作目のような圧倒的な恐怖に追い詰められていく緊迫感が削がれてしまっている。
哲学的なシナリオに終止してしまい不調だったプロメテウスシリーズと比べたら面白いが、もう少し要素を絞って全体的に締まりのあるシナリオにしてほしかったところ。
ここ最近の映画全体に言えることだが、上映時間が平均的に伸びているとはいえ長くして何でもやればいいわけではない、の反面教師的作品といえる。
良かった
エイリアンを一度も観てない人はストーリーが分からない部分があるかも知れないが、見たコト(特に1)ある人はメチャクチャ面白いんじゃないかな。ビショップに出て欲しかったし、ラストの人間モンスターは少しやりすぎかな?
レトロ・フューチャー的世界観にクリーチャーとしてのエイリアンの恐ろしさ、そして知略で難局に立ち向かう緊張感など、シリーズの主要な要素を詰め込みつつきっちり楽しませてくれる一作
例えば無音の幕開け、中盤のある展開など、音の使い方が印象的な本作。映像的には、古めかしいモニターやスイッチ類に取り囲まれたコンソール、暗く薄汚れた都市の光景など、リドリー・スコットが提示した未来観に則ったかのようでありながら、どこか独自性を漂わせています。「エイリアン」シリーズの伝統を踏襲しつつも新しい要素を加えて欲しい、というファンの相矛盾した要望にまずは映像的に応答したかのようです。
ほとんどなんの手立てももたずエイリアンの巣窟に入り込んでしまったレイン(ケイリー・スピーニー)らが絶望的な状況に立ち向かっていく様を、クリーチャーとしてのエイリアンの不気味さ、恐ろしさを維持しつつ、戦闘アクションの要素もしっかり盛り込んで見せており、この点でも、特に『エイリアン』(1979)と『エイリアン2』(1986)の良いところを取り込んでいるな、という印象でした。実際のところ、企業の思惑に翻弄される生存者など、共通した要素も多いし。
終始暗部の存在感が大きい映像のため、いくつか登場人物同士の位置関係がつかみにくい場面もありますが、全体的には絶望的な状況に対してきちんとした(映画的)理屈に基づいて対処するという、その緊張感をはらみつつも爽快感がある展開は、シリーズファンも楽しめる内容になっています。
鑑賞にあたって気を付けたいのは、本作は”フェイス・ハガー大フィーチャー映画”となっているという点。そのため、大量のうごめく奴らを捉えた映像が多数!苦手な人には耐えがたい恐怖と嫌悪感を喚起する場面であることは間違いないので、この点については覚悟して鑑賞に臨みましょう……。
何やかや言うたかてやっぱりエイリアン最高♪
エイリアンシリーズはもう何作目になるんでしょうか?
さすがにワンパターン感が否めない部分も有りますが、相変わらずのハラハラドキドキ、最後まで大満足でした♪
どうせ次作も有るんでしょ?
どうせ観に行きます(笑)
究極の完全生物
エイリアン1.5
最後までドキドキ。面白かったけどちょっと疲れた。
ツッコミどころはあれど、楽しかったです!!
新種!?
ユヴァーガ星を目的地とし廃墟と化した宇宙ステーション「ロムルス」を発見した男女5人と1体のアンドロイドの話。
ロムルス内を探索するとセキュリティ強な部屋から目覚めたフェイスハガー…、そのロムルスを舞台に人間vsエイリアンの戦いが始まる。
序盤スロースタートな印象、上半身だけのアンドロイド辺りから楽しめたかな個人的に。エイリアンシリーズは全て観てるはずだけど全作品の内容ほとんど覚えてない(笑)
優しくてちょっと頼りないアンディから覚醒アンディで観てて少し安心感。あの終盤女性から産まれた人間とエイリアンの混ざったのって過去作出てましったけ?今作楽しめたので過去観返してみようかと思う!
その新しさは要らなかったかな!!
シリーズ全て観てます。
予告の赤いポスターを見た時は
「これこれこれこれこれ!!キターーー!!」
と自分の手をフェイスハガーにしてテンション爆上がりしました。
全体的には良かった!です。
「やっぱ結局こんな感じね…」
となる人も居ると思いますが、その
既視感が今回は個人的には嬉しかったです。
「コレだよな!」
って感じです。プロデューサーが初代の
リドリー・スコットと。納得。
「コレだよな!」って中でもゼノモーフの造形
1つとってもクオリティはピカイチ!
磨きがかかったハイクオリティな
モノになってました。
SFはモロに映像技術の進化が出るよなぁー
とか変な感心しちゃいました。
ストーリーも斬新さはそこまで無いけど、
「歴代作の真似ばっかじゃ無いぜ!」
っていう心意気は大いに感じました。
バトル模様やハラハラドキドキ
びっくり感も昔のモノとは一味違った感じに。
「そこは新さを押し出して良い感じにしたなぁー!!」と満足してたんですが。
最後の最後のアレ。
「何でこうした!!!!!」
と思いましたね。いや。
今冷静になってもやはり
受け入れられない。
ニューボーンの進化版みたいなヤツ。
そういうつもり?やはりオマージュって事?
気持ちは素敵。
エイリアンも新時代突入?
もうああするしか無い?のかなぁ…
うーん…どうしても受け入れられない。
次作にあれがわさーっと出てきて人を襲う…
って考えたら…もう別作品です。
もうエイリアンの進化は見られないのか…?
今年は誕生45年。
このシリーズも結構波乱に満ちている。誰もが認める名作の『1』『2』、賛否となった『3』『4』。おバカ見世物のvsを経て、創造主が復帰した前日譚2本は停滞し…。
このまま化石化してしまうのか。不死身の究極生命体の今後の進化も懸かる。
遭遇は7年ぶり。通算“9体目”となるシリーズ最新作。
『1』のDNAを最もよく受け継いだと言える。
宇宙ステーションという限定空間で繰り広げられるサバイバル・ホラー。
作風も設定も展開も。何処から襲い来るか分からない見せない演出。
開幕のノストロモ号の残骸や『1』の事件への言及。イアン・ホルムの“同型”がサプライズ出演。
ケイリー・スピーニーもリプリーを彷彿させる逞しいヒロイン像。“弟”で、シリーズお馴染みアンドロイドの巧演。
室温を体温と同じにして“ドント・ブリーズ”しながらフェイスハガー回避や無重力にして酸の血を潜り抜けるシーンのアイデア凝らした緊迫感。『1』以来とも言えるホラー演出たっぷりで、リメイク版『死霊のはらわた』や『ドント・ブリーズ』などホラーやスリラーに手腕を発揮するフェデ・アルヴァレスの演出が冴えた。
シリーズの魅力の一つである監督の特色。vsは別として、『プロメテウス』『コヴェナント』は創造主復帰しての前日譚だし、新たな監督によるフレッシュさは『4』以来かも。
フェイスハガー、チェストバスター、ゼノモーフらお馴染みのタイプも健在ぶりを見せ付けるが、新作毎に誕生するニュー・タイプ。『4』のニューボーンを上回るおぞましさ。
『1』へのオマージュ、リスペクトたっぷり。これぞ見たかった『エイリアン』!
『1』継承なら完璧。
しかし…。これは『コヴェナント』のレビューでも書いたが、『エイリアン』はどうも進化が見られない。らしさ溢れた今回でもだ。
確かに原点回帰はいい。本来の持ち味や魅力を取り戻した。
が、結局それは、同じ事をなぞってるだけ。焼き直し。
今回は特に。作風も設定も展開も演出も。話も『1』に似せる為の苦肉の策としか思えず、絶対的な必要性や登場人物の魅力も薄い。ラストに至っても。何もかも『1』まんま。
それをオマージュ/リスペクト/原点回帰と見るか、焼き直し/進展ナシと見るかで評価が分かれる。
『4』で200年後を舞台にし、リプリーをクローンにしてしまったのが仇になってしまった。その後が作り難くなってしまった。
その為おバカ見世物のvsや前日譚にするしかなく、今回も『1』の20年後という設定。
結局また昔に戻り、やってる事は同じ。これで本当に真の進化と言えるのか…?
『1』と全くの作風チェンジの『2』こそ本当の進化。世界観の更なる拡がり。賛否ながらも大胆であった『3』『4』も。
もうこのシリーズに、これ以上の進化や進展は見られないのか…?
ラストを見る限り、続編も期待出来る。しかし…、
今回が『1』オマージュで、続編が『2』オマージュとなったら、もうこのシリーズに可能性は無い。
なら偉そうな事言ってないで、お前が何か新しいアイデア出してみろ!…と言われても何も思い付かない。
エイリアンも個体としては不死身だが、シリーズとしてはもうそろそろ…。
個人的に『ターミネーター』共々、打ち止めにすべきシリーズである。
新たなアイデア出ない限り、“エイリアン”というレガシーの為にも。
エイリアンはIIまででいいかな。
エイリアンIIは何度見ても面白い、傑作だと思っている私が期待して見に行って来ました。
全体的にスケール感が小さくなったかなぁ。
アンドロイドのアンディはよかったし、無重力の設定も秀逸。伏線を回収し強酸をかいくぐって脱出するシーンは手に汗を握りました。
で、最後の脱出あたりからの設定がうーん。
最後のエイリアンも造形がどっかで見たことのあるような、進○の巨人のような、ス○ーウォーズのラスボスのような。大体なんで注射しちゃったんだろ⁈
やっぱりIIの母性の闘いを上回るものはない。
まあまあ
エイリアン愛が無ければ絶対に作れない映画!
サノスさん!
指パッチンするのなら、エイリアンだけ消してください!
『エイリアン』第一作はもう伝説であり映画史の重要な1ページであることについては、どなたも異存のないところだと思います。
私が見たかったのは、ギーガーが生み出したおぞましくも惚れ惚れとする曲線美と口の中から飛び出してくる第二の顎!
毒々しいよだれを首筋に感じた時には、もう絶叫する以外のことはできなくなるあの恐怖(我々は観客席から見てるだけなのに生々しい演出で身体が硬直することになる)。
富士急ハイランドの絶叫コースターで、ガタンガタンと最高点に向かってゆっくりと上昇している時の汗ばむような緊張。それと同じ感覚を映画館で味わえるのだから、もうたまりません。
◦消極的に参加しただけの優しそうな女子がたくましく成長し、最後まで生き残る。
◦知性を獲得したアンドロイドとの相棒(バディ)関係。
◦より手強く進化する強敵。
これだけ僕らの萌えポイントを押さえた映画が面白くないはずがない!!
PG12ではかなり厳しいといったところ
今年322本目(合計1,414本目/今月(2024年9月度)8本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
※ 直前に「リゼロ~」を見てからにになりますが、憲法論的な内容がないアニメは紹介省略です。
いちおうこちらはPG12ついているとはいえ、途中からの「生物との戦い」のシーンがPG12のレベルを完全に凌駕していて(R18ついても文句言えなさそう…。出産シーンなどありますし)、この点でついていけなくなる方が出るんじゃないかなといったところです。
ストーリー自体は古い作品のリバイバル版か、それに準じるものであるようで、確かに一部難しい語が出てくることはあっても、ストーリーの理解「それ自体に」高い知識が求められることはまぁありません(初歩的なITの技術程度で足りるか)。
一方、スタート位置になる架空の惑星から宇宙ステーションに移動した後は、実質的に宇宙ステーション探索シーンと「生物バトルシーン」で大半9割いっているので(ここで恋愛シーンなんていうものはない)、ちょっとこの「生物シーン」が得意不得意かでこの作品の差もある程度割れそうです。
一方、明確に不十分かなと思ったのは字幕関係で、かなりの理解力を前提としないとわからない字幕などが多いです。この点採点対象のところでまとめて書きます。
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(減点0.3/太陽系に関して一部の語句を知らないと理解が困難)
この映画は架空の惑星をストーリーにしています。太陽系以外の惑星は通常、恒星(星座を作る星のこと)が作るものですが、どの構成も惑星系を構成しているとは限りません(ただし、例えば、ポルックス(ふたご座)は惑星を持つことが知られています(太陽系外惑星))。
今私たちがいる、太陽/地球の惑星系は、その「太陽」というのはその太陽系の中心のものであり、また太陽系の(太陽以外の)星の中心にあります。この考え方は太陽系外の惑星や、その惑星が属する太陽系外の新太陽系にも「太陽」という考え方が拡張されます。つまり、上記の例ではポルックスが惑星を持つなら、その惑星から見たときの「太陽」はポルックスだ、ということになります。
また、作内では「小惑星帯」というものも登場します。太陽/地球の太陽系では、火星と木星の間にある、最小の惑星(水星や、一時期は冥王星ほか)と比較して大きさが小さいことから名づけられたものですが、もとの新太陽系の惑星のサイズが巨大すぎると、「新太陽系」において「小惑星帯」という概念を考えるときに「どのようなサイズを想定するか」という点がかなりの部分で残ります。また、太陽/地球の太陽系では、少なくとも一つの地球型惑星を持つこともあり、小惑星帯にある天体もまた岩や岩石で作られるものですが、新太陽系においてガス惑星ばかりしかない場合、「小惑星帯」という概念を適切に定義できるか?というのは結構難しいお話です。
このあたり、もうちょっと字幕を丁寧にしても良かったのではないかな…と思います(何のことかわからず詰む方が出そう)。
(減点0.2/PG12ではちょっと厳しい)
いわゆる開腹シーンなどちょっとアレなシーンもありますので(ただし、モザイクなどはかからない。色彩などでごまかしているものと思います)、何も持って入らないのが正解かなといったところです。虫表現なども出ますので(まぁ、あれは「大きなG」だとも言い得ましょうが)人によってはうへぇということになるかなといったところですが、PG12に対してちょっと厳しいという「一つ違いのレーティング差」は0.2扱いです。
※ 映画も2時間20分ほどと極端に長くはないので、気にする方は最初から何も持ち込まないのが良いように思います。
ゴキブリアン
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