「全作のオマージュとオリジナリティの共存!」エイリアン ロムルス ドラゴンミズホさんの映画レビュー(感想・評価)
全作のオマージュとオリジナリティの共存!
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まさにエイリアン映画でありながら新鮮だった。
●シリーズ1〜4、プロメテウスなど全作の要素をオマージュしているだけでなく、巧妙かつ効果的に構成してあることに脱帽。シリーズ物はお約束をただ並べただけのつまらない内容になりがちだが、今作はオマージュしつつも新しい視点や、要素を発展的に使っている。
●無重力を使ったアクションや、フェイスハガーの群れ、アンドロイドのアップデートによる人間との確執など新しいアイデアを盛り込んで良かった。もうやりきった感があるエイリアンシリーズに、こんな新しい要素を作れることに感動した。
●SF映画としても楽しい。「ブレード・ランナー」要素もある。
エイリアンと戦いながらも、時間内に脱出しないと…というのはお約束だが、ただの繰り返しではなく小惑星郡が迫るというアイデアを持ってきたあたり、作り手の「オマージュだけど、繰り返しにはしない」という意気込みを感じる。
●エイリアン自体の新要素まで描いていた。フェイスハガーは目が見えない。宇宙空間に投げ出されても死なないなど。
作り手はさんざん「エイリアン」を研究したんだろうな。そのうえで新しい可能性を生み出した。拍手!
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