「エイリアン シリーズの 今更"スピンオフ作品"なので、ハードルは極力下げて、暖かい気持ちで鑑賞す冪作品」エイリアン ロムルス YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
エイリアン シリーズの 今更"スピンオフ作品"なので、ハードルは極力下げて、暖かい気持ちで鑑賞す冪作品
全作"大当たり"のエイリアン シリーズなので、とても期待して観に行ったのですが。。。
CGがショボく、デザイン化されたギミックもなく、宇宙の雄大さを表現するカットもなく
宇宙空間の‘’静‘’を表現する事も出来ず
ただただ‘’エイリアン‘’の冠に 甘えて制作したSF映画なので、各種設定も、ストーリーも、撮影構図も照明も稚拙で、学生・同人誌レベルの作品なので評価は、2.7
現代のスマホでさえも、YouTubeに投稿できるレベルの動画が撮影できるのだが
未来のLive動画は、やたらショボく退化している。
これを恐怖感を煽る糞演出だと主張するなら、監督は、アレです。
無重力である「宇宙空間の意味」の学術的理解度が20点な"文系大学生"が創作した"同人映画"なので
無重力をスイッチの ONOFFだけで、簡単に解決させているが...
せめて 遠心力や磁力での ありきたりな代替えでも良かったのだが。。。
「たまに重力がないと、爆発する」の存在説明さえも苦しすぎて、アレ丸出しなのが、おめでたい。
宇宙空間をまるで理解できていない製作者達なので、本作は、宇宙空間ではなく、
惑星 地表上 に係留してある宇宙船を舞台にしたほうが 賢明だったでしょう。
たとえば「離陸するには、足を6本分離させないといけない」という 心の声を演者が口...に出してしまうのが。。。
「脚本家が大学生である」呆れる位に笑ってしまうくらいな根拠にもなりました。
とにかく「無知の知」がない 事はおめでたい。
誰かが、ブレードランナーとエイリアンが好きな製作者達に、多々きちんと教えてあげた方が良かったでしょう。
エイリアン 1作目のバイプレーヤー"アッシュク"が出てきたが、
第1作と変わらぬ出立(いでたち)に、懐かしさを感じるも、
キャラクター名がルークと言う名前になっていたのは。。。
名優イアン・ホルムさんは、4年前に亡くなられているので、CGと特殊メイク人形を使っての苦肉の策だと思われるが
この存在が、この映画の唯一の褒められる点であった。
「エイリアン(1979)」での 第1シーンは何を意味するのか? 本作制作者はよく考えた方が良かった。
そして、この映画を観たら、「プロメテウス(2012)」「エイリアン:コヴェナント(2017)」を観た方が良いでしょう。
近年のエイリアン映画は、「人類は、どこから生まれたのが?」をテーマにしているので、
本作に求められている もの が何かを、理解できると思います。
私はそれなりに面白く観ましたが、さすがに無重力の血液は「それは、ねえだろう」と思ってしまいますね。そこいら辺は目をつぶって暖かい気持ちで観ました。