「閉じ込められたハズがチップを渡せる隙間が開いてたなんて!なんでもアリか(笑)」エイリアン ロムルス たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
閉じ込められたハズがチップを渡せる隙間が開いてたなんて!なんでもアリか(笑)
なかなか正体を現さずに恐怖を煽り続け腹を裂いてチェストバスターが飛び出てくるシーンがあまりにも強烈で印象に残った(VFXがまだ未熟だった当時はこの表現が精一杯だったのだと思う)1979年公開の初代「エイリアン」から45年が経ち物語上の時系列では2122年にシガニー・ウィーバーが怪物をなんとか船外に追い出し生き残ってから20年後の2142年(そういう意味では本当の続編)のお話で、期せずして「巨匠」になってしまったリドリースコットが本来やりたかったであろうなんでもありの超B級SFホラーアクションサスペンスで、この映画に観客(私)が期待していたものが全て網羅されていて満足お腹いっぱい。一緒に観たつれは期待していたものと違ったらしく「ストーリーに説得力が無い」と酷評していたが、そんなのは重々分かり切っていたことで6人の若者たちが向う廃船の奥にやつらがうじゃうじゃいて一人づつ襲われていく毎に口をあんぐりさせられる「お約束お化け屋敷アトラクションムービー」なのだ。監督はサム・ライミに見いだされたショッキングスリラーが得意なフェデ・アルバレスなのだが歴代の「エイリアンシリーズ」への敬愛とオマージュが満ち溢れていて好感が持てる。しかしドン!という音でびっくりさせるのだけは反則だと思うのでやめてもらいたい。
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