「シナリオ通りって感じ」エイリアン ロムルス 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
シナリオ通りって感じ
良いところ
無重力や宇宙空間の映像がリアルさを感じられて、すごく臨場感ある。現実かどうかではなく、リアリティがあった。
典型的な悪の企業。
?なところ
シナリオの都合がいい展開ばかりで事象にリアルさがない。
画面いっぱいの顔、表情のカットが多く、単調なところがある。
エイリアンのシリーズなんて完全に記憶の彼方ですが、単品の作品としての情報はちゃんと提示されている。なので旧作とか見てない人でも楽しめると思う。私の場合はアーケードゲームの名作エイリアンVSプレデターの記憶だったりするので、尻尾で吊り上げるシーンとかパルスライフルに無駄に反応してたりする。
映像はかなり面白いし、無重力のシーンはしっかりと無重力を感じさせるのだけど、シナリオははっきり言って都合がいいとしか。よりにもよって人間側がことごとく全ての選択肢で正解を外すといういかにもな感情論で途中からいい加減理性的に行動する人物はいないのか?と思った。あれ、仮にだけど最も合理的な判断してたら犠牲者一人で残り全員が脱出成功してた訳で、都合よく間違ったせいで結局ほぼほぼ全滅してるという。しかも悪の企業を強調して最後にその野望を阻止した、みたいにしてるけどそれも結局はヒロインのエゴだしなあ。どっちが良かったとかわからんなら、人類の大損失かもしれんよ?
あと、その物質がそんだけ重要なら速攻で企業が回収してるだろ。なんで残ってんだよ。
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