「新たなタイムライン」エイリアン ロムルス ふぇるさんの映画レビュー(感想・評価)
新たなタイムライン
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エイリアンと言えばリプリーから続く物だったが、流石にネタが切れたのか別のタイムラインで展開する気なのか今作はエイリアン一作目の後に続く設定になっている。アイソレーションというゲーム作品も含めればその後に位置する。
確かに仕切り直すにはもってこいだ。タイトルの出し方もALIENのスペルが一度に出てそこから引かれる形でROMULUSという文字に変化する。本作はエイリアンの本筋から分かれたロムルスラインとして今後の展開も期待出来そうだ。
本作の特徴としては、新たな試みを試している様に思う。
植民地化した惑星で奴隷の様に扱われる住民達。これまで狭い範囲で展開されていたシリーズが一気に広がった様に思える。
しかし、やはり様式美なのか狭い宇宙船へと展開してしまう。この様な期待とマンネリの繰り返しが今作には良くみられる。一作目に近づけたクラッシックなテクノロジーやエックスレイトーチ、オートエイム銃、重力を使ったアイデアなど仕掛けは良いのだがそれらを使った後がよくある展開になってしまい上手く扱えていなく勿体無い気もする。
ギーガー的なデザインの目新しい物は無く、よくある見慣れた様なものばかりだ。
ラストのハイブリッドベイビーもワクワクする要素なのだがデザインもやる事も地味なのが残念だ。
シリーズの再スタートとしては世界的にも好スタートの様なので今後のシリーズ化に期待したい。
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