劇場公開日 2024年10月4日

シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価

全501件中、141~160件目を表示

1.0「政治への信頼を取り戻す!キリッ!」なんて戯言でしかない

2024年10月16日
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もし合衆国連邦政府が個人の自由を抑圧する悪い政治を行った場合、個人が武器を取って政府と戦う権利を合衆国憲法は保証しており、憲法修正第2条には「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であり、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない」と記されています。

建国の当初から連邦政府と州政府、あるいは国家と個人の間にはそういう緊張関係が続いているのが米国です。個人が国と対峙しています。米国の政治家は日本のように「政治への信頼を取り戻す」とか「地方創生」とか、子供だましみたいな戯言は言いません。米国市民にとって政治は信頼するものではなく、参加し、監視するべきものであり、ダメなら倒す、こっちがダメならあっちです。必要であればいつでも戦う準備はできています。

日本のテレビでは最近よく米国の分断が語られますが、彼らは分断を隠したり恐れたりしないだけなのでは。社会に分断はあって当たり前です。米国は元々ずっと分断しているし、分断を内包したまま、右に左にとぶれながらも前に進んでいきます。分断や衝突は社会のバイタリティの表れでもあります。それが行き過ぎたのが本作の内戦でしょうか。

一方日本社会にも当然分断はあるはずですが、分断などないフリをしてしまうのが日本人です。表面だけを取り繕って、不満やひずみは沈潜していきます。じりじりと鍋の温度が上がっていき、これじゃいかんと気づいたときにはもう茹で上がってる、私達は平和を愛する茹でガエルです。

米国の大統領選の真っ只中で公開された本作は、現実の政治状況と一線を画すために、テキサス州とカリフォルニア州が組むというあり得ない設定を選んでいます。内戦に陥った経緯や詳しい状況は全く描かれません。銃撃戦や負傷者犠牲者も描かれますが、背景が全く分からないため、なにやら市街地でのサバゲーを観ているような気分になってしまい、現実感は希薄です。それを派手な銃撃音でカバーしようと音響は頑張っています。

カメラは首都ワシントンを目指して旅をする4人のジャーナリストの姿を追い続けます。彼らの目的は殺される前に大統領にインタビューすること。それはあくまで彼らの名誉欲、功名心の問題であり、たいして重要な仕事には思えません。

ジャーナリストである彼らは暴力的映像を気ままにスナップしながら旅を続けます。ところどころに、普通の一般市民の暴力的な本質が暴かれます。ですが内戦はただの背景でしかなく、この映画が主に描くのはベテラン女性カメラマンの感傷とそれを演じるキルスティン・ダンストの仏頂面だけ。戦争映画ではなく、疑似家族を形成した4人のロードムービーです。戦場カメラマン志望の若い女の子が転んだりヘマをしでかしたりゲロを吐いたりしながらも一人前の命知らずのカメラマンに成長するまでを描いた青春物語です。国のために命がけで戦う者たちを背景とした呑気な4人組の車旅を延々と見せられます。彼らの言動にはなんのリアリティも切迫感もありません。正義の傍観者であるジャーナリストよりも、一般市民や家族をメインに据えたほうがよかったのでは。内戦に巻き込まれた家族の中でも分断が起こり父と息子が両軍に別れて戦ったりして。

エンドロールで映される映像。射殺した大統領の遺体を囲んでカメラに収まる軍服のみなさん。狩猟で大物を狩ったあとの記念撮影のような構図と爽やかな笑顔でなかなか悪趣味でした。

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jin-inu

3.5想ってたのと違った

2024年10月16日
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怖い

・戦争映画と想って観たら戦場カメラマンのお話
・なんで戦争しているのかはわからない
・リアルな殺し合いのシーンを観ると彼の地で現実に起こっている戦争が思い浮かんだ

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ひろ4

3.0人の死も見飽きたらコメディ

2024年10月16日
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笑える

楽しい

興奮

A24製作
「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランド監督
出だしからノイズのお出迎えでA24制作は
音楽が優秀ですね。
銃撃の効果音も凄まじく全体的にトラックも優秀で
De La Soulのハネるスネアも映画館で聴くと心地良いです。只、序盤からどんどん人が死んで行き、残忍な殺され方のオンパレードで最後のメインターゲットの死も見飽きて印象が薄いです。
先程、挙げた音響のお陰で見飽きない工夫があるもののキャストのキルスティン・ダンスト同様に印象に残る所がありませんでした。
A24の作品を初めて見た人は衝撃かも知れませんが
「ミッドサマー」「関心領域」程の印象は無く
A24作品の定番化しているグロテスクな演出も見飽きてコメディにしか見れなくなっています。
マンネリ化しない様に演出や音響以外の中身も仕上げて来てくれる事を期待したいです。酔っ払ってシュールなブラックコメディとして見れば問題は無いですが。

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GodField

3.5なんでこうなった?

2024年10月16日
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アメリカで内戦が起こったらを仮定した政治的駆け引きや軍の抗争を描いた映画かと勝手に思っていたら全然違って戦場カメラマンたちの物語だった。どうして内戦が起こったのかなんでこうなったのか?説明がなんにもないので今どういう状況なのかがよくわからずただ目の前で起こることだけで映画は進んで行く。
ベテランカメラマンと戦場へ赴く覚悟も準備もない野心だけの駆け出しの少女。誰にだって初めはある。でもお前がついていかなかったら誰も死ななかったんだよ。で、なんでフィルムカメラ?
そもそもこの大統領は何をやらかしたんだか?話し合いに出て来た女性護衛官を問答無用で撃ち殺し、大統領の遺体の前で笑顔で写真を撮る兵士たち。この映画は何を伝えたかったんだろう。
と色々文句はあるんだが、絵作りは上手く終始スクリーンに釘付けになるだけの面白さはありました。

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ぎんぞう

3.0キルスティン・ダンストが

2024年10月15日
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カッコいいなぁと。ニコ―ルキッドマンを見たときくらい。

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kurakorin

3.0現実を予感させるドンパチかと思いきや

2024年10月15日
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愚かな大統領による国家の分断という刺激的なテーマでドンパチやるのか?
戦闘シーンばかりのティーザー映像の印象そんな感じでしたが、
戦場カメラマンを目指す少女の目を通して語られるジャーナリストたちのロードムービー的な語り口でした
しかしながら、単に成長を描いた物語なのか?と
問えば
ラストの展開、エンドクレジットのスナップショットはやはり戦場とうものが麻痺させる何かを感じずにはいられない

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Kotapon

4.0アメリカ人がアメリカ人を殺す

2024年10月15日
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悲しい

怖い

あり得るかもですね。
以前、トランプ支持者が襲撃した事件がありましたよね。
自分がその映像をTVで見たという事は、現場のプレスが撮っていたと言う事で。
この映画の内戦の原因は分かりませんが、こんなシーンをTVで見る日も来るのではないかと思えてしまいます。
赤サングラスもまともじゃないけど、突っ込んで行くプレスも正気の沙汰ではない。
後には死体の山しかない。

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コウジ

3.0日本公開サブタイトルに違和感

2024年10月15日
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怖い

興奮

何かと尖った作品で話題になるA24制作。
しかも今までで一番のバジェットの作品。
監督もエクス・マキナと28週後が大好きなので
公開を心待ちしていました。
早速鑑賞。
戦場の緊迫感が報道の視線から描かれていて
ドキュメンタリータッチの画作りはとてもいいですね。
役者もとてもいい。
ロムルスに出ていたケイリー・スピーニーもとてもいい
どんどん良い役がまわってきそうです。
ただ、ほとんどの観客の一番の関心事、
アメリカでの内戦感が弱いと思いました。
他の国の内戦に置き換えて撮っても、ほぼ同じ映画が作れます。
世界トップクラスの軍事力を持つアメリカで起きた内戦。
どうしても目新しい戦闘を期待するし
911テロを超えるような想像を絶する光景が見られると思ってしまいます。
この映画にそういう新しさはありませんでした。
内線に至る理由も語られない。
また、そういう要素がないのに
配給会社は大袈裟なサブタイトルをつけて煽っています。
いいところも多いのにもったいない。

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すかちん

3.5崩壊したヤバい国アメリカのロードムービー

2024年10月15日
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泣ける

悲しい

ストーリー性はあまりなく、
延々とドンパチ、ドンパチ…
サバゲーのような戦闘シーンが繰り広げられる
それが、アメリカらしい風景の中に
リアルに落とし込まれ
そこを通るジャーナリスト一行の目を通して見た
景色として描かれている
…以上
ってことに表面をザクッとなぞると
そうなってしまうが
しかし、
戦場という無法地帯は
人間をこれほどまでに鬼へと変えてしまう
ものなのかという恐怖は存分に伝わった
その景色はまさに地獄絵図そのもの…
そしてこの瞬間も
映画のシーンさながらの現実に
あえいでいる国の人々がいるということを
否応なく突きつけてくる
そういう意味では
ストーリーや内戦の説明は重要じゃなく
リアリティのある戦闘シーンのインパクトこそが
何より重要だったのかもしれない

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ぴーちぱい

4.0なんとなく満たされない「戦場体験」。

2024年10月15日
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分断が進んでいると言われるアメリカでシビルウォー(内戦)をテーマにしたこの映画は、人々の関心を集めやすい今日的な作品と言える。しかしそんな人々の関心に応えたかと言うと微妙なところである。それは意図的に紛争の原因をほとんど描いていないからなのかもしれない。軍隊同士の戦闘でもなく民間人が普通に殺されている。どこで衝突が起こるのか分からない、誰が敵か味方かもよく分からない不可解な戦場である。内戦というのはそういうものかもしれないが、映画から内戦の現実性を感じられないのは少し不満かもしれない。現実感のない戦争に、戦場の不条理だけはリアルに描かれている。
この戦場の不条理にジャーナリストはどう向き合うべきかというのがテーマになっている。意欲だけはあるが、危なっかしい新米カメラマンジェシーの体験を通して、観客も戦場のリアルを実感する。ジャーナリスト4人が戦場を旅する、いわゆるロードムービーである。行く先々で思いもよらぬことが次々と起こるのが見どころである。経歴も考え方も違う先輩3人が、戦場ではどうあるべきかみたいなことを三者三様に新米に伝えていっている所が面白い。ジェシーは一つ一つの体験を自分なりに吸収して成長していく。ラストでは彼女がジャーナリストになり切った象徴的なシーンが出てくる。彼女の成長はうれしいことであるが、同時に人間的な感情を排除するという厳しい選択でもあった。
この映画で、アメリカの内戦の可能性を感じる人はほとんどいないと思う。ジャーナリスト目線の戦場体験は新鮮なものがあり、ジャーナリスト4人の人間模様も面白く見ることができたが、なんとなく満たされないものが残る作品でした。

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ガバチョ

4.0未来を見ているのかもしれない

2024年10月15日
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予告で「19の州が離脱。アメリカ戦争」と謳われており、前々からかなり気にはなっていた一作。

なんと言っても、赤サングラスのシーンですよね‥。いつ撃たれてもおかしくない。日常的な涼やかな野原に死体の山。2度と見たいくない、でも平和な国に住んでいる国民として必ず見ておくべき1シーンだと思いました。

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ちはや

5.0どの種類のアメリカ人だ?

2024年10月15日
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アメリカで内戦が勃発し戦場と化したら?
大統領側の政府軍に対して、異を唱えるテキサス州とカリフォルニア州の同盟軍が戦っているアメリカが舞台。
"3選目"の大統領にインタビューをすべく、ワシントンDCを目指すカメラマン、記者たち。
カメラマン目線で話は進むんだけど、プライベート・ライアン以来の「戦場に放り出された」ような臨場感ですよ。

実際の世の中では、What kind of American are you?のセリフが臨場感を持って受け取られる時代は来ないと良いね。

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DKawa

2.5「たぶん皆の期待しているような作品じゃない」という予備知識

2024年10月15日
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表題の情報を得て、なるほどジャーナリスト目線で描かれるというなら
きっとこんな描かれ方なんだろうなと想像したら、その通りの映画だった
アメリカの内戦なんてありえない設定?と思いつつもアメリカの内戦の歴史は
南北戦争で経験済みだしそれが東西戦争っぽく設定されている・・・が
映画の中ではその経緯詳細は一切触れない
戦争映画ではなくジャーナリスト(カメラマン)の成長物語にしたかった感があるが
それすらあまりにも薄っぺらくてたぶん記憶に残らない映画のひとつ
「キリングフィールド」のような衝撃さもないし「グローリー」のようなヒューマン
スペクタクル(こんなジャンル表現あったっけ)さもない
おまけにリアリティにも欠けているので・・・
あれ?いいところ何もないレビューになっちゃった
でも、アメリカ分裂内紛戦争映画は期待していなかったのでその期待を裏切ったための
低い点数と思われるのが嫌だったので映画としてどうだったかという思いからの
この点数ですよ、と一生懸命言い訳している自分

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椿六十郎

2.5タイトルの割には

2024年10月15日
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誰と誰が戦っているのか、途中経過の意味不明。国なのかジャーナリズムなのか、どちらに焦点が当たっているのか、分からなかった。

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Miya-n

3.0ジャーナリズムの凋落・・・か

2024年10月15日
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知的

本作の最大のテーマは「ジャーナリズムの凋落」にあるように感じました

独立せんばかりに実力をつけたテキサスやカリフォルニア州、保守的な東部、コントロールの効かないNY、無関心を貫く層、アンタッチャブルなレッドネックたち、、、内戦を期に問題噴出

「大統領を見つけたら本心を聞き出してやる」と使命感に燃えたジャーナリスト4人は進むが、、いかにエグい写真を撮るか競ってみたり、肝心な時にビビってみたり、中立なフリーランスのはずなのに結局従軍記者と同じ一方的な視点に堕ちてみたり、、

いざ大統領を前にして初めの意気込みは達成できたのか??

一枚の写真がベトナム戦争を終結に向かわせたようなジャーナリズムの強さはどこへ、、
ガッツを失ってしまった事を嘆いているように感じずにはいられませんでした

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タケミカンパニー

2.5ジャーナリストは要らないという裏テーマ?

2024年10月14日
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ジャーナリズムとは。討幕側にしか取材付いていないっていう。
しかも、めっちゃ邪魔。今どきフィルムのカメラマン。

最近やたら重宝されてるケイリー・スピニーの良さがこれっぽっちも分からんし。

ことの発端も描いてなくて、どちらの側にも野蛮人。
中立地帯の牧歌的な風景を維持するためにも屋上に警備が。
「話し合いで解決を〜」な、お花畑な言論人はここにはいなかった。

ATMOS上映のせいか、音が不快で。それも狙いなのかな。

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ababi

2.0シビル・ウォー 内戦戦争

2024年10月14日
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戦争映画なのかカメラ記者の成長を描いているのか色んな角度から考える映画でした。
悲惨なシーンでも曲が流れますが…
正直、自分にはこの映画がわからなかったです。

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ミコライオ

3.5結局何を訴えたかったのか?

2024年10月14日
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この映画は、内戦を表現しつつも今のアメリカを表現している。なので、アメリカの今を知らないと楽しめない映画である。
結局何を訴えたかったのかいまだにわからない。
ネタを取る戦争ジャーナリスト劣性の大統領から言葉を取る。それだけを目指してホワイトハウスまで乗り込む。
ある意味鬼畜かな。
だってそうでしょ。人の生死で、金儲ける感覚、おかしくなるよね。行く先々で、そういった感覚のおかしくなる状況に陥る駆け出しのカメラマン。ジェシーの変わっていく姿。それと反対に百戦錬磨のリーがだんだんと恐怖を感じる。この変わり様何なんだろう?
最初に戻るが、果たしてこの映画は何を歌いたかったのか
内戦はしていないが、アメリカは分断が起きている。それを訴えたかったのかはたまたジャーナリストの葛藤描きたかったのかよくわからない。単純な戦争映画ではない。
アメリカの今を内戦と言う形で描いた大統領選の最中に。
そこに意味があるのかな?
いずれにしても、通常の戦争映画とは違う。
一味違う映画でした。面白いか面白くないかと言うとわからない。ほんとにこの映画はザアメリカ人しか理解できないだろう。

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snow

4.0A24らしい造り、その凄まじい臨場感は劇場で見るべき

2024年10月14日
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怖い

久しぶりにミニシアターではない劇場での映画鑑賞、それはこの映画がA24の製作の作品ゆえ。

英国人で小説家のアレックス・ガーランドが、近未来のアメリカを舞台に監督した映画作品。

連邦政府から19の州が離脱したアメリカにおいて、激しい内戦が勃発、その悲惨さをリアルに描いた作品。

4人のジャーナリスト、戦場カメラマンが、カリフォルニアとテキサスが組んだ西部勢力と政府軍の激しい武力衝突により戦場と化す中、陸路でニューヨークからワシントンD.C.を目指すロードムービー。

銃器や火器の迫力ある音が、凄まじく響きわたるリアルで凄惨な戦場のシーン。それと対比するかのように、のどかなアメリカの田園風景や一見平穏な町が出てくる。メリハリのあるストーリー、細かな部分に至るまでの造りが素晴らしい。

戦争映画でありながら、脚本、音楽や映像の使い方に、インディペンデントのA24らしい巧みさがあり、ハリウッドの大手映画スタジオにおいて、巨額予算を投じて制作されたアクション映画とは異なる、アーティーでエンディングも余白を残す仕上がり。

観る側までが、激しく戦うことで出てしまうアドレナリンのようなものを感じ、そこに引き込まれる映画。

戦争や民族紛争が厳しい現実となっている最近の世界情勢もあり、戦争に対する恐怖、そこにおける人間の狂気を強く感じた。

音響や画像の凄さから、IMAXでなくとも絶対映画館で観るべき映画。

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Toru

4.0戦場カメラマンの物語

2024年10月14日
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これは戦争映画ではない。

戦場カメラマンの物語だ。

それが、世界のどこでもない、自分の暮らす国で起きた戦争をファインダーで追ってゆく。

年老いたジャーナリスト
一流の戦場カメラマン
そして憧れだけで戦場カメラマンを目指す若い女性。

主義を声高に叫ぶのではなく
起きているありのままの事実をファインダーに捉える

そこに遺体があり
そこに小さな名もなき花が揺れる
ありのままの光景を。

この理不尽な国の、この慈悲のかけらもない現実に。

そうして、戦場カメラマンが誕生する。

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Kaori Kris