シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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感想メモ
惹きつけられる映画だった
アメリカで内戦が起きているという状況の下、それを記録する記者、戦場カメラマンの生き様を描く
分からなくても問題はない、ただ記録すること、作中でリーがそう言っていた通りに”なぜ “内戦が起きているのかは語られない
戦争写真を撮ることでその残酷さを示し、警鐘を鳴らしてきたつもりだったが、戦争が起こってしまった、意義を見失う
赤サングラスの兄ちゃんが怖い
どういうアメリカ人だ?
記者や写真を通じて戦争を見ることで、よりリアルに恐怖を感じた
戦場でスリル、興奮とか不謹慎だよねと思いつつこの映画を娯楽として消費する我々、白人と有色人種、富裕層と貧困層、そういった差別や格差が内乱に繋がりかねないと理解できているだろうか
おじさんの写真を消した時点で戦場カメラマンとしてのリーは終わったんだろうな、ジェシカが自分をかばって死んだリーを写真に収めたのと対照的
大統領を殺して集合写真、これが報道の価値か?
カメラを意識しちゃったら記録じゃなくて記念だよねー
子供のお絵描き。
記者の目から見た内戦
戦時下の火の粉を浴びながらの報道。
真実を伝えることで世の中へ警鐘を鳴らしたい。
一方で極限状態で麻痺していく感覚。
ファインダー越しの現実はあくまで他人事。
画面越しの殺戮は陽気なBGMで映される。
命が奪われる瞬間を収めた写真を見て「いい写真」。
結局本物の恐怖・現実はカメラでは捉えられない。
すぐ近くで起こる悲劇に対しても人は無関心になれる。
ありとあらゆることを画面越しで手軽に見れる現代においては、自国の内戦すら他人事なのかも。
自身に銃口が向けられて初めて自分ごとになる。
その時はすでに遅い。
監督の名はアレックス・ガーランド。この名を忘れてはならない。
二度とこ奴の関わる映画に時間とお金を費やさぬようにである。
空虚な映画であった。
けっこう期待して観に行ったのだが、こんなにも中身のない映画だとは想像もできなかった。
従軍写真家・ジャーナリストの視点から、近未来のアメリカ内戦を描く映画ということらしい。
IQの低い自称ジャーナリスト連中が、ロードムービーのような構成で、馬鹿っぽいセリフと行動で、頭の狂った兵士に殺されかけたり、立ち寄った街のブティックで写真家たちが試着する様子を写真に収めたりして、これは何を表現しようとしているのだろう、俺は一体何を見せられているのだろうと自問する時間が少なくなかった。
タイトルにある「内戦」勃発の経緯も、何が問題なのかも、どこに向かっているのかも不明である。メッセージ性が全くといっていいほど見当たらなかった。
強いていえば一点、公開後、大統領に返り咲くであろうトランプへの脅し映画だということはわかった(米大統領戦前、トランプ再選の可能性が高いのだということもこのときわかった)。
ただ、事前にどんな映画なのかを知らされていたならば、決して観ることはなかった(映画評論家のレビューは意味不明な賞賛であふれている)。わざわざIMAXで、安くない対価を支払って観る価値のある映画ではなかった。
(以下ネタバレ含む)
西部軍事勢力が、ワシントンD.C.に侵攻して、ホワイトハウスで大統領側近たちと大統領を虐殺する映画である。
ラストシーンが、銃殺された大統領の遺体の周囲で兵士たちが笑顔で記念撮影をするというもの。イスラエル兵士のパレスチナでの振る舞いを思い起こさせた。
大統領側近(報道官?)が兵士どもと交渉しようとする場面がある。それを兵士は聞く耳持たず撃ち殺す。その流れで大統領を銃殺する。その大統領がトランプに似せられている。
ここまであからさまなヘイト映画をつくる監督とは一体どういう人間なのか。アメリカの映画産業には、トランプを忌み嫌う(殺したいと念願する)勢力が、浸透しているのだとわかった。逆に言えば、トランプはこれほどまでに既存勢力から嫌われているあたり、悪くない大統領候補なのだろうと感じさせるものがあった(実際、トランプ任期中は、戦争狂いのアメリカが新たな戦争を始めなかった。FRBに好き勝手することも許さなかった)。
後で知ったのだが、この映画をつくった監督(アレックス・ガーランド)が、日本で行われたインタビューで、作品に込められたメッセージとは、と問われて答えたのが、「トランプには投票するな」であった。
(結論)空虚で、ただヘイトを煽るだけの、腐れ映画であった。
内容はクソだが見ておいたほうが良いとも言える
内容は無く、考察するほどのテーマや哲学もない映画だったが2024年〜2025年までに見ておいた方が良いんじゃないかと思える映画
いわゆる戦争映画のようなスケールの映像ではなくテレビドラマ的なカットが多い
もっと重厚な映像を期待していたが
全編FPSゲームのムービーシーンを参考元にしたような
非常に説明的かつ演出過多なシーンが多い
コンプラを気にしてか
登場する軍人やゲリラ兵がどこの州の人間かを絶対に言わないのも冷めるし
どんな理由で独立軍が誕生したのかの言及も無いのでリアリティがまるでない。
この時点でかなりひどい映画なのは間違いないのだが見ておいたほうが良いと感じた理由は
GAFA関連以外の経済が低迷しきっている今の米国で、アメリカ国内で内戦が起きる といった題材の映画が出てきた。という点が非常に興味深いのである。
フィラデルフィアやサンフランシスコの惨状やシカゴの殺人率にニューヨークの異常な物価高やデトロイトなどの産業都市のゴーストタウン化と環境汚染。
権利と傲慢が混濁となった不毛なデモなど、
かつてはテレビで流されなかったアメリカの暗い部分はネットの普及により世界に溢れ出すようになってきた。
経済の低迷はアメリカだけでなくヨーロッパや日本も、文化的にも経済的にも過渡期を越え
行き先不明の漂流船のような状態なのだが
アメリカからこういった映画が出てきた。という点において何かしらのリアリティを感じるので
見ておいた方が良いと感じる。
バブル崩壊後に
子供たちが日本の為に殺し合いを行う
バトルロワイヤルという小説が出てきた時と近しい印象を受ける
内戦は最悪でしかない
女性カメラマン達の戦場1400 kmの旅
日本公開からわずか2か月後にAmazonプライムビデオで見放題独占配信された。
日本語吹き替え版は存在しない。
内戦で無政府状態になっているアメリカを撮影しながら、大統領がいるであろうホワイトハウスを目指す。
クルマで移動するダブル主人公は、キルスティン・ダンストが扮するベテラン戦場カメラマンのリー・スミスと、ケイリー・スピーニー(Cailee Spaeny)が扮する未熟なジェシー・カレン。
同伴者含めて計4人が、1台のクルマで1400㎞の危険な旅をするロードムービー。
途中で、2人のアジア系ジャーナリストと合流し計6人になったと思ったら、兵士に何人か撃ち殺されて仲間が減る。
リー・スミスとジェシー・カレンは無事に大統領まで辿り着くことが出来るのだろうか...というような内容。
銃の代わりにカメラを抱える二人のカメラマンが、ゾンビの代わりに銃弾や爆弾に氣を付けなければならない緊張感がある。
もちろんゾンビは登場しないが、それと似たようなプロットだと思った。
リアリティーの無いドキュメンタリー映画
映像美にこだわりすぎてストーリー展開は☓
内戦の怖さ。赤サン男の怖さ。
A24らしい映画。狂気に満ちてる。
日本で源平合戦してた頃は、こうだったのだろうか。。
赤サングラスのシーンが、最も緊張感があった。
お前はどこだ?の質問、マジで怖い。
あんな場にいたくない。
大統領の最後の一言。
トラさんだったら、何て言うんだろ。
いくら欲しい?かな(笑)
面白く無い
アメリカの分断はこの数年の傾向からリアルを感じるけど・・・・・・ってだけかなぁ。
実際に内乱状態になったら、露中北と言った紅組がここぞとばかりに仕掛けて来るだろうから、分断はあっても内乱にはいかないだろう。
途中で起きる出来事も「はぁ?」となるものばかり。最後のホワイトハウス前でリーがビビりになってから、突然にアドレナリンが出たのか?行動も意味不明。
全編通してジェシーが疫病神にしか見えない
タイトルなし(ネタバレ)
百戦錬磨の戦場カメラマン・リーと駆け出しヒヨコのジェシー。
視点は三人称で誰の主観も存在しない。
ジャーナリストでありリーの師匠であるサミーが戦場で死ぬ。
ここからリーとジェシーのキャラクターが変化していくというもの。
映画としての面白さが一周しきってしまって、
映画のタイトルとメインキャストの建付けが
いまいちしっくりこない。
兵士の視点とか(政府軍または西部勢力)
大統領かどこかの市民
なんでもいいけど、どっちかの側から観ると感情移入もわかりやすさも
あるのだけど。
ジャーナリストをW主役にしているものだから、基本的に中立的。
途中、兵士が誰と戦っているのかわからなくなっているあたり、
撃たれるから撃つというリアリティがそこにあった。
いずれにしても、感情移入ができないままジェシーが覚醒していくという
なんとも当てつけのような終わり方で、映画的にはこのジャーナリスト視点は
落ち着くんだと思うけど。
なんだか、映画通が映画を楽しむため(これくらいの角度じゃないと
アメリカ内戦の映画ってツマンナイヨネ)みたいなのが透けてるんだよな。
つまりそれなりの正義の御旗みたいなものがお互いに(政府軍・西部勢力)
描かれてないものだから、こいつら何のために戦っているのか?
と白けてしまうのだ。
そもそも戦争なんてのは、「俺、なんのために戦ってたっけ?」となるんだろうけど
それが狙いなら、ジェシーがあそこまでのめり込んでいく姿が狂気だった。
戦争ってくだらない、って伝えるための写真ではなかったからだ。
という私見とともに。いい映画だったけど、ずっと気持ちが入らなかったよ。
赤サングラスが光る映画
Primeで配信されていたので鑑賞。派手な戦闘シーンは少ないが印象に残るシーンが多く、緊張感、リアルな音響、不気味さと見応えのある映画だった。
戦争映画と思っていたが内戦の中でジャーナリストの心境の変化や覚悟、成長を映したロードムービーの色が強い。
ただ終盤までぐっと引き込まれたのにワシントンに入ってからの展開が呆気なく兵士よりカメラマンが前に出たり、ツッコミどころが多く、お決まりの展開だったりと少し残念。
終盤はもったいない感じがするが、前線に近づいていく緊張感や人々の戦争との向き合い方などがリアルで面白い。
とくに赤サングラスの男とのシーンは展開は予想出来ても絶対に来るだろう不幸な結末に胸が苦しくなる。
トニーとボハイが死ぬ理由
トニーとジェシーが入れ替わり、ボハイと共に離脱するシーン。視聴者がリーと思いを同じくするのはボハイがジェシーに性的な加害を行うのではないかという不安ではないだろうか。ドアが開け放たれて放置された車を見たとき、最悪の事態として想定するのはレイプではないだろうか。ボハイとジェシーを処刑しようとする白人至上主義と思われる兵士も、ボハイとジェシーの性関係をそのような人種差別的な色眼鏡で見たので、ピンクのサングラスを付けていたのではないか。このシーン以外、この映画にはなぜか性的な暴力の匂いがしない。あたかもそのような性暴力は真のアメリカを巡る戦争には存在しないかのように。仲間になるかと思われたトニーやボハイなどと一緒に性暴力も戦争の枠外に「排除」されてしまっているかのように。移民と性暴力を妄想の線で結ぶ差別は、どちらも内戦の構造から排除されていることから、この映画においても当然視されている。ピンクサングラスの兵士がどちらにも属さない「アメリカの兵士」である所以である。
命より使命
アメリカの内紛映画だと聞いていたので、
またド派手な戦争映画かと思っていたら、
戦場カメラマンの視点で内紛の怪し気な空気を感じつつ物語が進んで行き、何が起こってるかよく分からないけど
とてもリアルな映画だった。
大統領のインタビューを取るために1500キロかけて
アメリカを移動しつつ、
その場その場の異なる雰囲気を描いているのが、
とてもアメリカ的で、
今の分断されたアメリカが行き過ぎると本当にこうなるん
じゃないかととても恐ろしかった。
内紛映画であると同時に一人の若きカメラマンの
成長映画でもあって、
怖くてシャッターも押せなかった少女が
尊敬するカメラマンの元で
背中を見て、言葉を聴き、
不条理を経験し、仲間の死に直面し
歯を食いしばってカメラを構え、
そしてラストのなんとも言えない、
決して後味は良くないけど、
成長を感じる命より使命が前に出たら戦場カメラマンたちのあの凄まじいカットのパワーったらなかった。
期待してなかったけど、とても良い映画だった。
プライムビデオで見ました。
概ねストーリーが頭に入っていたので、内戦とは、こんなものだろうな。と特に驚くことなく、納得の内容でした。
まず「情報」がどこから出てくるのか?信頼出来るのか?中立なのか?一切不明か小出しにしか出て来ないでしょうから、自身の五感を信じて行動するしかなくなるでしょう。
日本だって、戦闘にはならないレベルでも、情報隠匿やら暴露やらの応酬で市民は自身の感覚から判断し行動するという相似の出来事は起きているように思います。
この映画で見たかったのは、女優のキルスティン・ダンストさんでした。映画「スパイダーマン」ではメリー・ジェーン役で出演しており、だいぶ時が経っていますので、どんな女優さんになったのだろうという興味がありました。がっちりとしたアメリカのおばちゃんになっていて期待は裏切られませんでした。ほぼノーメークで髪も束ねただけ。立ち寄った洋装店でワンピースを試着して、どんな気分だったのだろうと想像してしまいます。あのシーンは印象に残りました。
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