劇場公開日 2024年10月4日

シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価

全688件中、361~380件目を表示

4.5ポピュリズム、そして分断化のなれの果て。

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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おひさまマジック

3.0なんかちょっと、思ってたのと違ってた 予告と違う感じだった 最初か...

2024年10月8日
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なんかちょっと、思ってたのと違ってた

予告と違う感じだった

最初からこういうのを見に行くつもりなら
感想は違ってたかも

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jung

4.0「28週後…」の製作総指揮を務めた監督の作品、なるほど。

2024年10月8日
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難民の様子など描かれていたけど、そこのムードの描かれ方が印象的だった、そこの部分に関しては個人的にもっと尺を設けて掘り下げて欲しかった。あと、カメラマン目線だったせいもあるのか、全体的に銃撃戦以外に幅広い危機的状況さの表現が薄かった印象がありもっと色濃くエッジを効かせて欲しかった。例えば、店舗の荒らし、物の奪い合いなど。実際、もっと現場は荒らされていただろうと想像はつくのだが、そこに対するリアルな表現がもっと欲しかった。銃撃戦は迫力満載。BGM効果もセンスが効いていた。

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jawa

3.0アメリカ南北戦争の現代版ifストーリー

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

政府を有するアメリカ北中部と分離独立した西部勢力を有するアメリカ南西部の内戦をジャーナリストの第三者視点で描いた作品。現実味はともかく、本作は内戦の凄惨な光景を撮影しながら進むロードムービーでした。なので、気分爽快なアクション映画じゃなかった。

アレックス・ガーランド監督作品は『エクス・マキナ(2016)』と『アナイアレイション 全滅領域(2018)』を見た記憶が、どちらも人間性を描く独特な作品だったと記憶しています。

そして、本作も内戦時のアメリカ人の人間性がよく描かれていました。

序盤、記者たちはワシントンへ向かう道中で凄惨な光景を目にする。過剰防衛、ゲーム感覚の殺人、人種差別虐殺など、先進国と思えない無秩序なシーンに驚きました。

が、実際にアメリカがこうなってしまう可能性を感じるから怖い。

本作でアメリカが内戦に至った経緯は説明されなかったけど、現実にアメリカは内戦に至る問題を抱えている。貧富、中央集権、人口の都市部集中、根底から解決できない人種問題など、アメリカの二極化は常につきまとう。加えて、独立戦争と南北戦争の内戦、悪の枢軸・朝鮮・ベトナム・イスラエル・アフガニスタン・イラクと戦った中で記録された戦争犯罪の事実もある。敵に対する人間の残虐性は歴史が証明しているし、どの時代も敵と味方を明確にしてきたアメリカだからこそ内戦でも敵に対して暴徒化する可能性がある。外に向いていた敵意が内に向いてしまった未来、そんな最悪のシナリオが描かれた本作でした。

中盤からの包囲戦はアメリカ南北戦争の現代版ifストーリーのようでした。

1865年、南北戦争は北軍が勝利する。対して、本作の内戦は序盤から西部勢力がワシントンを包囲している。もしも、南北戦争で南軍が優勢だったら、このような光景を見ていたのだろうか。奴隷制賛成で州権主義の南部と西部勢力は似た思想を感じます。その排他的思想あってか、西部勢力は正規軍すら民間人を射殺していたけど、実際に南北戦争で南軍が勝っていたらどんな未来が待っていただろうか。リンカーンも本作同様の運命を辿るだろうか。

ロードムービーで凄惨な光景を見せた理由は。

終盤、激しい銃撃戦にふさぎ込むベテラン記者リーと対照的に、新人記者ジェシーは身を隠すことも忘れるほど撮影に没頭してしまう。ジェシーが戦争に順応したシーンでした。私も鑑賞前はこれほど生々しいシーンを見せられると思いませんでしたが、最後まで見てしまった。この光景に順応してしまったからかもしれません。ロードムービーはごく狭い世界のシーンを映し、視聴者の意識をその世界に順応させていく。

なにか、ガーランド監督に人間性を試された気がした作品でした。

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澄千代

4.0善き人を優先しない戦場

2024年10月8日
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LittleTitan

1.5戦争映画ではなかったの?

2024年10月8日
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 予告編やチラシを見てもこの映画の内容がわからないです。
 主人公たちはジャーナリスト3人。彼らを中心に話は進む。ワシントンDCに向かい、インタビューを大統領から貰おうと向かいながら若いジェシーがカメラマンとして成長する映画。

 ドンパチやるのかと思ったら内戦だからショボイ。
 視点が主人公たちであり、ワシントンDCに向かうのを追いかけるのが寂しい。
 戦争映画というより戦争カメラマンの映画でアメリカの内戦はあまり描かれないです。そういう意味で期待外れでつまらなかった。

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カツラギ

3.5戦場カメラマン

2024年10月8日
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戦場カメラマンがどんな仕事をしているのか全然知らなかったので全てが興味深かった。
驚きだった。
こんな戦場の中心で兵士と一緒に行動して撮るなんて。

女の子の行動の一つ一つにむかむか…。
必ずいる、こういう役の子…。
リーの後半のあれはどうしてなの?
ショックで…?

シビルウォーといえば私の中ではマーベルの『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』だったけど内紛、南北戦争っていう意味なんですね。

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はな

5.0内戦ほどグロテスクな戦争はない

2024年10月8日
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怖い

戦争映画をよく鑑賞しますが、この作品を通じて、やはり、内戦ほどグロテスクで無意味な戦争はないと感じました。作品自体は政治的に中立的な立場が貫かれており、たとえば、反乱軍は、民主党が強いカリフォルニア州と、共和党が強いテキサス州の連合軍としており(実際には、なかなかありえなさそう)、それどころか、内戦にいたった政治的背景も明確にはされていません。もっとも、大統領は、本来ありえない3期目で、大統領さえ捜査対象にできるFBIを解体するなど、米国の民主主義の基本を破壊している描写があるため、反乱軍の「大義」はこのあたりにありそうですが、明確に描かないこともあって、内戦がもつ不気味さが増しています。大義があろうがなかろうが、戦争が悲惨であることは変わらないと感じました。
興味深かったのは、ジャーナリストの描き方。危険な前線に向かう理由に、ゴールデンカムイの登場人物・二瓶鉄造よろしく「勃起」をあげる人物や、日本ならネットで叩かれまくられそうな、覚悟のまったくない若い女性が登場します。このような人たちが戦場に赴いても、犬死になることも多いのかもしれませんが、(運が味方したり、あるいは極限状態で覚醒したりで)手に入れてくる「事実」に対して、リスペクトを感じられる描き方でした。
なお、音響に迫力があるため、Dolby Atmos(鑑賞料金200円程度加算)がオススメです。

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あっちゃん

4.5狂気の証拠

2024年10月8日
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U-3153

3.5unitedじゃなくなる日

2024年10月8日
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悲しい

怖い

Jプレモンスって、Kダンストのパートナーの人なんですね、知りませんでした。
赤いメガネが怖かった。
ベテランのリーと、彼女にあこがれて一行に加わるひよっこのジェシー、2人が変わっていくところが興味深い。
最後はこうなるのか、と驚く。
特に中盤以降、息をつくひまもありませんでした。
ときどき無音になったり静止画になったり、どぎついだけじゃないところも良かった。

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マリエル

3.5ジャーナリストのロードムービー

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

あらすじも感想も見ずに観に行ったら思ってた内容と違ってた。ブラックホークダウンぽくてジャーナリストが絡む系かな?って予告編で思ってた。ワシントンD.C.に着くまでがほとんどでちょっと残念だったけど、そういう裏切りも好きだ。

最近はYouTuberとジャーナリストの違いがよくわからなくなってきているが、使命に駆られたジャーナリストの原動力ってなんなんだろうってよく思う。ゲスい週刊誌系から戦場カメラマンや紛争地帯に入っていく人たちの熱意が自分には全くないので狂気染みているけど、この映画では熱意はあまり感じられずに必死さもなく割と淡々と進む。何回か激戦現場取材の迫力とかすごいな!って思ったけど赤いサングラスのやべー奴(全員ヤバいが)の時が最高に緊張したが、最前線でいるにもかかわらず使命を帯びた人間は死線を彷徨う現場でいても割とどこかさめていて不思議な感じがした。立ち直りが早い。どこか壊れていきながら部分修正ですぐ立ち直っていく姿が痛ましい。戦場の兵士と何ら変わらないと思った。

左思想だなあ、と思ったのは誰一人武器を持たずに赴いていること。車や服に報道って書いているだけでペンの力ででどうにかなると思っているのがアホやなあと思ってしまい、自分はそっち側の人間じゃないんだなと思った。アメリカで内戦の最中にすげーな!ヘルメットや防弾チョッキだけでどうにかなるって思えるのは自分の考えにはないので自分がアメリカで生まれてたらどの立場をとるんだろう?って思って銃をとる側なんだろうな、って思ってしまった。

田舎のガソリンスタンドで私刑、命乞い無視して射殺、誰が敵かわからないけど応戦する、なかったことにして日常生活を続ける、政府側、反政府側、アメリカ人の定義に癖がある殺戮者、など。この映画に殺人という定義はなかった。命を奪う権利と守る権利が等しい土壌が有るから銃撃戦は全部正しく思えてくるのが怖いところ。
でも日頃銃をぶっ放している警察やギャングなどの一般組織は描かれておらず、パッと見普通の人々が兵士になって普通に銃撃戦をしている。最後の集合写真もゼロダークサーティーのチーム6とかの猛者じゃなく向こう見ずな一般募集州兵っぽいのが余計に怖かった。

どうせ観るなら音響のいい映画館がおすすめです。迫力有る銃撃戦(意外と少ない)は臨場感がすごいです。

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HIRA

2.0そこにリアリティはあるのか?

2024年10月8日
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細かな内容や設定は映画を見ただけでは何も分からない。ストーリーの中でも説明もない。戦場カメラマンが、アメリカの内戦の様を追いかける映画。
結論から言うと、よく分からないと言うのか正直な感想。

内戦と言うのは、あんな感じなのだろうか、種族が違うことで殺し合い、何方かの息の根が止めるまで容赦なく殺し続けるみたいな。
だが、この描写は少し違うと思う。
内戦だから、種族同士の殺し合いするのは分かるが、投降を認めない銃撃戦の中で、政府側は、警官に対する様に丸腰で投降するが、反政府軍は、狩をするかの様に殺戮を続ける。
それは、相手が悪でない、単に気に入らないから殺すと言う短絡的なものに見えるのは私だけだろうか。
まぁ何にしても、アメリカは今の国力あってのアメリカであって、分裂したら国力は衰え、それこそ共闘する中国とロシアに抗えなくなるし、反乱軍が独立を果たしたとして新しい国旗をイメージ出来るのか??
兎に角、アメリカは分裂したら、今のプライドを保てなくなるから、分裂はあり得ない。

カメラマン志望のジェシーの存在はあり得ない。実際に死に直面する危険がある中であの不可解な行動は理解出来ない。
プレス車両が銃撃されても殆どダメージを負わないのもそんな事あり?みたいな。他にもこの途中、武装してグループに捕まるシーンがあるが、勝手な行動をした2人を助けようと他の3人が交渉に行くのも信じ難い。また、その救出もあり得ない演出だと思う。

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Pupupu

4.5皆が好き勝手にやる戦争の恐ろしさ

2024年10月8日
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怖い

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だしまきたまご

2.0予告詐欺では?

2024年10月8日
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寝られる

全く思っていたものと違っていた。
強弱の落差によって眠りに落ちていると大音響で驚き目覚め、また眠りに落ちてまた驚いて・・・。
要するに面白くない。音響に驚き損。共感ゼロ。
戦闘員のドンパチの横で写真撮れないでしょ!非現実過ぎる。挙げ句の絶望。何を見せられているのか、途中から早く終われと願ってました。残念😢

121

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タイガー力石

3.5一歩間違えれば死ぬ

2024年10月8日
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ハピネットファントム・スタジオの宣伝に相当力が入っているようで、最近、ブラウザのポップアップ広告に本作のトレーラーが出続けてやや「鬱陶しいな」と言う印象をもちつつ(勿論、観ずに最短で消しますが)、町山さんもラジオで早い時期に本作を取り上げていましたし(勿論、まだ聴いていませんが)、A24作品ということもあり観逃す手はありません。有料アップグレードせずに出来るだけいい条件で観ようと、TOHOシネマズ日比谷のSCREEN1をチョイス。ただ、小雨そぼ降る平日午前中の回、会員サービスデイの割に大きなシアターはやや寂しい客入りです。
独創的なアイディアでオリジナリティに溢れる作品を世に送り出すアレックス・ガーランド監督。前作『MEN 同じ顔の男たち』はなかなかぶっ飛んでいましたが、本作は「もしこれが現実に起こったら…」と言うリアリティが感じられる世界において、そこに生きる人間の所業に恐怖で打ち震える作品となっています。
若きカメラマン・ジェシー(ケイリー・スピーニー)の成長譚をロードムービーで見せる作品性自体は古典的ですが、ポイントポイントに差し込まれる音楽と幻想的なシーンはそれまでの緊張感とのギャップが印象的。それぞれの立場やキャラクター性でジェシーのメンターとなっていく3人の先輩、リー(キルステン・ダンスト)、ジェエル(ワグネル・モウラ)、サミー(スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン)は、「一歩間違えれば死ぬ」という究極な状況でジェシーを救い、教えることで短期間にみるみる変わっていくジェーシーの様が見られます。中でも、喋らずとも雄弁な様子で絶対的な存在感のキルステン・ダンストはやはり素晴らしい。そして、実生活ではキルステンのパートナーであるジェシー・プレモンスが、今回も相当にヤバい雰囲気を醸し出していて最高です。
ちなみにレイティングはPG12ですが、内容が内容だけに直接的な表現も多くまあまあ注意が必要。また、鑑賞前は大統領選とパッケージで紹介されている印象がありましたが、なんなら、経緯や背景を思い切って端折っていてポリティカルな話は殆どありません。上映時間も109分とタイトにまとめられており、無駄に思えるシーンは一切なく見応え充分。そして、先に進むにつれ逃げ場がなくなっていく状況は、やはり逃げ場のない映画館で観るのが絶対お勧め。是非、覚悟をもって挑んでください。

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TWDera

3.5プロ根性

2024年10月8日
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泣ける

怖い

難しい

戦場記者のプロ根性なのだろうか。
戦闘シーンの臨場感が半端でなく、気持ち悪くなるくらいでした。

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おっけ

1.52回は観ないし、記憶にも残らない映画

2024年10月8日
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鑑賞方法:その他

笑える

単純

戦場カメラマン()の映画
キルスティン・ダンストのやさぐれ具合が良かっただけに脚本が凡庸で…
ジャーナリスト()な連中のしょうもない珍道中
結末がホントくだらねぇ

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oibakayarou

4.5タイトルに偽りなしの大傑作。

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

凄まじい物を見た。
これは紛れもない傑作だ。
音響がとにかくリアル、今スクリーンで見るべき映画なのは間違いない。

現代アメリカでの内戦。
その只中に放り投げられたようなこの感覚。
誰が敵で誰が味方かも分からない。
撃ってきたらそれが敵、ただそれだけ。
ここには正義も悪もない。
ひたすら恐怖の連続。
緊張感が最後まで続き、エンドロールまでの間生きた心地がしなかった。

体感型戦争映画の大傑作なのは間違いないだろう。

現代の市街戦における臨場感は「トゥモローワールド」、「クローバーフィールド」にも近いか。
ディストピアの世界を舞台にしたロードムービーとしては「ラスト・オブ・アス」を思い出す部分もあった。
内戦下でのロードムービーとしては韓国映画の大傑作「タクシー運転手」にも近いものがあるかもしれない。

戦場映画とロードムービーという二つの要素によって、メリハリのある構成になっているのも上手い。

ベテランカメラマンを演じたキルスティン・ダンスト。
ヒリついた作品唯一の癒しスティーヴン・ヘンダーソン。
エイリアンロムルスとは全く異なる役を演じ切ったケイリー・スピーニー。
キャスト陣も本当に素晴らしかった。

ただこの作品の特筆すべき点は"居心地の悪さ"だろう。
映画的カタルシスを一切廃したドライな作風はひたすらリアル。
それでいて敵も味方もない上に、どちらも残忍な殺し合いを繰り返している。
故にどちらにも感情移入できず、ただ怯えることしかできない。
でもそれが戦争なのだろう。

そういう意味では、過去のどんな戦争映画よりもフラットに描いているとも言える。
大それたメッセージ性を全面に出したり、どちらか片方を賞賛するような作風にもなっていない。
公平に、フェアに戦争を見せているからこそ居心地が悪い。
これは当然の感覚だと思うし、当然意図的な物だろう。

見終わった後、安易に観客を心地よくしてくれない意地悪なエンディングも含め。
非常にA24ならではの戦争映画に仕上がっていた。

見る人によっては嫌悪感すら覚える作品だろうが、それが戦争の1つの側面とも言えるのかもしれない。
アメリカが割れ、世界で侵略戦争が多発している現代にこの映画を放映してくれている意味を噛み締め。目を背けずに起こっている事を直視してほしい。

私は見ている間に落涙していました。
どこかのシーンに感動してとか、悲しくてとかではないんです。
ただただ人間が殺し合う事の愚かさや虚しさに自然に涙が流れていました。
人間が人間である限り終わらないであろう戦争を、これほどフェアに描いてくれた監督に感謝。

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ジョイ☮ JOY86式。

0.5タイトルと中身がバラバラ

2024年10月8日
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 昨今は何を描きたいのか、わからない作品が多いが、コレもそのもの!

 戦場カメラマンの成長(?)を描きたいロードムービーならアメリカの内戦という設定も必要ない、現に内戦に関する事は描かれていない。何故このタイトルなのかさえわからない。

 百歩譲って、戦場カメラマンを描きたかったのであれば、大変さは理解できるが、ラストのようなカメラマンになる事が、成長なのか?
 世の中に伝えたいより、自己満足なのか?
戦場カメラマンへの取材してから作品を作ったとは思え無いくらい、乱暴な描き方だ。

 戦場が作り出す狂気だと言う人もいるかもしれないが、それにしては浅い。

 何と言ってもラストに流れる音楽‥
ふざけてんのか!?そんな軽いラストにしていい映画なのか!?

しっかりして下さい監督!

IMAXで見ようと思っていたが時間が合わずに通常で観たのが不幸中の幸いだった。

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かづ

3.0起こりうる…?

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

興奮

内戦、戦場カメラマンの高揚感。
単純に面白ったです。
以前観たナイトクローラーを思い出しました。
おそらくその世界に染まっていってしまうのでしょう。
ケイリースピニーの変化も見どころかと。
エイリアンにも出てましたね。可愛いっ!(笑)
現実に起こりうるか?
無関心な人々、巻き込まれる人々。
実際にはこんな感じになってしまうのかなあ?
現在も戦争が起こっており、偶発的に発展するのを懸念します。

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や